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#120 読まずに引く本、便覧を読もう!
2026-08-26 14:02

#120 読まずに引く本、便覧を読もう!

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今回はLISTENイベント「声の読書感想文」に参加して、便覧について紹介しました!

https://listen.style/event/69

📚参考資料

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サマリー

今回のエピソードでは、リスナーイベント「声の読書会」に参加し、「便覧」という「読まずに引く本」の魅力が語られました。話し手は、自身が最後まで読んだことのない「化学工学便覧」を例に挙げ、その網羅性や専門家による信頼性の高さを強調。特に、オンライン検索では得られない、関連情報の比較や数値の出典が明確である点が利点とされます。また、PDF版の便覧が持つ検索性の高さや携帯性といったデジタル化のメリットを力説しつつ、紙の便覧が本棚に並ぶ「かっこよさ」にも触れました。最後に、エネオスの「石油便覧」など、身近な便覧の活用を勧め、リスナーにもお勧めの便覧を募りました。

導入と「便覧」の紹介
こんにちは、かねまるです。
プラントライフは、化学プラントの技術者が、化学を軸に、皆さんの視野を広げていく番組です。
今回は、リッスンの企画に参加しております。
その名も、「声の読書会」。
夏だから本を読もう。読んだら声で話そう。
ということで、漫画でも寸読でも読み返した本でも、何か声で話してみませんか?っていうイベントです。
主催は、この番組にもコメントいただいてます、ひろひろしさんです。
今回私が取り上げる本は、ビンランです。
なんとかビンランとか、なんとかハンドブックなんて読んだりします。
ざっくり言うと、とある内容について書かれたものすごく分厚い本です。
見た目だけで、なんか読みたくないなーって思う方もいらっしゃると思いますので、
このビンランハンドブックをオススメですよって話をしたいと思います。
まず、いきなりなんですけど、今回紹介する本、私一度も最後まで読んだことないんですよね。
今回は読書感想文と言いつつも、最後まで読んでない本を紹介させていただきます。
というより、最後まで読んだ人って多分ほとんどいないんじゃないかなと思います。
それが、ビンラン。
「便覧」とは何か?その使い方
私がよく読んでいるのは、科学工学ビンランというものです。
科学工学という学問がありまして、
科学実験で得られたプロセスや反応っていうのを工業的に作るための手法をまとめたものです。
この科学工学ビンランを私よく読んでます。
掲載されている内容はとても詳しくて網羅されています。
今、わかりやすい工学書籍とか、一分野に特化した書籍とか、
100から200ページくらいでまとめた本っていうのも多いですよね。
それに対して私が読んでる科学工学ビンランで言うと、1340ページあります。
そんな量読みきれないって思いますけど、私も読みきれないです。
どちらかというと、辞書的に使うことが多いです。
とある単語を解説しているとかではなくて、
例えば上流とか、ろ過とか、そういう学問ごとに分けて、
通常の参考書みたいに解説が載っているような書籍です。
教科書でもないし、辞書ともちょっと違うような引くための本なんです。
何か困った時に目次から該当のところに行って、必要な数ページだけ読む、
そういう使い方をしています。
「便覧」の信頼性と利点
そういうのって今ネットでいいですよね。
でもちょっと違うんですよね。
こういうビンランとかハンドブックっていうのは、
専門的なところが専門家を集めて、
論文などの情報をもとにまとめられています。
私が読んでいる科学工学ビンランで言うと、
科学工学会という学会が編参していて、
だいたい30人くらいの大学の先生が執筆に関わっています。
やっぱりネットで調べるのと何が違うかって話だと、
後ろに立っているものが全然違います。
学会が人を集めて編参して、しかも班を重ねてどんどんブラッシュアップしていきます。
その数字をどこから持ってきたのか、その図をどこから持ってきたのかっていうのもはっきりしています。
特に値については助かりまして、
科学工学ではパラメーターというものがありまして、
計算するのに固有の値がいっぱい出てくるんですよね。
とある条件でこの物質を使って、この装置を使っているときに使うパラメーターみたいな、
いろんな固有のものがありまして、
こういったものをどういう実験でどういう出し方をしたのかっていうのもわかるので、すごく参考になります。
こうした値が一覧で並んでいるってことが大きいです。
検索だと探した1個だけが出てくるんですけど、
ビンランだとその隣に似たような物質がずらっと並んでいるんですよね。
だから、こういう物質と近いんだとか、こっちのが大きいんだみたいな比較がすぐできるんですよね。
