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  2. #177 専門と配属先が違うので..
2025-03-24 30:57

#177 専門と配属先が違うのですが、大丈夫でしょうか…【質問回答】

質問フォームにいただいたお便りにお答えしていきます!

今回は大学院で研究した専門と、配属予定先が異なるというお悩みのご相談!


質問・感想フォーム : https://forms.gle/yUKLPb8LbUm67qNAA


Summary

新人技術者は、大学院での研究内容と配属先の分野が異なることに不安を感じています。このため、自己研鑽の重要性や社会人として学び続ける姿勢について考えます。専門性や配属先の不一致がキャリアに与える影響を軽視してはいけない理由を説明し、業務に必要なスキルを習得するためのアプローチを提案します。新たに技術者として入社する際の専門性やチームワークの重要性についても考察します。特に、役割と責任を理解し、成長するための意識的な取り組みが鍵であることを強調しています。専門性が配属先と異なる場合でも、必ずしも不幸ではなく、自由なペースで成長することの重要性を説いています。

研究と配属の不安
建コンのあれこれの建コンのアレです。 どうもこんにちは。
ちょっとご無沙汰をしておりますが、このポッドキャストは建設コンサルタントというわかりにくく、
つかみにくい業界についてあれこれお話をしていく番組です。 Spotify、Apple Podcastなどのポッドキャストアプリのほか、
YouTubeでも視聴することができます。 今回はですね、
ご質問を質問フォームにいただきましたので、そちらにお答えをしていきたいと思います。
まずいただいたご質問を読みたいと思います。 建コンのあれこれ様、こんにちは。
4月から建設コンサルタントに就職する土木系の大学院生です。 そこで、大学での研究内容と配属予定の分野が異なっていることに不安を感じています。
この状況で世の中に価値を残すことができる技術者になるためには、 どのように自己研鑽を重ねていくべきでしょうか。
習うより慣れろという言葉もありますが、時間が解決してくれる悩みなのでしょうか。 これからもポッドキャストの更新楽しみにしています。
ということで、ありがとうございます。 リアルな悩みを
届けていただいてありがとうございます。 この悩みはですね、LINEのオープンチャットなんかを見ていても、結構よく感じている人が多い
悩みのように感じますね。 研究分野と配属先の分野が違っちゃったというような話で、私の同期にもいっぱいいます。
教寮の研究室だったんだけどダムの専門家をやっている同期とか、 農業の専門なんだけどサボのダムをやっているとか、
まあいろいろいますね。結論そんなに気にしなくていいと思ってるんですけど、その気にしなくていいと思うっていう内容をちょっと私なりに詳しく話をしていきたいと思います。
自己研鑽の重要性
でですね、よく感じる学生さんの意識・認識として、こんなふうに思っている人多いなと思うんですよ。大学までが学びの時間で、社会人になったらパフォーマンスの時間。
言い方を変えると、大学までがインプットの時期で、社会人になったらアウトプットしなきゃっていう。 まずね、この感覚をあんまり強く持たない方がいいと思いますね。
この点に関して質問をくださった方も、どんなふうに自己計算をすればいいでしょうかっていう質問なんで、このポイントは非常にいい
感覚を持ってるというか、いい理解をしていると思います。社会人に入った後にどんなふうに学ぼうかっていうことを質問の重心に置いているっていうのは、よく分かってる方だなっていうか、もうだいぶ社会人になる準備できてるなって私は感じたんですけど、
割といろんな学生さんの声を聞くにつけても、やっぱり大学で学んだものを社会人で活かしたいって思ってる人が多いみたいですね。
まあ当たり前かもしれないですけどね。何のためにコンクリートを学んだんだとか、何のために地質を学んだとか、学んだことをやっぱり活かしたいと思うのは自然なことなんだけれども。
ただね、ちょっとトレートに言っちゃうと、研究の内容と配属先の分野が一致していてもしていなくても、大学とか大学院から卒業したばっかりの人って、技術者としての価値は、もうその新入社員の段階では低いですよね。低いです。
