それでは最初のお便りです。 ラジオネーム白い封筒さん。
54歳の女性からいただきました。 長くお世話になっている地域活動の代表がいます。
困っている人へいつも手を差し伸べる人で神様のような人だと思っていました。 ところが昔その人がかなり荒れた生活をしていたと聞き急に怖くなりました。
後日本人から昔の自分を知っているからこそ同じ場所へ落ちそうな人を放っておけないのだと聞きました。
疑った自分が恥ずかしい一方、見えなかった過去まで含めてその人をどう見ればよいかわかりません。
これすごくリアルな葛藤だね。 尊敬してた人の意外な過去を聞くと一瞬頭が真っ白になる感じ。
シゲキ様も他人の過去の噂話に動揺したご経験は?
噂話っていうか、 すごく真面目で静かなエンジニアの同僚がさ。
昔は金髪でバンドやって暴れてたって聞いた時はちょっと距離を置こうかと思った。
金髪バンドマンへの偏見が隠せていませんね。
いやそういうわけじゃないけど、 でもこの白い封筒さんが怖くなったって感じるのはすごく自然な防衛反応だと思うんだよね。
今まで自分が信じてた綺麗な代表像が急に歪んだ気がしちゃうから。
一度完璧な神様のように置いてしまうと、 その人の過去の泥まで受け入れるのが難しくなります。
そう、でも本人が言った昔の自分を知っているから 追っておけないっていうのが全てだよね。
泥を知ってるからこそ今困ってる人の足元が見える。
綺麗なだけの神様よりも一度地面に落ちたことのある人間の方が 本当の救い手になることもあるのですね。
その通りだと思う。 過去を知ったからってその人が今やってる良い行いが嘘になるわけじゃないからね。
ではこの代表の過去とこれからどう向き合えば良いでしょうか。
神様扱いするのをやめて、 ただの一人の人間として見直せばいいんじゃないかな。
完璧な偶像から血の通った一人の隣人へですね。
そう、 過去も今も全部ひっくるめて
この人も葛藤しながら生きてきたんだなって思えると、 もっと対等でいい関係になれると思う。
ご自身の疑ってしまった罪悪感もあまり背負いすぎる必要はありません。
このタイミングでちょうどその心境に重なる曲を紹介させてください。 実はこの曲ゲームのアウトワードに登場する
オリエレというキャラクターがね、 彼女にとっての絶対的な神であるエラットに抱く強い疑念を歌った曲なんだよ。
純粋に深く信じていたからこそ、 それが由来だときの反動の疑いっぷりも凄まじいですね。
まるでガラスが激しく割れるような。 そうそう、
激しく疑って傷つきながら、最後にはある真実にたどり着いて、 彼女が何を思うのか、
という長い旅路を歌っていて、 少し尺も長い曲なんだけど、
今の代表さんのお話にも少し通じる部分があると思うんだよね。 それでは一曲お送りします。
刺激ゲームズで ガラスの獣神
迷いない その手だ
私は愛だけを見ていた 影の形も知らない人だ
綺麗なガラスに ひび割れが走る
まさかと打ち消して また傷が増える
汚れた熱の矢
やっと出会えたね
教えより この全てを許して
お送りしたのは刺激ゲームズの ガラスの獣神でした
オリエレが最後に真実にたどり着いて何を思ったのか ただ綺麗に救われるんじゃなくて神の秘密や痛みに触れてどう受け止めたのか
聞く人によっても解釈が分かれるかもしれないね 完璧な神としてではなくその痛みに共感したからこそ受け入れる
お便りの代表さんを一人の人間として見直すことにも美しく重なりますね
うんそうだね こちらのガラスの獣神はアルバム可能性の地図に収録されております
配信リンク等は番組の概要欄をご覧ください それでは2通目のお便りをご紹介します
ラジオネーム先に笑ってくれる人さん 49歳の女性からいただきました
20年内の友人がいます 仕事で落ち込んだ時も親のことで疲れた時もいつも先に笑わせてくれて最後はなんとかなる
と思わせてくれる人でした 最近その友人が体調を崩したと聞きました
今度はこちらが支えたいのに何を言っても薄っぺらくなりそうで連絡できません 自分ばかり助けてもらってきたことが急に申し訳なくなり
元気づけたい相手ほどどう声をかけて良いかわかりません これもめちゃくちゃ優しい悩みだねぇ
刺激様にはこのように支えたいけれど声をかけづらい 大切な方はおられますか
いるよ いつも自分を引っ張ってくれるような強い人が弱ってる時って
