それでは早速、不思議の海のナディアの簡単な紹介をいたします。
不思議の海のナディア、シスコさん、英語では?
ナディア・The Secret of Blue Waterは、NHKで1990年4月13日から1991年4月12日にかけて、毎週金曜日夜の7時半から8時に放送されたテレビアニメで、全39話であります。
旧世紀末のフランス、発明好きの少年ジャンは、謎の宝石ブルーウォーターを持ち、動物の言葉がわかるサーカスの少女ナディアと出会い、ブルーウォーターの力で世界征服を企む敵をかわしながら、冒険の旅を繰り広げる。
ジュール・ヴェルヌによるSF小説海底二万里及び神秘の島を言案とし、総監督は庵野秀明さんが務めたということです。
海底二万里という本は、ちょうど今、うちにあるのよね?
そう、あります。
でも、この話は完璧にナディアとリンクしているわけではないのよね?
まだ全部読んでいるわけじゃないんだけど、
ウィキペディアでその本のあらすじを見てみたら、最初の本のエピソードは本とつながっているんだけど、その本よりずっと遥かに話が続くわけ。
登場人物とか、ネモ船長はその本の人物なんで、彼の性格とかは本のネモに結構近い感じなんだけど、後半のあらすじとかは結構違うので、
インスパイアされて似ているところもあれば、似ていないところもあるわけ。
ノーチラス号という艦隊も同じ名前じゃなかったっけ?
同じ名前、そうそう。ジャンとかナディアは存在しない本の中で、ネモ船長が一番のつながりかな。
それではですね、内容に深く入っていく前に、私たち各自のナディア歴をちょっと聞いていこうかなと思うんですけれども、杉本さんのナディア歴。
ナディア歴って聞かれるとね、本当に小学生だよね。それこそ家族で見てた。
意外と夜にアニメやってるっていうのって、あの当時は多かった気がして、スラムダンクも家族で見たし、
なんだ、あとなんか見てた。毎週。やわらとか、やわらちゃん、やわら。
すごい、なんか家族で毎週、その時間になると見るみたいな感じはあったね。
珍しいんじゃない?アニメを家族で見るって。
それ言われたらさっき、いまだに怖いのが、私の父親が毎週日曜日になると、
6時から6時半にかけて、フジテレビかな?にチャンネル合わせて、サザエさん必ず見るの。
いまだに、私は今までずっと受け入れてたけど、今思うと、
なんでその時間に必ずサザエさん見んねんって最近思っちゃって。
すごいね。
いまだにさ、サザエさんを見ようとしてる話がすごい、ちょっとよくわかんないけど変な違和感がありつつ、
私はそんなもんだと思っちゃってた。
いいんじゃないの?俺は多分70歳になっても絶対アニメ見てると思うし。
ナミヘイさんよりもはるかに私の姉妹さんとか見てるって思ってるからおかしくてしょうがないよね。
それは、すごいいい家族だね。
どうなんですかね。
私、父親と家族と一緒にアニメ見た記憶ないよ。
そうなんだ。
シスコはあなた、強制的に見せてるんだよね。家族に。
見せたな。それはもう10代の時なんだけど、本当に若い頃はたぶん一人で見てたと思う。
土曜日の朝早く起きて、一人でアニメとか見てたんだけど、
アメリカはさ、アニメは本当に子供のものだけだから、日本のアニメにはまった理由の一つは、
全部全部子供ばかりの番組じゃなかったってこと。
両親にその良さを伝えようとしても、あんまりわかってくれなかった。
結局、エヴァンゲリオンぐらいは見てくれたかな。
特にエヴァンゲリオン私、父さんと一緒には見れないな。
シスコさん、何が歴?
