一流の声を科学するラジオ
はい、みなさん、こんにちは、こんばんは、わかりませんけど、木村匡也です。
はい、アシスタントの坂木原です。よろしくお願いします。
少年の声ね、まあいろんな声があって、私たちもね、いろんな声を使うけど、少年声ってね、魅力よね。
本当に。
特にね、あの声優周り、声優界隈で言うと、少年の声って大体女の人がやるじゃない。
そうですね。
あれは羨ましいわね。
本当にもう、もう、ねえ、何年やってんの、あのベテランの人はね。
ねえ、あの言いたくなるくらい少年声って、あの女性の方はね、本当にいつまでも70になっても80になっても出せることは本当に羨ましいですけど。
少年の声がね、どうして魅力的なのかっていう、ちょっと話をすると、これ声優の話とは全く違うんだけど、
ちょっと私、仕事の声のレベルの声に落としましょうか。
はい。
ね、あの、動画を見てるからすいませんって。
少年の声ってね、必ず一定みんなが大好きな人が何パーセントかいるんですよ。
います。
これはね、あのどうしてそうなってるのかっていうと、少年の声ってやっぱりね、清らかでしょ。
うん。
これはね、特に宗教周りからこれが起きて、いわゆる聖火体というものがヨーロッパにおいて起きるわけなんですよ。
もうこれは、早いところだと12世紀とか13世紀にあんのかな。
もう本当に16世紀、中世になったらもう17世紀なんかも完全にその少年の聖火体というものが教会の中にできて、
あの清らかな声というものが、いわゆる神に捧げる声というふうに扱われるわけなんですよ。
うん。
本当が、皆さんもね、ファンの方いらっしゃると思いますけど、ウィーン少年合唱団とか、
リベラっていう有名なね、これNHKの大河ドラマだったかな、ああいうとこにも使われる、
本当に清らかな声のね、少年声というのはね、美しいんですよ。
美しいですね、あの声は。
そうなんですよ。
で、これまあそんなことはないじゃないって思われる方に、ちょっと判件フリーの少年声のね、
ちょっと手元でコンピューターでかけますけど、少年のコーラスってこうなんですよ。
こんな声ね。
これ大人だと、
こういう感じね。
イメージつきますね。
青年とか上の少年の声でしょ。
少年の声だと、何でしょうねこの穢れなさというか。
私が感性で言ってるかもしれないけど、あの共感してくれる方もいると思うんですよ。
本当にね、あの少年たちのあの時期にしか出ない声っていうのを、いかに人類が大事にしてきたかっていうことなんですね。
私たちも昔は出てたはずなんですけどね。
13歳ぐらいからね、男の子のいわゆる青年期を迎えるにあたって、
特に男の子は変性期って言って声が変わりますよね。
そうですね。
喉ぼとけが出てきて。
中世で終わった話でしょっていう考え方はみんな持たれると思うんだけど、
そうではないんですよ。
やっぱりね、我々の、今我々の音楽の中にも、
この男子のね、透き通ったボーカルがとてもやっぱりね、
愛おしいって思っている多くのファンがいて、
それがなぜそうなってるのかっていうのは、
まずね、みんなに分かりやすい例で言うと、
マイケル・ジャクソンです。
マイケルだ。
マイケルはね、私たち子供の頃からマイケルを知ってるから、
最初はもっとね、ソウルフルな歌で出てきたんですよ。
ジャクソン・ファイブとかも。
あの時はまず、子供なんだけども、
パンチの効いたソウルの声が歌える子供として扱われてたわけ。
だから、子供なのにね、
Hey, you wanna dance?って言ってるのが、
だんだん少年期を過ぎて、
青年期のマイケル・ジャクソンになってくると、
Hello, my name is Michael Jackson.
