00:01
虫のいいラジオは、昆虫大好き、ポッドキャスト大好きな小持ちデザイナー、大阪のkosakaが好きなことを話し出していくポッドキャストです。
今回は、都市計画みたいなトンボの翅でデザインしてみた、です。
ノートでも読めます。リンクはエピソード詳細欄に貼り付けておきます。
突然ですが、風呂敷が好きです。でも手ぬぐいの方がもっと好きです。
昔から手ぬぐいを首に巻いてました。一回結んで、ダラーンとしておきます。
ネジネジって結構いじられてましたね。
ハンカチを持つのが苦手なだけやったんです。
手洗う前に、ハンカチを口でくわえておかないと、ズボンが濡れるじゃないですか。
さらに、拭いた後、濡れたままポケットに直すんですよ。
なんか濡れて気持ち悪い。
手ぬぐいの場合は、ダラーンと垂れてるとこで拭いたら、
むらもたちょっと濡れるんですけど、外に出てるんですぐに乾いて、そこまで気になりません。
夏なんかは、濡らしたら気化熱でちょっと涼しいし、
冬は冬で濡れてへんかったら首元がちょっとあったかいです。
いい言葉ばっかりちゃうかな。
最近は白シャツにモノクロな手ぬぐいを巻いて仕事してます。
ジャケットとか着てないときは、一回結んでダラーンと。
ジャケット着てるときはシャツの中に入れてます。
ネクタイほど肩苦しくなくて、ちょっとフォーマル感出せるんで、おっさん大助かりですね。
そんな好きな手ぬぐいを好きな昆虫でデザインしたいなって思い立ったっていうわけですね。
もちろん、白シャツに負けるようなデザインを目指します。
その前にまずは適常視察しておきましょう。
もうすでにあるものをデザインしてもしゃーないし、
どんなのがあるかも興味あるからね。
昆虫手ぬぐいで検索してみます。
いっぱい出てくるな。すごいな。
特にトンボが多い印象だな。
トンボの手ぬぐいは小紋が多いです。
小紋というのはトンボをちっちゃく簡単にデフォルメしてパターン化した模様ですかね。
ちっちゃいトンボ可愛いです。
なんでトンボが多いのかちょっと調べてみました。
トンボイコールカチムシだからみたいですね。
水虫ちゃうよ。カチムシね。
カチムシは負けないですからね。
武士たちの武具などに装飾として使われていたというところから、
伝統模様として広まっていったみたいですね。
なので手ぬぐいでもそういう模様が多い。トンボの模様が多い。
03:01
ではなんでトンボがカチムシなのか。
それはトンボの特徴です。前にしか進まないんです。
後ろに下がらない。
後退しないということで負けないというところからみたいですね。
同じ理由でムカデもカチムシって言われてるみたいですね。
でもムカデはいやですね。
昔親戚の家で夜寝るときに天井にムカデおった。
ギャー言ったら落ちてきた。
もう一回ギャーって言ったら周りもギャーってなったからね。
カチムシには勝てん。そういう経験でしたね。
そんなギャーギャー言ってる敵状視察してるうちに
カッチュイ昆虫手ぬぐいいくつか見つけたんでちょっと紹介しておきますね。
昆虫文献六本足さんのくずしじ虫づくし手ぬぐい。
その虫を表す感じとその虫が合体したようなイラストが
粋というか洒落気というかを感じさせてくれる手ぬぐいです。
続いておひろいものさんの緑のガー。
大水青とかのガーの儚げな緑色と
黄色の配色が鮮やかで綺麗なんですよね。
ミハニって読むかな。ミハニショップさんの昆虫ぎゅうずめ。
これはカタゾウ虫とか花むぐりなど
カブクワではない昆虫がぎっしり詰まってて
藍色一色の迫力満和さって超好みなんですよね。
結構ありましたね。いっぱいあるんやし
もうデザインせんでもいいんちゃうかな。
っていう感じで昆虫大好きホットキャスト大好き小持ちデザイナー
大阪の小坂がお届けした虫のいいラジオでした。
ヨコバイバイ
長っ!長っ!終わられへんてその
ファンナの手ぬぐい紹介だけデザインして
虫のいいラジオ
