【A074】宮沢賢治の幼児性と大人性 時間:87分 音質:3 ジャンル:文学 講演日時:1983年10月26日 主催:詩誌「無限」事業部 場所:明治神宮外苑絵画館文化教室 収載書誌:弓立社『吉本隆明全講演ライブ集 第8巻』(2004年) 音源について 無限アカデミー現代詩講座で 行われた講演。 音源はクリアに収録されているが 若干音が割れている個所がある。 講演より 宮沢賢治の詩は、 自然の景観や自然現象とのさまざまな交感を、 「語りの言葉」で語っていきます。 しかしその途中で、突然違う位相からの言葉が 括弧のなかに入ってきます。 そうかと思うとまた違う言葉が 二重括弧になって入ってきます。 こうした言葉を「否定性の言葉」として考えてみると、 それは童話作品のなかでは キーワードとして出てきていることがわかります。 宮沢賢治という人の世界には、 幼児性を象徴するキーワードが一方にあり、 もう一方には得体のしれない 混濁した大人の独語としてしか存在できない 言葉があります。 そのような幼児性と、得体のしれない大人性という 両者の差異が、終始一貫宮沢賢治を葛藤せしめた 根本にあることではないかと思われるのです。
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