あっちの方に来たわけですよ。
来ましたね。
で、どうしてかなって最初ね、
ディスコの時代ね、1970年代の後半とかで、
こういう声で歌うようになってきて、
あれ、ずっとファルセットで行くつもりかしらと思ったら、
あれがマイケルのデボになっちゃった。
なっちゃったんです。
てかなってますもんね。
だからね、あの声がやっぱりみんな好きなんですよ。
で、例えばマイケルのライバルと言えばプリンスですけど、
プリンスもだって性別がわからん声というか、
少年声をずっとキープするわけなんじゃないですか。
あそこにね、気づいたんですよ、マイケル・ジャクソンという人は。
ああいう声を求めて。
そうなんですよ。
例えばロックンロールと言えば、
例えば、ミック・ジャガーの声なんて言ったら、
とにかくリズム&ブルースとか、
黒人のブルースシンガーに寄せた声っていうのを出すっていうね。
ところが、マイケルは全く逆の透明な清らかな声を出していくってことを
気づいていくわけなんですよ。
なるほど。
あれはやっぱり必ず人類にスーパーセントというかファンがいて、
この社会とかヒットのタイミングによってこれが大化けするっていうのはね、
マイケル・ジャクソンは分かってたんだと思う。
分かってたかさ。
持ち込んでたってこと。
マイケル・ジャクソンの前に、
ああいう歌い方をしたソウルフルな人っていうのはスティービーワンダーがいたんですね。
スティービーワンダーはその前にリトル・スティービーワンダーっていう名前でデビューして、
少年の頃からああいう風に歌えてたのよ。
そのリトル・スティービーワンダー、
マイケル・ジャクソン、まだジャクソン5だった頃のマイケル・ジャクソンが
めちゃくちゃ憧れた人っていうのを、
これね、みんな今近くで検索できるYouTubeとかが何かがあったら
聴いてもらいたいんですが、フランキー・ライモン。
フランキー・ライモン。
フランキー・ライモンという人がいます。
この人の曲がね、1954年に大ブレイクするんですよ。
でね、少年なんですけど、聴いてもらったら分かるんですけど、
どっちか分からない声なんですよ。
いわゆる日本だけじゃなくて世界中のポップスファンの中には、
その少年の清らかな声、
まだ変世紀を迎える前の声が好きなファン層っていうのがやっぱね、
いるんですよ。確実にいるんですよ。
で、それが時には社会人になっている。
何かのタイミングで、何かのテーマソングにそれが使われたりする時に
大ブレイクを起こすんですよ。
はー、なるほど。
これはね、フランキー・ライモンという人が超いい例で、
私ね、これいつだったかな、もうね、
30年くらい前だったと思うけど、
山下達郎さんのラジオね、今でも土曜日の東京FMでやってますけど、
あれでね、このフランキー・ライモンの、
名日だったか何かだったと思うんですけど、
フランキー・ライモンの曲をかけながら、
もう本当に天才的なシンガーで、素晴らしい。
もうマイケルと言わず、スティービーワンダーと言わず、
いろんな人のボーカルに影響を与えてるんですねって言って、
もちろん僕もですっていうことで、
山下達郎さんがおっしゃってたんですけど、
もうね、私たちもちろん、
山下さんから紹介される前からフランキー・ライモンは知ってましたけど、
知ってましたけど、改めて聴いてみて、
なるほどなーと思って。
で、まあね、1953年ぐらいですから、
1930年になる、昭和30年になるちょっと前ぐらいですよ。
その頃にスーパースターになった人はどうなったかというと、
もう例外なくドラッグにはまっちゃって。
そうなっちゃうんですね。
もう25歳という若さでね、
麻薬中毒で亡くなってしまった。
惜しいですね。
惜しいですよ。
まあでもね、その儚さもまたね、
少年越えの美しさといいますか、
で、例えばちょっとだけ日本の世界歌謡界に、
ちょっと覗いてみますとね、
当時フィンガーファイブというグループがいたんですよ。
いました。
これはもちろんジャクソン・ファイブのオマージュをもって
日本の芸能界が作り上げたと言っても構わないんですけど、
このアキラさんというね、
ボーカリストのハイトーン・ボイスはね、
もう本当に今でもね、
もう誰もあの人の世界に追いつくことができないというか、
今でも個人授業とか、恋のダイヤル6700とか、
もういろんなフィンガーファイブの名曲っていうのは、
アキラさんのボーカルなしにはもうね、再現できないんですよ。
そうですね。
声は真似できないですね。
できないし、いつ聞いてもみんなが何か胸が高鳴るものがね、
あるんですね。
まあ、その流れの中でね、
フランキー・ライモンという方、ぜひみんなね、
これネットで聞いてもらいたいんですけれど、
その中にマイケル・ジャクソンが出てきたりとかするんですけど、
私ね、
この人絶対売れるって最初にね、まだ全然売れてない時にね、
デモテープを聞いた人にね、
この方がいるんですけど、
曲はかけられないから、
ちょっとね、歌ってみますよ。
It's automatic 側にいるだけで
この声ね。
歌手カルさん。
彼女が出てきた時ね、
私たちはね、
すごいこれは。
だってね、どっちかわからない。
少年なのか少女なのかわからない。
ですよね。
今は、今となってみんな聴いてたよね。
それはなんてことを言うんですか。
その世界の歌姫ね。
歌で光る。
いや私ね、最初に一番最初にサンプル、
ボイスサンプルというか、
あれをもらった時に、
ああこの人売れるわと。
こんなに売れるとは思わなかった。
こんなに売れるとは思わなかったけど、
確かね、渋谷の有線の、
有線放送のスタジオでね、もらったと思うけど、
この人どうと思う?