一致してたって低いです。してなくたって低いです。どっちにしたって低いですね。この技術者としての価値が低いっていうのは、リスってるわけではなくて、どういう意味かというと、会社に入るとそこには10年目の技術者とか、20年目の技術者とか、30年目の技術者とかがゴロゴロいるわけです。
そういう人たちの中に、大学院でこの分野、過線について学んできました。僕学んできました。新入社員です。よろしくお願いします。教養について僕学んできました。任せてください。よろしくお願いします。とかって入ってきても、そこには10年プロでやってる人、20年プロでやってる人がいるんですから、どっちにしたってまだまだなんです。まだまだなんです。
なので、ということを考えると、質問者の方が自己計算っていう言葉を質問の中に盛り込んでくださったように、会社に入ってからどんだけ学ぶかがもうほとんどなんです。だって、そういうことなんです。
なんで、入社しても学び続けるっていう意識で社会人を過ごすのがまずいいと思います。で、そこでどんな自己計算を重ねるべきかっていうのがご質問の重点ポイントなんで、そこについて2つの視点からお答えしたいと思います。
で、2つの視点は簡単で、1つは専門性をどう身につけるか。2つ目は専門性以外の要素をどう身につけるかです。じゃあ1つ目の専門性の話から行こうと思いますが、なんていうかね、社会人の専門性のインプット量ってやっぱり半端ないんですよ。
大学ってね、大学で身につける専門性って、そもそも何年分の専門性を身につけたんですかって言ったら、大学の研究室に配属されて研究したって言ったって4年生と、この人陰性の方らしいんで、4年生とM1、M2で3年でしょ。
ですけど、その辺にいる会社に入って、例えば協僚だったら協僚の部署にいる人たちって、朝から夕方までずっと毎日毎日毎日毎日協働のことをやっている生活を、10年とか20年とか過ごした人がそこに存在してるわけです。
そこに3年間研究したっていうことを、自分の専門性だというふうに握りしめて、新入社員で入っても、そのチームの中ではやっぱりビギナーなんですよね。逆に言うと、質問くれた方は別の分野に配属される予定だってことですけど、別の分野に配属された後に、
例えば協僚を学んだけど河川構造物に配属されたと仮にしましょう。
そんなにだいぶ遠いところに配属されることはあるかどうかわかんないけど、でもないとは限らないですよね。
だってうちの同期は協僚やってた後ダムに配属されてるから。
なんだけど、じゃあダムにしようか。うちの同期のイメージでダムにすると協働をやってたのにダムの部署に配属されましたとなったときに、そこからダムのことを毎日毎日毎日やってたら、もう3年とか4年、例えばもう2年ぐらいで研究員、大学院の2年分とか、あっという間に落としちゃうわけですよ、インプット量が。
社会人のインプット量ってほっといてもすごく多いから、だから入社時点のアドバンテージとかをいちいち気にする必要は全然私はないと思う。
社会人としての必要技能
で、どのような自己検査っていう意味で言うと、知らない単語とか知らない用語知らない概念がいっぱいある、いっぱい目の当たりにすると思うので、
一つ一つ調べて意味を理解するっていうのは、まず初めの一歩として非常に大事だと思います。私も入社して、今でもそうだけど、でも入社した当時なんか特に知らない単語ばかりだから打ち合わせに連れて行ってもらって、先輩とか上司がお客さんの前で説明してるけど、知らない言葉がいっぱい出てくるわけだけど、それをノートに書き留めていって、
会社に戻ったり、次の日会社出社した後にインターネットで調べるということをしょっちゅうしてました。なんでかというと、私が入社した時スマホなかったからね。でも今だったらスマホがあるから、その場で調べることもできるよね。打ち合わせの間にスマホいじっていい雰囲気かどうかちょっとケースバイケースだけど、でも帰りの電車とかでも調べるかもしれないし、次の日調べてもいいと思います。
後、当時は調べるって言ってもGoogle検査とかだったけど、今だったらジェミニとかね、AIにこれの意味を教えてって返すと、もうすごく詳しく返してくれるから、ああいうAIのツールなんか無料だし、Googleのジェミニとかも、ディープシークとかも無料だから、ガンガン活用して知らない言葉をまず身につけるっていうのは最初の一歩として非常にいいと思います。
