「あれ、なんで自分は毎年これをみに来ているんだろう」
劇場版『名探偵コナン ハイウェイの堕天使』を観終わって席を立つとき、ふと気づきました。別に大ファンってわけじゃない。それなのに、4月になったら劇場のチケットを買い、150分のあいだ笑ったりハラハラしたりしている。映画を観たんじゃない、装置に連れて行かれていた——そう気づいた途端、コナン映画の構造が一気に見えた気がしました。
公開3日間で35億円、シリーズ歴代No.1スタート。4年連続100億超えは邦画史上前例のない数字です。AKB総選挙が「順番の不確定さ」でファンの怒りを生んだのに対し、コナンは「順番の確約」でファンの期待に変えた。推しがメインじゃない年に劇場へ行かない選択が、翌年の来場に変換される——その心理設計こそが100億の正体です。
今回は、寅さん的「ローテ型」とMCU的「強連結型」、そしてAKB的「不確定型」を比較しながら、コナン映画が30年かけて完成させた装置の構造を、ファン心理とIPビジネスの交差点から解剖しました。
▼話したこと
・公開3日で35億、4年連続100億超え——邦画史上前例のない『継続』の異常さ
・『鬼滅』の407億は一回の爆発、コナンは138→158→147と毎年積む構造の違い
・寅さん的ローテ型・MCU的強連結型・AKB的不確定型——3つのセンター制の比較
・AKB総選挙が怒りを生み、コナンが期待を生んだ決定的な差は『順番の確約』
・2018年『ゼロの執行人』安室透で91.8億に跳ねた瞬間、IPの呼吸が変わった
・ファンが『観に行かない年』に翌年の売上が予約される——描かれない主役の存在
・花見・入学式・コナン映画——『4月の習慣』が30年かけて確約の担保になった
▼note記事
コナン映画の4年連続100億超えの設計を読み解く
<https://note.com/keke_ent/n/n1c145523ae29>
▼朝日けけ。SNS
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