営業スキルを身につけるための研修はよくありますが、マネージャーになるための研修は意外とないですよね。ある日突然マネージャーを任命されて評価制度も変わり、何から始めれば良いのか分からなくなってしまう人も多いと思います。杉本さんが受けたマネジメント研修の内容を参考に、新人マネージャーが何から取り組むべきかを考えました。どうぞお聴き下さい!
40’s Biz talkは毎週木曜に配信している番組です。パーソナリティは杉本浩一と柳澤大介です。番組のコメントは #40ビズトーク をつけて𝕏でポストしてね!番組へお便りもお待ちしています。
サマリー
新人マネージャーへのオンボーディングの重要性について論じており、マネージャーに必要なスキルと役割を紹介しています。また、具体的な研修内容や目標設定の方法を通じて、成長を促進する指導法にも触れています。新人マネージャーが直面するピープルマネジメントやパフォーマンスマネジメントの重要性について語り、マネジメントの視点としてフィロソフィーマネジメントやストラテジーマネジメントを考察しています。特にメルカリの成功した事例を挙げて、マネージャーの役割に必要なスキルセットを明確にすることが求められています。
新人マネージャーのオンボーディング
今回のコーティングトークのテーマは、【新人マネージャーへのオンボーディング、何が正解?】です。
最近ね、こういう相談があったんです。某スタートアップから、結構もう営業が2、30人ぐらいいるのかな。
で、初めてマネージャーに投与する、まあ試験期間みたいな。
マネージャー。それで一定期間経ったら、正式にマネージャーに投与するみたいな。
で、営業へのオンボーディングプログラムみたいなのは結構充実してるんだけども、
その新人マネージャー、いわゆる初めてマネージャーになる人に向けて、
オンボーディングとか教育の方法がわからないから、一緒に作ってくれないかみたいな相談があって、今一緒にやってるんですよ。
でも確かに、営業のロープレ含めた研修とかってすごくどこの会社も充実してますけど、
なんかマネージャーに必要なこととか、マネージャーがやるべきことって、上司の背中を見て覚えろじゃないですけど、
そういう感覚があって、で確かにその話聞いた時に、そういえば僕もマネージャーになるための研修とかって、
ちゃんと受けたことないなぁと思って。
とはいえ、多分僕の普段のメンバーへのマネージメント方法とか、要は営業はトレーニングしてるからね、その会社。
だから多分それを言語化して型化してほしいってことなんだろうなって思って、今一緒に作ってるんですけども。
マネージャーの役割とスキル
僕はね、だから今までの実体験だと、それを上司とかにマネージメントの仕方みたいなのは体系だと教わったことはないんですよ。
杉本さんもマネージャー経験が長いと思うんですけども、杉本さんどうでしたか。
私最初にマネージャーになったのって、それこそ田畑さんの部下だった時なんですけど、
普通の担当からマネージャーになって、シニアマネージャーになって、事業責任になってっていう感じだったんですけど、
ぶっちゃけ最初マネージャーってなった時に、やっぱり分からなかったんですよね、マネージャーになって。
なんとなく分かると思うんですけど、田畑さんにマネージャーって何すればいいんですかって聞いても、何も返ってこないじゃないですか、成果をあげればいいんだよみたいな。
田畑さんが言ってマネージメントの役割は何ですかって動画がたくさんあって、その通りで成果をあげるのがマネージャーの役割です。
