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毎週水曜日のこの時間は、玉木正之のCatch Up、 スポーツ文化評論家、玉木正之さんです。
玉木さん、おはようございます。 おはようございます。
はい、おはようございます。
海の向こう、メジャーリーグでは大谷選手、活躍続いてますね。
もう、なんか飽きて帰るというか、なんというか、 ここまで活躍されるともう十分というかね。
本当に困ってしまうぐらいの活躍ですよね。
誰も止められない、手をつけられないって感じですね。
そうですね。でも、スマートに活躍されてるんでいいんですけれども、
サイクルヒット惜しかったですね。
ああ、あと1本出ればっていうですね。
あと1本が、二塁打が出ればよかったのに、ヒットで終わっちゃったっていう。
ですから、これは仕方ないですけれども、
サイクルヒットもし出ていれば、大谷選手2回目だったんですね。
だから、2回やるっていうのも、なかなかすごいことなんですけれども、
大リーグには3回やった選手もいるみたいですね。
3回やった選手が6人もいるっていうので。
そんなにいるんですね。
なかなかすごいものです。
ただ、これ前にも言いましたけれども、
日本のプロ野球でサイクルヒットというのはなかったんですよね、昔。
そうなんですか。
誰も知らなかったんです、そんな記録があるのは。
1965年にファンキューブレイブス、今のリックスなんですけれども、
そこにいたスペンサーという外国人選手がサイクルヒットをやったんですね。
試合終わってから、4本もヒットを打ってホームランも打ったから、
すごいすごいと言って、みんなで新聞記者がインタビューしたわけですね。
ところが、その時にスペンサーがサイクルヒットのことを
なぜ誰も言わないんだって言ったんですね。
それでみんな、え、なんだそれはっていうことになって、
ヒットと二塁打と三塁打とホームランを打てばサイクルヒットかと。
ここで初めて1965年に日本のプロ野球関係者が気づいた。
これがスペンサーが打ったのが1965年の7月16日だったんですけれども、
実はこの年の4月25日にジャイアンツの大定晴さんがサイクルヒットをやってるんですよね。
ところがその時は誰もそんなこと騒がなかったという。
本人もそんなに意識してなかったってことですかね。
だからね、4本ヒットと二塁打と三塁打とホームランを打ったので
面白いねというぐらいはあったと思うんですけれどもね。
それが記録として残るというようなことはなかったんですよ。
なるほど。
ですからこれをきっかけにして過去を調べ始めたんですね。
そしたら24人もいたと。
すでにそんなに達成されてたんですかね。
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おまけに半身タイガーズの物星沢というバットを使った、長いバットを使った藤村不明さんという大スターがいたんですが、
この方が2回もやっていたということまで分かったんですね。
ですから面白いなと思うのは、知らないっていうことはそういうことなんですね。
ですからみんな知ってから騒ぐっていうのが面白いですね。
当たり前のことかもしれませんが。
そうですね。
これと同じように知らなかった記録ってご存知ですか。
後からってことですか。
後から。
なんだろう。
後から出てきたけど大記録。
大記録?
大記録です。
ノーヒットノーラン。
いやいやノーヒットノーランはさすがにね。
知ってましたか。
最初の方から皆さんご存知ですかね。ノーヒットノーランとか完全試合とかですね。
知らなかったのがホームランですね。
え?
え?ってなりましたね。
ホームラン知らなかった。
ホームランの記録なんてなかったんですよ。
ホームランというのはそんな大したもんじゃなかったんですね実は。
なぜかというとボールもあまり飛ばないし、
たまに出たホームランというのも、
外足の間を抜くようなランニングホームランが多かったんですよね。
なるほど。
ですから戦前の日本のプロ野球では4本とか5本とかぐらい出るもので、
それをみんなが騒がなかったんですよ。
ところが昭和38年に南海フォークス野村勝也さんが三冠を取ったんですね。
はいはい。
三冠を取ったか、これはひょっとして戦前にもあったんじゃないかなと思って調べたらあったんですね。
中島春康さんという方が戦前の職業野球で三冠を取ってたんです。
ホームランの記録が残っていなかったから三冠をもなかったわけですね。
なるほど。
その頃のバッターの一番素晴らしい記録というのはリーディングヒッターです。
首位出しゃってことですか?
首位出しゃです。打率ですね。
だから野球というのもどんどん楽しみ方が変わってくるんですよね。
ただ楽しみ方が多くなってきたという方はできると思いますね。
そこも多様化ということですかね。
だから大谷選手が後二塁打でサイクルヒットだって思うと、野球見てても興味が一つ増えるじゃないですか。
そうですね。
そういうところがすごく面白い。野球の面白さ、すごさというところがあるんですけれどもね。
もっとホームランで一つ言いますとサイクルホームランというのがありましてね。
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サイクルホームラン?
サイクルホームランってことはソロ、ツーランとか?
そういうこと。
ツーラン、マンルイ。
そんなことあるんですか?
ないんです。
さすがにやっぱり。
さすがに言ったことがある。
一試合でホームランを打った選手も、大谷さんとか古田選手とか5人しかいませんからね。
ただし、ダブルヘッダーで2試合でこれをやってのけた選手は日本にいます。
ヤクルト・スワローズのスコット選手という1979年のダブルヘッダーでソロとスリーラン。
第2試合でソロとスリーラン。第1試合でツーランとマンルイ。
だから生き生きに打ったという。
1日で言うと達成したわけですね。
一番惜しかった選手が2人いるんですけどね。
1999年の4月18日、ゴメス選手というヤクルトの選手ですが、
巨人戦でソロホームラン、スリーランホームラン、ツーランホームランを打って8回にマンルイで打準が回ってきたんですね。
前打でできてたんだ。
すごい。
マンルイですよ。
そうしたらやっぱり本人も分かるわけですね。
ですよね。
もうすごく力が入って三振しちゃった。
三振!
相当力入ってたんでしょうね。
もう一人ね、1985年にレオンという選手、私も大好きな選手だったんですが、
タイヨホエルズ、今の横浜にいた選手がマンルイホーマー打って、ツーラン打って、スリーラン打って、あとソロホームランでいいんですよ。
それ自分の力だけでいいんだ。
それで呼んだ責めに回ってきたんですが、やっぱりこれも力が入りすぎて三振になっちゃった。
やっぱり意識しちゃいますもんね。
やっぱり意識したらそうなっちゃうんですよね。
でもこれだけ個人の記録って面白いことが野球ではものすごくあるんで、野球のルールブックには面白いことが書かれています。
試合の目的というのがあります。
各チームは相手チームより多くの得点を記録して勝つことを目的とする。
別にサイクルヒットを狙うのが目的ではない。
個人の記録じゃないってことですね。
これで書いておかないとわからないんですよね。
だってホームラン4本打ったらチーム負けてても嬉しいでしょうから。
そこが野球の面白いところですよね。
あくまでチームが勝つことを目的にっていうね。
こんなこと書いてるスポーツのルールって野球だけですよ。
そうなんですね。
だってサッカーで相手より得点をたくさん取って勝つことを目的にするなんて書いてませんからね。
めっちゃ当たり前。
当たり前のことじゃないかっていう。
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なるほど。楽しい話、今日もありがとうございました。
ありがとうございました。
スポーツ文化評論家、玉木まさゆきさんでした。
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