そして、不思議なのは、このアニメに出てくるとんがっている帽子は、魔女の帽子よりも1200年代に人気があったヘネンという帽子に近いような感じがする。
あのルネサンスフェア行くと、かぶってる人たちいるよね。いつも私不思議で、なんであんな帽子かぶってるんだろうと思って。
だから、1200年、300年代がファッションとして流行ってた。
この番組は、地元でフリーペーパーを制作しながら漫画を執筆する杉本、
アイビーリーグ大学でアニメクラブの部長を経験し、漫画アニメ愛好家歴30年以上のシスコ、
そして在米16年以上で漫画アニメ初心者マユの3人が、日本が誇る漫画・アニメを海外の視点からプラスアルファを添えて解説・考察していくポッドキャストです。
3Mアタックポッドキャスターのマユです。
シスコです。
シスコさん、今期はわりと幅広く様々な作品を紹介から見ていますが、
今回取り扱う作品は、私たちが見てきた中で、おそらく一番作画が半端ないのではないかと。
3話を見て、俺もそう思った。
綺麗じゃない?
綺麗だったな。
映画クオリティと言っても過言ではないくらい、とっても美しい作画なんですけれども、
それに加えてですね、原作はなんと累計発行部数750万部突破しております。
そして世界中で様々な賞を受賞している大大注目アニメです。
ということで今回は、とんがり帽子のアトリエの魅力を海外の視点から紹介していきたいと思います。
アニメを見た感想に加え、魔法を描くということを歴史的な見解から深掘っていきたいと思います。
エピソードごとに漫画やアニメに関する英単語やフレーズを紹介するオタックワードオブダデイでは、
とんがり帽子のアトリエの英語タイトルに加え、魔法使いのとんがり帽子は一体どこからやってきたかについて解説。
漫画やアニメに関する情報をオタック目線でちょこっと紹介するオタックちょこっとニュースでは、
世界屈指の音楽フェスとも言われるこちらと披露されたアニソンについての記事を紹介いたしますので、最後までお付き合いください。
3Mオタックは日本が誇る漫画アニメを海外の視点からプラスアルファーを添えて解説考察していくポッドキャストです。
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はいということで、とんがり帽子のアトリエについて初めて話すわけなんですけれども、
ちょこっと見てない人のためにもあらすじを言ってみようかと思います。
ココという小さな女の子が魔法使いになりたい、魔法に憧れている少女なんだよね。
ある時、魔法使いが自分のお母さんが経営するお店にやってくる。そこで魔法使いだみたいな感じになって、あることが起きて、
魔法がかかった馬車のようなものが壊れてしまって、それを魔法で僕が直すから、お家の部屋貸してくれみたいな感じで貸してあげるんだけど、
でも魔法使っている時は見ないでね、つるの恩返しみたいなさ、見ちゃダメ、決して覗いちゃダメだよみたいな感じで言われるんだけど、
ココはやっぱり気になっちゃって見てしまうんだよね。そこで何を見たかというと、魔法ってだいたい杖を使ったりして呪文を唱えたりとかしてかけるものだと思うんだけれど、
その魔法使いがやってた魔法というのが、円形のものにデザインじゃないけれども、たぶん一つ一つ意味があって、それを書いていく。
それで魔法を作ることができる、魔法をかけることができるっていうのを目にしてしまうんですね。
特に第1話目では最後の方でちょっとショッキングなことが起きてしまうんだけれども、その魔法使いとココの出会いによって、ココが魔法使いになるために奮闘していくというようなお話でございます。
冒頭でも言ったように、まず本当に作画が綺麗だなっていうのが一番最初の印象で、特に魔法が作動しているところのシーンが綺麗。
ケープとかドレスとかのヒラヒラみたいなところとかがすごいスムーズだし、見とれてしまっていたんだよね。
あとその人の動きとかもすごくハイクオリティだね。
もう本当にこのクオリティずっとやるのって思うくらい。
作画崩壊ね、後に来ないでほしいな。
いいんじゃないかな、すごい時間がかけられてるなって思うような素晴らしい作画なんですけれども。
鬼滅の刃並みですかね。
映画の方ね、これをシリーズでやるっていうのがすごいと思ったんだけれども。
原作はですね、今のところ単行本が15巻出ておりまして、ちょうど来週4月23日に16巻目が発売されるということなんです。
続いてるということ。
続いてるということなんですよね。
ちなみにこの原作を書いた白浜カモメ先生というのがイラストレーターとしても活躍されていて、
2015年マーベルコミックスで漫画バリアントカバーを担当なさったり、
DCコミックスとかスターウォーズとかアメリカンコミックスの表紙を制作したりもしてるんだって。
っていうのはアメリカ風のコミックスも描けるってこと?
