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2026-02-26 29:10

2026/02/18 アートカフェ・ブルーテラス

フランスの画家、ベルナール・ビュフェ

00:09
ここは、八ヶ岳三陸のアートカフェ・ブルーテラス。
今日も、マスターフーフとゲストの皆さんが、
アートと音楽に包まれ、何やらワイワイ楽しそうに盛り上がっていますよ。
この番組は、大きな暮らしができる小さな家。
小沢スタンダード、株式会社小沢建築工房の提供でお送りします。
こんにちは、ブルーテラスマスターの伊藤です。いかがお過ごしですか。
今週も、美術の話で一時を共にお過ごしください。
改めまして、こんにちは。
こんにちは。
今週も松浦さんとしてお越しいただきありがとうございます。
ありがとうございます。
引き続き、いろいろなものを今週も見ていきたいと思います。
何でしょうね、今週は。
今週の作品は、私が約50年前に出会って。
50年前というと、まだマスターが20代の。
20代。
50年ちょっと前ですね。
高校の頃です。
高校の美術部にいた頃。
美術室にあった画集。
それに出会いまして、え、何だこれはと思った作品です。
アートカフェでも一度取り上げたことがあります。ずいぶん前にね。
ちょっと本格的に今回取り上げたいなと思いまして、持ってきました。
今、カフェではモニターで見ておりますが、誰かというと、
ベルナーリ・ビュッフェ。
ビュッフェというとね。
なんかね。
食堂車ですかね。
食べ放題とか。
そうそう。そんな感じなんだけどね。
ですから意外にね、知らない方って結構いるんです。
初めて聞きました。
知らなかったです。
左上はサインですか。
そうなんですよ。
あれでベルナーリ・ビュッフェって書いてあるんです。
すごい自己主張強いでしょ。
すごいですね。
そうなんですよ。高校時代の自分の作品を見るとね、
このビュッフェのようなサインがしてあるんで、
あの時永久欠だったのかなって思いました。
今で考えると、なんでこの自己主張の強さはと。
自分の作品のサインに恥ずかしくなるってことがあるんだけどね。
どこでこれ見たんですか最初に。
高校の美術部の部室に画集があったんです。
画集があった。
今まで、当時は本当に印象派の作品で、
セザンヌであるとか、モネであるとか、ゴッホであるとかって、
これを一体どんな色が、どんな風にこの構図は、この色はって見てたんだけど、
03:00
このビュッフェを見た途端に、なんだこれは。
確かに全然画風が。
これは何と書いてあるんですか。
これはね、多くは油なんですけど。
リトグラフで一般的には。
油絵でこんなに尖った絵が描けるんですか。
まさしく今、としちゃんが言ったね、尖ってるんですよ。
触ったら怪我しそうなくらい尖ってますけどね。
それがね、17歳のマスターには刺さったんですよ。
刺さってます。
やっぱり刺さってたんです。
でも、今のとしちゃんの尖ったっていう言葉で、この絵全てを表したと思いました。
何とも言えない、どういう方言したらいいんだろうって分からなかったけど、尖った。ぴったり。
くっきりはっきりですね。
くっきりはっきりなんだけど、太い線だけじゃなくて、非常に細かな線も入っているとかね。
ちょっと汚れているような感じとかね。
色も少し白が入った。
モノトーンに近いような。
まだこのような色があるんです。
初期の頃は本当にモノクロのような世界だった。
暗い絵。
暗いというよりも、白でもグレーでも明るいグレーだから、あんまり色味を感じない。
人物がこの風景の中には枯れてないんですよ。
そうですね。
ここら辺のところもちょっと驚きだったんですね。
それまでは色をどんな風に出すかということで、一生懸命描いた高校生のマスターは、
この色を抑えた画風に、本当に目が点になったという。
ということで、マスターの勝手な懐かしさを皆さんに見せているわけですけどね。
こんな作品なんです。
実は静岡県の長泉町というところにベルナールビフェ美術館というのがあるんです。
1973年に開館しているんですね。
世界的に見てもパリにもベルナールビフェの美術館はありますけれども、もう一つあるのが日本。
コレクターがいたってことなんですね。
コレクターが日本にも。
日本の美術館が一番作品をたくさん持っているそうです。
そうなんですか。
そうなんです。
じゃあ誰がコレクターだったのかというと、清水建設の創設者の清水康生さんという方ですね。
高度成長期の時代にたくさんお金が入ってきたのかなみたいな。
でもそれをこういう作品に変えて投資して今それがあるっていう。
建築の人だからこういう建物とかが良かったんですかね。
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そうでしょうね。それもあったと思います。
そうかもしれないですね。
画像がこういう作品がありますよということで当然紹介する。
だけどそれにやっぱり惹かれるものってあると思うんですね。
そういう点で清水建設か建設会社かっていうと何か繋がるなと思っているんですよ。
建設家も。
これはまた明るいですね。
