ビーチコーミングの楽しみ
イラストレーターの原あいみです。絵本や書籍、キャラクターを作ったり、難しいことを分かりやすく、漫画やイラストで伝えるお仕事をしています。
おはようございます。突然ですが、今、海にいます。はい、砂浜を歩きながら収録しています。
なぜ海にいるかと言いますとですね、昨日、今私、石に夢中なんですけど、娘とね、砂浜の石とか貝とか漂着物を拾って観察して遊ぶというビーチコーミングっていうのをやったんです。
ずっとやってみたくて、ちょっと好きがあったらね、一緒に行こうっていうふうに言っていたんですけど、それに来たんです。
娘が学校の行事で実は行った場所があって、そこで石いっぱいあったよって、まあまあ行こうねってずっと言われてたんですよね。
そこに行ってきました。で、石とか貝とか色々拾ってね、すっごい楽しかったんですけど、娘が巻貝みたいな貝をこれ綺麗な形って言って拾ってきたのがあってね、それも全部ジップロックに入れて、その後半日くらいリュックに入れたままお家に持って帰ってきて、
その日のうちにちょっと綺麗に洗って、ハイターにつけておくといいというふうに記事で読んだので、ハイターにつけようかなと思って、バケツの中にガサガサガサって石とか貝を入れて、ハイターを入れようと思ったら、
その娘が拾ってきた巻貝くんがですね、宿狩りだったんですよ。生きてたんです。ああ、やっちまったと思って、娘と家族大騒動。宿狩りだったよ、生きてるよって、ハイター入れなくてよかったと思って。
でも水でめちゃくちゃ洗って、しかも半日リュックに水がない状態で持ち歩いていたので、相当弱っていたかもしれないですね。
なんですが、これはさすがにこのままポイってできないなと思って、チャットGPTとか色々調べて、潮水に一晩入れておいて、なるべく海と近い環境にしてあげた上で、翌日いた海に返してあげるといいというふうに出てきたので、
これはこうなったらちょっと、優しさとかではなく、なんかもう気持ち悪いですよね。家にこの子生きて動いてるし、娘はなんかすごいちょっとどうしようみたいな感じに自分が拾ってきちゃったからね。
じゃあちょっともうね、大丈夫ママ今暇だからって、別に暇ではないですけど、会社員じゃないので、どうせ考え事してるんですよ。絵本のアイディアとか色々考え事してる時間が多いんで、じゃあ色々アイディア出ししながら海に戻して行ってくるよって言ってね、今海に来ています。
ヤドカリの救出
で、ヤドカリくん昨晩まではね、動いてたんですよ。ただ夜ちょっとぐったりしてたんですけどね。朝になって質問とか色々ね、チャットGPTに聞きながら水をね、こまめに、こまめじゃないか、数時間ごとに変えた方がいいとかね、色々出てきたんで、お世話しながら朝を迎え、ツンツンってやってみたんですけど、なんかね、ちょっとギュッと閉じてる感じでした。
だから、生きてるかどうかわからないです。チャットGPTくんに聞いても、それは完全に死んだとも言い切れないと、まだ可能性はあるっていうふうに言われまして、夜ちょっと寒くなって、しかも前日すごい体力使ってるから弱ってると思うので、
もうじっと動かずに、あのフリーズして、あの頑張ってる、耐えてるっていう感じかもしれないっていうふうに言われたので、もうこれはね、一旅の望みを持って、潮水にいたとこに返してやろうと思ってね、今来ました。
先ほど、どこに戻すのがいいのかっていうのも、相談しながら、ここだといういい場所にね、拾った場所の近くに戻してきました。
さあ、まだね、あの水の中にちょっと半分浸るくらい日陰のとこに置いてあげたんですけど、まだ動く気配はありませんでしたが、
でもなんだろうな、なんかダラーって出ちゃってる感じではないので、なんかギュッてしてるから、耐えてるんだと信じてね、これで私の任務完了ということにしようかなと思います。
そしてこの誰もいない平日の、ただピローイ砂浜でね、録音をしております。
これはなんか、ママは優しいねって、なんかうちのね、夫は言ってくれて、こんなくだらないことに、朝早く出てきたことに対しても別にバカにすることなく、
なんか絵本の話になりそうだよね、とか、絵本一本なんか物語かけるかもね、とか言ってくれたんで、まあいいかと思ってね、来ました。