初めて聞いたのは音楽。
というか、そのオープニングとエンディングテーマ。
ロスのアニメグッズを売ってた店で、アニメコレクションのCDを見つけて、
それを買って聞いて、それでなんか音楽にはまってて、
で、これはナディアから来たっては知ってたけど、ナディアのアニメを見たことはなかったので、
多分、大学は初めてちゃんと見た。
大学のアニメ部では、いっぱいのVHSがあって、
その中にも、たぶんちゃんとして翻訳されたんじゃなく、ファンサーブみたいのがあったと思う。
それで、アニメ部は全員みんなで見てた。
ファンサーブか。
じゃあ、素人が訳したって感じだよね。
そうそう。素人が訳して、自分たちで字幕つけて、
手紙書いて、マニーオーダー送って、
これぐらいのVHSを送ってくださいって依頼しなきゃいけなかった。
お金払って。
そうそう。これ昔のことだから、なんかEメールもなかった時代だよ。
ちゃんと手で手紙書いて、お願いしますみたいなこと書いて、
デジタルで払うこともできなかったから、
マニーオーダー使って、全部メールじゃなくて。
マニーオーダーって響きが懐かしいね、もはやね。
こぎってとは違うけど、こぎってみたいな感じかな。日本はないな。
たぶんそれで見たと思う。
私はですね、ナディアンの存在はNHKで放送されてた時に知ってはいたんだけれども、
なんかそういう旅、ジャーニー系みたいなの全く興味なかったから、あまり気に留めてなかったんだけど、
今回だから初めて、40にして初めて、39話通して見た感想が、
ああ、あの時、ちっちゃい時見ておけば、違った見方ができただろうなっては思った。
子供の時見るのと大人で見るのとではたぶん違うだろうなって。
杉本さんはちっちゃい時に家族と一緒に見て、しすこさんはちょっと大きくなってから見て、
さらに今回、二度見したんだよね。二度見っていうか、大人になってから見てるので、また違った見解があると思うんですけれども、
どっから話していいかわからない、ナディアンは正直。ありすぎていっぱい。
いっぱい話すことあるんだけど、とりあえず私がちょっと提起したいのは、ナディアンっていうキャラクターについて。
ナディアンのキャラクターが、けっこう印象的だと思うんだよね。
なんでかっていうと、もう最初の方で、彼女ベジタリアンなわけじゃん。
ベジタリアンっていう概念を出してくるっていうところが、まず新しいなって思って、
それが一回だけじゃなくて、エピソード通してずっと、なんで肉を食べるの?みたいなのが出てきたりとか、
それだけじゃなくて、黒人の女の子っていう設定も、その当時にしたら、
結構画期的っていう言い方が正しいのかわからないけど、他のアニメとは違うんじゃないかなって思ったんだけど、そこらへん杉本さんどう思う?
確かにインパクトありましたよね。
服がチューブトップ、あれなんていうの?みたいなのに、なんていうか、めちゃくちゃセクシーなわけじゃん。
何歳だったかわからないけど、12とか、14歳とかそのくらいだね。
それでちょっとこう、褐色の肌で、印象的だったよね。
静子さんはどう思います?
どこで読んだことはあるんだけど、アノーさんは本当はもうちょっと黒人っぽくしたかったらしい。
髪の毛もね。髪の毛もアフリカに住む黒人の髪の毛のようにしたかったけど、スタジオから却下されたらしい。
普通のアニメヘアーにしてくださいって言われて、だから髪の毛もアニメキャラらしく真っ直ぐで、サラサラでなったらしくて。
俺はナディアに惹かれるのね。わがままな人なんだし、周りの人に迷惑をかける時もあるんだけど、すごい強い人なので、俺は素晴らしいキャラだなっては思うし。
今はどうかわからないんだけど、たぶん若い頃は好きになりそうな女の子だったと思った。
結構気強いよね。
怖くなったり落ち込んだりはしないんでしょ?
怒ったりはするんだけど、前向きまでは言わないけど、どんな事情があっても頑張り続けるタイプ。
それもよかったと思った。
正面から対立してやるみたいな、そんな雰囲気はあったかな。
ベジタリアンっていうところが自分と似てて、彼女は動物のチチとか卵系はOKなわけ。
でも、カワ殺してたのね。
だから、私も一緒だと思って。
私も全く一緒だと思って。
私もたまに気強い時あるんだよね。
ありますね。
ありますよね。
だから、自分と似てると思いつつ、絶対この人と私友達になれないと思った。
本当?
うん、なれないと思う、私。お互い気強すぎて。
ウィキペディアで分かったことが、キャラクターの原案の元になった人物がいまして、それがクレオパトラだったと。
ああ、そう言われてみれば。
そう言われてみれば、ああ、そんな雰囲気あるなみたいな、なんとなくイメージでね。
お兄さんもそんな感じよね。
お兄さんはどんな感じ?クレオパトラに似てるとか?
