00:28
この時間は、日替わりコメンテーターが独自の切り口で、多様な視点を提案するCatch Upのコーナーです。
水曜日はスポーツ文化評論家、玉木正之さんです。
玉木さん、おはようございます。
はい、おはようございます。
胃の上なおや強いですね。
強いですね。
強いですね。
圧倒的。
どこまで強くなるんですかね。
どこまで続くんですかね。
ね。
それに、大谷選手もすごいですね。
フィフティ・フィフティも夢じゃなくなってきてますよね。
フィフティ・フィフティなんかやりそうですね。
ね。
ゴール・イート・ホームラン、これもすごいんですが、この二人よりももっとすごいことがあったということを今日は言いたいんですよね。
何でしょう。
それはパラリンピックの開会式なんですね。
開会式?
開会式で、パラリンピックもね、車椅子ラグビー素晴らしかったですけれども。
そうですね。
開会式のね、組織委員会の会長、エスタンゲーという方ですね。
トニー・エスタンゲーという、カヌーの選手だった人なんですけれども。
カヌーのゴールドメダリスト、金メダリストなんですが。
この方の喋ったことと、それとIPC、国際会のパラリンピック協会会長のアンドリューパーソンズ。
この二人の人の喋ったことがすごかったですね。
トニー・エスタンゲーという人は、フランス革命、革命の国へようこそと言いながら、
パラリンピック革命がこれから開始されるという言い方をしたんですね。
あなたたち、要するに集まってきたパラリンピアンたちは、革命家ですと。
世の中を変える人たちだと。
あなたたちの持っている武器は、パフォーマンスとスポーツの感動であると。
それを見せることによって、世界を変えていきましょうということを言ったんですね。
穏やかな革命は、全世界に広がって変革をもたらしますと。
世界に広がる革命で、これは差別と偏見をなくす革命ですと言ったんですね。
これはめちゃくちゃ鋭い言い方。
あるいは激しい言い方と言ってもいいんですけども、
ここまで言うかっていうくらい言いましたね。
それに続けて、アンドリュー・パーソンズという人が、インクルージョン革命という言い方をしたんですよ。
インクルージョン革命をこれから起こすんだと。
インクルージョンっていうのはどういうことかっていうと、
03:00
パラリンピックなんかで違いがあるということ、全ての違いを認めましょうということですね。
要するに年齢とか性別とか人種とか国籍とか、
あるいは学歴、資格、宗教、趣味、ライフスタイル、
こういう違いを全部認め合いながら尊重し合いましょうというのがインクルージョンなんですね。
パラリンピックはインクルージョン革命を目指しますということを言ったんですよ。
おまけに紛争と憎しみに満ちている今の世界をスポーツで結びつけることは、
パラリンピックには可能だというふうにも言いましたね。
世界が違うことの素晴らしさ、違うことの美しさに目覚めるでしょうと。
こういう挨拶というか演説をしたんですよね。
これはね、私もすいません、朝の4時ぐらいからの実況中継だったんですけれども、
とても起きられませんで、録画で見たんですけれども、
録画で見ながらびっくりしましたですね。
世界のリーダーにこういうことを伝えましょうとまで言ったんですね。
スポーツを通じて一つの世界になることは可能だと。
このインクルージョン革命とパラリンピック革命という言葉を使ったということに比べると、
IOC国際オリンピック委員会のバッハ会長の、
オリンピックには平和をつくることはできませんとはっきり言っちゃったことだったね。
ちょっと情けなく感じるぐらいのね。
考えてみたらね、パラリンピック、今も戦ってるんですよね。
要するに偏見と差別から戦っている人たちがそれに向かっているということが事実で、
ある意味でパラリンピックの開会式の聖火リレーの中で、
ドイツ人のマルクス・レームという橋幅跳びの健常者と同じぐらいの記録を出している人ですけれども、
この人がオリンピックに出たいと言ってるけど認められないんですよね。
なぜかというとその義足のバネの力が、
それはドーピングに当たるんじゃないかっていう考え方なんですよ。
これはひょっとして差別なんではないかなという。
要するに、さっき言いましたインクルージョン。
すべてを認めるという中でやれば、義足の人の一番がいてもいいじゃないか。
義足をつけてない人の一番も一緒にいていいじゃないかっていうような世の中になぜならないのかなっていうような問題提起を、
パラリンピックはやってるわけですね。
06:01
これはなかなかすごいなと私は思いました。
ですからエスタンゲー会長、組織委員会の会長も言いましたけど、
この世界に広がる革命、喜びに満ちた革命、変革をもたらす革命は全世界に広がっていくでしょうと。
ここまでしゃべっちゃったっていうことは、
みんなでこれを考えたほうがいいなということを思いましたね。
ですからね、日本が金メダル何個取ったというよりも、
メダルよりも先にもっと素晴らしいことがあるんだっていう言い方もしてるんですね。
この挨拶はね、ちょっと私も正直言って心打たれましたですね。
ただ思ったことはね、
例えば、話違うかもしれないんですが、
アメリカで黒人差別問題とかよく言いますよね。
でも黒人の問題っていうのは、よく考えてみたら白人の問題なんですよね。
要するに白人の人が差別し続けてきた歴史があるじゃないかと。
日本の中でも、いろいろ分断とか差別を主張する人いますけれども、
それは逆に日本人の問題でもあるわけなんですよね。
だからそれと同じようにね、
パラリンピックの今回の開会式で訴えたことっていうのは、
オリンピックの問題でもあるわけなんですよね。
だからそのあたりがね、頭に入れた上で、
これからもパラリンピックの競技を楽しむと、
これはまた違った目で見ることができると思いますね。
彼らはこれから革命を起こそうとしてスポーツをやっているということですね。
これはオリンピックでメダル目指すのも素晴らしかったですけれども、
それだけを考えている人たちにもっと広い目で、
もっとメダルの先にある素晴らしいことを考えてほしいですね。
ですから、IOCのバッハ会長も、
平和には作ることはできないなんて言わずにね、
作ることをできるように努力しましょうぐらいってほしいですよね。
いや、そうなってほしいですよね。
戦闘に立つ人はね、特に。
そんなふうに思いましたね。
違いが出ちゃいましたね、今回。
なるほど。
今日、パリパラリンピック開会式での革命的な挨拶について解説していただきました、
玉木さん、ありがとうございました。
はい、どうも失礼しました。
地下鉄ギヨン駅から徒歩2分、RKBスタービル博多ギヨンスタジオは、
ポッドキャストなどの音声コンテンツの収録から動画のライブ配信まで、
様々なニーズにお答えできるレンタルスタジオです。
お問い合わせご予約は、スタービル博多ギヨンのホームページからどうぞ。