なのかね。
調べてみないとわからないな。
ということなんですね。
この作品に触れるのが今回私と静子さん2人とも初めてで、
どんな内容になっていくとかは全くわからないんだけれども、
さっきも述べたように魔法の描け方がデザインを変えていくような描け方っていうのが
今までに見たことないタイプあります?
あるね。
ある?
全部がこういう風になってるというシリーズとかアニメとか漫画を見たことないかもしれないんだけど、
いろんな話で魔法の輪とか魔法のサークルを使ってるのは結構あるよ。
そうなんだ。私はたぶん初めてだなと思ったんだけど、
これに関連して描くことについて静子さん。
言葉とか?
言葉とか。
そうですね。
大昔から人はゴフ。
ゴフ?
ゴフとか。
お守り?
お守りとかを作ってるんだけど、それはたまには物なんだし、デザインだけな時もあるんだけど、
言葉を書いてそれをお守りにするのも結構普通な世界中。
だから、大昔のエジプトにも中国にもこういう習慣があったんです。
習慣?
言葉とか呪文とかを書いて、その書いたものを何かの中に入れて、
魔法の力があるからそれを使うのもあったんだし、
イスラム教の中にも、イスラム教というよりも中東のエリアで、
こういう言葉が魔法の力が宿ってるっていう考え方もあるから、
特にイスラム教では神様の絵とかを書いちゃはいけないから、
神様の名前とか、その宗教で一番大切な言葉とかを書いてアートにして、
その言葉の中にもちょっとパワーがあるから、それもお守りとして使えることもできるし、
魔法だって考えてる人もいて、魔法じゃないけど神様のおかごって信じてる人もいるんだけど、
とりあえず言葉には魔法があるっていう考え方があります。
いろんなところに。
日本もあるのかな?
日本にもあるよ。
例えば?
お守りよ。
お守り?
お守りは、本当はそのお守りの中に何かが書いてある紙が入ってるよ。
聞いたことあるけど、開けちゃいけないって言われてたから、一回も見たことないんだけど。
でも、入ってるよ。
入ってるんだ。何書いてるんだろうね。
中国では誰かが読めるような字じゃなくても、書いた人がちゃんと字、
習字だってたまには習字はすごくきれいで全然読めるんだけど、
たまには習字が荒くて読めないのに字になってるっていうのはあるんでしょ?
あるね。
だからそれは読む側じゃなくて、書く側がちゃんと字を作るつもりで書いたら、それはパワーがあるわけ。
書いた側が失敗して、あんまりちゃんとした意思で書いていなければ、それはパワーが入らないんだけど。
だからお守りの中に書いてあるものがあって、それが言葉とか字で力になってるわけ。
そうなんだ。
あれは中国からの伝統なんですが、中国の道教、道の道を書いて、それが道イズム。
英語だったらDAOISMって言うんだけど、スペルはTで書くから。
だからスペルはTAOISM、発音はDAO。
そのまま道教?
ほら言っただろ!道教だって!
道教では、字が書いてあるものに力が宿ってしまう考え方もあるから、
たぶんあれがお守りになったわけ。
他の国とか場所によっては、やっぱりそういうアート的なものも、そういうマジカルな力を持っていたりとか。
昔の人は。
恩明寺だって、そういうゴフとかを使うんでしょ。
何かを書いて、それで魔法の力になるんでしょ。
だから中国にも、中東にも、イジプトにも、こういう考え方があったわけ。
ヨーロッパにでも聖書にも力があるから、
もしかして誰か魔物がその人の中に入って、入り込んじゃった時に、
牧師さんが聖書を持って、使って触ったりすると、魔物が逃げてしまうわけ。
だから、いろんな文化の中では、こういう書いたことが力になれるという考え方はあると思います。
そうなんだ。面白いね。
私たち、とりあえず最初の3エピソードを見て、私今のところ3エピソード目が一番好きだったんですけど、
3エピソード目がどういう話かというと、
ココが試験を受けなさいってね、一緒に住んでるルームメイトが。
同僚。
同僚じゃない。他の魔法使いになりたい女の子に言われて、試験を受けに行くんだけど、
でも、別に魔法使いの家で育ったとか、そういう感じの子で、一般の子だから、
いきなり行けって言われても、かなり無理があると思うんだけど、
そこで奮闘しながら、自分で頭使って、言われたものを取ってくるっていう。
あそこの、ほうきじゃないんだけど、
ほうきみたいに乗るものを作ってしまうんだよね。
そう、自分で作ってしまって、コントロールがうまくいかなくてとか、
白い筆虫って言ったかな?筆虫っていうのが、喋らないけど。
めっちゃジブリっぽいな。
私はキキ。
キキプラスもののけ姫。
なんでもののけ姫?