クレオパトラ、なんかエジプトの王様みたいな。
そうですね、見た目は。
目の周りにアイライナーみたいなのがあって、シャープな感じで、ナディアでもちょっと似てるし。
ブルーウォーターっていうか、あの辺の、あれがエジプトのなんか象徴してる感じっぽいね。
結局、アトランティスの人だからな。
別に黒人でもなんでもない。
自分たちが宇宙から来たわけじゃないけど、ネモとナディアは残ってる2人だけ、アトランティス人の。
あと考えたのは、海天2万里の中で、ネモはもともとはポーランド人のはずだったらしくて、でも結局インドの人に変わった。
インド系だったら髪サラッサラッっていうか、ストレートヘアーのなんか説明がつく感じがするね。
肌の色も、髪の毛も似てるかもって思った。
だからそれも、どれくらいインスパイアされたのかわかんないけど、ちょっとそんな感じ。
そしてですね、他にも私が見ててびっくりしたエピソードとかシーンがあるんですけれども、
例えばですね、マリーっていう女の子、小さな女の子が出てくる。
初登場のエピソードで、両親が殺されるっていう。
えっって、これ子供用じゃないの?って私は思ってたから、ナディア自体が。
こんなダークなとこまで行くのかって、びっくりした記憶があるんですけれども。
それが衝撃的で、その後も両親が亡くなる悲しさみたいなのを描いていて、
別のエピソードで、キーが来た時に、ネモ船長がその敵を撃って殺すシーンがあって、
その時にナディアが、人殺し!みたいな。な、どうして殺すの?みたいな。
人を守るのと殺すの、どっちが大事なの?みたいな感じで、めちゃくちゃ言ってて。
で、アニメとかって、人が殺されるのって変な話普通というかさ。
だから別に死んでも、殺されて死んでも、その後それでどうだっていうのはないじゃん。
話がだんだん進んでいくけど、その時にナディアがその、なんで殺すの?みたいな。
すごい悲しくなってるっていうシーンが、他のアニメでは見たことないんじゃないかなって私は思ったんだけど。
そこら辺どう思います?
せつこさんから聞こうか。
昔は、これなんか文化が進化したところかな。
昔はゲームの中でも、遺体を見つかったら、なんか話しかけようとすると、
彼は…みたいな言い方でよくあった。
えーすごい。なるほど。
だから宮崎さんの案がありつつ、それを発展させたいような感じかな。
それだと何かつじつま合うね。やっぱり何か似てる感じはするなーっていう。
確かに。共通項が見えるね。
なんか結構難しい話だなって、最後のアトランティスの話とか、ガーゴエルの思惑とか、バベルの塔とかさ、ノアの箱舟とか、神話的な話、旧約聖書の話とかなんかいっぱい出てきて、
これを大人になってもいまいちちょっと知識がないとわからない部分はあるんじゃないかなって思うんだけど、
バベルの塔って何?何?とか思いつつ見てたけど、シスコさんはそういう点ではどう?
名前だけだろうと思った。
名前がかっこよく響くから、あ、これにしようみたいな、たぶん神話とあんまりつながりはない。
ノアはもちろん神が地球を滅ぼそうとして、地球を全部水にして、ノアとノアが選んだ動物たちしか生き残れないことなんだから、
ノアズアークっていうのは、本当は宇宙の、レッドノアは何?
レッドノアわからない。宇宙船?
間違いを見たばっかりなのに。
レッドノアって何?
レッドノアって宇宙、何?宇宙船?
宇宙船?
宇宙船より大きいやつなんだけど、とりあえずそれだって。
名前だけなんだよ。
バベルの塔は人間が作った塔なんで、神様まで届くための塔だったが、
それを神さんがあんまり好きじゃなかったから滅ぼした。それだけ。
聞き慣れない言葉がいっぱい出てくると、どういうこと?どういうこと?みたいな感じで。
バベルの塔はレーザービームと関係ない。
関係ない。
名前だけだよ。
でも一応、旧約聖書ではバベルの塔っていうのが出てくるんでしょ?
出てきて、その中で人間たちが作ったもんで、
多分みんな同じ言葉が喋れたんで、こういうものが作れたんだけど、
それで神様が起こって、神様がその塔を破壊して、人類を様々な言語を喋らせた。
お互いそういうものが作れないため。
でもそれはナディアのあらすじとあんまり関係してないような感じがする。
ナディアの中でその兵器として使えるっていうことは、旧聖書と全然関係ない。
それでですね、39話ある中で、23話から第30話までの、
ジャンとナディアが南の島に漂着してドタバタを繰り返す回、
および第32話から第34話までの島を脱出した一行がナディアの生まれ故郷にたどり着くまでの回、
作画がエンターテイニングだった、私は。
いい感じで言えば。
よかった。
ひどかった。
いや、面白かったっていう言い方。
作画崩壊ね。
たぶんガイナックスがやってないんでしょ?
やってない。
なんかもう大変だったんでしょ?