これで娘もね、自分が持ってきてしまったヤドカリ君がね、なんかゴミとして捨てられるのを見るのはなんか辛い気もするので、
ちゃんと海に帰ったよっていう風にね、言ってあげると気持ちも楽になるんじゃないかしらという、そういう気持ちもあってきました。
でもなんか自分としてはですね、なんだろう、ヤドカリに感情移入するというか、物語とかして想像してしまうと、
なんか、ヤドカリがここはどこだってリュックの中でゴトゴトゴトゴトとなってるシーンとか、
帰ってきて、まあ水、自分が好きじゃない水の中にポチョンって入れられて、なんかガシャガシャガシャって現れて、うわーってなってるとか、なんかそういうの想像しちゃうんで、
そういう気持ちもありつつ、あとはですね、何でしょうね、こう生きて動いていた生命体が死んでこう物体になるみたいな、
なんかその感じが正直なところ、なんか怖くてですね、怖いというか気持ち悪いというか、
それをなんか自分の家に置いておいて処分するっていうのがなんかすごくゾワゾワする感じがしたので、
もう戻した方がいいなって、生きていると信じて戻そうっていう風に思ったっていうところが正直なところですね。
自然とのつながり
ちなみにその昨日行ったビーチコーミング、石拾い、貝拾いはとっても楽しかったんですよ。
今もせっかく来たので、昨日とは全然海の様子が変わっているので、ちょっとね石とか貝拾って帰ろうかなと思ってブラブラと歩いています。
娘と私と狙っていたのは、シーグラスを拾いたいと思って、海で削られてちょっと乳白色みたいになった丸みを帯びたガラスですね。
シーグラスがないかなと思って、あ、今歩きながら1個ガラス見つけた。やった、これ持って帰ろう。
昨日探したんですけど、全然落ちてなくて、あんまりその海岸によってシーグラスがたくさん取れるところとそうでないところとあるみたいですね。
しかももうガラスをね、不法に捨てるってことがもうだいぶ減ってるでしょうから、ここからきっとガラスは見つかりにくくなるんだろうなっていう気はしますね。
そんな感じで、持って帰って眺めて楽しむのも良し、なんかたくさん同じ色のものが見つかったら作品に貼り付けたりとかそういう楽しみもできますから、
とにかく自然物の色とか形とか光の反射とか、それはやっぱり人工物にはかなわない面白さがあるなぁと思ってね、めちゃくちゃ楽しいです。
昔から私、森に行っても何でしょう風景を見ずにずっと拾い物をしてるっていう感じで、海に来てもやっぱり拾い物するのが好きなんですよね。
ちょっと石つながりで思い出したんですけど、私実家の家の横に、なんか砂利の通路みたいなのがあったんですよ。
その砂利に落ちている綺麗な石を拾ってきて、それをなんか水をかけて磨いて遊ぶっていうのをね、そういえば結構やってたなっていうのもなんか思い出しました。
こんな体験ができたんで、ヤドカリ君にも感謝ということで、そんな収録でございます。
ちなみにうちの娘はですね、保育園の頃から自分が行事で行ったところに、
あ、ちょっとヘリコプターがうるさいですね。すいません、撮り直しました。
娘は自分の小学校とか保育園で行った、行事で行った場所に改めて私たち親を連れて行く、私たちと一緒にもう1回行きたがるんです、昔から。
で、私が紹介してあげる、説明してあげるって言って、着くとこっちだよって、こっちから行くんだよって、ここはねって私たちにガイドしながら、もう一度行くっていうのをね、よくやってきました。
今回の場所もそういう感じで行って、ここがね、シーグラス拾った子が3人いたんだよとか、なんかそういうのを教えてもらいながら楽しみました。
なんかもう5年生10歳なんですよ。見た目はもう結構ね、大きいお姉さんになってきてるんですけど、なんかこう、親をもう一度連れて行きたがるっていうのが全然変わってなくて、なんて可愛いんだろうなと思いました。
今日は帰ってね、娘にあの宿刈君をちゃんとお家に返した証拠写真とともに、きっとね、ギュッてギュッて力入れて縮こまってたから、大丈夫だよっていう風に報告しようかなと思います。
イラストレーターのからえみでした。また話します。