これは本当に明るい色ですよね。
色としては抑えてあるんだけど黒が基調になっていてそこに色がすっと入っているという。
建築のこんな風に建物ができますよっていう。
なんかね、そんな感じしますよ。
完成予想ですよね。
そう。空のところに縦横の線を引いているでしょ。あれなんか面白いですね。
そうなんですよ。あれ邪魔じゃないかと思ってもし取っちゃうとポカッと穴が開いちゃうんですよ。
確かに。
そういう点であれがあることによって空間が構成されるという。
なんか家が前に押し出される感じですか?後ろが線が入ることで。
だから家のところには若干線は入っているんだけど線はないわけなんで。
そうすると家が前にグッと出てくるという。
勇気がいたんじゃないですか。書くの空にこういう風に。
そうでしょうね。というよりもこういう書き方を実は彼は無くなるまで続けました。
例えばピカソのようにその時代その時代に作風がどんどん変わっていくという作家もいるわけですけど、
彼はどちらかというとこのスタイルをずっと続けました。
描くテーマは変わりましたけどね。
初期の頃はモノクロの本当に暗い絵が多かったんです。
第二次世界大戦を経て、そして絵が特にヨーロッパのパリだとか、
自分の身近な街並みを描くということで注目されてきた。
非常に脚光を浴びた時代もあります。
日本でも人気のあった時代があるんですけど。
ただ感覚的にね。
ビュッフェだねということが分かると、
ビュッフェだね、ビュッフェだね、またビュッフェか。
常にそれをやれば売れるということがあって
そういう時には画賞が、
君はこういう絵を描けば売れるんだからと言って、売れる絵を描かせようとする。
でもそれに対して抵抗してくる場合もあるんだけど、
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彼は別に抵抗しないというよりも自分のスタイルとしてこれを続けてきた。
ということで若干評価が下がってしまっているということもある。
だからいつも同じだよね。
何か新しいことに挑戦しないのかというような。
でもファンの心理というのは同じのを求めるんじゃないですか。
この人のこういう画風がいいみたいな。
ファンになる人はね。
そうですよね。
ただその背景にはこういう思いがあって、
これが現れたんだということなんだけど、
実はビュッフェの黒い線を基調として描かれているのに関しては
非常にある不安だとか寂しさとかというものがずっと流れているので。
この方は孤独だったんですか。
ちゃんと家族もいて、愛する奥さんもいて、幸せな人生を送った方です。
でもこういうふうに表現せずにはいられなかったんですね。
その性格もあったかもしれませんけどね。
特に名前が出てきたところでは、
ヨーロッパの戦後の荒廃した、あるいは戦中のパリの場合はナチスドイツに占領されていましたよね。
非常に厳しい生活の中。
そして解放されたんだけども、その街の荒廃した姿みたいなもの。
そういうものもあるので、例えばこんな作品ですよね。
パリの街というとユトリロなんかが描きましたけども。
これこそ建築のパースのような縦横の線、そして奥行き。
ユトリロの場合はちょっとぷにゃっと曲がっているとかあるんですけど、
全く対照的な。
でも共通することは、これには特に人物が一切描かれていない。
ユトリロの場合はたまに人物が描かれていましたけど、
でも色の感じとしてはモノクロの、わりと共通するところもあるのかなという気がするんです。
やっぱり尖っていますね。
でもあの絵の壁にホテルとカフェって書いてあるじゃないですか。
あれがないともっと無機質に見えませんか。
ホテルカーでちょっとホッとするみたいな。
そうだよね。
そして道路が斜めになって、あそこに立つと滑るんじゃないかとかね。
坂道なんだろうけども、ちょっと不安になるような、そんなものがあったりですね。
なんとなんと、先週のモーデスさんの絵と全く対照的ですね。
12:03
対照的なんですよ。
でもやっぱり見ちゃいますね。
目が行くというか。
やっぱり好きな人は好きなんだろうなって。
バスターに刺さったってわかるような気がしました。
そうなんですよ。だから高校生ながらこの色というものをずっと見てやってきたんだけど、
色をいかに減らしていくかとかね。
そんなところもちょっと考えたところもあるので、これもというような。
坂道を登っていくと曲がったように見えるじゃないですか。
向こうにも角を曲がるとまた何か違う風景が広がって、家並みだと思うんですけど、
すごく想像させるような絵かなって。
左に行くと下っていく道で、右に行くと上っていく道になっていってね。
路地に入って食うみたいな。
そうね。
全く画風が違うんだけど、キリコだとかね。街並みにも通ずるものが。
やっぱり空に線を引いていますね。
なんかやっぱり不安抱えてたんでしょうね。
そういうちょっと孤独感であるとか、独特の風景。
だからある意味これはビュッフェなんですよ。
他の人はこういう絵を描いていない。
そういう点でそれは個性だったんですけど、これをずっと長く続けてきた。
というのが彼の作品でもあるし、多分人物も描いています。