こっちが何を言ってもお見舞いの提携文みたいになりそうでさ 自分の言葉の軽さに凹むんだよね
これまで助けてもらう側だったという追い目が言葉を慎重にさせすぎているのかも しれません
そう でもさぁ向こうは助けてあげたなんて1ミリも思ってないし
貸し借りだとも思ってないはずだよ ただ友達だから笑わせてくれてただけで
立派な言葉で励まそうとするから足がすくむのですね その通り
だから心配してるよっていう事実と 何かできることがあったらいつでも言ってねって
短く伝えるだけで十分なんだよ 支える側へ回るからといって急に自分が強いヒーロー
になる必要はないと そうそう
弱い自分のままでただ側にいるだけでいい その人にとってこの先に笑ってくれる友人自身が本当に伝説の勇者のような存在なんだろうね
そんな大切な存在への敬意を込めた曲をここでご紹介します それでは2曲目です
刺激ゲームズで 君は伝説の勇者
いつもみんなが振り向いてる 君はやっぱり勇者だよ
君の聞き場 どんな世界でも
どんなクエストない時も大丈夫君がいるから だから一秒でも長く生かす
守るとか 守られるとか
続くんだ 日々をお送りしたのは刺激ゲームズの君は伝説の勇者でした
この曲はいつも自分を助けてくれる 自分にとっての勇者のような大切な人への感謝を歌った曲です
誰にでもそういう存在っているよね はい
いつも近くで支えてくれる人への思いがとても伝わってくる楽曲です こちらもアルバム可能性の地図に収録されています
では最後のお便りをお願いします ラジオネーム口の中の黒い石さん
44歳の男性からいただきました 職場では穏やかな人だと思われています
実際怒鳴ったこともほとんどありません ただ最近理不尽な指示やこちらを軽く見た発言をされるたび
口の中に黒い石のような言葉がたまります 家に帰ってから関係のない家族へきつく当たってしまうことがあります
悪いことだとわかっています でもその怒りの中に自分を守ろうとする本音もある気がして全部消せば
良いとも思えませんこれは身がキリキリするねー 心の中に黒い石がたまるって表現がリアルでいたい
刺激様も開発案件で理不尽な使用変更を言われた時など 心の中に黒い石を敷き詰めていらっしゃいますね
敷き詰めるなって でも本当穏やかに見えている人ほど逃げ場がなくて家族に当たっちゃうのってあるよね
で後で自己嫌悪でさらに傷つく ですがこの方はその怒りの中に自分を守ろうとする本音がある
と気づかれています そこがすごく大事
怒りって理不尽に対してそれはおかしいって心が走ってる警告だからさ 全部消しちゃうと自分が壊れちゃうんだよ
怒りそのものを悪者にして抑え込むのではなく その扱い方を変える必要があると
そう 完全に消すんじゃなくて出す場所と量を選ぶ
例えば職場で小さくそれは難しいですってことある境界線を作る練習をするとかさ 家族へぶつける前にそのエネルギーの逃げ道を作るわけですね
そこでこの黒い石みたいな怒りを見つめる曲なんだけど この曲はゲームに出てくる的キャラの盗賊たちが着想のもとなんだよ
モンスターでも神でもなく あくまで同じ人間なんだよね
同じ人間が これでもかと容赦なく襲いかかってきて
にぐるみを全部這いでいく恐怖を描いています そう
同じ人間だからこそそこに潜む残酷さや本能だけで動く 獣のような野生の側面が際立つ
僕たち人間も同じ動物だからこそ そういうやからみたいな一面を心の中に持っているんだよね
ご自身の身を守ろうとする怒りの警告も人間の中に眠る 本能的な野生の一種なのかもしれません
そうかもしれない それでは3曲目です
刺激ゲームズで やから
ポケットの中丸めて 浮気みたいに 汚されてく日常
終わられないよ 綺麗事はもういらない 間違ってるって聞きたいのは
滲みだす欲望が それも本能
嫌いなんて信じたくない 許されたいとも思えない 壊すこと
牙抜く心臓が これが本能
また誰かを傷つける 目を閉じても 脈打ってる衝動
お送りしたのは刺激ゲームズのやからでした 同じ人間に身ぐるみを剥がされる恐怖は強烈だけど
理不尽に直面した時に 自分を守ろうとして心の中のやからが牙を剥くのは
同じ動物だから仕方ないんだよ だからその怒りの石を無理に全部消そうとせず
飼い慣らしていくのがいいんじゃないかな ご紹介した3曲はすべてアルバム可能性の地図に収録されております