あとね、この社会人のインプット量の多さの話でいくと、見方によっては逆に大学院の専門と違うところに配属されて良かったとも言えるかもしれないと私は思うんですよね。
なんでかっていうと、自分の研究で研究した分野と同じ場所に配属されると、その専門性をやっぱり活かしたいって思っちゃうんだよね。さっき言ったように、インプットするよりもアウトプットしたくなっちゃう。これを活かしてもっとやりたいなって。
だけど、社会人って、この後に専門性以外の話をするんだけど、いろんな新たに身につけなきゃいけないものがいっぱいあるから、それがない中で、たった一つ持ってる自分の専門性にこだわるあまりに、すごく専門的な知識を身につけて入社したはずなのに、なんか活躍できねえなって言って悩んじゃうみたいなことが起こりがちだと思うんだけど。
それはやっぱりね、その専門性と配属された分野が一致していることによってちょっとこじれちゃうみたいなこともないことはないと思うんだけど、逆に全然別のところに配属された場合には、もう学ぶところからスタートできるから、その方がね。
なんか私は、かえって2年後3年後にスッといろんなものを身につけて、良い技術者に、専門家じゃなくて技術者として、2年後3年後にスッと周りを追い抜いて活躍してるなんてことも全然あり得ると思うんですよね。
だから、まずね、そういう専門性っていう意味で言っても、その研究した内容との一致の度合いなんていうことは、そんなに気にしなくていいかなというふうに思います。
で、ここから2点目。2点目は、専門性以外に必要なものをどんだけ取り入れていくかっていう話なんですけど、専門性以外に必要なもの、社会人にいっぱいあります。
で、この社会人にいっぱいある専門性じゃない必要なものっていう意味では、大学院で学んだことと、配属先が一致してても一致してなくても、皆さん初心者ですよね。
もしかしてバイトを通じて、ある程度エッセンスを身につけている人もいるでしょうし、部活とかサークル活動とか、あと人によってはね、ボランティアとか大学でやってて、
その活動の中で少し先行的に社会人で生かせるものを持っている人もいるかもしれない。
そういう意味で言うと、やっぱり専門性で一致してようとしてなくても、全然別の場所で社会人に生かせるものを身につけてる人っていたりするわけなんだけど、例えばどんなことがあるかっていうと、大事なポイントね、お客様って何ですかとか、建設コンサルタントにとって顧客って何ですか。
例えば国土交通省さんの仕事を受注した場合、その国土交通省さんがお客様になるわけですね。都道府県だったら都道府県だし、市町村だったら市町村ですけど、そのお客様にとって、我々建設コンサルタントってじゃあ何なのかとか、あとその、例えば都市計画とか設計でもいろいろあるけど、お客様が求める計画って何か、お客様が求める設計って何か、
そういうことをちゃんと理解して仕事に向き合えるかどうかとかって、やっぱり社会人になってから身につく部分だと思うんですよね。いかにあなたに専門性があっても、協僚のことは任せてください、護岸について任せてください、地質について任せてくださいと言っても、でもお客様が求めてるものをちゃんと的確に把握理解できなかったら、技術者としてはやっぱり魅力が少ないんですよね。
専門性と成長
価値が低いわけですよ。だから、より良い技術者になるためには、そのお客様が考えてるミッションとかプロジェクト、事業に対してちゃんと理解して、そこに対して何しなきゃいけないかをピッと理解して、そこに答えるっていうことができるかどうか、それを身につけるっていうのもすごく大事なことです。専門性とは別に身につけなきゃいけないことです。
だからこれを、例えば入社して2年とか3年の割と短い時間で、すっと理解して、そこにちゃんとパフォーマンスできるように行動できるようになると、その専門性云々の話とは別に速やかに良い技術者になれる、近づけると。そういうことだから、やっぱり専門性とは違うところなんですよね。
あともう一つは、チームですね。今お客様の話をしましたけど、チームって何ですかっていう。そもそも会社っていうものは一人じゃできないことをやるために作るんですよ。だから、4月から建設コンサルタントの会社に就職するというふうに書いてありましたけれども、その就職する先の会社が、なぜ今日本に、日本じゃないかもしれないけど、世の中に存在するか。
