拾います、レシート。変態かお前、はい。
拾って。拾ったって俺の買い物カゴに入って、まあほな俺のもんかと思ってちょっと中身見てんけど。
あ、そういう感じでお前所持判断下してんねん。それで?
まあだって英語でファインダーズキーパーズって言うからな。見つけたやつのもんっていう言葉があるんで。
バットマンで見た、バットマンで見たぞお前それ。バットマンで見たぞ俺。
その後ブルースメインが井戸に落ちるやつ。
そうそう、バットマンビギンズで見たぞ今俺それ。
俺井戸に落ちるフラグ立ててしまったんやけど。
何のために落ちる。何のために落ちる。何のために落ちる。
這い上がるために決まってるやろお前。
そうだ。ゲームでね。
上に行くためよ。
それでそのレシートの中に、その人が買ってたのが、俺その人の顔も確認したやん。
目の前の人やったから、あ、なんかお姉さんが買ってはんねんなと思って。
そのレシート見たら、なんか鮭3種類ぐらいと、めっちゃ塩2種類ぐらい買ってて。
やっぱなんか、あ、そういう塩っけ好きな人もおんねんなって思ったから、お前もどっかで好かれるよ多分。
鮭3切れ、塩か。
いや、3切れじゃないの。冷凍のやつ3種類買ってた。
あらまき鮭みたいなこの、え、ほんとに。
鮭、鮭、なんか最強焼きうんぬんみたいなのと、なんか別の普通の切り身みたいなのと、なんか鮭なんちゃらかんちゃらみたいな3種類ぐらい買ってはった。
塩麹付けにでもする気ないのか。
それにプラスして塩買ってたから、やっぱ塩味好きな人とおんねんね、きっと。
なるほど。
うん、なんかお前も一人でもどっかで好かれるよ多分。
かな。でも、やっぱり2人で話してるラジオの方が俺は楽しくて好きで。
はいはいはい。
改めて、ブレーキ役大事やって思いましたね、俺は。
あ、そう、よかった。それはよかったけど。
いや、俺もなんか、お前が切れちらかしてる隣で、まあいいんじゃない?って言ってんのめちゃくちゃ目に浮かぶなと思って。
いや、よくやってるこれって思いながらさ、言ってたよ俺は。
おのれに対して、俺はおのれの役目をよく果たしてるっていう。
ていうよりは、いや、清さん、清師匠がやってること、俺もよくやってますって思った。
ほんまな。
なんだよ、ラブウォークだよとか言ってるときにさ、まあいいんじゃない?止まれるだけでさ、みたいな。
これ、こういうのこいつとよくやってんだよなって思った。
たけしがさ、クラブかスナックかだからさ。
あー、切れるとこな、最初の。
序盤でな、序盤でな。
あの、客と喧嘩してる横でずっとね、場を和ませようとマジックしてるBと清。
いやー、いいですよね。
お前あれやで、お前はあれや。
俺でも、清師匠が奇術をやり始めたのが、映画でしか知らんかったから、すげーなんかめっちゃ用意してるやんとか思ってたらさ、
後でwikipedia見てたら、よくたけしが切れるから、切れたり、でいすいしたりとかしてよく来るから、
間を持たせるためにどんどん奇術を覚えていったみたいなの書いて。
書いてありましたね。
なんかもともとできるとかじゃなくて、たけしのために見つけたんやとか思ってさ。
すごすぎるやろ、清師匠と思って。
これも、たけしが、たぶんほんとに、凡庸な漫才師とかだったら、清もそこまでせんかったと思う。
そうそうそうそう。
このたけし、一緒に組んでる相方すげーってやっぱりリスペクトがあったからこそ、じゃあ自分が補えるところ何かっていう、わかる?このコンビ合。
なんかお前側が押しつけてくんの嫌やな、なんか。
わかる?
