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2022-03-05 10:30

工程管理の話〜笹澤さんのエピソードに寄せて

笹澤さんのPodcastで、予期せず仕事が重なってしまったというお話をされていたので、お仕事をお願いする立場で気をつけなければいけないことを語ってみました。

笹澤さんのエピソード「土木設計屋さんのスケジュール管理について」

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00:00
♪~
はい、健康のアレコレの健康アレで…
けん…
健康のアレコレの健康のアレです。
よろしくお願いします。どうもこんにちは。
あのー、笹澤さんの番組の最新回皆さんお聞きになりましたですか?
あのー…
概要欄に貼りますんで、ぜひ聞いてみていただきたいんですけど、
笹澤さんっていうのは、構造設計の会社を経営されていて、
かつご自身もエンジニアというか、技術者をやってらっしゃる方で、
で、ポッドキャストもやってらっしゃっていて、
最新回でですね、その技術者のスケジュール管理のお話をしてるんですね。
で、私と笹澤さんの関係は、実は私が笹澤さんにお仕事をお願いする立場の関係なんですね。
で、最新回で笹澤さんが言ってたのは、
最近まで、年度末3月ですけど、
アクティブな案件が2つぐらいだったんですけど、
ある時突然、急に「じゃあ、前から声かけてたやつ、いよいよスタートするんでよろしくお願いします」っていう話が、
運悪くタイミングが重なってしまって、
一気に急に手持ちの案件が増えちゃったっていう話をされてるんですね。
で、これをコントロールするのは非常に難しいと。
大体、私と笹澤さんは全く逆の立場で、
例えばこれは私の立場に置き換えて言うと、笹澤さんに前もって、
「こんなやつお願いしたいんですけど、できますか?」って言って、
「いいですよ」って言ったら、大体この辺だと思うんですけど、
「もうちょっと後ろになるかもしれないし、ちょっと分からないんですけど」って話をあらかじめしておくんですね。
で、条件を渡して、
あ、節若丸が鳴いている。
(効果音)
はい。
私の立場で話をするとって話ですね。
笹澤さんに、前からお話ししてたあれですけど、
「いよいよ始まりますんで、お願いします」と。
で、続いては「いついつぐらいまでにこの辺まで進めてもらいたいんですけど、お願いします」
っていう話をするわけですけど、
その時に笹澤さんが他の人とも同じような話をしてるっていうことが多いわけですね。
で、私は笹澤さんが他のお客さんとどれくらいの時期にどんなボリュームのことを抱えているかっていうのは知り得ないわけですよ。
で、それを知らないで「お願いします」って言うわけですけど、
実はその頃笹澤さんの方には同じ話が同じタイミングで重なってしまって、
オーバーフローしてしまうことがあり得ると。
そういう話だったんですね、笹澤さんの話は。
03:01
で、私はこの笹澤さんの範囲に対して、笹澤さんに委託をする立場、
要は学生さんとか分かりにくい人のために、私たち健康のあれはどっちかというと元受けの企業なんですね。
国公庁さんとか鉄道会社さんとか、それから自治体さんとかから仕事を受けて、
そこから笹澤さんにその一部を委託するっていう場合があるんですね。
構造計算とかそういう専門的で、私の会社、社内ではできないような3Dの構造フレームのフレーム解析とかは
できないんで、そこをお願いするっていう立場なんですけど、笹澤さんにお願いするときに今言ったような流れがあったり、
笹澤さんの方では重なってしまうみたいなこともあり得る。
では、お願いをする元受け側はどういうことを気をつけた方がいいかというと、やっぱりですね、
期間とボリュームっていうのはなるべくクリアーにしてお伝えする。
いつスタートするか分からないって分からない時もあるんですけど、なるべく分かるようにする、
はっきりさせるっていうのはすごく大事だと私は思ってて、逆に似たようなことが今度、
我々元受け側と発注者さんとの間でも起こりうるんですね。
その時も私は本当に最新の注意を払っています。
この期間だったら、この期間っていうのは要は5月スタートだったら10ヶ月でできるけど、
10月スタートだったら12ヶ月必要ですとか、はっきり言ってます。
なぜかというと、1月2月3月って重なるんで、同じ10ヶ月じゃできませんって言ってます。
これを私が言えるのは、私が機械設備設計っていう非常にライバルの少ないジャンルで戦っているから、
発注者さんからしても頼む相手が少ないんですよね。