成果をあげるのがマネージメントの役割ですっていうこのコメントだけでも、ちょっと私はああそういうものかっていうところがあったんで、
最初そのなんかそれも一つ参考にはなるのかなって、本当に最初にマネージメントをする人には参考になるんだなって。
極論そうですよね本当にね。
極論そうなんですけど、とはいえ、なんかそれだけじゃわからん。
マネージメントってだって、なんかその時ですね確かにドラッガーがマネージメントの本とか買ったんですよ。
有名な本あるじゃないですかマネージメント。
あれじゃなくて、あのハイアウトプットマネージメントじゃなくて。
ハイアウトプットマネージメントも読みました。
あれもね田畑さん勧めてますよね。あの本めっちゃよかったけど。
あれそう、マネージメントっていう本取っちゃって、
ここで言うマネージメントって僕が求めてるマネージャーのマネージメントじゃなくて、
経営のことだこれって思って、そっから違うよみたいなね。
でもそのぐらいあれじゃないですか、でもマネージャーの役割ってその経営も入るじゃないですか。
いってみれば。経営も入る。
だけど現場の人が恥ずかしがらない。これ広いんですよね。
で、その時はなんか結局マネージャーの役割、僕はよくわからないまま過ごしてきて、
なんとかかんとかやってたっていう感じなんですけど、
すごく最近実はマネージメントについてある研修を受けたんですよ。
今ナレッジワークの浅野さんっているじゃないですか。
やってますねそういえば研修。
やってるでしょ研修。3万円ぐらいだったんですけど、
あの1回、2回かな。2回ぐらいやる。今値段ちょっとわからない。
2万円か3万円だったと思うんですけど、浅野さんのこの研修受けてみるかって思って、
でも最近3年前ぐらいかなに受けたんですよ。
ここで言っているマネージメントの定義っていうのはものすごく分かりやすくて、
すごいお勧めなんで言うと、マネージメントには4つの役割があるっていう話なんですよ。
何かっていうとフィロソフィーマネジメント、ストラテジーマネジメント、
パフォーマンスマネジメント、ピープルマネジメント。
この4つがあるんです。これ縦軸と横軸で、
縦軸は経営と現場、横軸は左右に、左側に事業と組織で、
右上から順番にフィロソフィーマネジメント、ストラテジーマネジメント、
パフォーマンス、ピープルなんですけど、
このフィロソフィー、ストラテジー、パフォーマンス、ピープルの順番に、
いわゆるなんていうんですかね、僕の解釈で言うと経営層に近いところ。
本当に社長、経営人がフィロソフィーマネジメントで、
会社のミッションとか業務とかにひも付けていて、
会社のスタイルとか決定とかそういうのをするマネジメントで、
ストラテジーはまさに自社が成果を上げていくというか、
自分たちが提供する価値の戦略とかのマネジメントをする。
パフォーマンスは自分たちの部署の目標とか成果について
コミットしていくためのマネジメントがあって、
今度それを出していくための自分たちのメンバーの意欲、
モチベーションもそうだし、能力もそうだし、そこをマネジメントする。
だからもう一回言うと、フィロソフィーマネジメント、
ストラテジーマネジメント、パフォーマンスマネジメント、
ピープルマネジメント、この4つがあって、
自分の役割として今どこのマネジメントをやるべきかっていうのを考えていった。
なるほどね。
っていう、うわーこれはめっちゃわかりやすいって思って、
だから最初その4つの定義があると、
じゃあ最初にマネジメントをするあなたにとって、
こういうマネジメントの役割の中でどこをやればいいと思う?
