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岩波書店の創刊100年を超える月刊誌「思想」で初めてスポーツ特集?
2024-10-09 13:17

岩波書店の創刊100年を超える月刊誌「思想」で初めてスポーツ特集?

スポーツ文化評論家 玉木正之
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この時間は、日替わりコメンテーターが独自の切り口で、多様な視点を提案するCatch Upのコーナーです。
水曜日は、スポーツ文化評論家、玉木正之さんです。玉木さん、おはようございます。
はい、おはようございます。プロ野球部も、これからクライマックスシリーズが始まります。
それから、アメリカメジャーリーグでは、ポストシーズンの激烈な戦いが行われておりまして、大谷選手の活躍に注目している人もいると思いますが、
今日は思考を変えまして、こういう本の話をします。本見えますか?スタジオからは。
思想と書いた本ですね。
岩波書店の思想という月刊誌でして、これが1206号目。年間12冊ですから、100年続いている岩波の思想という雑誌です。
これは、戦前からマルクスのことであるとか、戦後でしたらポスト・モダンの思想であるとか、
そういうことを書いているところで、ミシェル風光の現在とか、いろいろと、はっきり言いますと難しいことを書いてある。
この思想で、100年目にして初めて、スポーツ論の現在というスポーツ論が取り上げられた。すごいですね。
それに登場しているのが、三戸間香織さん、三戸間香織さんですね。それとか、町田達樹さん。フィギュアスケートですね。
町田さんは国学院大学の教授として活躍されていまして、スポーツにおける進歩主観の展開と書いてありますが、
一体これ、スポーツ論の現在ということで、何が書かれているかと言いますと、もう技術は限界に来たんじゃないかっていう話なんですね。
技術が限界?
スポーツの限界。もう少しわかりやすく言いますと、100mのウサインボルトの記録、9秒58。抜かれませんね、もう。
この先ってことですか。なかなか難しいでしょうね。
200mは19秒19ですね。これはしんどいなと。町田さんが専門にやっておられるフィギュアスケートなんかでも、4回転アクセルがちょっと話題になりましたが、5回転は無理だという文が出ているらしいですね、科学的にも。
そうなんですか。もう人間の限界ですか。
そうそうそう。そうなってきたらスポーツってこれから一体どうなるんだろうというような話が書かれているわけです。
03:03
実際問題は一郎選手なんかも、野球では人間が考えることがなくなったというような言い方もされていて、全てデータディクから置き換えられてるんですね。
そうですね。
サッカーでは中田秀吉さんが、今のサッカーは見ないって言ってるんですね。
というのはファンタジーなところがなくて、みんなデータ通り動いてると。
要するに守備をどれだけ固めてどのように動くかっていうのはほとんど決まっていると。
ファンタジーの要素がなくなってきたからつまらないと。
さてこれからスポーツってのはどこへ向かっていくんだろうというような話ですね。
これなかなか面白いですね。
大谷選手なんかでも今テレビを見ていると、ベンチでどんな様子が映ります?
よくタブレットを持って。
そうですね。大リーグはそうですよね。
特にデータを。
見ておられるのが多いですよね。
そこに相手選手のピッチャーの攻め方というものがいろいろ決まってるわけですね。
それに対してどういう打ち方をするかというときに、打ち方も研究で決まってるんですね。
今はもうフライボール革命ですね。
ゴールを打つよりフライを打った方がいいと。
大谷選手の打ち方を見ていたらよくわかりますよね。
これはかつてのダウンスイングと全く違うスイングの力ですね。
逆ですよね。
このスイングをするためにまず肉体を作ると。
そして大谷選手の肉体が生まれて、そこでスイングが生まれて、
あとはピッチャーがどのように投げてくるかをデータから頭を入れてやると。
これ今野球の話をしましたけれども、
サッカーの話なんかでは、いろんな選手の過去40年のデータが詰まっているものを販売している会社があるんですね。
その選手をどのように取ったらどの監督とうまく結びつくかっていうものが決まっているという。
そうなんですか。
ですから最近ちょっと思われません?
