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2025-10-20 20:25

意識高すぎ極細マッチョ阪神ファンな陶芸家、キゴシジガバチ

Vol. 30


鹿児島の早朝、湿気の中で出会った謎の蜂──。

その名は「キゴシジガバチ」。極細の腹柄節に秘められた、美と機能の両立とは?

飛行性能・産卵行動・クモ狩りの巧妙さをめぐり、意識高すぎる“陶芸家ハチ”の生態を語ります。

意識高すぎ極細マッチョ阪神ファンな陶芸家、登場です。



エピソードはnoteでもご覧頂けます。

https://note.com/6411radio/n/n22074c8f4a73



Xもやってます。

https://x.com/6411radio

00:00
虫のいいラジオ。虫のいいラジオは、昆虫大好き、ポッドキャスト大好きな小持ちデザイナー、大阪のkosakaが好きなことを話し倒していくポッドキャストです。
今回は、美しきカリバチ、キゴシジガバチについて話し倒していきたいと思います。
ノートでも画像付きで読めます。リンクはエピソード詳細欄に貼り付けておきます。
9月中旬に仕事で鹿児島に行ってきました。動画の仕事だったんですけど、そこまで忙しくない出張だったので、せっかくだから昆虫に行ってきました。
朝5時に起きてホテルに出ました。海沿いだったので、ちょっと湿気多い感じかな。
海とは反対側に鉄道と川が通っていて、その側道のところが緑道になっている。いい風景なところでしたね。
緑道を歩くとバッタとか飛び跳ねるんですけど、なんとなくヒルガオ系の植物が多いイメージかな。
これはやっぱりサツマというか、サツマイモの国ということなのかな。
いやいや、カライモでしたね。そうそう、カライモの国。鹿児島ではみなさんカライモとおっしゃってました。
サツマイモというのはヒルガオの仲間なんですね。
ということはヒルガオが好きなあの子がいるんちゃうかなーなんて見てました。
やっぱり言ってましたね。
この、去年やっと大阪で見つけた四つ門カメの子ハムシ。
四つ門カメの子ハムシ。
去年は出会えて嬉しかったんですけどね。
こんなにいてるとね、なんかね、なんというか見慣れるというか、正直ちょっと飽きちゃいましたね。
もちろんね、四つ門よりもっと会いたいジンガサハムシさんはいてませんでしたよ。
なんでヒルガオ以外に行きましょう。
ヒルガオから目を切ろうとした瞬間、ちょっとね、変な蜂が目の中に飛び込んできた。
見つけたんです。
あのね、胸部から胸のところね、ゴルフで一番ボール飛ばしたいときに使われるドライバーが突き出てるようなフォルムの蜂なんですよ。
いやーってなった。
しかもね、そのドライバーの棒のところよりも足の方がまだ太いんですよ。
03:03
そんだけ細い。
あ、あ、そっか。
腰回りをカマキリかなんかに食べられて細なってるんちゃう。
で、息絶え絶えで逃げてきた。
もうちょっとでコト切れるんちゃうかな。
で、見てても触覚なんかコシコシしたり、腹部をヒクヒクさせたり、全然元気っぽいですね。
こういう蜂はいてるんやね。
衝撃的やけど、いてるんやね。
確かね、トックリバチとかっていう種類は腰細かったんちゃうかな。
にしてもこんな細なかったんちゃうかな。
蜂に対しての解像度の低さ、憂いながらしばらく見とれてました。
一通り撮影済ませて、緑堂からちょっと離れた、うっそっとした丘というか、高台を目指します。
周りに民家が点在しつつも、真ん中の方は森になっているような、そんな地形ですね。
大阪市内でこんな地形はあんま見たことないかな。
朝中で草花が湿ってるんで、ぐしゅぐしゅ音を立てながら丘を登っていきますが、そんなに上まで上がれなさそうですね。
上まで上がれそうな道を探しているうちに、アスファルトの上でしっとりとしたトゲの穴節にエンカウント。