適常視察してて
やっぱねトンボいいよね
トンボって言えばカチムシ
カチムシ作りたい
トンボモチーフにしましょう
てか実はトンボでデザインちょっと考えてたんですよね
そのアイディアが他で作られてないかのチェックも含めた
適常視察ということでした
特に似てそうなものもなかったんで
そのアイディアで進めていこうかと思ってます
そのアイディアはどんなんか
そう皆さん大好物のシミャクです
トンボのシミャクです
不菌シャーモクと菌シャーモクとで違いはあるものの
シミャクがボロノイ分割で作り出した脂質が細微で
血節とエモのアクセントが効いてて
懸垂性な羽先が美しい
そのあのシミャクです
06:02
ちょっと興奮しすぎましたね
ゆっくり説明していきますね
シミャクっていうのはね
昆虫の羽にある筋のようなものですね
器官や神経が通っている管です
葉っぱの葉脈をイメージしてもらったらいいかな
昆虫の中でもね
トンボのシミャクは複雑で繊細で超絶技巧味があります
めっちゃ綺麗です
今回はねそのトンボの中でも
不菌子アモクのシミャクを使います
だから不菌子アモクって何やねんってね
まあまあまあそんな慌てんと
ちゃんと説明しますからね
トンボはね大きく3つ
菌子アモク、不菌子アモク、昔トンボアモク
っていうグループに分けることができます
菌子アモクはね糸トンボとか皮トンボなど
副眼がねキャビアみたいにプチッとしてて
横に飛び出してて
体が細いトンボたちのことですね
前羽と後羽、前肢と後肢がほぼ同じ形なんで菌子
均一な羽ってことで菌子アモクですね
一方不菌子アモクは
ヤンマとかサナエとかのいっちゃん見かける
副眼がでっかい
ウグルスボールみたいな顔してるやつですね
体もちょっと太めのトンボたち
前羽と後羽の形が違うんで不菌子アモク
均一ではない羽ってことですね
昔トンボアモクっていうのは羽が菌子アモクで
体が不菌子アモクっていう両方の特徴を持ったトンボたち
これ結構珍しいみたいです見たことないですね
菌子アモクとか不菌子アモクそれぞれ
始脈も違うんですよね
菌子アモクは子室の形が四角形が多くて
不菌子アモクは子室の形
いろんな角形が入り混じってる
多角形が感じですね
子室っていうのは始脈で区切られた部屋みたいなことですね
ボックスみたいなものです
今回は不菌子アモクを選びました
選んだ理由としては懸垂線
カテナリー曲線って言うんですけど
キレイで円紋結節アクセント効いてる
ボロノイいっぱいこの3つですね
まずは懸垂線
懸垂って鉄棒とかでやる腕の力で体を持ち上げる懸垂と同じ感じね
羽先の曲線が懸垂線カテナリー曲線になってて
これどういう形かというと
紐の左右の端っこ持ったときイメージしてくださいね
中央が下にダラーンと落ち込むじゃないですか
09:00
そういう形の曲線のことですね
放物線とは似てるんやけどちょっと違うみたいですね
その違いはほんまに微妙なんで細かくここでは言いません
言葉だけではちょっと難しい
でも美しい曲線であることに間違いはないです
続いて円紋
円紋は羽の先端のちょっと手前にある塗りつぶされた大きめの脂質で
飛翔中に羽に生じる不規則な振動を調整する働きがあるみたいですね
大事な部位ですね
ここだけ塗りつぶされてて
デザイン的にもアクセントとして効いてます
結節っていう部位もアクセントとして綺麗です
これは錦糸編目にもあるんですけど
羽の真ん中の上の方にあるY字路みたいなちょっと太めの筋のこと
この結節があることで羽の真ん中より先端側の方で形が変わりやすい
影響を受けて形が変わりやすい
力を逃がすのかな
その変形特性のおかげで羽ばたいた時の抵抗が減って
飛ぶのが楽になるみたいです
最後にボロノイ
ボロノイっていうのは平面上に置かれた複数の点
母点を基準に各点から最も近い領域を分割した図のこと
不形者目の羽では始脈の下半分に現れる模様がボロノイみたいな模様になってます