ペナルティーキックがよく止まるようになったという。
ペナルティーキックっていうのはどうしても選手の癖が出るらしくて、
何パーセントの確率でどこに蹴るかというのはほぼ決まっているらしいんですね。
06:01
だからキーパーもここかなっていう予測が立てやすいわけですね。
そういうことです。
ですからキーパーがベンチの方をPKになったりした時に、
ベンチの方を見ているのは3位を待っているわけですね。
この選手はどっちだっていう。
そういう中で一体アスリートっていうのはどういう自由があるんだろうかというようなことが書かれている本なんですね。
ですから現在のアスリートってのはどうなってるかっていうと、
すべてテクノロジーと結びついている体というのがアスリートだと。
だから町田達喜さんなんかはアスリートテクノロジー連合体と呼んでますね。
アスリートテクノロジー連合体が出来上がったので、それで自分がどのように動いていくか。
三戸真香さんなんかは、やることはほとんど決まっていると。
試合前の打ち合わせがものすごく長いと。
こういうふうにして、こういうふうにするっていうのは、今日の相手はこれこれだからっていうので、全部それを頭に入れて動きに入ると。
なんか台本があるみたいな感じですね。
それを見て、それの作戦がわかる人、例えば中田秀俊さんのような人は、
もう見ていても面白くないっていう結論になってるんですね。
確かにそういう人も出てきますね。
これはものすごく面白い問題なんだけれども、それに対して町田さんなんかは将来のスポーツって一体どうなっていくか。
将来のスポーツを面白くするためにはどうしたらいいか。
これはルールの変更しかないんじゃないかと。
要するにルールが変わっていったら、全員の考え方が変わるわけですから。
ものすごくこの本の中で極端なことを言われてるんですけれども、
例えばサッカーなんかでもね、前半が終わったら後半からボール2個でやろうとかね。
ボールが2個出てくると選手がどう動いていいかわかんないと。
混乱しそう。
最近ゲームセンター行った時、エアホッケーが1つのパックじゃなくて、何十個も出てくるのありますもんね。
そんな状況じゃないですか。
それはね、でもものすごく面白いことで。
どうなるかわからないから。
もうやり尽くせる人が出たわけですね。
となるとどうしたらいいかというとルールを変えていかなきゃいけない。
これからもどんどんルールが変わっていくと、スポーツの未来はあるんではないかというような考えですね。
09:08
そのもう一方で、新たにジェンダーの問題が出てきてるわけですね。
要するに男子はこう、女子はこうって決めていたけれども、
それに収まらないのが人間だというのがわかってきたときに、
果たしてこれからあらゆる人にスポーツを楽しむようになるためには、
ジェンダーをどのようにしたらいいのか。
これはまだ結論が出ていない問題と言えるんですね。
そうですね。
それから将来もテクノロジーはどんどん発達するわけですから、
例えば今厚底シューズっていうのはもう一般的になりましたよね。
厚底シューズは一般的になったけれども、水泳のレーザーレーサーというのは禁止になりましたよね。
そうでしたね。
ありましたよね、レーザーレーサーという。
これを着て泳いだとしたら、2008年の北京オリンピックでは世界記録が23も出たんですね。
でもこれは行けないだろうと。
ただレーザーレーサーが行けなくって厚底がいいんだという基準は、
どこにあるのかというとよくわかんないんですよ。
そうですね。
人間が一体これからどのようなテクノロジーを身につけてスポーツをするのかというふうなことを考える上でも、
もっとルールを変えていって面白くしたほうがいいんじゃないかっていうような意見もあるの。
なるほど。
だからこれが今のスポーツの最先端だと考えたときに、
未来のスポーツは一体どうなるのかっていうふうに考えたときに、
私この番組でかつて言わせていただきました。
一番面白いスポーツは何だったのか。
それは幼稚園のリレーだと。
おっしゃってましたよね。
これほど自由で面白いスポーツはないということを喋ったことがありますが、
私もそれ自分で面白いなと思って喋ってたんですが、
意外と当たってるところがあるなと思いました。
スポーツをついていらっしゃいますよね。
こういうことを頭に入れて、さて大谷選手、今日どうなのか見てみましょう。
ベンチの中でまたタブレットを見てる時があったら、
データ見てるのかっていうことになりますが、
それでもホームランは面白いという。
その辺りがどう考えるのか。
未来のスポーツ、現在のスポーツ、これは面白いです。
岩波書店の思想という本に出ています。
ありがとうございました。
この時間は田中雅之さんでした。
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