事情は大体一緒なんで、健康のあれが言っていることっていうのは、
他の機械の設計をする会社も似たようなことを言う可能性がある。
だけど、ライバルの多いジャンルの場合は、うちが渋っても他所がやってくれるみたいなことがあるから、
そういう強い態度を我々受注者側がしにくい部分もあるんですけど、
それにしても、結局そういうところで妥協をして、きついけどやりますっていう態度を取ることが、
どんどん自分の首を絞めたり、あるいは自分たちの仲間の首を絞めたり、
さらには我々がさらにお願いをする専門の構造計算の会社、
笹澤さんみたいな会社に、辛い思いをさせることに繋がってしまうと私は思っているので、
私が機械の分野だからできていることをみんなそうしましょうって言っていいのかどうかわからないんですけど、
あえて言うと、やっぱり機関とか、私はお金よりも機関だと思ってるんですよ。
06:02
お金が足りない時っていうのは損するだけじゃないですか。
でもその損するのは、技術者本人じゃなくて会社だから利益がこの業務上がりませんでしたって言った時にね、
それをすごく気にする人もいますよね。
自分がやっている業務の利益が上がらなかったってことを気にする人がいるし、
まあ気にするべきだとは思うんですけど、相対的にどっちの方が辛いかといえば、
お金が足りない仕事よりも時間が足りない仕事の方がずっと辛いと私は思うんです。
間に合わなかったっていうのはね、大変なんですよ。
結局その次のステップが待っているのに、そのステップを遅らせることになっちゃったりするから、
お金が足りないのは損するだけ。
だけど時間が足りないのはね、いろんなところに迷惑をかけてしまうので、
時間の話だけは甘く見積もらないっていうことが元受けの企業にも非常に大切だと思うし、
もっと言えば発注者さんも余裕を持った工程を作ってくれればいいんですけど、
それにしたって発注者さんはわからないわけですよね。
どれくらいかかりますかっていう世界から始まるし、
我々が元受け企業がちゃんと主張をしたり説明をするっていうことをしていかない限り、
自動的に後期が余裕を持って確保されるってことはありえないから、
ぜひそこは気をつけて、
そういうふうな元受け企業側の工夫と注意によって、
いろんなものが人が苦しまずに進むようにするために、
そういう注意って必要じゃないかなって思います。
ちょうど私も笹澤さんに今期お仕事をお願いしておりまして、
この話をして大丈夫なのか?わかんないけど、してるんですよ。
もうアクティブじゃなくて終わってる話なんで、
急に増えちゃったやつには私の仕事はカウントされてないはずなんですけど、
今回それにしても頼んだ時期は昨年からスタートしたやつだったんですけど、
急な話だったんでね、非常に心苦しいというか、
もともと予定していなかった仕事を私は急にお願いした立場だったので、
本当に感謝しているんですけども、
いろんな人の繋がりといろんな企業の繋がりでプロジェクトって成り立ってますし、
自分たちがやった後に何かがやる、例えば計画の後は設計、設計の後は工事とかね、
そういうプロセスが繋がっていくために認識を関係者が共有して、
必要な期間これだけ必要で、
その中で無理をして時間を縮めるっていうことには必ず誰かの辛い努力が伴ってしまうので、
09:10
そういう無茶が生じないように、うまく全体事業がいくように、
それぞれの関係者が気をつけるってことは大事だなというふうに思います。
ちょっと話をすっと飛ぶんですけど、
われわれ設計やってる時に施工の計画を立てるっていうことがあるんですね。
そこでもやっぱり反省が多くて、施工の期間、
やっぱり発注者さん側からは本当にこんなにかかるの?
もっと短くしてくれた方が嬉しいんだけどって言われて、
そうですね、じゃあちょっと短くして作りますねみたいなことってやらない方がいいんですよ。
違います。かかります。こんだけかかりますって。
これもまた設計側がやっぱり説明をして主張しないと、
結局工事を取ったところが苦労するみたいなことってあり得るので、
難しいんですけどね。
都合のいいように時間を伸び縮みさせて見積もる、計画するっていうことは、
どこかで誰かが辛い思いをするからやっぱり気をつけなきゃいけないなと思っております。
ということで笹澤さんの素敵な回、ぜひ聴いてください。
そこに対する私の立場からのアンサーというか、取り上げてお話しさせていただきました。
どうもありがとうございました。
(♪ BGM)
10:30

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