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  2. #80 水門の前に佇んで
2022-06-21 10:28

#80 水門の前に佇んで

水門の前に佇んで、水門について語ってみました。
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(音楽)
健康のあれこれの健康のあれです こんにちは
私は今 とある水門の
近くに来ています
まあまあ大きい水門ですね 横幅が
多分10メートルぐらい 高さは
高さも7,8メートルありますね 結構大きいですね
色はこの水門は白いです 白く塗装されています
で まあ水門を皆さんあの
マジマジと見たことないと思うんですけど 私のあの過去の配信で
水門設備 水門設備というのは機械設備 インフラの機械設備についてご紹介する会
で 水門の話も確かしたような気がします
で まあおよそ大体の水門というのは金属でできてますね
これちょっと風の音入っちゃうかな ちょっと風を避けられるところに移動します
金属でできてます それで
だいたい 炭素鉱 鋼でできてますね
で 鋼っていうのがまあ我々の そのまあ私は水門の設計結構あのやる
部署にいるというか 機械設備の
設計の技術者なんですけど水門が対象になることも割と多くてですね
いう感じなんですけど あの我々まあ高構造の人間は鉄って言い方しないんですね
鉄と鋼の違いをあの明確に呼び分けます で鋼っていうのはその鉄に炭素
炭素に限るまあ炭素 典型的なものは炭素が添加されている
ものですねだから鉄っていうのは fe もうその蘇生としての鉄なんですけど
鋼って言った場合には添加してその鉄を強くしたものを言います で水門で使われる
鋼材は普通炭素鋼と言って 実の記号で言うと sm 400っていうのが多いですね
もうちょっと強いやつだと sm 490っていうのもあたりします この400とか490は平たい言葉で言うと強さを表す数字です
sm の s はスティール 鋼ですね
sm の m ってのは面白い m はマリーンなんですね 海
でなんでこの水門で使われる鋼材が sm 400か あでその sm 400なんでマリーンって言葉がついているかというと
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この sm 400っていうのはあの もう一つにあの船造船で使われる鋼材料なんですね
船を作るときに使われる 特徴としてはあの溶接をする
時にあの都合のいいような材料になってます もう一つ
炭素鋼の鋼の材料とすると sm 400っていう
ものもあります sm ってのはスティール ストラクチャー
スティールとストラクチャーの s と s ですね ss ってのはだいたいボルトで接合します ボルトでくっつけて材料と材料を組み合わせて大きなものを作る
強量なんかどっちなんだろうなぁ強量で使われるのはどっちなんですかね ボルト転設するとき ss なのかな
で8水門は あの
ボルト で接合しちゃうとですねあの水に浸かっちゃうんで
水に浸かるとボルトが錆びるんでですね そのボルトを交換したりとかしなきゃいけないんで
よろしくないんですね 経済的に
非合理になっちゃうんで溶接をして溶接によって大きな水門 これですと10メーターかける8メーターぐらい
大きな水門を溶接で組み立てます 船も同じでボルトで接合するっていうとあの海走ってる間にね
あれ 錆びちゃうんであのまあボルトもねあの
防色って言って上からベターっと塗装塗ったりもできるんですけど やっぱり剥がれやすくなっちゃうんですね溶接をしますとこうつるーんときれいな面ができますんで多少凹凸
はあるにしても
ボルトのようなでこぼこは生じないので その上から塗装をしてやると長持ちすると
長く使えるということです また
長く使っていると塗装も剥げたり劣化するんですけど その塗装を塗り替えることで永続的に使っていけるっていうのが
まあ sm 400 普通炭素鉱を塗装して使い続ける場合の基本的な考え方ですね
ですので皆さん 水門を見かけた際には
まず立ち止まっていただいて そして安全な範囲で近づいてください
そして溶接されている様子を 眺めてなるほど
あのビルビルビルビリってなっているのが溶接かなぁみたいな 溶接どこで溶接されているか見てわかんないかもしれないんですけど私はもう見慣れてるから
わかるけどそうか溶接どこで溶接してるかわかんないかな まあ探してみてください
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それとですね そういうわけで水門というのは高構造です 鋼の構造でインフラで言うところの高構造っていうと水門よりも橋が
オーソドックスというか 数は多いですね世の中の数としては多いです
メタルブリッジ
なんで私もあの メタルの橋梁好きなんですけど
橋梁と水門の違い典型的な違いを2つ挙げます 一つは水門は水を止めます
水を止めるためにあるんであの どこかに水密ゴムっていうのが大概ついています
その水密ゴムの付近にはここはねさっき言ったことと違うんですけどボルトが使われています なんでここでボルト使うかというと
水密ゴムは劣化しますんで 劣化したらゴムは取り替えないといけないんですね
あのメインの構造は溶接でがっしりくっつけて 大きな水門という10m×8mとかね
構造物を溶接によって構築して そこに水を止めるための水密ゴムは今度はボルトで接合をして
で劣化したらこのボルトを取り外して水密ゴムを取り替えると そういうことをします
なので水門を皆さん見かけた時には
まず立ち止まっていただいて 水密ゴムも観察してください
ここで水止めるんだっていうことですね
最後にもう一つ 橋梁との違い同じ構造ですが橋梁と水門の違い
水門は動きます これが違うところですね水門は上がり下がりします必ず上がり下がりします
動かない水門は水門である必要ないです あの壁を作れば終わりですコンクリートで壁を作れば終わりです
動くからこそわざわざ金物で作ってわざわざ水密ゴムを作って そして
見えにくい場合もありますけどねあのワイヤーロープっていうロープが 上にね伸びてたりとか
あとまあラックスピンドルとかいろんなまあ上げ下げするための仕組みがあるんですね でその仕組みとか機械装置は開閉装置と呼んだり巻き上げ装置とか呼んだりするんですけど部屋の中に入っちゃってたりとかして
あまり見えない場合もあるんですけど あの
想像してください 水門が動くところを見る機会はほとんどないと思いますだいたい大雨の時にしか動かないんで
なんで水門が動くところってのは見る機会は少ない ですけどよく見るとなんかちょっと汚れてたりとか
あとね木の枝が引っかかってたりとか 葉っぱがなんか乗っかってたりとか
ああこれ確かにこう 水門が例えば上に上がってる状態だったとしても水に沈んでた時あるっぽいなぁ
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って気付く何か形跡があったりするかもしれません あとよく見るとこ擦った跡があって上下したことがあるんだろうなぁこれは
思ったりすることがあるかもしれません 動く時は結構ゆっくり動きます普通の水門は
1分間に3センチ だったかなあってるかな多分そうだと思う
1分間に30センチかもしれないです1分間30センチですね で
ゆっくり動くんですけど あのまあそんな感じで
あの水門がね上がり下がりする様を 動く構造物ってあんまないんでねー
で 土木構造物って動いちゃいけないですけど
機械設備機械装置というのは動かなきゃいけない これがまた同じインフラでも全く違う
あの それぞれの
特徴なんで
水門の動く様をですね想像して 目出てみてください
ということで 水門の傍らから
お届けいたしました最後まで聞いていただきありがとうございました
♪~
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