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日替わりコメンテーターが独自の切り口で多様な視点を提案するCatch Upのコーナーです。
水曜日はスポーツ文化評論家、玉木正之さんです。
玉木さん、おはようございます。
おはようございます。
野球面白いですね。
盛り上がってますね。
日本シリーズが終わってからも、まだ野球が見られるというのは、野球好きにはたまらないですけどもね。
キューバ戦で藤平投手の見せた最後の1球は、なかなか痺れましたですね。
2アウト満塁で土砂降りの雨の中で、最後にフォークボールで三振という、これは素晴らしかったんですけれども。
プレミア20の試合を見ていて、急に気になったことが2つあったので、取り上げたいと思います。
1つは応援団ですね。
チアガールすごいですね。
日本ではなかなか見られない光景ですよね。
なかなか見られない情景ですけど、あのチアガールの皆さん、野球を見てないですね。
背を向けてますよね、グラウンドに。
ひょっとして、観客席の皆さんも野球を見てないのかな、チアガールの方ばかり見てるのかなって。
そんな風に思ってしまって。
応援団が生まれるっていうのは、アメリカのベースボールには応援団ないですよね。
そうですね。
ところが、アメリカのフットボールやバスケットボールにはチアリーダーがいますよね。
ああ、そっか。
これの違いっていうのは、以前も喋ったことあるんですが、これは飛び入り自由の歴史があるかないかの違いなんですよね。
飛び入り自由?
要するに近代になって、ルールがきちんと決まる前ですね。
その前から草野球のようにやっていたスポーツが、だんだんとルールができてくるという順序を踏んだスポーツには、
応援団はありません。
ベースボールがそうだったら、サンドロットゲーム、アメリカでは草野球のことを言いますけど、砂の上の試合ですね。
みんながやっている中で、だんだんプロのような観客を入れるようになってきたと。
その中でも、そういう歴史があると、一発俺にも打たせろよという飛び入りが入ってくるんですね。
飛び入りが入ってきたら、打たせないといけないというので、
これは何かと似ていると思うと、これは日本の相撲ですね。
巡業なんかで、うちに強い歴史があるので、うちの村にいるので、これちょっと一つやってみて、というような動揺が上がれるんですね。
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それで強ければ入れる。
要するに、飛び入りの自由があったということは、みんながプレーヤーになれるということなんですよね。
でもプレーヤーになれないからというので、見ていたら、一緒になってプレーする感覚になりますから、応援団という感覚にはならないんですね。
ところが、スポーツが近代になってからルール化されて、初めてできた。
例えばバスケットボールなんかは、机の上で作ったスポーツですからね。
1890年代にジェームス・ネイ・スミスというマサチューセッツのYMCAの体育の先生が机の上で作ったんですね。
要するにフットボールを室内でやりたいと、そのためには手を使うと。
マサチューセッツの有名な産物であるサクランボのカゴを壁に取り付けたと。
そのバスケットにボールを入れたら1点だと。
それでみんなで学校でやりましょう、YMCAでやりましょうとなったら、やる人と見る人が最初から分かれてるんですね。
そうしたら見てる人の方に欲求不満が募って、見てる人たちも何かやろうということでチェアリーダーとかが生まれるんですね。
ですから日本とか東洋でも野球は輸入品ですから、ベースボールとして。
そうしたら大学や何かで始まった。
そうしたらやる人がいる。クラブに入ってやっている。
ところが見る人は最初から見る人だから、欲求不満が起こって要援団ができるんですね。
そういう歴史がある。
だから面白いことに、相撲の国際試合なんか行きますとね、
日本の観客は全部バラバラに座って、誰誰頑張れとか言ってるのに、アメリカの人は全部固まって、USA、USAとか言って応援してますね。
あるアメリカには飛び入りの自由がなかったんですね、相撲に関して。
ああ。
こういう違いがあるというので、今回プレミア20で日本とか台湾とか韓国のチームは応援団がいろいろやっているんですが、
これが実は試合時間の長さにも関係してくると。
長いですよね、プレミア20は。
確かに。
入場戦も参りましたね、私ももう。
終わって時計見たら11時30分近く。
なんでこんなに早いのか。
これ、ランナーがいない時に20秒のタイムクロックを使ってもこんな時間ですね。
アメリカでやってるようなタイムクロックを日本でも取り入れようという時に、
球団からいろいろ話が出たのを聞いてみると、
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おかしいのが、これタイムクロック入れたら応援団の歌が途中で切れるっていうね。
選手ごとに歌う歌を歌いますね。
それが入らないっていうのが。
これは果たして野球はどっちを優先すべきなのかっていう。
なるほどね。
ところが今の野球見に行ってる人たちはみんな歌歌ってるわけですね。
あるいは飛び上がったりピョンピョン跳ねたりしてるわけですね。
そしたら時間を短くしようという意見が意外と出ないんですよね。
要するに自分たちは楽しんでると。
楽しんでるなら楽しい時間というのは長い方がいいわけなんですよね。
テレビ見て私のようにビール飲みながら野球見てると長いなーとか思うんですけれども、
球場で飛び上がってる人は長いなーという感覚よりも、
もっと長くもっと楽しくもっと楽しいことは長くっていう風になってるという。
この違いは結構大きいですね。
それともう一つだけ言っておきますと、
アメリカのベースボールはどんどん速くなりました。
速くバッターも打つようになりました。
なんでかなというのを調べてみますと、タブレットの影響は大きいですね。
タブレットというと?
要するに相手のピッチャーの情報がここに書いてあるわけですね。
その情報を日本でもやってますね。
プレミア20を見てみますと紙を見てますね。
だいぶ違いますね、タブレットとは。
タブレットとは中身も違って、タブレットはビッグデータを集積したデータから、
このピッチャーは何球目のどれを打てって出るわけですね。
そのバッターが大谷だったらば、
身長のこういうバッター、左バッターはこのピッチャーに対して一番有利なのはこれだと。
大谷はファーストストライクを打つのが早いですね。
というような情報までやってるんですね。
まだ日本のというより東洋のと言いますか、
日本とか台湾とか韓国のデータはそこまで行ってないし、
プレミア20に出てきたチームなんかもそこまで情報を集めてませんよね。
これが試合時間の長さ短さとも関係がありそうですね。
これ考えてみるとね、AIとビッグデータの結果を大谷が打ってるんですよ。
ということは一郎選手が引退の時に言ったんですけれども、
メジャーリーグはだんだん頭を使わなくなってきていると。
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言うとこれ大谷は今AIのアバターとして最高の選手なのかなと。
いう言い方もできるんですが、
ワールドシリーズで肩を打球しましたね。
あれはアバターにはないですね。
このあたりが人間がやっているスポーツというのがどこに現れるかというのを見ているのも、
これからのスポーツには大きな見どころになるかもしれないですね。
それが試合時間の長さと応援団といろいろ関係があるのを見られるのがプレミア20だなと思って見てます。
これからベスト4の対戦がありますから、みなさん注意してみてください。
じっくり見たいと思います。
玉木さんありがとうございました。
失礼しました。
この時間、玉木正幸のキャッチアップをお送りしました。
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