それどっちかっていうと清師匠立場の人が言うやつやね、それ。
お前側が言うやつじゃないね、それは。
はい、すいませんでした。いつも助かっております。ありがとうございます。
お互い様ですよ、お互い様です。
ってことでじゃあいつものやつ始めていきましょうか。
はい、というわけでね、はい、いつもの通りのやっていきましょうかね。
さじまと、ギリーのアレ見た。
この番組では昔なじみのさじまとギリーがお互いに好きな映画見てもらいたい映画を紹介し合って感想を語り合っていきます。
今回は私ギリーがネットフリックス限定ではありますが、浅草キッド。
往年のビートたけし著作の名作ですね。
それを劇団一人が映像化した浅草キッドという映画をできる限りネタバレありで紹介する。
できる限りな。可能な限りネタバレしていこうか、じゃあ。
可能な限りネタバレしていきます。
いや、なんかそれファスト映画みたいで嫌やな。
俺許さへんからな、映画弁当とか言うやつほんまに。
何それ、映画弁当何だ、三段重ねぐらいになってんの?
俺最近ずっと弁当作ってるから、ちょっと弁当に対してはリスペクトあるんだ、俺は。
全然映画と関係なくて、とっても恐縮なんですけれども、やはり外食というものをですね、減らすだけで、出費減ります。
いや、まじで恐ろしく減る。
恐ろしく減る、俺3分の1になりましたね。
いや、お前は食いすぎ、それは。
外でお酒をいただく、外で何かつまみを召し上がる、そんなようなことをガッと減らして、家にあるおにぎりを出たりとか、そういうのをするだけで、ビルぐらい減りますね、大事です。
作り置きがあるから、今日は外食しようと思ってたけど、家にあれ残ってるから、買えるかっていうこの気持ちな。
大事、まじで。その分でブルーレイ買えるんやからな。
ほんとそれ、ほんとこれいいと思う。
もうたまらんな、これ。で、何?映画弁当はダメってことね?
YouTubeに映画弁当っていう、
ファスト映画みたいなやつ?
そうそうそうそう、映画の最初から最後まで映画を見た気になる人を量産する。
ああ、最悪ですね、それはね。
まあ、俺たちの敵ですよ。
逆らっていきたいね、そういうのには。
視聴者数が結構多いから、ラララ立つねんな。みんな俺らのとこ来い。
行かれてんな、ほんまに。
来い。映画っていうのは、ストーリーを知っていれば済むもんちゃうね。
いや、まじでそうやで、ほんまに。
な?
いや、これさ、ぶっちゃけさ、浅草キッドのストーリーってさ、ある程度、たとえばWikipediaとか見たらさ、分かるわけやん、たけしがどうなるとかさ。
いやし、これ別にひねりがある話ではないし。
そうね、そうね。
なんなら今のビートたけしとかを見てれば、ビートたけしが成功することなんて分かってんだわ。
うんうんうんうん。
でも、その成功するまでに、どういう積み重ねがあったか、それはファースト映画で分かるかもしれへん。でも、演出の仕方とかさ、表情、目線。
そうよ、まあとかな、演技とかさ。
なぜここにこのシーン入れたのかとか。
そうそうそうそうそうそう。
別にビートたけしのことだけ追ってればさ、済む映画じゃないじゃん、これって。
いやー、それめっちゃ思う。俺なんか、ビートたけし主演やと、主演というかなんていうの、主役?主人公やと思ってたけど。
はいはいはい。
なんか全然そんなことなかった。
全然そんなことないんですよ。
この映画めちゃくちゃ好きでさ、なんか。
そうなんですよ。
まあ、もちろんたけは中心、中心なんかな。まあ中のほうにはおるけど、でも深見師匠とかさ。
そう、だしあの、
しはるとかさ。
踊り子のね、しはるもそうだし。
で、まあ井上もな、なんか途中たけと一緒にこう書いてくれた、作家志望って言ってた井上とかもさ。
井上とかもな。
あとまあ、なんだかんだずっと深見についていってる高山さん、あの先輩芸人かな。
ああ、高山は、なんか脚本書いてた人やっけ?違ったっけ?
