だから今日はね、そこにね、わざわざ切り込んでいこうっていう回なんです。
お、なんかちょっと前にやったさ、生理もさ、生理の方がまだ人に聞きやすいんかな?女性同士やったらな。
あーそうかも。
さすがにベンとかニョーってさ、前回、去年やったけどさ、ニョーもさ、あれはなかなか人に聞きづらいよね。
でもさ、でもさ、でもさ、でもさ、やっぱりニョーも怖いけどベンも怖い?怖い?怖いの?これ。
どうでしょう。
なんか聞きたいけど聞きたくない感じなんやけど。
それが我々の醍醐味ですからね。
ということでですね、理系友の皆さんも私ときっとね、同じような気持ちなんだと思いますんで、恐る恐る今日は聞いていきましょう。
それでは始めていきます。
理系談健康論。
理系談健康論は人事総務嬉野とカイロプラクティックドクター中坂の理系男子2人が毎週月曜朝6時にお送りする健康リテラシー向上ポッドキャストです。
よいかちくわたちをよく聞きなさい。
教祖様が現れた。どうしたんや。
去年の11月13日に亡くなった日本を代表する詩人谷川俊太郎先生も、うんこの詩を書いておられる。
まさに宇宙の真理をたったの11行に詰め込んだ尊い詩や。
はい。
では行きます。
うんこ。
ゴキブリのうんこは小さい。
ゾウのうんこは大きい。
うんこというものは色々な形をしている。
石のようなうんこ。
藁のようなうんこ。
うんこというものは色々な色をしている。
うんこというものは草や木を育てる。
うんこというものを食べる虫もある。
どんな美しい人のうんこも臭い。
どんな偉い人もうんこをする。
うんこよ、今日も元気に出てこい。
最後の3行は大人にガツンと響くな。
で?
何や?どうしたんや?
人はうんこの前に平等ってことを言いたいわけよ。
俺?違う。谷川先生もそうやっておっしゃってるってことやな。
そうなの?
そうだよ。
なんで急にそんな詩を読み始めたのか、俺にはよくわかってないんやけど。
言ってることはわかるけど、なぜこれを急にみたいな。
いや感動するかなと思って。
たぶんね、今日のテーマベンの後に話したら感動するかもしれないけど、冒頭で言われてもちょっとガンってするわみんな。
俺ちょっと順番間違えたかな?
間違えてる。絶対間違えてるよ。
朝からね、うんこうんこってれんこしてる小学生のような私たち。
お前しか今れんこしてへんから。
でもわかってほしいんさ、決して茶化してるわけじゃないよ俺は。
いいよ、とにかく放送行動に引っかからんようにさ、ベンって呼んでこうぜ。
これがもしかしたらスピーカーで聞いてる人もいるかもしれんからさ。
ちょっと医学っぽく行こうぜ。
この人は一体何を聞いてるんだってことになりますね。
うんこの方が可愛いけど、ここからはね、44歳に戻ってベンで行きますね。
たぶん想像ついてると思うけど、いつものやつ言っとく?
一本言っとくか、うんこだけに。
ベンって言えよ。
はい、それではベンクイズ。
今日こそ博士、しかもうんこ博士の称号を目指して頑張ってください。
今までで一番嬉しくない称号やな。
第1問、ベンの成分についてのクイズです。
ベンの70%から80%を占めているのは水です。
そしてその他の成分は3種類あります。
その3種類はそれぞれ同じくらいの分量です。
つまり残りの成分は3分の1ぐらいずつ入っていると。
そのうちの3分の1は食べかす。
そのうちの3分の1は腸内細菌。
では残りの3分の1は何でしょう?
食べかすと腸内細菌。
だから体の中からいらないものが出てくるってことだから、
あれじゃない?体細胞じゃない?人間の細胞が出てくるんじゃない?
素晴らしい!大正解!
やったね、さすがベン博士。
そうですよ。
消化管の死んだ細胞ということで、
つまり自分の体の一部が排出されているということですね。
西野さん、うんこ博士に一歩近づきました。
ベン博士の方がかっこいいしさ。
もっと言うとドクターベンって言うとめっちゃかっこいいやん。
分かった。じゃあドクターベンを目指してください。
目指してください。
第2問。
2007年のイグノーベル科学賞を取った国立国際医療センター研究所研究員の山本真由さんが
牛の糞からとある香り物質を抽出することに成功しました。
さてその香りとは何でしょう?
香りの成分?牛の糞から?
牛が食べているやつってことやから草?草原の匂い成分じゃない?
草原の匂い?
草の匂い。
あまりにそのままやなドクターベン。
なんでや。ちょっとそれっぽいやん。普通やん。
普通やな。残念。
それじゃあイグノーベル賞取れやんかでもな。
残念。
わからん。
わからん。はい。
牛の糞1グラムに水4mlを加え200度で60分間加熱すると
1グラムあたり約50マイクログラムのバニリンという物質が抽出できました。
このバニリンっていうのはバニラの香りです。
バニラの香りってこと?
この抽出コストはバニラビーンズの半分で済むということで。
ってことはバニラエッセンスがもしかしたらそれからできてるのか?
いやいや違う違う。工業的にバニラエッセンスっていうのは今作れることになってて
そっちの方がずっとコストが安いから
もちろんこの牛の糞から取るっていう方法は現実的ではないよね。
ご本人のコメントがあって
今回の受賞は廃棄物の活用法を知ってもらえる良い機会です。
ただこの方法で抽出したバニリンは食べ物には向かないかもしれないと
ご本人が言ってらっしゃるってことね。
食用じゃなくてシャンプーとかロウソクへの応用ができるんじゃないかっていう風に
毎日新聞がコメントをしてたけど
シャンプーも皮膚やしさ
ロウソクも体臭の回であったけど
匂いをするってことはそれが体に入ってるってことだから
食べるとか皮膚に塗るとか
そういう匂いを嗅ぐとか
このうちどれかなら乳液で消毒されるから
食べるが一番安全じゃないかって俺ちょっと思ってた
それかあれじゃない?害虫を寄せるような匂いみたいな感じにしてさ
蟻のスクロールみたいにやるみたいな
そういうのでも使えそうじゃない?
牛の糞からバニラの成分ってすごいなと思うんですね
でもなんか言わんとしてることはわかるな
便の中に自分の体の細胞が出てくるってことだから
牛だからそういうの出てくるのかな
どうなのかよくわからんけど
科学ってのは不思議やなと思って