その後は色々なテーマで物語。
ドン・キホーテの物語とか、それなんかも作品にしてますけども、
やっぱりこの黒を使った線っていうのは非常に彼の共通したものがあるなと。
やっぱり人物描いてもビュッフェなんですね。
尖ってるんですね。
そうなんですよ。
でももう一つは線もなんだけど、抑えられた色。
これにもすごく惹かれる。
確かに。
モノトーンなんだけど、よく見ると色が見えてくるモノトーンですね。
そうなんですよ。
そこのところも色々な色がどんな色が隠されているかなというところが非常に魅力を感じるところです。
それではフロアラさん、今日の音楽をお願いします。
本日の曲はミシナ・サチさんのLeft Aloneです。
どこにあるの?
Very true heart
15:01
その目は何を追いかけてる?
What you want in
孤独を数えて眠りにしてく海の水底
あなたはそう嘘でしょ
それでも私心を叩いても私は一人
空から喉が欲しがって
Try to be water
だから心も瞳も痛い
Every time
果てない波の静寂で
あなたを信じて
空と海と大地を
やがて一つに
雲は流れてゆく
涙はこぼれない歩き出す
さよなら
嘘でしょ
18:00
それでも私は君を見つめてないから
ただ今の曲はミシナ・サチさんのLeft Aloneでした。
ベル・ナルビフェの作品を見てきましたが、
彼は1928年に生まれまして、1999年に亡くなっています。
1999年というと感覚的にはつい最近というのが
もうすでに26年ぐらい経っているわけですけどね。
やっと私が生まれましたよ。
9歳から生まれたので、やっと生まれました。
ですからそういう点では最近まで、本当に亡くなるまで。
最後はちょっと病気で描けなくなりましたけどね。
それで先ほどのモノクローンで色を押さえて
見ているといろんな色が見えてくるということなんですけれども
何ともやはり荒廃したもの
さっきフロラさんがこの人は幸せだったんですかって言ったらね
そういう点では子どももいるし、愛する奥さんもいて
そして家族に囲まれて作品を作り続けてきたということにおいては
やっぱり充実している。
充実した人生だったんじゃないかなと思うんですけれども
それをどう捉えるかということですよね。
そういう点では自分の周りではそういうものがあるんだけど
自分自身がその世の中をどんなふうに見るかという見方の
そして感じ方の表れとして作品がここにあるわけです。
少し前に最初に見たトンネルの絵ですね。
鉄道があってやっぱり尖っている。
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でも色がいいんですよ。
ここに人が入ってしまうと
逆にこの雰囲気というものがまた変わってきちゃうのかなという気もするんです。
誰でも持っている心の心象風景っていうんですか
そこに人物がないからこそ自分の持っている記憶に置き換えられるっていうか
こういう街並みを見たことがあるなとか
トンネルが描いてあるんですけど
そのトンネルの先が明るく見えているじゃないですか。
明るく。
だからそこにこれをどう自分自身を受け止められるのかなとか
今みんなで話をして見てられるから見てられるんだけど
一人だったらこの絵もしかしたらスルーするかもしれないとか
そうだよね。
ちょうどこの絵の前に立っていると
そのまま道があってそこを歩いていけるような感じもするんですよ。
人が誰かが描かれていると
それはその人の世界になってしまっている。
だけど何もないからそのまま入っていく。
ビフェ自身も描きながら自分の世界を描いていて
そこに自分が入れるようにしてあるのかなっていう感じもしますね。
私夢でこんな場所出てきますよ。
そうですか。
だから現実世界ではなくて
夢の中の世界みたいな感じが私にはしますね。
そうですよね。
よく夢というのは色がないとかいうふうに言うんだけど
まさしく色は抑えられているから
そういう点で夢の世界ということかもしれないよね。
誰もいない。
いくら歩いても誰にも出会わないところみたいな感じがしますけどね。
でもこの世界に入ったら夢が覚めてほしくないなと
もうちょっと歩きたいなと。
どこかで見た景色という感じが僕はします。
こういう景色どこかで見たことがあるなと。
横浜とか神戸とかね。
こういう景色のところを見たことがある。
妙に懐かしい感じがします。
建物なんかを見ると
確かにパリの建物かもしれないんだけど
非常に単純化されているので
今の日本の建物にも共通する部分というのはあると思うんですよ。
そういう点では
多分これが発表された時には
パリとかヨーロッパの街並みという印象で
日本の人たちですね。
我々は見たかもしれないんだけど
今はどちらかというと
こういうような建物がたくさんありますから
24:01
逆に短くなってきてしまっているのかなという。
私ちょっと疑問があるんですけど
左側にちょっと赤っぽい建物があるじゃないですか。
その建物とトンネルの間に
なんかちっちゃい。
なんだこれはみたいな。
部屋にしてはちょっと小さいけど
部屋じゃなかったら何なんだみたいなのがあるじゃないですか。
これは駅じゃない?
