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映像文化としての教科書~運動としての映画、映像としてのスポーツ~
2025-02-12 10:32

映像文化としての教科書~運動としての映画、映像としてのスポーツ~

スポーツ文化評論家 玉木正之
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00:28
日替わりコメンテーターが独自の切り口で、多様な視点を提案するCatch Up。
水曜日は、スポーツ文化評論家・玉木正之のCatch Upです。
玉木さん、おはようございます。
メジャーリーグをキャンプインしたようで、いろいろ話題がありますけれども、
それはまた来週以降にでも喋るとしまして、
今日はちょっと面白い話をね、とっておきの話だと私は自負しているんですが、
こんな本が出ましたというのは、映像文化論の教科書という。
この本はね、請求者というところから出ているんですが、
青い海の会社ですね。
一橋大学の講師の方が書かれた、映画とスポーツに関する本なんですよ。
ですから、副題としては、運動としての映画、
映像としてのスポーツという副題が入っているんですけどね。
映画もスポーツも、19世紀の終わりに
生まれたものなんですよね。
非常によく近しい関係にあるということがあるんですけれども、
映画というのはそもそも何で始まったかというのは分かりますよね。
19世紀にみんなが何に驚いたかというと、
映画に驚くわけですね。
映画の何に驚いたかというと、運動に驚いたんですね。
最初に生まれた時に、
汽車が動くというのにみんな驚いて、
汽車が向かってくる映像を見たら、みんな避けたらしいですね。
そういう驚きがあったので、映画というのは
19世紀はビックリハウスとか、
お化け屋敷に入るような感覚で映画を見に行ったわけですよ。
大砲玉のような宇宙船が月にぶつかるというような映画を撮って、
月世界旅行というので、みんなうわーって驚いたわけですよ。
その映画がその後に物語になっていくんですね。
今、映画を見ればほとんどの人がストーリーを見に行くでしょ。
恋愛物だとか、振り物だとか、
いろんな男と女の話から男の出世の物語が
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政治の物語から、政治の物語から全部物語ですよね。
スポーツもそんな風に変わっていったんですね。
スポーツは最初はみんな驚いたわけですね。
うわーものすごく弾が速いとか、うわーすごいホームランナーとか驚いていたのが、
そのうちにあの選手はどんな選手だろうと、
あのランナーはどんなランナーだろうと、
もうドラマとしてしか語っていないですよね。
走っているということよりも、助けが渡るかどうかとかね、
倒れるかどうかって、倒れる人に必死になって映しているわけ。
全部ドラマですね。要するに物語になったわけですよ。
ただ面白いのは映画で、アトラクション、最初はビックリハウスだ、お化け屋敷だと言いましたけれども、
そのアトラクションの部分が残っている映画ってやっぱりあったんですね。
それはスラップスティックコメディー、
要するにドタバタコメディーですね。チャップリンとかバスターキートンと言われたりとか、
動きがすごく面白いっていうね。
チャップリンがボクシングの真似したりして相手の後ろに入ったりって、
もう動きだけを見るわけですよ。物語がなくても。
それともう一つはミュージカルですね。思いっきり踊るわけですね。
踊りを見るほうが面白いと。お化け屋のミュージカルで、
水泳がいっぱい映るエスター・ウィリアムズという主人公が、
高いところから飛び込むとかっていう、こういうアトラクションが残った。
もう一つは何かというと活劇なんですね。
活劇って分かりにくいかもしれませんけど、はっきり言うと西部劇。
あるいはチャンバラ映画。チャンバラ映画を見るときは動きを見るんですね。
ドラマから離れちゃうんですね。そういうふうにして残っていって、
ストーリーの中でもまだアクションが残ったと。
スポーツのほうも、スポーツをどのようにして残すかっていうときに、
ドキュメンタリーが出てくるわけですね。
一番有名なのが、レニー・リー・フェンスタールという人が作った
ベルリンオリンピックのドキュメンタリーで、
フェンス人というものが古代ギリシャから受け継いだ
ゲルマン民族であるというようなプロパガンダ映画に
変わっていくわけですね、ドキュメンタリー。
その中で市川コンさんという人は、スポーツのドキュメンタリーの中に
物語を入れて、勝った人ばっかりではなくて、
負けた人の苦しさとか、勝ってもそんなに嬉しくない
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つらかった人生とかね、そういったものが映るようになってきた。
ですから、そういうふうに変わってきたドラマとしてのスポーツって
今、テレビでもそうなんですね。
例えば野球中継を思い出してください。野球中継始まりました。
誰々のピッチャーが泣きます。誰々のバッターが情けにつきました。
画像どうなりますか?バッターのクローズアップ。顔が映りますね。
どこが映りますか?ピッチャーの顔のクローズアップが映りますね。
それから、引きになって両方の選手が映ってボールを投げますね。
そこには完全にドラマがあるという。
そのドラマの作り方のようなものが、この本には全部書かれてるんですよ。
クローズアップはどういう意味を持つのかとかね。
クローズアップにしても徐々にズームしていくと、心が見えてくるとかね。
それから、思い切り引いて周りの風景を映す時にはどういう意味があるのかっていうことが書いてあるので。
映画を見るのにもすごく面白い参考になる本だし。
読んでからスポーツ中継見たくなりますね。
スポーツ中継見たくなるって今おっしゃいましたけれども、
RKBのみなさん、作る側のみなさんとしてもこの本を読んでほしいなと思うので。
演出法のバイブルみたいですね。
そしてその物語の後、これから映画はどうなるか。
この先スポーツはどうなるか。
さてどうなると思います?
はじめアトラクションで、お化け屋敷や運動で始まった映画が物語になって、
その先スポーツは驚いてみんなすごい速いなーとかね。
強いなーとか思っていたのがだんだん物語になってこの先。
この本にチラッと書いてあるんですけど。
原点回帰。
原点回帰っていうのがなってくれたら私嬉しいんですけれども、
それよりもゲーム化。
ゲーム。
要するにコンピューターゲームですね。
要するに今のEゲームの世界、Eスポーツの世界の方に入っていくんじゃないか。
映画もだんだんそうなってきてますね。
見る人も映画の中に入っていくようなゲームとしての物語。
アトラクション化してるようなところがありますもんね。
アトラクションもダイナミックなアトラクションといいますか、
アバターを使ったアトラクションになっていく。
これからスポーツも果たしてそういう風になっていくんじゃないか。
スポーツのテレビ中継もそうなっていくんじゃないかっていうようなことがチラッと書いてあるっていう。
ですから19世紀の映画から始まって、
09:00
本日から未来までの映画とスポーツのことが書かれている本です。
これは読むと映画も好きになりますし、スポーツも好きになりますし、
また映像とスポーツを作っている人にもぜひとも読んでほしい本だったですね。
大変面白い本でした。
映像文化論の教科書という本について今日は解説していただきました。
玉木さんありがとうございました。
失礼しました。
玉木正幸のキャッチアップでした。
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