もっとちゃんとした食事とかでエンカウントしたかったな。
なんでアスファルトやねん。痛いもなんもあったもんやないやん。
そんなね、独り言を朝早くからつぶやいている、変なおっさんが手に動く枝持ってるんですよ。通報されてもおかしないよね。
我に帰りました。近くの木に乗せてトゲの穴節撮影して、鹿児島での昆虫散策は終わりを迎えました。
取材まで時間あったので、バイオームにアップします。
四つもん、カメロクハムシ、トックルバチみたいなハチ、トゲの穴節。
トックルバチみたいなハチはね、広報が出てきてもちょっとわからなかったんで、質問することにしてみました。
取材終わりました。鹿児島空港まで戻ってきました。
ちょっと時間あったので、展望台で飛行機を待っているときにだいぶ大きいアリがね、飛行機に眺めてるんですよ。
どっか行きたいんかな、アリ。アリもう羽ないからね。どっか行きたいんやろうな。
もっと近くで見てみようって言ったら、トラカミキリ系のカミキリがカミキリなんです。カミキリやったんです。
早速バイオームにアップして、何という種類か確認します。
06:03
広報で上がってきた中で、タケトラカミキリが近いんちゃうかと。
タケトラカミキリでググってみます。
鞘羽根、エリトラの模様が同じですね。けどちょっと色ちゃうかな。
でもちょっと写真撮ったところが逆光気味で、周りが曇ってたんで、
ホワイトバランスのせいでちょっとグレーになってるだけかな。
たぶんタケトラカミキリです。
これでね、今年2週目。トゲヒゲトラカミキリに続いて。
これだけでもね、鹿児島に来てよかったって思える出会いでした。
にしてもなんで空港におるの?周りに竹なんてなかったよ。
空港の展望台やで。
アスファルトのトゲ七節といいね。空港のタケトラカミキリといい。
鹿児島の昆虫は本邦やね。
突拍子もないところに居てるわ。
これ地域性なんかな。南国やから緩いんかな、昆虫たち。
そんな図鑑通りに食事に居るかよみたいな。
そんな緩い昆虫たち。
狙いを定めて見つけた時の喜びはひとしようなんですけどね。
思いもよらぬところで見つけた時の驚きもまたいいもんですね。
そんなこんなでバイオーム見てました。
さっきのトックリバチみたいなやつにコメントがついてましたね。
キゴシジガバチ。調べてみました。Googleでも見ましたね。
確かにキゴシジガバチです。
初めて聞いた名前。トックリバチちゃうんですね。
レア度A。
しかも11の地域でレッドデータブックに載ってるんですよ。
大阪では絶滅危惧2類。
ほら虫のいいラジオで話さないね。
真面目な話ね。
この腰の細さと黒と黄色の配色から来るアバンギャルドさというか
すごいフォルムと色なんで
珍しくなくても虫のいいラジオで話そうと思ってました。
ほんまですよこれ。ほんまね。
レアAや絶滅危惧とか関係なしで話そうと思ってましたからね。
虫のいいラジオ。
でキゴシジガバチどんなこと話そうかなーなんて飛行機に乗って
電車に乗って考えながら会社に帰ってきました。
出張どうでしたー言って後輩に聞かれたんで
こんな端折って写真見せたら
なんでこんな細いんですかねって聞かれた。
聞かれたら答えられなかった。
これやー思って。
これを今回の虫のいいラジオの本題にしようってなりました。
はいとなればもっと調べましょう。
09:02
まずはググります。
とりあえずググります。
で出てきたのはね羽ばたきの熱を逃がす
羽ばたいて筋肉動くのに熱なる
そういう熱を逃がすためじゃないかっていうぐらいです。
それならクマバチとかオオスカシバの腹部も細くなるんじゃないかい?
あんまり腹落ちしませんでしたね。
ただ細い部分が何かは分かりました。
キゴクシジガバチっていうのは
ハチモクイコールマクシモクって言うんですけど
アナバチ科に分類されます。