白い大自然から出てくるやつ。
森の中にいっぱいいるやつ?
森の中に生きる不思議な生き物を、プラスキキのブルームに乗ってるし。
魔女の宅急便か。魔女の宅急便結構好きで、大人になってからもっと好きになったんだけど、
パン屋さんとか出てくるから。
もののけ姫より、千と千尋だな。
あの生き物。
それ、縁が蝶ってやつ?
縁が蝶っていうのも似てるけど、黒黒スケにも似てるし。
目がね。雰囲気がね。
ああいう無垢な可愛らしい感じの生き物ね。
ジブリの雰囲気が感じられるなと思って。
3話しか見てないのに、もう主人公を応援したくなっちゃうみたいなさ。
でもさ、すごい過去を背負ってしまったじゃない?
まあな。
それ本人がやろうと思ってやったことじゃなくて、アクシデントで起きてしまって、
それを抱えながら、魔法使いになっていかないといけない。
でもまあ、自分は魔法使いになりたかったから、いいんだけど、そういうバックグラウンドはあまりあるからさ。
必ず取り戻して、みたいな。
ちょっと応援したくなるようなキャラが可愛いなと私は思ったんだけど。
で、ウィキペディアの方を調べたんですけれども、
今後のストーリーとして、作中では障害を持つ人や性暴力といった現実的社会的な話題が盛り込まれていると。
作者の白浜さんは、ファンタジーは現実の世界でないからこそ、現実の問題を浮き彫りにすることが可能であり、
こうした話題は外せないテーマだと語っている。
また、性暴力が描かれている第49話では冒頭に注釈が挿入された。
白浜は、暴力表現やトラウマを思い起こさせる描写がある際には可能な限りこうした注釈を挿入したいと考えており、
出版社に相談したところ開脱されたということが書いてあったのね。
でも、私は原作を読んでいないから、わからないんだけど。
じゃあ、重くなるわけ?
こんなジブリっぽい感じの。
今のところはジブリっぽいんだけど、かなりジブリっぽいではないし。
出てくるの?って思って。
出てくるかもしれないっていうことだね。
だから、ちっちゃい子向けなのかなって最初私は思ったの。このアニメを見たときに。
怖くなりますね。
興味はあるんだけれども、ちょっと怖いところもあるかなっていう感じで。
今シーズンでどれだけ描くのかわからないけど、そういうストーリーが盛り込まれてくるらしいんだ。
そういうところまで突っ込んでいくお話なんだなと思って。
結構若い女性ばっかりだしな。
今のところはね、大人の成人というか女性も出てくる。女性じゃないかもしれないしね。男性かもしれないしね。わからないよそれは。
そうだよね。
だから、どういうことなのかっていうのは今後気になるところですね。
それではこのコーナーに参りましょう。
このコーナーでは、オタクな世界進出をコンセプトに、今回深掘りしたアニメや漫画から、私たちが選出した重要キーワードを英語で紹介するコーナーです。
ということで、とんがり帽子のアトリエの英語タイトルを最初に言ってもらいましょう。
アトリエという言葉はフランス語ですね。
ちょっと発音の仕方がわからないんだけど。
俺フランス語できないんだけど、知らないんだけど。
じゃあ英語では?