これって確かテレビで放映されるのと間に合わなくて。
時間がなかったみたいなんだけど、急にさ、そこまで変な話、
普通に見れてて、話もちゃんと進んでて、
なのに急に島に着いたら、なんかね、謎のエピソードみたいなのが続いて、
本当さ、作画がそのエピソードによって結構違うわけ。
キャラクターの表情とか顔の感じとか、全然違って、
逆にそれを見て、通常の作画に感謝みたいな、逆に。
そうだよ。
今までがすごかったんだなっていうのは、逆に思ったんだけど、
まあ面白いね。
あそこの部分取っ払っても、話は成立するような気はするの。
だけど、なんかこう、面白い。
今まで結構インテンスっていうかさ、話が結構さ、前と後半だと結構シリアスじゃない?
だけど、そこに面白いエピソードみたいなのが出てくる。
誰がこの話をこういう風にしようと決めたのかを知りたいんだよな。
キャラの顔とか、アニメーション自体だけじゃなく、ストーリーも変な方向に行ってしまうんだよな。
なんでこれを作ろうと決めてるんだろうな。
39話までいけないんだよな。
アイディアは26しかないから、他の人に当たって、じゃあお前が決めていいよみたいな。
ここ頼むわね。
そんな感じじゃない?
どうでもいいような話が生えてくるんでしょ?
この真相を教えたいと思います。
この作画に関しての質がちょっと低かった。
ストーリー展開も前後の脈絡が不自然であった。
その点は、これはスケジュールが遅れたため、全体に作品の質を低くするよりも、あえて捨てる回を作って、重要なエピソードに人事的資源を集中して、その回の質を高めることに意図したものだった。
作画は外注によるもので、外注先が大韓民国国営のアニメ制作会社セイイオンアニメーションというのかな?セイイオン動画であるが、特に第34話はほぼ全編が挿入歌のプロモーションビデオ的要素。
これ覚えてるかな?
覚えてるよ。
1エピソードずっと歌ってるんでしょ?
ずっと歌ってるんでしょ?
そうそう。
なんかジャンガー歌ってたりするんだよね。
そうそう。
するするする。
子供心にさ、あれ私が求めてるエピソードじゃないものがどんどん毎週のように流れてくるとさ、わけがわからない。どうした?何や今どこに行ったの?みたいな。
ほんとよね。
っていう気持ちになったのは確かに覚えてる。
覚えてる?
あれインパクト大きいよね。なんか急にミュージカルみたいなさ。
そう。ボクチュワーとかって歌うんだよね、確かね。
歌ってるよ。
覚えてるね。
よくわかんないけど、これたぶんね、びっくりしたんだと思うよ私。
そう、ボクはジャンロクラルティグみたいな。
なんか歌詞を書いたのは誰だって。
誰だ?
なんて言ったっけ?
えっと、ナディアーなんか。
それは一番ひどいところなんだけどな。
その前、普通の曲もダメなんだけど、その最後のナディアーのは本当に許せないよな。
許せない。
ダメだった。
なんかみんな同じ気持ちでナディアーがめっちゃ怒っててね。
そうそうそうそう。
やめろ!みたいな。
そう、そういうシーン。第34話ね、そういうエピソードだったわけですよ。
で、これはあまりの作画のひどさに、杏野さんが自腹を切って作り直したんだって。
作り直して新しく絵を描き直す余裕もなくて、これまでの絵をひたすら繋ぎ合わせて編集を行った結果。
で、編集だけで1曲に12時間かかって、合計で約60時間かかってるエピソードっていう話。
すごくない?
よくさ、追いつかないから、今までのダイジェスト版やりましたみたいな回がさ、これがそういうやつだったんだね。
だと思う。
昔はそういうのはよくあったよね。
あ、そう?
今までの話みたいなエピソードは結構あったような感じがする。
しかも、昔のアニメってフィラーアークっていうのがよくあった。
それは漫画がまだ続いてないから、次はどういう話になるのか、まだ決まってなかったから、じゃあ勝手に自分たちで作ってみたいな。
で、ワンピースはひどいんですよ、こういうフィラーアーク。
フィラーアークになると、登場人物がすぐに新しいパワーが入ってきて、普段のストーリーで絶対できないものをみんなができてて、つながりがあんまり良くないっていうところがある。
ナディアも漫画じゃなかったけど、なぜかフィラーアークが入ってる感じ。
リンコン島に入ってるところとか、アフリカのところだって、ちょっとフィラーアークみたいな感じなんです。
そういうことだったんだっていう感じなんだよね。
で、主題歌についてもちょっと話そうか。主題歌が39話。
昔はこれ普通だったと思うんだけれども、オープニングもエンディングも全部同じ曲。
今はさ、1クール終わったら次のテーマソングとかになっちゃうね。
でもこれはもうずっと一緒だから、歌えるぐらいまで聴くから、39回。
しかも本当なんか、オープニングテーマのブルーウォーターは入りやすいっていうか、聴いててすごいエキサイティングに、これからナディアが始まるみたいなさ、書き立ててくれるような音楽で、すごい気に入ってるんだけども。
エンディングテーマもオープニングも同じ方、森川美穂さんという方が歌ってらっしゃるんですけれども、
シスコはナディアのアルバム持ってたってこと?それともナディアの曲が入ったアルバム持ってたってこと?
