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毎週水曜日のこの時間は、 玉木正之のCatch Up スポーツ文化評論家、玉木正之さんです。 玉木さん、おはようございます。
はい、おはようございます。
今日は、やっと世界水泳の話、これから続けていきたいと思います。
来月開幕の世界水泳、福岡で行われますもんね。
そうですね、7月14日から30日までの予定で行われますが、
水泳といえば、何と言っても戦前から日本は水泳日本と言われたんですね。
もうめっちゃくちゃ強かった。
女子の金メダル第1号も前畑秀子さんも、
ベルリンオリンピックで水泳200m平泳ぎですからね。
それにね、1932年、これ古い話ですけども、
ロサンゼルスオリンピックで、日本は金、銀、銅メダルを7個、7個、4個取ってるんですが、
そのうちの、これ世界で5位なんですけれども、
7個、7個、4個のうちの5個、5個、2個が水泳なんですね。
ベルリンのときもそうですし、それがなぜこんなに強かったか。
戦後すぐにね、日本が戦争に負けて世界のスポーツ界に入れないときに、
全米選手権に参加するんですね、日本が。
1949年です。
ここでアメリカをものすごくやっつけるもんだから、
日本人がものすごく喜んで、
力道山より早く日本人を力強くつけたと。
というのも水泳だったんですね。
なぜ日本はこんなに水泳が強かったのか。
なぜだと思われます?
腰が強くて、バタ足が強かった。
深く考えすぎ。
川遊びがみんな頻繁に行われてたから。
そういうこともないと思うんですけれども、
淡水があった、湖があったというのは少し関係があるかもしれないですね。
強い選手は浜中から結構出てますからね。
そういうのもあるんですけど、猛練習した。
それだけなんですね。
明治時代にあらゆるスポーツが入ってきたとき、
日本人はあまりに面白いもんだから、
必死になって練習しましたね。
野球選手なんかも変化球を投げすぎて腕が曲がっちゃったので、
それを桜の木にぶら下がって真っ直ぐにして直したとかね。
いろんな武勇伝があるんですね。
でも体を壊してしまった人がものすごく多かったんですね。
ところが水泳は体がどうでしょうか。
あまり壊さない。
そうですね、水の中だから。
重力がないんですね。
ですから猛練習が結構良かったんですよ。
その結果、泳いでばっかりいた選手がいっぱい生まれて、
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それで強くなったっていうのは、
スポーツ庁長官になっていた鈴木大地さんとも意見が一致しましてね。
それは正しいですよって言われましたね。
ところが戦後になりまして、
アメリカをやっつけた後ですね、
メルボルンのオリンピック、ローマのオリンピック、
それから1964年の東京オリンピックになるんですが、
どんどんどんどん駄目になってきた。
どんどんどんどん駄目になってきた。
なぜ駄目になってきたんでしょう。
他のスポーツの魅力にハマったんですね。
それもあるかもしれないですね。
他のスポーツを選ぶという人も多くいたかもしれないですけれども、
猛練習がいけないという雰囲気が出てきたんですね。
合理的な練習というものをスポーツではやらなきゃいけないんだと。
こんなに泳いでばっかりいたら駄目だろう。
もう少し筋力トレーニングをしなきゃいけないだろうし、
器具を使った練習もしなきゃいけないだろうし、
というふうに言って、合理的な練習をアメリカを真似てやろうと言った時に、
アメリカはさて何をしていたかというと、
日本の練習を真似たんですね。
猛練習ってことですか。
そうそう。
それでアメリカがどんどんいい選手が出てきて、
例えばミュージシャンオリンピックでマーク・スピッツという選手が
銀メダルを7個取るんですけれども、
このマーク・スピッツはすごいですね。
とにかく水にたくさん入っていなきゃ駄目だと。
考え方としては、
陸上にいる時と同じ脳みその働きを水の中でも使えるようにしなきゃいけない。
要するに水の中で生活する人間にならなきゃいけない。
もう魚類になれぐらいな感じですね。
それでマーク・スピッツはプールの中で食事を取ったりね。
要するに水から出ないという生活をやり始めて、
ミュージシャンオリンピックで銀メダルを7個取ったっていう。
すごいですね。
これはなかなか面白い話。
その時に日本はどんどん合理的な練習をしましょうと言って、