あ、えっとな、脚本書いてたのは井上で、高山さんはあのあれ、たけがもう俺ここやめますって言ったときに後ろで、たけどうしちゃったんだよって言ってた人。
ああ、メガネ、メガネでアイロンかけてた人、アイロンかけてた人や。
そうそうそうそう。めっちゃ好きになった人。
それそれそれ、な、な、な。
そうそうそうそう。
だよな。
とかさ、なんかああいうところのさ、他の人の話も結構あってのやっぱあの2時間やからさ。
ファスト映画は消すね。ほんまにそのおかずの目立つおかずと、なんか白米、そこだけ紹介して終わりや。そうじゃないだろ。
いや、そうはねえんだ。
弁当ってそうじゃねえだろ。
そう、そうよ、そうよ。
な、そんで映画なんか買ったんじゃねえや、アホがっていうところが。
いや、ほんまにそうはねえ。なんかちょっとこう野菜炒めのタレがついた、ちょっと染みちゃった、なんかあのブロッコリーとか食うのもうまいね、弁当って。
いや、ほんとそれよ。わかる?
細かいところがええのよ。だから2時間3時間見んねえんだもん。
です。そうなんです。
まあまあ、ファスト映画の話はでも置いといて。
置いといて。
いや、これは。
え?
ほんまにでもなんか、俺、まあメインのとこやけど、やっぱタケと深見師匠のこのなんか、うまいことさ、この2人の人生の上がり下がりみたいな波みたいなのがさ、こう絶妙に重ならん感じ。
そうやな。
なんかすげえよくて。
最初もちろん。
語ってなかったな、最初。
そう。でもギリーもなんか前、紹介会のとき言ってたけどさ、イケイケの深見師匠がいて、エレベーターボーイやってるタケがおって、
お前ゲームの一つもないんかよみたいなところから始まってさ、でもなんかどんどんこうタケが、タップダンスもどんどんさ、吸収していって、コントもなんだかんだおもろいことやったりとかさ、して、でどんどんなんかもう自分が提供できるものがなくなっていく師匠。
もう教える。
ステップねえよってな。
ステップがねえんだよってね。
もうなんか、あのあたりぐらいからすごいやっぱタケの勢いって、若さなんかもわからんけど、才能なんか若さなんかわからんけどさ。
勢いで。
なあ。
勢いと、師匠に対するこう、愛で。
なんかあの師匠に鍛えてもらったんでがもう。
そう。
いやこんないいセリフあると思ってさ。
ね、なんかボケでもあり。
なんかその後のさ、たけしのちょっと毒っぽさみたいなのがあそこでちょっと出てて。
そうね、そうね。
なんかストリップの合間で、なんか合間で人を悪化して何になるってんだよみたいなな。
分かる?でもそうだよねってなる。
うすうすさ、うすうすそれは出てたわけじゃない?やっぱり。
そうね、そうね。
ストリップ上からもさ、あんたらはおかずみたいなおかずっていうか。
まんをもたしてくれたらええのかな。
まんをもたしてくれるだけのね、そういうのについて。
つまみみたいなものに過ぎないこと言われてて。
実際そうやし。
実際そうやし。
でなこれ、それは俺あと、俺的には最近仕事をね、リタイアして、今大変なことになってる俺からしてみたら、たけしがその後さ、トイレ掃除するやん。
はいはいはいはいはい。
で、トイレ掃除して、で、お前の大好きなたぶんあれ井上ちゃん?あれ。
井上かなんかか知らんけど、トイレにこもったマスカクやん。
あれ井上やっけ?キャクじゃなかったっけ?