その細い部分はフクヘイセツ。
腹ですね。
腹に刀の絵塚とかって書く柄っていう漢字と
フクヘイセツという機関らしくて
アリとかキセイバチの仲間で見られる機関みたいですね。
その中でもダントツにフクヘイセツが細いのが
キゴシジガバチ含めたジガワシのジガバチの仲間たち。
足よりも細い。
最初見たとき7本目の足かと思ったもんね。
昆虫ちゃうよね。
フクヘイセツがめっちゃ細い理由については
あんま出てこなかったんで
ちょっとチャットGPTと一緒に調べてみることにしました。
それでもジガバチのフクヘイセツだけに触れた論文はなかったみたいで
カリバチ界隈、カリバチ。
もうちょっと大きく範囲広げて
フクヘイセツに研究されている論文を探してきてもらって
そこからジガバチのフクヘイセツが細くなった理由を
考察しましょうかみたいな提案が来たんで
お願いしました。
3つの大きな理由があるんじゃないかということ。
1つ目の理由は
飛行姿勢を安定させるため。
フクヘイセツが細いと
後ろの腹部、お腹の部分ね。
ドライバーの先っぽの部分。
完成モーメントを小さくでき
あ、すみません。
ちょい難しかったか。
言い直します。
回転しやすくなって
体に近づけたりできるので
獲物を持ちながら飛行するときに
安定するみたいですね。
なのでより安定して飛行できるように
フクヘイセツが細くなったと。
完成モーメントっていうのは
僕もちょっと分かってないですけど
物体の回転のしづらさということみたいですね。
なので完成モーメントが低いほど
回転しやすかったり
動きやすいということみたいですね。
チャピすごいね。
難しいこと分かる部分ね。
すごいね。
2つ目はね
獲物に針を刺すときとか
産卵するときの操作性を上げるため。
12:03
獲物に麻酔かけたりするとき
正確にちょっと効果的な部分
特定の部位に針を刺す
必要あるじゃないですか。
産卵する際にも
細い空間に体を何とか曲げて
中に入っているクモに産卵する必要があるので
後腹部、後ろの腹部の操作性を高めるために
細くなったっていうものです。
最後の3つ目は
クモを捕獲するから。
1つ目、2つ目の理由で
蜂とかアリの仲間では
複栄節が細くなるように進化してきた。
その中でジガバチの生むのは
超強いクモ。
そんなクモを捕まえるためには
より正確に特定のところに針を刺さない。
倒せないじゃないですか。
しかもバタバタする足羽っぽいし
より安定しながら飛ばないといけない。
より安定させて運ばないと
巣に持ち帰ることができないじゃないですか。
なので、より細く長くなる方向に
圧力がかかったから細くなった。
というものですね。
ぐちゃっとまとめると
めっちゃ手強いクモを飼うために
運ぶために、巣に入れるために
クモに卵を産みつけるために
複栄節がスーパー細くなっていったんですね。
これなんかメイクセンスしましたね。
何かっこつけとん。
腹落ちしましたね。
複栄節だけに。
あくまでちょっとちゃっとちゃんの仮説なんですけど
逆に飼われるんちゃうかいうぐらい
強いクモを飼うために
進化した複栄節。
究極の木の実。
株の上がった複栄節を持つキゴシジガバチの
フォルムとカラーリングについて
もうちょっと話させてください。
頭部は真っ黒で
ハート型。
お目目大きい。
そっから生えている触覚も
ヒラガナのCみたいに先端が曲がっていてね。
カリバチなのにすごい可愛らしいお顔。
そのお顔から
とっくり型の胸部が伸びていて
首の部分というか
それが細い。
黒いんです。
黒い中でも黄色の間抜けな笑顔みたいな
反紋があって
それがトロンのラインのアクセントみたいな感じで
かっこいいですね。
その胸部の先から
え?マジで?
こーわっていうぐらいの
細さの複栄節が
伸びています。
さっきはゴルフのドライバーって言いましたけど
