玉木正之のCatch Up
2023-10-25 11:53

玉木正之のCatch Up

スポーツ文化評論家 玉木正之
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毎週水曜日のこの時間は、玉木正之のCatch Up、スポーツ文化評論家、玉木正之さんです。
玉木さん、おはようございます。
はい、おはようございます。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
今日はどんな話題でしょうか?
今日は、サッカー協会、日本サッカー協会の最高顧問である川口三郎さんが文化勲章を受賞されました。
これは、ある意味でちょっとすごいことでしてね。
スポーツ関係者から文化勲章が出たのって何人目かとかご存知ですか?
何人目?
誰が過去に取ったことがあるか?
誰が?
実は、意外と知られていないんです。
そうですね。
スポーツ関係者というのであれば、3人目になるんですね。
3人目。
1人目が古橋宏信さん。
富士山の飛び魚と言われて戦後すぐに世界記録をバンバン出した水泳の名手ですね。
そのあと、水泳協会の会長もされました。
それからもう一人は、長島茂雄さん。
2021年ですね。2年前に長島茂雄さんが文化勲章になられました。
そして川口さんが3人目ということなんですが、
古橋さんも長島さんもどちらかというと、
選手として大活躍して社会を盛り上げたと言いますかね。
そういう形ですよね。
川口三室さんは早稲田大学と古川伝工のサッカー部で活躍されたとはいえ、
また日本代表の監督もやられたとはいえ、
それ以上にJリーグを作ったとかね。
それからバスケットボール協会が大混乱に陥ったときにBリーグを立て直したとかね。
言ってみれば裏方の形でリーダーシップを発揮して組織を作ったという方なんですね。
これが文化勲章になったということはすごいことでして、
文化っていうのはカルチャーですよね。
カルチャーの中にスポーツが入ってくる、
あるいはスポーツの組織が入ってくるというのが認められたということなんですよね。
これは意外と認められてないことが長く続いて、
実は私なんかも昔ですけれども、
35年ぐらい前に初めてテレビに出たときに、
野球とかサッカーとかいうのは日本でも文化として発展したければということを言ったときにですね、
一緒にいた女子アナの方がですね、
玉木さんの学校ではスポーツって文化部だったんですかって言われたんですね。
学校の中で文化部と運動部に分けますよね。
あるいは体育部にね。
スポーツは文化じゃないという意識がすごく強かったわけなんですよね。
03:05
相反するぐらいのイメージを持ってしまいますね。
ちょっとおさらいしておきますとね、文化っていうのは、
アメリカからカルチャーって言葉が伝わったときに、
日本にカルチャーに当たる言葉がなかったんですよね。
それで文化という言葉を当てたんですけれども、
実は文化というのは上から目線の言葉でして、
文化の反対語はわかりますよね。
何かの反対語。
何かの反対語ですよね。
文の反対は何かってわかりますよね。
文の反対は何ですか。
何とか領土という。
文部。
部。
部下。
部下。ですから文化の反対は部下なんですよね。
部団政治という力づくで人々を治めるのが部下、部団政治。
力づくとか暴力を使わないで人々を治めるのが、
分治政治で文化なんですよね。
ですからその文化という言葉をカルチャーに入れたんですけど、
実はカルチャーという言葉は、
アメリカとかイギリスの英語では、
みんなで作り上げるものという意味なんですよね。
ですからアグリカルチャーというのは、
アグリというのは土のことなんですよね。
ですから土からみんなで作り上げたものは農業ですね。
アグリカルチャー。
というのでカルチャーという言葉で文化というのを考えるなら、
みんなで作り上げるもの。
それが文化なんですよ。
ですからサッカー文化を作りましょう、
というふうに川淵さんなんかがおっしゃったのは、
みんなでサッカーを育てて、
サッカー文化を作りましょう、Jリーグの文化を作りましょうと、
みんなで作るものっていうものをやってこられたという。
それまでの日本のスポーツっていうのはどちらかというと、
企業がお金を出して、
実業団チームでしたもんね。
そうなんです。上から作るっていうのが多かったんですね。