アトリエ。
じゃあ一緒だね。
まあ似てるね。フランス語は最後はRになってる時は、あんまりRの発音はしないから。
アトリエみたいな。
アトリエ。
だとは思いますが、フランス語のエキスパートではないから批判してないでください。
で、このとんがり帽子っていうところがウィッチハット、魔女の帽子ってなってるって。
とんがり帽子イコールウィッチハットなのかどうかっていうのが私疑問だったんだよね。
まあ確かにウィッチハット、魔女の帽子はとんがってるようなイメージはある。
どうしてそもそもとんがってるんだろうなって思って。
正直言って多分誰もわからないんだけど、最初に絵として魔女が、というか魔法使いがとんがってる帽子をかぶってるのは、1690年代のCotton Matherの本で、
それはアメリカでのセーレムの魔女裁判の時の本です。
どこだっけ?マサチューセッツ?
その時は魔法使いというか魔女ととんがってる帽子のコネクションはまだなかったんだけど、
なぜそういう風に描かれたのか、様々な理論があるんだけど、
1600年代、その100年間の間にファッションとして女性はとんがってるというわけでもないんだけど、
結構大きくて黒い帽子をかぶるのがファッションだった。
魔女とか魔法使いの人たちだけじゃなくて、いろんな人がそういう帽子をしてたわけ。
それはツバないやつでしょ?帽子の周りにツバとかある?
ある。
真っ黒で?
真っ黒じゃなくてもいいんだけど、真っ黒のやつもある。
でもちゃんとツバもあって、結構長い帽子をかけてる人も結構いたんです。
特にクエイカーズというクリスト教のシューハーの女性も、そういう大きい帽子をよくかぶってた。
マサチューセッツではクエイカーズじゃなくて、ピュレティンズというシューハーがあって、クエイカーズが気に入らなかったわけ。
クエイカーズの中で男性女性平等に扱われてたんだし、クエイカーズとして集まってるときに誰でも口を出して喋ってもOK。
男性女性関係なくて。
でもピュレティンズの中では男性が優先で、女性は従うべき。
だからクエイカーズが好きじゃなかったわけ。
だからたぶんちょうどカットン・マッターの本が出てきたときに、ピュレティンズがクエイカーズのシューハーたちがマサチューセッツに入ってくれやめてくれみたいな態度を取ってたから、
クエイカーズの女性のよく着てた帽子が魔女の帽子にもなったことがあるかもしれない。
でも他に中世のヨーロッパでは、ユダヤ人が法律的に特別な衣装をしなきゃいけなかったというルールもあったんだし、
その中で特別な尖ってる帽子というのもあったから、それも由来かもしれない。
あとはたまたまその出てきた尖ってる帽子が、これがいいシンボルになってますね。
同じ絵なんですけど、尖ってる帽子プラスホウキに乗ってるんだから、それが魔女のシンボルになった。
昔からホウキが魔女のシンボルだったんだけど、1690年代の絵が初めて尖ってる帽子も着てるわけ。
黒い帽子は、黒いっていうのは、あれが悪魔の色だから黒いんだけど、
なんで尖ってるのは、正直言って誰もわからないんだけど、そういう風になったからシンボルになってるわけ。
今となってはね、クリアーなイメージっていうか、必ずホウキに、必ずというわけでもないけど、
ホウキに乗ってて、ああいう感じの黒い帽子をかぶってっていうのは定着してるよね。
不思議なのは、このアニメに出てくる尖ってる帽子は、魔女の帽子よりも1200年代に人気があったヘネンっていう帽子に近いような感じがする。
あれはファッションだけで、全然魔女とかそういう関係ないんです。
色は?
色はどんな色でもOK。
あ、そうなんだ。
別にこの色だけとかそういうわけじゃない。
ルネサンスフェア行くと、かぶってる人たちいるよね。
あれいつも私不思議で、なんであんな帽子かぶってるんだろうと思って。
だから1200年、300年代がファッションとして流行ってた。
面白い。あれどうやって留めるの?
リボンが顎の下につけて、
てっぺんからヴェールみたいにぶら下がるわけ。
それがオシャレだったのね。
特にフランスの東部のあたりにあれが流行ってた。
わかりました。
すごいね。
私、とんがり帽子はウィッチハットと何か関連性があるのかってシスコさんに聞いたら、
かなり深掘りして調べてくれて、ここまで深掘ると思わなかった。
すみませんでした。
さすがでございます。ありがとうございました。
もしリスナーさんの中で、このとんがり帽子はここから。
違うね、こういう理論もありますよって知ってる方がいれば教えてください。
ということで、とんがり帽子のアトリエの英台がウィッチハットアテリエということでした。