これが駅。
駅舎であそこにある小さい建物は
線路の関係者じゃないかと思う。駅の関係者。
何かそういう。
高速道路とかにあるボックスみたいな
そういう感じの
駅員さんがここにちょっと入るみたいな。
聞くもらう場所みたいな。
そんな感じもするよね。
そう考えると。
ちょうど大きなピンクの建物の方には入り口があるじゃないですか。
あそこに乗客があそこから外へ出てくるという感じ。
じゃああれは駅の一部ということなんですかね。
でもわからない。
想像上で何とでも多分。
もう一つ言うと
ビフェはこれをどの位置から描いたんだろうか。
これ行くと線路の真ん中じゃないかとかね。
ひょっとしたらこれが線路が分かれていて
真ん中にホームがあってそこで描いたかもしれない。
なるほど。
そうすると向こうには反対側の駅舎があってあそこから出るとか。
あそこには駅員さんが常駐するような
切符をもらうためにね。
そんなものかもしれないよね。
でもすごくいい質問で疑問ですよね。
そうですか。
なんとなくそうかなと思っていても
だからそうなんだと自分に思い込ませているんだけど
そうやってとしちゃんが話をしてくれたことで
確かにねって思うところ
そうすると今度は線路が曲がって家があるのが不自然じゃないですか。
トンネルの大きさがあれだと電車通らないですね。
伏線だらだとくっつきすぎじゃないか。
疑問が出てくる。
そうしないと収まらないんですよ。
それこそいろいろなアングルがあってね。
線路をずっと行くと
ちょっとアングル下で行くと
ちょっと上の方がおかしいんじゃないかとかね。
でもいろいろなラインがあって視点が変わるっていうのは
この20世紀の中頃の作品であっては
様々な視点をその中に入れ込むっていうのは
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当然のように絵画の中ではされていましたからね。
それでも見る側はそれを感じて面白いんですよね。
これちょっと違うんじゃない?とかっていうのはね。
そういう楽しみっていうのはね。
ある種ツッコミどころ満載というか。
でもそれだけそれはね、関心を持っているから感じることだし
出てくることなんで
実はこれは本当にこのアートカフェの一番醍醐味でもあるんです。
そういう点でですね、2回目にしてですね。
確かにスルーしちゃうかもしれないけど
いろいろ話し聞いてみるとまた面白い。
確かにそうだね。
あ、変だって。
変だ。
全体として別に見たときは変だと思わないけどね。
視点を映すと。
そうなんですよ。
ですからこれは今見てるっていうことなんだけども
ぜひ描くときにも
みんなが見てこう見えるはずだからこうしなくちゃいけないということは
取り外していいと思うんです。
私はこう見えるし、こう描きたいんだからこう描くんだっていうね。
これっていうのはね、これから絵だけではなくて
とても大事な要素ではないかなっていうことを感じるんですけど
2回目のですね、ご来店で大変にね。
本当に?
ありがとうございます。
これからもちょくちょく参加していただいて
いろいろ教えていただければと思います。
ビューアミュージストの心の中にあるマスターの伊藤でした。
この番組は大きな暮らしができる小さな家
小沢スタンダード株式会社小沢建築工房の提供でお送りしました。
29:10

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