っていうところからまず始めていって、
で、成果出さなきゃいけないっていうマネジメントの役割は、
パフォーマンスマネジメントだと僕は思うんですけど、
でも今さっきアナギサワさんに聞いた話だと、
マネージャー候補なのか、下段に落ちていくパフォーマンスマネジメントの前に
ピープルマネジメントがあったりとかして、
これよくあるんですけど、
マネージャーの手前にチーフっていう役割があったりすると、
チーフがその部下を持って、
ピープルマネジメント的なことをする役割をやっていくみたいなのがあるんですけど、
そこを意識して最初あなたは、言ってみるとまだ見習い的な感じで、
成果とかのところは部長とかのところがパフォーマンスマネジメントやってるんだったら、
ピープルマネジメントに徹してまずやってみましょう、だったりとか、
で、みんなで成果出すためにマネジメントをすることを、
で、もうちょっと少しそれができるようになったりというか、
ある程度パフォーマンスマネジメントが求められたらそこに注力して、
いく上でピープルマネジメントもやるとかですね。
一回そこを定義してやるといいんだなっていう、
ネットワークの浅野さんの研修ですごくよく分かった。
その4証言にまとめたの初めて聞いたな。
初めて聞いたんですけど、この4証言はすごく素敵なまとめだなと思って、
なんか僕も相談受けたことがあったんですよ。
マネージャー何すればいいんですかって、ある人から受けたことがあったときに、
これ紹介してたらめちゃ腹落ちして、
そこからもちろんピーチャーピープルマネジメント何やるとか、
パフォーマンスは何やるっていうのは、
まずそこのどこをやるかをやっていったおかげで、
自分に必要なのがこれだだったりとか。逆もあるんですよ。
マネジメント研修の効果
経営者とか起業家の人たち、マネージャー経験ないんですけど、
どうすればいいですかって言われたときに、この4つがあるってなったときに、
社長だと全部やらなきゃいけないじゃないですか。
一旦今はここやろうとかっていうことで、
頭が切り替えられるようになったって言ってもらったので、
ぶっちゃけマネージメントしなきゃいけないと思ったけど部下いないから、
何とも対処を固めようだったりとか、
何人か人集めたから、まずはちょっとピープルから入っていこうかなとか、
これによってすごく道しるべができるんじゃないか。
フィロソフィーマネージメントが一番難しそうですね。
一番難しいと思いますよね。
周りを見渡したときに、
フィロソフィーマネージメントまでできてるの、
経営者は起業した原点とかきっかけとか、解決したい課題解決、
動機があるから明確なんですけども、
営業本部長とかクラスで、
ストラテジーマネージメントはできてる。
そうですね。役員とかはストラテジーマネージメント。
ただ、この4つの整理ってすごくいいなと思ったのは、
その役員の人たちがストラテジーマネージメントするとするじゃないですか。
だけど、もっと本当はこの人がフィロソフィーマネージメントのところとかの
視野も広がって考えていくと、
この人が社長に対して何か言えるだったりとか、
さらに言うと、課長部長の人たちはパフォーマンスマネージメントだと思うんですよ。
この人が本当はもっと司座として得なければいけない
マネジメントの重要な視点
視点はストラテジーマネージメントだったりとかするとか、
自分今ここばっかり収録したけど、
こっちができてないとか。逆に
本部長とかなんだけど、ピープルマネージメント今
自分全く下に投げてて任せてたけど、
あれここ今できてるやついないんじゃないかということも考えられるじゃないですか。
逆にあれですよね、フィロソフィーマネージメントっていうことで
定義してあるのって素晴らしいなって思ってて、
忘れやすくないですか、逆に言うと。これ大事なことじゃないですか、よく考えてみると。
会社としてやっていくときにとか、
マイクロ法人とかでもそうだと思うんですけど、その中でこの4つの視点で
考えていって、あれでも
ストラテジーばっかり考えてるけど、フィロソフィーなんだったかな、これ採用するときに
これなくてくるのかなとか思いますよね、多分。
だからそういう意味で言うと、今話してて思ったんですけど、
メルカリはフィロソフィーマネージメントが
経営陣がしっかりできたんでしょうね。仕組み化したじゃないですか。
めっちゃできてたと思います。今でもね、
辞めた後でも言えるバリューとかあるじゃないですか。
あの辺を出して共通言語化させてるって
すごいマネジメントうまくいってる例ですよね。
経営陣だけじゃなくて現場まで徹底させたじゃないですか、
ある程度仕組み化して。 そうそうそう。
そういう意味で言うと高度なマネジメントシステム作ったんだろうな。
で、あと会社大きくなっていったときに
やっぱり必要になりますよね、このフィロソフィーマネジメントってね。
なんか今でも話聞いてしっくりできました。
なんか僕がマネージャーに今回
カタカシしようかなと思ってたのはピープルマネジメントと
パフォーマンスマネジメントか。マネージャー見習いみたいな感じだから。
てかピープルの能力とか
そういったところだとピープルマネジメントの方かもしれないですね。
そうですね。メンバーとかも一人しか見てないんで、
今まで自分の成果だけを求めてたことを
二人で成果出すっていうところが求められてるので。
じゃあパフォーマンスも入るのかな?