キャクか、ごめん。
キャクやったと思う、たぶん。
キャク、キャクか。
まあなんかあの、トイレでさ、マスカクわけやんか。
マスカクがわからん人は。
マスカクけんじんって書いてたのにな。
そうそう、マスカクがわからん人は、まああの、ジェミニでも聞いてくれや。
いやまあまあまあまあ、見たらわかるでしょ。
で、そのマス書いてるのをさ、こう。
隣でな。
竹がさ、聞いて、あそこでたぶん、竹の何かがプツンって切れる瞬間だったんだと思う。
そこから花札のシーンに繋がるやん。
なあ。
で、俺、武将の関係で、なんか病院に勤めてんてんけど。
うんうんうん。
な。
だからまあ病院にいるといろんな人がいるから。
うんうん。
なんか床にね、しょんべんをまき散らした人の患者がいてん。
うんうんうん。
俺は、最初、そこにこう、なんだ、勤めますってなったとき。
うん。
そんな仕事があるなんて聞いてなかったやん。
はいはいはいはい。
でも、結構日常的にあって。
うんうんうん。
で、その患者が床にまき散らしたしょんべんを。
うん。
拭いてるときに。
うん。
患者が、なんかいやそうに拭いてんのや。公務員のくせ、みたいな感じで。杖で俺、背中叩かれてん。
えーやば。かすはらやん。超かすはらやん。
どうせ俺のことバカにしてんだろ。こんなことして俺のことをバカにしてんだろお前はよ。
うん。
でも、バカにしてるお前は税金で生きてんだぞって分かってんのかって言って、杖で俺叩かれてん背中。
はあ。
うん。
そこで俺は、何かがプツって切れてん。
はあはあはあはあ。
だから、そのマス描いてるところの前で腰掛けてデッキブラシをこう背中にさ、こう持たれかたせる感じで。
何かを考えてるあの竹の、まあヤギラユウヤで。
はあ。
ヤギラユウヤは見事だった。本当に俺は多分あんな顔をしてて、本当に多分。
はあはあはあはあ。
言い返すこともできず。
お前もなんか壮絶な経験してんな。
今。
いやまあね、ああ、そういうプツって切れる時ってあるよねって思って。
だからそのプツって切れてから、そのプツって切れて衝動的にやめるんじゃなくて、そこから色々現実的なところが見えてきたりする、やっぱり。
うんうんうんうん。
じゃあフランス座っていうのは実際今どういう状況なの?
自分たちが今意欲を持って取り組んでるコントではなく、まあ芝居ですか。
うんうんうん。
で、どういう扱いなのかとか。
ああ、かたやテレビでは漫才ブームってものが起きてて、華やかな世界が広がってるとか。
うんうんうん。
そういうのが見えてきちゃうな、やっぱり。
なあ、なんかあのシーンってさ、すげえ、あれ清さんにちょっと誘われた後やったやんな。
そうです。清に誘われて。
一対目誘われて。
そう、でも俺はフランス座に拾ってもらった、深見先生に拾ってもらったからできねえよって。
なあ、俺が。
抜けたらどうすんだよってね。
そうそうそう、フランス座がもちろん苦しいのはわかってるけど、じゃあ今俺が抜けたらどうなんの?みたいなな。
でもそれはそれで清さんもさ、それはそうなんやけど、お前のやりたいことってなんなん?みたいな。
っていうのも聞いた上で嫌なことが重なるっていうかさ、ちょうど。
ちょうどね、まあ兆候はあったと思うけど、そういうのを聞いた後だからああいう体験がガッとくるんやと。
普段別にそんな気にならんかったのかもしれんけど、トイレでああマスク履いてんなぐらいに思ってたのかもしれんけど。
そうそうそうそう。
なんかあのー。
わかるわかる、すごいわかる。
踊り子の人にさ、なんかこう言われて、お前らはその芸人は別になんか間を持たせてて、あの客はもうみんな私たちも裸を見に来てんのよみたいな。
っていうのをまさに体現したお客さんやったわけや。
ああや、そっかみたいなな、現実が見えるっていうかさ。
いやなんか俺も前、まあ何回か辞めてるけど仕事、なんか一回やっぱその、ああなんか俺どうしよっかなーって思ってる時に嫌なこと重なって、ああもうほんまに辞めよって思ったことあるわ。
そのお前ほど壮絶なことはなかったけど。
君の転職率って回数だけ見ると結構エグいよ。
俺5回ぐらいしてんじゃん。
4、ん?
6社目?