ちょっとやっぱりやめて
四分音符にしようかな。
15:01
棒が黄色くて
丸が黒い四分音符。
リズミカルに生えているんです。
あーすごい。
細い。
細いのが黄色いの。
さらにさらに
足の色合いが素敵。
踏切バーです。
黒と黄色が交互なの。
黒黄色
黒黄色
黒?
黄色黒
何言ってんねん。
季節から
付節に向かっての
色の配置を言いましたね。
体節がたくましくて
複栄節より太い。
軽節にはトゲが生えてて
付節が長い。
そんな足。
付節と複栄節が
同じくらいの長さと
細さなんで
足7本に見えたんやね。
羽が褐色で
透明です。
光沢があって綺麗なんですが
せっかくやったら
マットな黒の方がもっと
かっこよかったのに
なんて思っちゃいました。
そんなフォルムカラーの
全体を通して一言で言うと
意識高すぎ。
極細マッチョ半身ファン。
ってな感じです。
意識高すぎ。極細マッチョ半身ファンの
動いてるとこもっと
見たくなったんで
YouTubeでも
キゴシジガバチを探してみました。
残念ながら
ドートンボールにダイブする
キゴシジガバチは出てきませんでしたが
泥団子を作るところが
出てきましたね。
これ有名な
運野和夫さんのYouTubeチャンネルです。
その動画を見ていると
お尻を高々と上げて
前の目になって
前足と顎で
器用に
泥団子を作って
持ち去る様子が観察できます。
そんな前傾姿勢とかを
取れるのも
腹平設が細くて長くて
完成モーメントが低いから
できるけど
なんでしょうね。
逆立ちするくらいの角度で
腹部を上げているからね。
うちのワンコがおしっこ終わった後
みたいになっている。
ちなみにうちの子はトイプードルで
ボスなんで
片足上げておしっこした後に
もう片方を曲げて
しばらく前足だけで
二足をこうするんです。
可愛い。
キゴシジガバチに戻りますね。
泥集めて
何するの?
これは巣。
巣作りなんですね。
いいえ、巣ね。
雲を入れておく巣。
これがまた
芸術的なんだな。
彼らは陶芸家です。
集めた
泥団子を使って
筒状に造形するんですね。
多分足とか
18:00
顎をキヨーに使って
作っていくんでしょうね。
残念ながら
巣を作っている様子の映像が
見つからなかったんです。
そんな筒を
いくつか連続的に繋げて
集合住宅みたいな
巣に仕上げていきます。
例えるとしたら
どっか
東とか
ちょっと
アジア系の
歴史的で素朴で
原始的な世界遺産
思い浮かべてくださいね。
それを小さくミニチュアにしたような
イメージ。
伝わるかな?伝わらんやろね。
毎回
木越自我鉢巣で
ググってみてください。
あーってなると思います。
ということで
木越自我鉢は
意識高すぎ
細マッチョ半身ファンの陶芸家。
どんなやね。
そんな半身ファンの
木越自我鉢。
実は大阪では
絶滅器具2類なんですね。
外来種の
アメリカ自我鉢に追われてます。
追われて
数を減らしてるんです。
例えるならね
たとえ好きやんな。
大谷さん人気で
みんな大リーグファンになって
半身ファンがめっちゃ少なくなった
みたいな現象ちゃうかな。
どう思います?
大阪から半身ファンいなくなったら
ゾッとするでしょ。
実際ね
大阪では
半身ファンは安泰やと思いますけど
木越自我鉢のほうは
マジで減ってるみたいなんで
大阪で見かけたときはね
鉢屋から言うて
邪剣にせんと
見守ってやってください。
複閉節細いところが
黄色いのが
木越自我鉢ですからね。
複閉節細いところが
黒いのはアメリカ自我鉢です。
追いやってる方注意してください。
ちなみに僕は
巨人ファンです。
昆虫大好き
ポッドキャスト大好き
小持ちデザイナー
大阪の小坂がお届けした
虫のいいラジオでした。
ヨコバイバイ
20:25

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