2023-01-18 10:47

玉木正之のCatchUp

スポーツ文化評論家 玉木正之

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感想

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この時間は、CatchUp。 水曜日は、スポーツ文化評論家、玉木正之さんです。 玉木さん、おはようございます。 おはようございます。
さあ、今日はどんな話題ですか? 今日はね、ちょっとラジオで喋りにくいことになっているのはね、写真の話。
スポーツ写真の話なんでね、ラジオでは映像を映せないので、ちょっと申し訳ないんですが、
東京方面では、関西でもやってるんですが、2022年の報道写真展っていうのがあったんですね。
これ4月まで横浜ではやってるんですけれども、これは全国35社の新聞社とか、放送局としてはNHKですね。
そのカメラマンが参加して、昨年の報道写真の素晴らしいものを選んでいるんですが、これが新聞に出た広告です。
ああ、村上選手が一番大きく! そうなんです。
果たして、ウクライナ戦争のあった時の報道写真で、村上選手が一番大きくっていいのでしょうか?
ということも思ったんですけれどもね。下に小さくあるのがウクライナ戦争なんですよ。
空を見上げてる女性が映ってるんですけれどもね。ただ、この村上選手に対しても私不満でして。
というのは、これ何ですか?ガッツポーズですね。
そうですね。ちょうど打った後、ベンチに向かってやったぜっていう時のガッツポーズですね、笑顔と。
スポーツの瞬間じゃないですよね。
これ横で解説がないとね、村上様56号って書いてあるんですけれども、解説がないとさっぱりわからない。
別に56号は、例えば打った瞬間でもやっぱりわからないと思うんですが、スポーツの迫力というのは違うと思うんですよ。
なるほど。
これスポーツの迫力とは言えないでしょう。村上選手の迫力ですよね。
そうですね。
顔が可愛くてね。
喜んでるし。
喜んでる。右下にちょっと小さな写真があるんですが、これはワールドカップのドイツ戦。
ドーハノカンキ選手がドイツを相手に同点ゴールを決めた後の日本選手の抱き合っている様子なんですよ。
パンチの輪ですよね。
そうです。ドーハノカンキというタイトルなんですが、これもはっきり言いますとスポーツの瞬間じゃないでしょうね。
もうゴールの後ですしね。
そうなんですよ。これね、困ったなぁと思いましてね。
ホームページが今でもあるので、2022年報道写真展というのを開いてみたんですね。
そしたら他にもスポーツの写真いくつかありました。
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それは北京オリンピックでの女子団体パシュートで、高上は残念ながら銀メダルになりましたね。
高木奈奈選手が転んじゃって。
パシュート。
これも表彰式で、お姉さんの奈々選手を慰めている美穂選手の写真なんですよ。
これもスポーツの瞬間の写真じゃないですよね。
それから国体にご隣席されている天皇皇后両陛下の写真もあったんですが、これも国体の写真ではないですよね。
あと一枚、横浜AFマリノスJリーグで優勝しました。
優勝した後のトロフィーを持ってみんなで万歳している写真。
これもスポーツの写真じゃないですよね。
確かに。
これでちょっと困ったなと思うのは、確かにこれは報道写真かもしれないけれども、
それほどいい写真って、要するに写真を見ただけで感激できないんですよね。
説明文を読まなきゃ。
これで困った。これでちょっとこっちを見てください。
すごい写真でしょ。
これはモハメド・アリ。
モハメド・アリがソニーリストーンを倒した後の瞬間の写真なんです。
これものすごい迫力ある写真ですよね。
しかもこの写真びっくりするんですけれども、下にソニーリストーンが倒れていて、
上でモハメド・アリがどうだ参ったかというふうに叫んでいるように見えますよね。
見えますね。
この瞬間、この試合のビデオを私は100回くらい見ました。
そのうち30回くらい見てやっとこのシーンがわかったんですよ。
