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毎週水曜日のこの時間は、玉木正之のCatch Up、スポーツ文化評論家、玉木正之さんです。玉木さん、おはようございます。
はい、おはようございます。
さて、今日は?
はい、今日はね、大谷選手の話題はね、あと4日も5日もしたら分かるのはやめときましょう。
日大アメリカンフットボールの問題は、アメリカンフットボールのことばっかりしゃべらずに、勉強しろと一言で終わりとしておきましょう。
ということで、先週チラッと話をした、オリンピックに綱引きがあったという話。
そうそう!
これ、ご存知なかったんですよね。
知らなかったです。
綱引きっていうのは、ポピュラーなスポーツで大人気だったものですから、
オリンピックではね、1900年のパリ大会、第2回パリ大会ですね、から1920年のアントアップ大会までずっと行われていたんですよ。
意外!
意外と大器ってご存知ないですか?そのルール、なかなか面白いんですけどね。
土の上でやる場合と、板の上、体育館ですね。体育館でやる場合とではかなりフォームが違うんですね、やり方が。
フォームも違うんですか?
土の上でやると、どうしても下が掘れるんですよね。
ですから、足を思い切り伸ばして、真っ直ぐに後ろに体重をかけて引っ張ると。
ところが体育館の場合だったら、下が掘れませんから、膝が曲がって空気室のような形。
それで真後ろに体が行って、それで引っ張り合いをするということになるんですね。
それでルールがありまして、これは体重の合計、何キログラム級というのでやりますね。
へー!
何人でやる?
何人なんですか?
人数じゃなくて。
500キロとか700キロとか800キロとか、いろんなルールがあるらしくて。
ただ、人数はどうでもいいんですよね。
合計重量で。
10人で500キロでも、例えば5人で500キロでもいいんですか?
そうです。それでも構わないというようなルールになっていて。
それで、綱を引く人の一番後ろの人をアンカーと言うんですね。
これがアンカーというのは怒りという意味ですね。
一番後ろの人は、綱を体に巻きつけて引っ張るんですね。
そうだったんですね。
それで、リレーなんかで最後を走る人をアンカーというのは、綱引きから来た言葉です。
はー!
最後の人という意味ですね。
この綱引きというのが、ものすごく一般的だったという証拠に、
これは何年だったかな。
第4回ロンドンオリンピック1900年。
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このときに大問題が実は起こるんですね。
アメリカとイギリスが決勝で争っていたんですけれども、
イギリスの選手たちが足全員スパイクを履いてたんですね。
これは土の上でやるもんですから、スパイクを履いてたら有利になるだろうと。
ということでアメリカが抗議をしたんですけれども、
イギリスの選手たちは全員警察官だったんですね。
警察官のこれはユニフォームであるという主張が通りまして、
それでアメリカはものすごく怒ったんですけども、イギリスが金メダルを取っちゃうんですよね。
それで翌日に陸上競技があったときに、
アメリカとイギリスのこの因縁の戦いが陸上競技にも波及しまして、
アメリカの選手がイギリスの選手を押し倒したりしたんですよ。
これが走路妨害だっていうアメリカの選手が反則を取られて、
イギリス選手の優勝になったんですけれども、
これにアメリカは抗議してボーイコットしちゃったと。
そういうようなことが起こった後に、
オリンピックの選手たちを集めてミサが行われたんですね。
この時にこのミサで主教がタルボットという主教なんですけれども、
要するにそんな争いをしていてはダメだと、
オリンピックで大切なのは勝つことではなく参加することであると言ったんですね。
それは何か聞いたことのある名言ですね。
これを聞いたクーベルタン男爵が、
これは素晴らしい言葉だというので使うようになったんですよ。
それでオリンピックは勝つことではなく、
参加することが目的であるということになったんですね。
参加することに意義があるですね。
参加することに意義がある。
これは綱引きがルーツだったんですね。
へー。
実は2020年の東京大会の時にも、
東京で新たにいろんなスポーツをやろうということで、
野球ソフトボールとかサーフィンとかローラーゲームとか入りました。
その中の候補の中に綱引きもあったんですよ。
そうだったんですか。
そうなんです。私は綱引き協会の人も頑張って、
私らが応援したんです。
見たかつだな。
見たかったでしょ。
この綱引き絶対面白いと思うんですけれども、
残念ながら落ちちゃったんですね。
いろいろな人に取材して聞くと、
今日も綱引き競技っていうのはかなり過酷すぎるらしいんですよね。
アマチュアの人が遊んでやるにはいいんですけれども、
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例えば土の上で800キロ球とかいうルールでやったとしたら勝負がつかない。
なかなかどっちもが引っ張っちゃって。
それで1時間くらいかかるらしいんですよ。
そんなに硬着状態になるんですか。
必ず横にコーチの人がつくんですけれどね。
そのコーチの人が相手の様子を見ながらサインを出すんですね。
それでキープをするとか、引っ張るとかっていう区別をつけて、
1時間くらいの争いを勝ち抜くわけですよ。
相手にそれがわからないようにキープをしているのか、
引っ張っているのかがわからないようにしながら休まなきゃいけない。
だから結構ある意味で面白い競技なんですよね。
でもそれを視聴者として1時間ずっと見続けるってなかなか過酷ですね。
見る方もね。
これは見る方がね。
例えばマラソン2時間見るのとも違いますしね。
そうですね。
何風景も変わりませんね。
見た目変化がないと。
全く変化がない。
両者硬着状態が続いています。
解説の玉木さん。
この後どうなるんでしょうかみたいな。
どうでしょうね。
これはこちらがキープしているんでしょうねとか言いながら1時間。
画像は全然変わらない。
これをね、ハワイなんかで今でもやっているところがあるんですけど。
もう1時間くらいかけて。
これがまた面白いのは、ハワイでやる場合には下が土のところでやるんですね。
そしたらまず掘るんですね。
その選手たちが自分たちの足を突くところを掘るんです。
そこで掘ったら余計にツッカイ棒になって動かないんですよね。
そこで力持ちが穴の中に入って引き合うということで、綱が切れた場合もあるそうです。
こうして聞くとどうですか。面白そうでしょ。
ちょっと見てみたいですね。
でも勝負がつくときは一瞬なのかもしれません。
一瞬につくわけですね。
これはやっぱり、はっきり言いますと全くテレビ向きではないコースだと思うんですけれども。
放送には向いていないかもしれないけれども。
やっている人と近くで見ている人にはこんなに面白いものがないという。
いつか、いつかちょっとね、その意味を実現すると注目したいですね。
綱引きという単純なものだけでこれだけ喋れるというのもすごいなと思いますけれども。
確かに。
私も綱引きは8年くらいやり続けましたね。
プレイヤーでもあったわけですか。
幼稚園の運動会で。
あ、そういうこと。
受け参加、これはすごかったですよ。
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本気で室内引っ張りますとやった後はヘロヘロになりますからね。
まだ高校の時に綱引きを先生とやる時があったんですけれども。
その時には一斉に横に向けて走り出したりとかね。
これは反則なんですけれども。
そんな作戦を考えたこともありました。
あの手この手でっていうね。
奥が深い。
そうですね。
奥が深い。
その通りでした。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
どうも失礼しました。
この時間はスポーツ文化評論家玉木雅之さんでした。
×少女隊の春のキーナと青井リロアです。
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