というと誰かが作ったからなんだけど、誰かがなぜその健康の会社を作ったからというと、一人でできないことをやるために作ったはずなんですよね。だからそこに入社して技術者として仕事をする場合、大体基本的には一人じゃできないことに参画することになるんだよね。だからそうすると必ずそこにはチームがあると。
チームってなんだっていうと、チームもね、スポーツとか部活やっててチーム経験したことある。バイトの中でチーム経験したことあるってあると思うけど、それはすごく活かせる部分だと思います。チームっていうものには必ず複数の人間が存在するので、そこには役割が存在します。役割には必ず責任が伴います。
分担した役割をいついつまでにこれぐらいのクオリティでやってもらいたい。やらなければいけない。やらなければいけないというか、やることを期待されるとかね。そういう責任が伴うんだけど、そういうチームって何なのか。チームの中の私の役割は何なのか。私の役割に伴っている責任って何なのか。こういうものをちゃんと理解して、そこの責任にコミットできるかどうか。
これまた専門性とは全然関係ない。しかしとても重要な技術者の要素なわけなんだけど、そういうものを入社した後にやっぱり感じて身につけていく。すぐには上手にできない時もあるし、たくさん失敗もする。
来週までにって言われたけど来週になった時点で半分ぐらいしかできてないみたいなことを私も何度も経験があります。先輩とか上司にごめんなさいちょっと間に合ってないんです。またそれも今言うんじゃなくて先週の金曜日の時点で言ってよとか言われてすいませんちょっともう少し間に合いそうにないなって感じたら早めに報告するようにしようとかね。
そもそも学生の生活の中で申し訳ありませんとかごめんなさいとかいう言葉を使う機会とかないですよね。なかなかね。でも社会人になるとたびたび使うわけよ、申し訳ありませんって。
申し訳ないとかね、謝罪をするっていうのはやっぱり責任と裏表に存在することで、我々はやっぱり特にチームのメンバーに入社して若いうちはメンバーの先輩とかに申し訳ありませんとかって言うんだけど、今私40歳の立場になるとお客様との契約の中でお客さんが期待した期日とかに。
本当にあの納品に間に合わないとかありえない話なんだけど、でも場合によってはいついつまでにちょっとここと協議をしたいからこんな資料を作ってくれみたいな話に対してわかりましたとかっていう中でね、あのちょっと足りない部分とかがあったりすると申し訳ありませんっていう言葉を使うことになるわけなんだけれども、そういうのが技術者なんですよ。
それはやっぱり専門性は大事だけど、もちろん大事だけれども、それとは全然関係ないところにもたくさん大事なものがあるからね。そういう意味でもそれを早いうちに身につけて、行動ができるようになるっていうことはすごく重要で、専門性がないんだよなって大学とか大学院で学んだことと違って、
チームワークの理解
大学院で学んだことと違うんだよなーって今は悩みに感じると思いますけども、入ってみればわかります。もうこの人すげーなーって思う技術者の人は、そこの責任に対する答え方がすごく上手だったり巧みであったりする人の方が活躍してるなーって。
会社入れば見えると思う。そしたらあれできるようにならなきゃって自然と思うと思う。で、どうやったらこうなるんだろうなーって。これはね、また専門性はさっき知らない単語を調べましょうみたいな簡単なんだけど、責任とかチームワークとかね、顧客と我々技術者とかね、そういうものに対して自分が上手に行動できるようになるにはどうすればいいのかってまたね、ちょっとコツみたいなものはあんまないんじゃないんだけど。
でも一つにはね、それを理解・認識することでしょうね。自分にはこんな責任あるんだーって、よくわからず過ごしてる人もいっぱいいますよ、会社には。いっぱいかな。まあでも結構いますよ。
だけど、より良い技術者になりたいともし思うんだったらば、自分の役割って何だ?自分に伴っている責任って一体何だろう?って。まあ考えるっていうことが一つ目のステップかもしれないですね。考えない技術者と考える技術者がいるとしたら考える技術者にまずなるっていう。
これが最初の自己検査かもしれないなーって思いますね。ちょっとだんだん話がグダグダっとしてきましたけれども、最後にですね、「習うより慣れろ」という言葉もありますが、っていうふうに書いてあって、これもいいですね。