どんどん弱くなっちゃったっていう。
その後またやっぱり水の中に入りましょうということになって、
日本が強くなってきたんですけれども、
これをね、
アーティスティックスイミングと今言ってます。
新興体育団のスイミングで、
バルセロナ大会で銀メダルを取ったりした奥野文子さん、
アサーラさんと結婚した人ですね。
その方に言ったら、いやもうそれは本当に正しいと。
アーティスティックスイミングなんか水の中で、
陸の上と同じ生活ができるようになるのが最高だと。
だから奥野さんは、今アサーラさんの奥さんですけれども、
100メートルのリレーで何かに出たアサーラさんの奥さんですけれども、
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彼女は引退してから原稿書くようになったんですね、評論家として水泳のことなんか。
頭が回らないからって言って何したかっていうと、
水着に着替えてプールに入って、
プールの端っこで原稿書いてた。
すごいなあ。
要するに水の中に入る方が頭が回るようになってたと。
だから要するに水性人間と言いますかね。
水の人間になるっていうのが水泳で強くなる一番なんですね。
これですからね、水泳選手ってすごくいい体してるんですけども、
ちょっとびっくりするのは、出会って会ったときに、
よく歩き方とか見てください。
ふにゃふにゃですよ。
ふにゃふにゃ?
カッパみたいと言ったら怒られちゃいますけれども。
どういうことですか、ふにゃふにゃ。
私一番最初に鈴木大地さんが引退されてから、
スポーツ用長官になる前ですけれども、会ったときびっくりしましたね。
一作展で歩いて来られたときに、本当にふにゃふにゃで歩いて来られましたね。
スターウォーズの中に出てくる水性人間みたいな感じ。
ぺたぺた。
なるほどね。
これはなかなかね、鈴木さんにそのまま言ったんですよ。
みんなに言われますって言われて、
学校の教室の免許取らなきゃいけないんで、
剣道をやったときに、
鈴木、気合い入れろっていつも言われた。
入れてますって言っても、先生には見えなかったみたいですね。
だから水の中で生活する人間になる人が、
すごく水泳競技、アーティスティックスイミングも含めた競技の、
素晴らしい選手になるんでしょうね。
なるほどね。
これはなかなかね、面白いことですね。
そこで思うのが、人間の体はなぜ体毛が少ないのか。
多くの霊長類に比べて。
そうですね。
ゴリラとかチンパンジーとかオランウータンと、
遺伝子の配列は95%以上一緒だというのに、
全然違うのが体なんですね。
体毛なんですね。
ですから人類のことはよく裸の猿とか言われますよね。
その中でこれは仮説なんですけれども、
一旦水に入ったんじゃないかというね。
イクジラのように。
クジラとかイルカとかシャチとかは、これは哺乳類ですよね。
ですから一旦陸上に上がった後、やっぱり水がいいって言って戻って行っちゃったんですよね。
そこで哺乳類が水の中で海で生活するようになったわけですね。
だから類人猿になる頃に一旦水の中に入って、
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泳ぎまくったから自らの毛がなくなったんじゃないかと。
進化の過程でね。
これは仮説です。あくまでも仮説ですけど言っている人もいます。
ずっと山で暮らした猿との違い。
それで私が初めて鈴木大地さんと会った時びっくりしましたね。
ものすごいヒゲとものすごい腕の毛でしたね。
それで鈴木さんに言ったんですよ。
減育の時そんなになかったですよね。
水にこすられて毛は全部抜けるんですよ。
そういうものなんですね。
引退したらこんなになってきちゃって。
鈴木さんなんかよく中にビヨンティーという選手がいたんですけど。
ビヨンティー選手なんかすごいですよ。
ライオンみたいな感じですよ、顔なんか。
と言っておられました。
水泳に関するこれはちょっとしたミニ情報で。
世界水泳を見る上では何の役にも立たないですけど。
でもどれだけ水を陸と変わらないような環境に変えられるかという選手が活躍するのかもしれないですね。
そういうことですね。
まとめていただいてありがとうございます。
とんでもないです。
また次も聞けるんですかね。
次も水泳の話したいと思いますのでよろしくお願いします。
たわきさんありがとうございました。
ありがとうございました。
スポーツ文化評論家たまきまさゆくさんでした。