これは売れるわと。
なぜかというと、
まずブラックコンテンポラリーの曲を歌ってるんですよ。
あれは私、誰が作ったとか細かいことは知りませんけど、
ブラコンと言われている、
いわゆる歌者のロマンチックな、
美メロと言われているブラックコンテンポラリーの曲。
ちょうどね、私たち80年代に青春を送った奴らは、
ああいう曲をたくさんね、
美メロな曲をカセットテープに入れて、
カーステレオで流しながら、
湾岸とかをドライブしてね、
彼女が、
やだー、ねー、やだー、
あきらさんすごい素敵な曲ー、
とか言って、トローンってなって、
どっかラブホテルとかね、やだー、
そういう話が、
そこの、いわゆる、
彼女をメロメロにしちゃう曲みたいな、
そのキラー曲の中にさ、
カーティス・メイフィールドなんていう方がいて、
もう亡くなっちゃったんだけど、
このカーティス・メイフィールドの
トリッピングアウトなんて、
もう名曲中の名曲なんだけど、
もうね、絶対にプロデューサーたちが、
これを宇多田さんの声を聞いたときに、
やったろーと思ったのに間違いないと思う。
掛け合わせて。
もう、しかもこれがさ、
どんぴしゃにはまったんだよね。
ねー。
ですよねー。
うん。私それ、最初初め聞いたときね、
これはえらいもんが出てきたなーと思って。
へー。
久保田利伸さんが出てきたときもびっくりしたけど、
あーこれはえらい人が出てきた。
久保田利伸が出てきたときの
すごいデモテープっていうのがYouTubeにあるから、
一回弾いて聞いてみてください。
業界人だけ、もう私たちラジオにいたときに、
私たちのラジオの前、もっと前か、
80年代の後半ぐらいに、
それこそね、もうラジオディレクターからプロデューサーから、
遊民にまで届いた、すごいデモテープっていうのがあるわけ。
これ今ね、YouTubeに上がってるから。
でもそれを聞いたときにね、
なんちゅうシンガーが出てきたんだって、
みんなビビったんだけど、
そう。
だけど、それよりビビった。
えー。
宇多田ヒカルが出てきたとき、
これはえらいもんが出てきたなーと思って。
これはね、数十万の人は行くだろうと思ったけど、
だから数十万とかスーパーミリオンになっちゃったって。
数十万がいるかもね。
でもね、本当に嬉しかったのは、
日本のね、そういうリズム&ブルースとか、
ソウルが好きだった、いわゆる歌謡曲でない人たちが、
世界にやっぱり届けられるぐらいのクオリティのものを作ったんだなって。
で、そこにジェンダーがわからない、
いやむしろね、少年の声だと思ったのよ。
だって私フランキー・ライモンみたいだと思ったんだもん。
つまり、歌謡さんの声を一番最初聞いたとき、
歌謡さんはもちろん女性なんですけど、
最初声だけ聞いたら、わからなかった。
少年だと思った。
今となってはイメージがついてるからそういうふうに思うかもしれないけれど、
声だけ姿見ないで聞くってなったら、
確かにどっちの声かもしれない。
例えばだけど、その系風っていうのは、
本家本元のアメリカのリズム&ブルースでもずっと続いてて、
マイケルの後、プリンスの後にいなかったのかってちゃんといるんですよ。
マイケル・ジャクソンを世の中に出したプロデューサーってわかる?
私は知らない。
クインシー・ジョーンズって言ってるんだけど、
クインシー・ジョーンズがいわゆるわがままなお父さんからマイケル引っかかして、
いわゆるああいうマイケルに作り上げていく人なんだけれども、
ウィアー・ザ・ワールドもクインシー・ジョーンズが色帽を振ってるわけね。
クインシー・ジョーンズが第二のマイケルだって言って見つけた人に、
テヴィン・キャンベルっていう人がいたのね。
マイケルに会ったのも僕は確か12歳だったと思う。
テヴィンも今12歳だって言って、
それが東京で大お披露目がヒルトンホテル新宿であったのね。
私そのパーティーに参加してて、
たまたまエレベーターの中でクインシー・ジョーンズと一緒になって、
ちょっと声かけられちゃってさ、
やばーいと思って、やばい今夜世界デビューと思って。
着てたジャケットにかっこいいジャケット着てるねって、
クインシーから声かけられたんだよ。
まあちょっとそんな話はどうでもいいんだけど。
いわゆるテヴィン・キャンベルという人は、
マイケルほどビッグスターにはなってないけれども、
やっぱりクインシー・ジョーンズの中には、
テヴィン・キャンベルみたいな人をまた作ろうとしてた流れがあったし、
例えばヒップホップっていうのは、
80年代の後半ぐらいからアメリカのヒットチャートにいくつか入ってくるようになってきたけど、
そこでクリス・クロスっていう少年のヒップホップグループが出てくるわけですよ。
まだ子供の声でヒップホップ、
ラップを歌うっていうグループが出てきて、
明らかに保守保温流のアメリカのリズム&ブルースチャートの中でも、
少年声っていうのは必ず必要にされてるわけですよ。
その同じ時期というかちょっと時代は後にして、
歌田さんが出てきたときね、
これはえらい日本からの回答が出てきたなと。
素晴らしい声だと。
あなたが同性愛であるとか同性愛でないとか、