もしかするとね、いろんな人に相談したときにあんまりパキッとしたクリアーな答えを得られなくて、まあ慣れるしかないのかな、言葉で説明してもらえるものではないのかな、この悩みはと。そういう気持ちを持ちながら質問してくれたのかなーなんていうことを想像しましたので、
私は今日この回答の中でなるべくちょっと分かりやすくポイントを絞って答えようというふうに心がけたつもりで、一つは専門性に関しては知らない単語、知らない概念をちゃんと調べるということ。
二つ目は専門性以外の部分に関しては、自分の役割と責任というものについて自覚的になるということですね。これを気をつけるといいんじゃないかなというふうに思います。
そういうわけでね、まあかといって、慣れるっていう部分も、習うより慣れろって言葉はよく言われる言葉なんですよね。もし私のこのポッドキャストに質問する前に、そんなような言葉を誰かに言われたんだとしたら、それも一理あることだと思います。
なんでかというと、技術者として世の中に価値を発揮する、そのために働くっていう生き方がね、それまでの学生の人生と比べてやっぱり異世界すぎるんで。全然違うんで。だから言葉で説明しにくいし、何をどう準備したらいいかってやっぱり難しいんだ。
言葉で説明しづらいから、まあ慣れるしかないねみたいなこともよく言われるんだけど。それはやっぱり要素が多すぎるからね。専門性にしてもいっぱいあるし、専門性じゃない話も、私さっきその役割、チーム、責任、顧客なんとかとかいろんな言葉使いましたけど、要素がいっぱいあるから、
まあちょっとクリアに整理して、これを一つずつテスト問題とかね、入試の過去問みたいに、なんか分かりやすく、なんていうか捉えづらいのがあるんで慣れるってことはあるんだけど、でも時間が解決する問題でしょうかっていうのも一方で質問の言葉の中にあって、これ私はちょっと違うというか、
そんなことはないと思う。そんなことはないというか、時間は解決するんだけど、でも過ごし方一つですごく変わります。私もさっきのように、責任に自覚的な技術者と無自覚的な技術者っているよって話をしたけど、やっぱり責任に対して自覚的な技術者の方が成長が早いし、
10年20年経った時にとても頼れる、頼れる技術者というのは自分の責任役割っていうものをよく理解している。そうじゃない人はやっぱり頼りなかったり不安になっちゃう、一緒に仕事するとき。
それは多分入社して2,3年で速やかに現れてくると思う。何なら半年ぐらいで出てくるところでもあると思う。だからそういう意識の違いが時間が解決する問題かというと、いやいややっぱり意識して過ごす時間と意識しないで過ごす時間は全然違うと思うので、
質問の中でね、「世の中に価値を発揮するにはどんな自己検査?」って書いてありますけど、世の中に価値を発揮するには自覚的になるということは非常に大事だと思います。ただ、これはね、結構大変なんですよね。自分の役割を意識的に考えて、自分に帯びている責任を気にして過ごすっていうのはね、しんどいんですよ。
割と大変です。でまた、どんな部署もね、余るほど人を採用しないので普通。だからね、やっぱり一人一人の新入社員がみんなどの組織にとっても大体貴重なんですよ。
期待される責任
どんな会社に入っても、あなた、4月から技術者になるあなた、あなたはどの組織に入社するにしたって貴重な存在なんです。だからね、期待されるのよ。半年後とか1年後これぐらいやってくれよみたいな。2年後3年後になったらこれぐらいやってくれよみたいなね。期待されるのよ。
どんな過ごし方したいと思ったってほっといても期待されるわけ。それがまたね、大変なんですよね。期待される割に丁寧に教えてくれるかっていうとそうじゃない場合もあるしね。で、必ずしもこの質問者さんのように、もう活躍してやるぞ。どんどん身につけて、どんどんインプットして。
そうか、健康のアレさんが言ってたな。社会人になったらアウトプットすることだけじゃなくてインプットのことも考えなきゃいけないんだ。よし、1年目から2年目になる間にいっぱい学んでどんどん活躍するぞっていう過ごし方もあります。いいと思います。奨励します。日本の役に立つ。
けど、でも自分の人生だから、そんな牙って生きる必要もないですよ。どっちでも大丈夫。どっちでもいいです。僕ここまでです。ここまでやります。無責任にはなりません。言われた責任はやるけれども、でもここまでの責任ちょっと追い切れないです。正直、今月中にこれやるって自信ないですとかってね。