6社目か。結構してるよ。
1、2、3、4、5、あ、それ6社目やな。そうなんすよ。
6社目です。
でもなんかそう思うと、ちょっと衝動的にやめる。
なんか俺この映画見てて思ったんやけどさ、なんかタケも、なんていうかこう、一個何か衝動的なこととか、なんかこう天才的な何かが一個あって、それでバーンって良くなったり、ガーンって落ち込んだりってよりは、すごい積み重ねやん。
そうやな。
なんかなんだかんだ、まあ俺らが今さ、なんかこう北野たけしのビートたけし見るとやっぱすごい天才、もうすごい作家であり芸人でありすごいみたいなさ。
やけどなんかその人もすごい、いろんな人からいろんな影響を受けて、すっごい積み重ねがあって、その上でなんかそういうちょっとした出来事がなんか積み重なって、ああもうやめようとかさ。
で、なんか俺も5回転職してるけど、だから6社目やけど、なんかやっぱ別にすげえボコボコに誰かに殴られて、ああもうやめようって思うってよりは、やっぱすごいなんかこう普段の日頃の積み重ねとか考えてる時に、たまたまなんか別のことが起こって、ああやめようってなるみたいなさ。
そうやな。
うん、なんかそこらへんすげえこの浅草キッド、ああ人生やなって感じすげえした、めちゃくちゃ。
知るよね。
なんか映画やなっていう感じじゃなくて、ああもう人の人生やなってすげえ思った、これ見てて。
あの、劇団ひとりがたぶんこう原作にないシーンをちょこちょこやっぱ入れてて。
うんうんうんうんうん。
ああそうだな、じゃああの一番俺が心に残ったのは、あの門脇麦がこう演じてる千春って言いたいな。
千春ね、はいはいはいはい。
千春にさ、千春は歌が上手やん。
うんうんうん。
でもね、歌が上手な人間なんていっぱいいるっていうね。
はいはい、屋上のな、私みたいな人なんかいくらでもいるよみたいな。
それもすごい刺さるんだけど、俺的には。
でも、やってみたらいいじゃねえかって竹が言って、千春にさ、ストリップ劇場だけど歌を歌わせて。
うんうんうんうんうん。
そしたらさ、歌が終わったら脱げってみんなが言うわけじゃん。
あれな。
ストリップ劇場なんだから歌は所詮全然に好きなくて、
この後脱ぐまでの前振りだろうぐらいのさ、
うんうんうんうん。
ケスなさ、なんかやっぱそういう場所なんだよっていう。
うんうんうんうん。
なんかこう、泥中の花っていうか、泥の中に咲く花というか。
あのシーンは原作にないね。確か、俺が読んだ歌詞とか。
そうなんや、なんかさ。
あれはね、一人が入れてるはず、確か。
あそこのシーン俺すげえ。
なんか一回目は、あのなんか、すげえ残酷なシーンやなぐらいに思ってたんやけど、
二回目見た時やっぱなんか、あの経験があったから、なんかこう、竹もさ、こうなってやるな。
ここはそういう場所だってな。
そうそう、そこはそういう場所やっていうのもそうやし、フランスはこういう場所やっていうのもそうやし、
なんか俺、あの千春がさ、結局最終的にお客さんが求めてることに対して戻っていくやん。
なんか自分がやりたいことじゃなくて、お客さんが見たい裸の方に、最後はもうなんか踊りことしてというかさ、
後で見せてあげるからちょっと待っててねみたいな、あくまでプロに徹してこう、すごい傷ついた心は隠してさ、舞台から降りるみたいな。
もう切ないねえ、あそこ。
いやあそこはね。
なんかさ、竹がさ、なんかそれを見てたから、なんつーの、テレビ出た時にさ、初めて。
なんかこう、自分がやりたいことと求められてることのなんかこう違いみたいなのを感じても、いやでも俺は自分がやりたいことやんねんみたいなさ。
なんかあの千春のやつを見たからこそ、そういうのもあったんかなあと思った。
なんかそういう意味でもすげえいいシーンやなあと思って。
なんかああいうのもいろいろこう、なんていうか積み重ねて、