キリンの網目模様とか葉脈とかトウモロコシなどに見られる模様というか図形ですね
コンビニの出店計画など実は都市計画などにも活用されてるみたいですね
四角形とか丸などを繰り返した模様じゃなくて
ぱっと見どうやって描くか分からない
神秘的なイメージがある模様です
こんなボロノイな不形者目の羽を選んだんですけど
それを見ながら早速デザインしていきましょう
見ながら描いてみます
でも描いてるうちに気が遠くなる瞬間が何回か訪れたので
ちょっと諦めました
持続可能な制作もデザインとして重要ですからね
ずるします
ずるしてなぞることにします
手元に標本がないので
著作権のない不形者目の画像をPixabayというサイトから入手します
それをiPadアプリのProcreateに読み込んで拡大して後ろ羽をなぞっていきます
Procreateというのは前からある後期のイラスト描画アプリですね
僕の時は買い取りだったんですけど
今はもしかしたらサブスクになってるかもしれないです
12:02
Apple Pencil出る前から使ってますけど
最高の書き心地です
ブラシのカスタマイズとかガイドとかタイムラプス動画生成とか
あげればきりがない便利機能が盛りだくさんに入ってます
まずはBlackburnというデフォルトで入っているブラシで
リズミカルになぞっていきます
ダイナミックなタッチで表現してみます
でもなんかイマハチやな
イマイチよりももっと良くない感じ
細かい締役の印象が台無しよ
リズミカルで気取ってない線って原始的で迫力があるんですよ
モチーフによってはいい感じになるんだけど
繊細な締役には向いてないわ
じゃあきっちりした製図ペンというブラシで
丁寧になぞっていくことにします
太い締役 細い締役
入り混じってなぞるだけでもひと黒
ただでさえ線が揺れるぐらいのイラスト力なのに
なんとペーパーライクフィルム使いすぎてツルツル状態
滑る滑る
なんとか全部の線なぞるよりも
ビビってる線がめっちゃ多いんです
消しゴムとかもう一回書き直したりとか
線を整えていきます
今回この作業結構時間かかっちゃったな
ペーパーライクフィルム貼り直しましょうね
後から聞いたんですけど
手ブレ補正設定できるみたいですね
プロクリエイトのブラシ
あんまり手ブレ補正かけすぎると
まっすぐでしょうもない線になるので
ちょうどいいところで手ブレ補正かけて
次回はもう少し後から調整することがないように
シュッと作業したいと思います
円紋は黒く塗りつぶしておきます
このなぞった羽を拡大縮小しても別化しない
パスデータにしたいです
なのでアドビのイラストレーターに持っていきます
プロクリエイトでなぞった時点では
画像データビットマップデータっていうんで
拡大していくとね
ちっちゃい四角でできたデータってことなんですけど
拡大していくとギシャギシャになって汚いんですよね
レイアウトとかデザインするときなんかは
パスデータにして拡大縮小しても
劣化しないデータを扱うことをおすすめします
イラリは画像トレースっていう機能で
簡単にパス化できるんですよね
画像をイラリに配置して
選択したら上部のバーに
画像トレースっていうボタンが出てくるので
それをポチッとします
しばらくすると配置した画像の見た目が
ちょっと変わるんですよね
パッと見問題なければ拡張っていうボタンを押すと
まさにアメイジン魔法です
15:00
パス化されるんですよね
手ぬぐいのサイズ
長辺90センチ
短辺33センチのアートボードを作って
そこにデータを持っていきます
もちろん結節円紋
懸垂線が入るように配置しましょう
せっかくの特徴なんでね
これを活かしておきたいですね
なんかイマイチやな
図形と地べたの白黒を反転させる?
今回透明感欲しいからな
それはなしかな
羽根をコピーして反転して左右に並べてみる?
何枚かコピーして並べたり
なんかもう一工夫?