今もまだそれの名残とは残ってまして、
バレーボールとかラグビーとかね、
駅伝のチームとかでも全部企業チームがたくさんありますよね。
ところがJリーグっていうのは違いますよね。
地域と密着して。
地域と密着して、地域の企業はスポンサーになるわけですね。
所有者とか運営者ではないわけですね。
運営する人はどんな人かというと、
サッカーをする人たちなんですね。
ですからJリーグが生まれたときに、
私今も忘れないんですけれども、
記者会見の後で囲みになったときに、
ある新聞記者の方が川口三郎さんに、
06:00
Jリーグ作って何するつもりですかって聞いたんですね。
Jリーグ作って何するつもりですかって。
そしたら川口さんはサッカーしますって言ったじゃないですか。
本当笑い話のようなものなんですけれども、
要するにそれまではプロ野球なんかだったら、
やっぱりプロ野球をやることによって親会社の宣伝をするとかね、
親会社の販売促進をするとか、
要するにスポーツ以外の目的があったわけなんですよ。
スポーツ以外の目的がスポーツにあったというのは、
明治時代にスポーツが輸入されたときから始まったことで、
体を鍛えるのはあるときのためだっていうのが書かれたりしてるんですね。
要するにそれは体を鍛えて、戦争になったとき兵隊となって戦うというような意味で。
ですから体育という意味が非常に大きくなって、
スポーツに体育という間違った言葉を当てはめちゃったんですね。
体育というのは英語で言うとPhysical Education、
要するに体の教育なんですね。
でもスポーツっていうのはみんなではっきり言っちゃうと、
遊ぶということですから。
遊びの中から学ぶ、遊びの中から体が健康になるというのがスポーツなんですよね。
ですから川淵三郎さんが初めてJリーグを作ったっていうのは、
日本で初めてスポーツをする団体ができたということなんです。
それがBリーグにも発展していったと。
これからどんなふうに発展するかというときに、
川淵さんが文化勲章というものをもらわれたということは、これは大きなことでしたね。
ですからJリーグが生まれたときに誰とは言いませんけれども、
こんな組織は絶対ダメだって言って大反対した人がいましたよね。
新聞社の偉い方なんですけれどもね。
大喧嘩をして。
企業がきちんとしてないとダメだって2年間ぐらい企業の名前をつけれましたよね。
そうでしたね。
そういうこともありましたよね。
川淵がいる限りJリーグは発展しないなんてその人は言ってたんですけれどもね。
でも今は見事にJリーグ、どんどんどんどんチームが増えて、
全国の県にまたがるようになってしまった。
本当にそうですね。
いろいろ苦労はありますけれども、やっと日本にスポーツの組織が根付いたという、
その方が文化勲章を与えられた。
これはやっぱりものすごく大きなことだというふうに私は思います。
そういうことが示す意義っていうのをしっかり我々もやっぱり理解しないといけないですね。
本当に日本のスポーツを考えるときには一番難しいところというか、
面白いところというか、歴史の誤解の上に成り立ったスポーツが、
09:02
やっとまともにスポーツをやる世の中になってきたというふうに言えると思うんですね。
ちょうど発足からまた30年という節目に文化勲章を受けるっていうのはね。
生まれたとき川淵さんが私と対談をしようという話になったときに、
各チームのグッズを持ってきてくださったんですよ。たくさん。
これ税理グッズ始まりますから、あなたプレゼントしますからと言われたんで、
私はジャーナリストですからそんなものをもらっちゃいけませんと言って、
つけ返したんです。
そしたら川淵さんがこれ売るほどあるから持っていってくださいと言われて。
面白い方ですけれども、そういう気楽なところからこんなすごいことをやっておられたということで、
この文化勲章受賞式が11月3日の文化の日にありますけれども、
そこにスポーツ界から3人目のまたスポーツの組織としては初めての人が受賞されるというのをちょっと祝いたいですね。
そうですね。そしてこの文化をちゃんとまたつないでいかなきゃいけないですね。
そこですね。それ大事ですね。
玉木さんありがとうございました。
どうも失礼しました。
スポーツ文化評論家玉木正幸さんでした。
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