まああの、テレビのさ、もう一発やったろーっていう全部ぶっ壊してやるよっていう。
そう。
あそこに繋がるっていうのがなんかすごい、2回目見た時いいシーンやなあと思って。
その千春のシーンはすごい、千春はもうでも全編良かったね。
良かったし。
見送ってくれる時もさ。
そう、戻ってくんじゃないよって。
そうそうそうそうそうそう。出ていくの嫌やけど。
な。
叩きもするけど、でもこんなとこ戻ってきちゃダメだよっつってさ。
そこ行ってな。
なあ。
で、振り返るんじゃないよって。
そうそうそうそうそう。
いい女だよなあ、ほんまに。
ああ。
で、なんか途中でさ、なんか、ま漫才なんか2ビートで結構いい感じでやってるらしいみたいな。
そう、あのー、見に来てたよな。
そう。
で、泣いてて。
泣き笑いみたいなな。
うん。
いや、でもあの泣き笑いしてる千明さ、なんかほんま、この映画見てるなんか自分の気持ちすげえまんまやなあと思って。
すげえ泣く。
すげえ泣くにまんま。
泣くところもめちゃくちゃあんねんけど、すげえ笑えるところもなんかちょこちょこあってさ。
そうそう。
泣き笑いみたいな、なんかめっちゃ不思議な映画やなあと思った、そういう意味で。
あの時の千春の気持ちっていうかやっぱり。
ああ。
ねえ、まあ俺がここで健康化する必要がないと。
うーん。
押して知るべしというね。
いやー、あれはほんまになあ。
まあその後なあ、あれはあれでめちゃくちゃこう泣き笑いして、ああ竹やってんだなあっていうのを見てさ、あれの2年後とかやっけ?
なんかあの、2年後じゃないか、何か数年後か何かでさ、ほらあの。
はいはいはい。
千春ももう子供ができて、で、まあなんか団地みたいなところに住んでて、で、その自分の子供が何か。
鯨か。
そうそうそうそう、自分の子供が何かさっきビートだけ知ったんだよみたいな。
ああ。
コマネチコマネチとか言ってさ。
で、何かサイン書いてくれたところに、ゲーってなあ、ちゃんと鯨って書いててさ。
そう、犬がある。
ああ。
いやー、めちゃくちゃ良かったね、あの鯨のやつなあ。
そこは、俺はその、義団一人のなんかこう、人生観みたいなのが出てると思ってて。
うんうんうん。
別に芸人として再生したり、歌手として再生したり、そこは別に何か大事じゃない。
うんうんうん。
千春が夢をね、一旦諦めて、主婦になりましたっていうのは、
別に俺は悪いこと、一人は書いてない。
うんうんうんうん。
このシーン、良かった。
だから千春が敗北者としてこう、別に扱われてないっていうか。
そうねー。
なんか竹がやっぱさ、こう、いろんな人の要素をちゃんと大事に持っててくれてるからさ、
なんかそこがすごい良いよな。
最初読まれへんって言ってたさ、千春がなんかあれなんて書いてんのって言ってたクジラをさ、
そうそうそうそう。
なんだかんだずーっとな、こう、まあちょっと千春が緊張してる時とかにちょっとな、
なんかクジラってどう書くのとかさ、言ったりとかさ。
なんか竹ってそういうとこあるキャラとして描かれてるやん、この中では。
そうやね。
そう、なんかその辺りがな、めちゃくちゃなんかいいキャラクターやなーってすげー思うよな。
なんか、俺、まあそのぶっ壊して、ぶっ壊して新しいことやりてーみたいなさ、
人、まあ嫌と思ってたから。
なんかでもこの映画見てさ、俺タップダンス、
ビーとタケシが俺タップダンスやるって知らんくてあんまり。
はいはいはいはい。
でもなんかこの映画見てようやくなんかあの、ザトーイチってあのタケシが主演、監督やってたさ。
あー見たーザトーイチ。
そうそうそう、ザトーイチの最後でもさ、タップダンス。
やってたやってた。
やってたーやんか。
俺あれなんか最初見た時俺全然なんでタップダンスなの?