イマイチさをなくすために欲しい感じですね
もう一工夫
こんな時はね
これまで調べた資料をもう一回読み返します
もう一工夫のヒントがね
結構隠れていることあります
はい早速見つけました
羽根の幕面はやや凸凹になってる
という記述と
正面から光が当たって
キラキラしている画像が載ってました
その凸凹の感じ表現できればいいんちゃう
でもできる?
一色ずり想定してるで
複雑なことはできへんよ
あかんか
諦めたんですね
ちょっとね
でも諦めかけた時
目の端で黒びかりする何かを捉えたんです
そう黒く塗りつぶしてた円紋です
円紋みたいに
四肢塗りつぶしてたんじゃん
ランダムに
一個飛ばしとか
色変わることでリズム出て
凸凹の感じも表現できて
コントラストも出て
一石二トンボじゃん
出た
一石二トンボ
もう一回プロクリエイトに戻って
ボロノイ分割した四肢を
ランダムに塗りつぶしていきます
塗りつぶせたら
いられてますか
アートボートL
迫力出たやん
ええやん
全体的に白っぽかった印象が
黒を所々に入れることで
リズム出たし
平地混色で遠目から見たら
グレーに見える感じ
ええんちゃう
白すぎず黒すぎずやわ
白シャツ黒パンの
ちょうど間あたりか
全体的にグラデーションになって
グッドちゃう
一回白櫛で出してみよう
実寸で出して首に巻いてみよう
髪やからガッサガサやわ
痛っ
首痛っ
でもね今まで見たことない
模様感になってていい感じ
ね
前バネもね
同じようにアレンジしてみましょう
さらに前バネと後ろバネを合わせて
アレンジしたものも考えてみました
18:00
いくつかね考えてみたんで
これはちょっと
ノートで見てみていただけると
幸いです
マシのいいラジオ
これで
あとはねオリジナル手ぬぐいを
染めてくれるところに持ってって
抽選してみようかと思います
抽選っていうのは
染めたくないところをマスキングして
あとは染料にドボンとつける染め方です
なので裏表同じ色味になるんですね
プリントやったら裏身がちょっと薄なったりするんで
データ入れるとき多分ラインの太さとか
ちょっといろいろ詰めることはめっちゃありそうなんですけど
まあまあけど一色ずりやから
そんな複雑ではないと思います
結構長い間ねちょっと考えてた
紙脈のデザイン
紙脈日頃から綺麗だと思ってたんですけど
糸友とか銀山で
紙脈の模様が違うこととか
今回紙脈調べてみて
初めて知ることができましたね
何せまあ鬼山とか銀山の
飛んでる迫力に憧れてたからね
でも今思い返してみると
鬼山とか銀山の
布巾砂木の飛び方と
糸友とかの金砂木の飛び方
なんか違うような気がしてきた
布巾砂木はね急な方向転換とか
力強い飛び方のイメージ
金砂木はチョンチョンって
葉っぱから葉っぱへ軽く跳躍して
飛び移っているような柔らかい飛び方
羽の形とか縁紋のある梨とか
紙脈の違いが影響してくるんでしょうね
そうやっていろいろ見ているうちに
もっとすごい紙脈を見つけました
ハグロトンボっていうんですけど
その紙脈これすごい
金砂木で四角形の
四肢なんですけど
めっちゃ細かくて細かいの
細かいよね
次回はハグロトンボの羽の画像を撮って
ハグロトンボの紙脈で
手拭いやってみたいと思ってます
さらにさらに
チョウトンボっていう子もすごい
こっちは布巾砂木でボロの一本やけど
細かくて色がえぐい
この色味を生かすには
ちょっと手拭いは向いてないかもしれない
別の何かで考えてみます
昆虫デザイン夢広がりますね
いろいろ昆虫グッズ見てきましたけど
結構ね昆虫をキャラ化して
可愛くする方向が多いような気がしてます
まあその方向ではなくて
昆虫の特徴を最大限増幅させて
なおかつ気持ち悪くない
シュッとしたデザインに落とし込んでいくことを
ここに誓いたいと思います
はい
先週先生が決まったところで
昆虫大好き
ポッドキャスト大好き
こもちデザイナー
大阪のこさかがお届けした
21:01
虫のいいラジオでした
ヨコバイバイ