そこの二つにフォーカスして、漠然とは思ってたんですけど
今の4省元に分けると、やることとやらないことが結構
はっきりするから。
そうなんですよ。今だと現場目線、経営目線でいくと
現場目線のマネジメントじゃないですか、広く言うと。
さらに組織なのか事業なのか、チームのことだけなのか事業のことなのかで
あと優先順位つけやすいですよね、これだと。
今、ピープルマネジメントとパフォーマンスマネジメント
これどっちからやる?
さっきのフィロソフィー、ストラテジー、パフォーマンス、ピープル
上からいくとそうなんですけど、最初下から初めて
マネジメントするときは逆らしいですよ。
ピープル、パフォーマンス、ストラテジー、フィロソフィー。
新人マネージャーの課題
なるほどね、そういうことか。だからあれか。
チーフみたいな人とか、主任みたいな人は
初めて新人の教育担当にはなるけども
売り上げ責任は別に持たないみたいな
暗黙地であったと思うんですよね。
実際大企業とかよくやってますよね、そういう。
あれって単純に階層化してるだけじゃなくて
マネジメントに上に行くための役割、役職だったんだな
っていうことにもまさに気が付いたわけですよね。
なるほどね。
すごいな、それ。
今でもちょいちょい、たまに朝野さん募集
不定期でやってるっぽい。
対応の研修とかやってたりするんですけど
他のはちょっと僕は聞いたことないんですけど
マネジメント研修っていうやつはすごく参考になりましたね。
マネージャーになった瞬間って
特に営業でいうと
評価のルールが変わるじゃないですか。
営業はとにかく自分さえ実績を出すってことが
何よりも必要だけども、もちろんチームを持った
マネージャーもちろんそうなんですけども
自分以外の人の能力を
最大活発的成果を出すっていうのがポイントだから
例えばなんですけども
今回でいうとメンバーとマネージャーみなだいが2人
ヒトピアでチームになって
目標を達成するだけじゃダメだと思うんですよね。
要はその達成の仕方が結構重要で
メンバー、部下は未達だけど自分が大幅達成して
チーム達成したっていう場合に
じゃあそこでマネージャーとしての適性があるかどうか
っていうとノーになるじゃないですかその場合って
結局その個人の能力で達成してるだけ。
だから理想は
2人とも目標数字をクリアして達成してるのがそうですし
場合によっては達成の仕方で
マネージャー自体は未達だったけども
部下が達成してチームとして達成したみたいな形は
マネージャーだけが大幅超過して達成したとかよりかも
だから強化のルールが自分だけの成果で
強化されるわけではないしマネージャーとして
登用されるわけではないから結構ね
そこで苦戦する人多いんだろうなって感じはしますけど
だからハイアウトプットマネージメントとか
僕も結構何度も読みましたけど
あそこで書いてあるマネージャーの役割っていうのは
メンバーの能力を最大化して目標を達成することだって
田畑さんも端的にそう言ってると思うんですけども
それがプレイヤーとマネージャーの大きな違い
浅野さんはそこをさらに4章限に分けて
マネージャーのレベルに応じたスキルセットみたいなのを
分けてくれたからよりそれ
僕今話聞いてすごいしっくりきたんですけど
だから結構ねマネージャーの研修って
ある程度のフェーズになった会社だ
多分背中見て覚えろになっちゃってると思うけど
なんかこのタイミングで僕自身もそのスキルを習得したいなと
そうですね
マネージャーのスキルっていうのはちょっと分かんないんですけど
混沌としてるからこそ今の4章限の中での
一個一個に焦点を当ててグードゥを書き出していくと
結果それが多分身になっていけるんだろうなと思うので
おすすめですね
14:07
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