例えばそういうコミュニケーションも大事だと思う。そうやっていろんな生き方を自分で選ぶことを最低限強いられるわけよね。どっちでいくみたいな。それもね、また今3月で来月4月ですけど、社会人になる前に自分のスタンスを決めるっていうのもなかなか難しいと思うから、
健康慣れさんがしんどいとか言ったけど、別にそんなこと感じないなって思う人も絶対いると思うし、自然にやったときに周りの社員の人の期待に対してどれぐらいかみたいなのとかを感じながら暮らしていくことになるわけですけど、
実際入社してみて自分のスタンスを設定していくっていう、その覚悟もあるといいと思いますね。覚悟というか、そういう意識。入社してから考えようみたいな。入社してから自分のペース見つけようみたいな。
そこに体験しながら柔軟にめっちゃ頑張って成長するプランとか、マイペースに伸びていくプランとか、あるいはシーズンによってそれをスイッチしながら過ごすとかね。
そういうふうに仕事をする中で自分のペースを見つけていって、自分のペースを考える中で足らないものがどんなものかとか、期待されているものが何なのかとかがだんだん見えていくというふうに思います。
繰り返しになりますけども、大学で学んだ専門性と同じ分野で働くことが、必ずしも幸せではないというふうに私は思っていて。
なぜかというと、今私が言ったペース配分とかも、自分が学んだ専門性と同じところに配属されると、ちょっとしにくいかもしれないよね。
だって、大学で学んだでしょとかって言われちゃうかもしれないじゃん。
だし、自分の意識としても、「俺は学んできたからな。」って思うかもしれないじゃん。
同期に全然別の専門性から来た高等教寮の部署に配属されて、自分は教寮を専門でやってきたけど、隣のやつは定謀とかやってきたとか言ってさ、同じ同期なんだけど。
俺の方が教寮知ってるしって思っちゃうじゃん、どうしても。
そうなってくると、どのくらい頑張るペースかとかマイペースで行くかとかも、自分で設定しづらいわけよ。自分の方が専門だから頑張ろうとか。
この同期にだけは負けたくねえな。だってあいつ学んできたの定謀でしょ?みたいな、思っちゃうじゃん。
だけどそういうしがらみなしに、全然別の部署に配属された方が、あ、もうこっからゼロスタートだし、どれくらいのスペースで行こうか自分で設定しようって思えるっていう意味でも、なんかいいような気もするし。
全然ね、どっちもありですよ。心配する必要ないです。
私が今ちょっと面白おかしいくっすん劇のようにね、こいつに負けたくねえとかって言いましたけど、仮に同じような状況に陥っても、僕は大学で教論を学んだけど、
だけどそんなに片意地払わずにやっていきたいって思うならば、そういうペース設定をしても絶対にいいと思うし、
自分も皆さんのいきたいように会社を利用して、責任は持ちつつもその駆け引きの中で、お互いの織り合い、会社の都合、チームの都合で自分の都合、自分でやりたいことのバランスを取っていくっていうのは、
全ての社員、組織で働く人間がやっていいことだし、やることだと思うので、とらわれずにいっていくっていうことだと思いますけど、
そういう意味でも、専門性を活かせない部属に配属されたことは必ずしも不幸じゃないってことを何が言いたいかというと、
どうかだからその点はぜひ気にせず心配せず。
成長と挑戦
もしも、頑張って活躍するコースを選ぼうと思っている方がいらっしゃれば、
その人は2年後ぐらいに素敵なルーキーになれるように、私が今日話したようなことを意識して、
専門性は専門性だし、専門性じゃない部分は専門性じゃない部分でそれぞれ身につけて、インプットを意識して過ごしていけば、
あなたの専門性に関わる素敵な技術者になれると思いますので、
ぜひ不安に思わず、勇気を持って飛び込んで、そして注意深く観察をして、
体で感じながら生きていっていただきたいと思います。
また入社した後に、これは思ってたのと違うなーとか、
あれさ、あんなこと言ってたけど全然そんなんじゃなかったなーとかそういうことがあったら、
ぜひまた質問フォームにご意見、ご質問、悩み相談を送ってください。
ということで、本日も最後まで聞いていただきありがとうございました。
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