というのはこのシーン、モハメド・アリが飛び跳ねて動き回って、
何してるかわかんないんですよ。興奮して。
その一瞬を捉えたんです。
ブレもせず。
ブレもせず。
素晴らしい。
しかももっと言いますと、この時のカメラ、二眼レフです。
上から覗いてフラッシュを焚いて、ストロボじゃないですよ。フラッシュですよ。
一回光ると弾を変えなきゃいけないフラッシュ。
それで二眼レフで上から覗いて撮ったカメラで、ニールライファーという人が撮ったカメラです。
すごい。なのにこの決定的な瞬間をね。
技術とそしてこの切り取る構図のセンス。
そうですよね。これすごいでしょ。
なんかこう、普通だったらというか今回の報道写真展の掲載されているような写真だったら、
アリの表情だけを撮ってしまいそうな感じしますけど、
ちゃんとノックアウトしている様子もね。
あとね、コーナーに帰ってきてバンザイしているとかね。
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そういう写真、全然面白くないわけですよ。
なるほどね。
これね、スポーツの写真を撮られる方にね、私も考え直してほしいなと思いましたね。
このニールライファーという人は確かに素晴らしいスポーツとしてカメラマンなんで、
あまり比べるのもね、現代のカメラマンにもかわいそうかなと思うんですが、
私の友人のカメラマンでも、
その説明書きの必要な写真というのは良くないよねって言ってましたからね。
なるほど、言葉がなくてもその切り取った写真だけで伝わるっていうのがベストってことですかね。
おお、すげえと思ってみて、なんだこれはって次に来るわけですよね。
ところがなんだこれはって思って、解説読んで、あ、そうか、じゃあこれ困ったわけですよ。
ですからね、例えばワールドカップで言うならば、有名な写真がありますよね。
残念ながら日本人のカメラマンじゃないですけども、ミトマの1ミリ。
あれは見ただけでもう、なんだこれって思いますよね。
思いますね。アウトじゃないの撮るの?っていう。
こんなシーンがサッカーにあるのかという感じで、なんだこれは、えーそうか、
スペイン戦でこんなことで決勝点になっちゃったの?っていうのは後から来るわけですよ。
これやっぱりね、ラジオ聴いておられる中で、若い視聴者が、調子者がおられて、
カメラマン目指してる人、ぜひとも考え直してくださいっていうね。
本当にね、長い間ジャーナリズムの仕事をしてきた私としては、
ちょっとこのね、去年の報道写真展の写真にはね、
確かにこれ村上様可愛くっていいんですけどね、顔はね。
これなんかね、少年マンガ雑誌の表紙にいいなっていう写真ですよね。
なんか既に僕たちが56号を達成してるっていう情報を知ってるから、
この喜びの表情でもしっかり伝わるんだけど。
これね、でもね、4年か5年経ったらね、この写真なんだか分かんないですよ。
確かにね。
だからそういう写真ではなくて、それと同じようにスポーツを見るときも、
あんまりスポーツで勝って喜んでるところばっかり言うのではなくて、
勝った瞬間のプレイの面白さとかね、
そっちの方にこれから注目していきたいと思いますよね。
やっぱりスポーツの現場に行けば面白いこと山ほどありますからね。
ここに面白いもの、その瞬間を見たいですよね。
一瞬ですね。
勝った負けたとか記録とかそういうことで騒ぐんじゃなくて、
そういうのは不可価値ですから。
このモハメタリの写真、すごいですね。
もう奇跡。
いやいや、ぜひそういう中、こういう視点を持つといいとか、
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こういうプロセスを楽しむといいっていうのを、ぜひ今後のキャッチアップでも
たまひと教えてください、本当にね。
そうですよね。そういうのを見ていきましょう、これから。
はい。
ありがとうございました。
はい、どうも失礼しました。
キャッチアップ、水曜日はスポーツ文化評論家、たまきまさゆくさんでした。
聞きたいラジオ番組、何にもない。
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