いや、たぶんナディアのアルバム持ってたと思う。だってその34話に出てくる曲を全部飽きるまで聴いてた。
飽きるまで聴くのは2,3回なんだけど。とりあえずいっぱい聴いてた、その曲も。だからたぶんイメージアルバムとか持ってたんだと思う。
終わる前にですね、それぞれ各自でナディアの魅力とか見たことある人、またはまだ見てない人に向けて、ここが推しだよみたいなところを教えていただきたいと思うんですけれども、杉本さんからいこうかな。
ナディアね、私は結構ジャンが好きなんですけど。
ひだかのりこさん、声優さんのひだかのりこさんすごいなっていうかさ、隣のトトロだったらさつきちゃんじゃん。
なんかああいうちょっと男の子もできるし、今のサイコパスだとほら、ドミネーターだっけなんだっけ、なんかすごい機械的な言葉で喋ったりとかさ、
それを思うと、ジャンの魅力ってひだかのりこさんの声もあるよなみたいな。
純粋無垢な感じのね、いい声出てるね。
ナディアと会うじゃん、掛け合いがさ。
いいんだよねっていつも思って。
ナディアの勝ち気なところとかが、ジャンのちょっと弱々しいけど、男の子の優しさみたいな、強さみたいなのがいい感じに助け合ってストーリーが進んでいくっていうのが結構好きだなと思ってみた。
自分の人生に影響を与えた部分とか。
やっぱり私は本当にナディアのエキゾチックなスタイルとか、割と子供心にドキドキして見てたと思う。正直言って、女性らしい体の登場人物ってあんまりそこまで、子供の頃見てたアニメで私はちょっとおへそが出てるとか、あんまり見たことがなかったから。
それは全力で動いてるっていうか、そういう動きがあって、女性のフォルム、よくわかんないか。人生に関係あるかよくわかんないけど、女の人の一つのタイプっていうのを私の頭の中には植え付けたかなみたいな。
体だけじゃなくて性格とか。
ジャンもナディアもね、思春期の子たちだからね。そういう思春期の子たちがどういう大人になるまでの過程みたいなのも描かれてるんじゃないかなって思ったけど。
シスコさんはどうですか。
初めて見たときはそう思わなかったけど、振り返ってみると革命的なアニメだなって思った。
ナディアの人物にもあるけど、大人たち、グランディスとか、エレクトラとか、ネモとか、サンソン、ハンソンとかが昔の世界っていうか、今までのことを表し、
ナディアとジャンは次の世代に、世界が変わってくる世代に表してるんじゃないかってはちょっと思う。
自分もジャンに同感すると思うし、そのときに日本が特に変わっていったとは思うし、これからも変わっていく方向が、
女性がもうちょっと権利とか、自分の運命をコントロールできるようになって、
ジャンは新しい男っていうか、優しくて、人を制圧しようとはしないとか、そういうタイプの人なんで、
2人の関係もそうだけど、ナディアは黒人であることも大きかったとは自分で思う。
こういう世界に行きたい。ジャンとナディアが作りそうな世界に行きたいって思った。それが好きだった。
今回見てみたら、グランディスが好きだなって思った。しっかりした大人だなって。
子供たちは最初は意地悪のbad guyなんだけど、最後の方にちゃんと見守って、こういうことをしなきゃいけないんだよとか、
古い考え方もあるんだけど、大人たちもいいねって思った。
私もそうだな、グランディスさん意外と好きだったな。
そうそう。
ちゃんとナディアの、途中でナディアのお母さん役じゃないけど、お姉さんお母さん役的なポジションに立って、
年はね、30行ってないんだよね、アニメの中では。行ってないんだけど、とっても見守って、いろいろね、グランディスさんもいろいろ乗り越えてきた歴史があるから、
辛い過去を背負いながら、他の子たちにアドバイスをあげてっていうのは、いい人だなって最後の方では思ったし、
私がちょっとポイントだったのは、1990年代に作られたアニメだから、その当時は全然普通だったと思うんだけど、