まあでもなんかインド映画も最後に踊るしそうかとか思ってたんやけどさ。
うん。
なんかあーでも、そうそうそう、この時からのやつずっと大事にしてんねーやと思ってさ。
いやーなんかそれ、そういうのとかもなんかな、この映画の後のなんかこう、北野タケシとかビートタケシとかも知ってるからさ、ちょっとだけ。
なんかそれも含めて、あ、こんなとこすごいずっと大事にしてんね。
まあ深美さんからの影響はすごい大きかったかもしらんけどさ。
そうだった?
そう。っていうなんかあの鯨ね、あのダンチの鯨のシーンとか。
まあ千春も芸能みたいなのやってへんのかもしらんけど。
そうや。
うん。でもなんかあそこでちょっとフフってなるっていうな、なんか。
そう。でー別にな、千春も幸せではあるからな。
だ、なさびって言ってた。
ええね。あれはあれで俺は。
そうやね。
ええと思う。
ええと思う。
そうやね。
不幸せには描いてないから、俺は別に自分の天井みたいなのを決めて、別の幸せにシフトしたっていう描き方をしてると思う。
うん。
そりゃそれでいいと。
うん。
ね。
なんかこうやっぱ劇団一人のこのバランス感覚っていうのがすごく。
いやーそうやねー。
弓を諦めた。お前は敗北者。じゃないっていう。
そこが劇団一人のバランス感覚すごく。
いやーそうねー。ほんまなんか優しさっていうんかなー。なんかこうありてーに言うと。
そうやねー。
なんかでもいろんな人がいろんな幸せの形見つけるのもあるし、たけはたけであの時の経験を大事にしてずっと成功っていうかさ、いわゆる芸能界的には成功しててみたいな。
そうや。
多分それはでも一人でやったって思ってないからああいう鯨とか描いたりするわけやんか。
そうや。
なんかあのあたりがすごいいいよなー。
深見師匠とかもなー。やっぱ師匠側やからさ。どんどん追い抜かれていく師匠側やからさ。
まあちょっとその諦めるところもあるやん。フランス座を諦めてさ、舞台から降りてまあ一般企業というか。
そうやな。一般企業。工場、工場やな。
そう。まあでもクリーピーナッツの。
クリーピーナッツ言ったやろあれ。クリーピーナッツ。
だいぶ成功してると思うけどな。クリーピーナッツと同じ職場ですって言ったらだいぶ成功してる感じするけどな。
ちょっとなんかあの戦争中にね、こう怪我しちゃった指とか見せてさ。
左手のな。
なーとか。なんかそういうちょっとブラックなところを見せて。
そうやねんな。でもなんか深見師匠もさ、なんだかんだこう、まああの奥さんのマリさんがな、フランス座取り戻してやるとかさ。
ちょっとやめろ私言ってもから話し出すなあらほんとに。
いやーあれほんまになんかいい関係やんなあの二人。なんかめちゃくちゃ俺もあの妻と一緒に見てて。
いやーなんかすごいいい関係やんなーってめっちゃ言ってたんやけど。
そうや。
まあなんかなんか金銭的には苦しかったけどさ、なんか舞台に立ってる。
あんたが好きやったな。
そうそうそうそう。
言ってたよな。
なー。いやーなんかあそこの二人めちゃくちゃ好きやなーなんか。
でもなんだかんだなあの、こう、マリさんにさ、なんか舞台に立ってるあんたが好きって言われたからさ、深見さんも。
そこでちょっとさ、こう。
そう新しいコント考えてたよーみたいな。
そうなんか、なんか今までコーバーでさ、ちょっと廃れてく自分っていうのを受け入れてたけど、
自分の好きな、てか大事な女性からさ、やっぱり舞台に立ってるあんたが好きやって言われて、
あそこで深見千住郎に戻る、戻るやん一瞬。
なー。
あそこがさ、やっぱりこの人は役者なんだなーって思うよな。
いやーそう、あれはめちゃくちゃいいシーン。
であっこーはなーなんかその、こういうコントを考えててよーって言って、
マリさんにだけ見せるっていうのはなんか、舞台でやってるのをさ。
いいよな。
あーめちゃくちゃいいねー。