なんだかんだ探してないものが目に入るっていうのもちょっとした良さでもあると思います。
とは言っても万能ではなくて、引いても載っていないってことはよくありますけど、
見つかる可能性が高いっていう面ですごく安心できる書籍です。
ちょっと余談ですけど、科学工学のパラメーターとか探すときはそのパラメーター用のハンドブックがあったりもします。
化学物質そのもののパラメーターだと物性一覧とか言ったりしますけど、
そういうのがまとまっている方もあるくらい固有の値を探さないといけないんですよね。
デジタル版「便覧」の優位性
ここで科学工学ビンランの良いところを話させてください。
現在出ているのが第7版。
それでも私は第6版を使い続けます。
なぜかというと、最新の第7版を買ったときに第6版のPDF版がついてきてるんです。
びっくりするほどの大盤振る舞いで、これのおかげでテキスト検索ができるんです。
全文、ビンランの中が検索できます。
辞書なんかでもそうですけど、とある単語を目星つけて、
貫末で作品で調べたりしますよね。
そういうのが不要っていう恐ろしいものです。
目次も作品も頼りに探すことがなくて、これはもう原理的に紙では絶対勝てないような要素です。
ちなみにこういう機能的な特性を持っているビンランっていうのがもう一つありまして、
機械工学ビンランっていうものです。
それも私持ってるんですけど、DVD ROM版で買えるビンランです。
機械力学に材料力学、熱力学に流体力学、様々な機械工学に関する要素が調べられます。
私がよく使っているのはこの2つですね。
科学工学ビンランに機械工学ビンラン。
どっちもやっぱりPDFとして手に入って検索性が高いのが理由です。
機能で言えばデータの方が圧勝です。
軽くて場所も取らなくて検索できるし持ち運べます。
私のKindleの中には科学工学ビンランのPDF版が入っているくらいです。
正直紙が勝っているところってあまりないんですよね。
でも一個だけ紙の方がいいところあります。
本棚に分厚い方並んでるとかっこいいですよね。
紙の「便覧」の魅力と自炊
うちの本棚にも先ほど紹介した科学工学ビンランと機械工学ビンラン以外にも何個かありまして、
一つ目がポンプハンドブック。
ポンプっていう液体を送るための機械をまとめたハンドブックです。
そしてもう一つ、発光の辞典。
昔発光物質、蛍光物質、光を発するものを勉強してたんですけど、
そういう光る化学物質とか現象をまとめた書籍です。
一応科学ビンランっていうのも持っています。
あんまり使ったりはしないんですけど、
こういうのが本棚に並んでるとかっこいいです。
と言いつつも、私もだんだん紙で読むのがめんどくさくなってきて、
必要な時に手に入らない。
なんなら出先の方がよく調べたりすることが多いので、
最近では本を裁断してスキャンで取り込んでPDFとして残しています。
いわゆる自炊ってやつですね。
家に裁断機とスキャナーがあるので、それで取り込んでいます。
その書籍にOCRで文字認識させて、テキストとしてまとめておいて検索性を高めています。
もはや男のロマンなんてそんなものはどうでもよくて、
開きたい時に本が開けないストレスが勝ってきました。
まとめとリスナーへの呼びかけ
今回はちょっと短かったですけど、
ビンランどうですかっていう回でした。
私の場合は工学的な書籍が多いですけど、
皆さんの仕事に関するビンランっていうのもきっとあるはずです。
なんとかビンランとかハンドブックとか、
辞典とはちょっと違うんですけど、
専門的な解説がずらーっと並んだ書籍がどこかにあるはずです。
あなたがお勧めしたいビンラン、ハンドブック、こんなの持っているよっていうのあれば教えてください。
場合によっては買わせてもらいます。
ちなみに私が持っていないビンランの中で、
これいつか買っておきたいなって思うものをいくつか話しておきますと、
熱交換器設計ハンドブック、
新版バルブビンラン、
化学物質の爆発危険性ハンドブック、
そういうものもあるんですよね。
あと皆さんでも無料で読めるビンランっていうのを最後に1個紹介すると、
エネオスのホームページに石油ビンランっていうページがあります。
石油産業の話とか、石油製品、燃料、潤滑油の話とか、
石油産業の歴史年表なんかも載ってます。
私もよく石油関係の勉強するときにこのページを見ていたので、皆さんもぜひ読んでみてください。
特に難しいことがいっぱい書いてあるってよりは、
ちょっと石油のことを勉強しようかなって思ったときに参考になりますので、
概要欄のリンクからぜひ見てみてください。
エンディング
今回はここまでです。
プラントライフでは化学や工場に関するトピックを扱っています。
配信は毎週水曜日と日曜日の朝6時を予定しています。
番組への質問やご感想は概要欄のお便りフォームですとか、
Xでハッシュタグプラントライフをつけて発信してみてください。
最後にお知らせですけど、
ノートでメンバーシップかねまるのここだけの話というものを公開しています。
発信の試行錯誤とか、
オープンな場では少し話しにくいけど残しておきたい本音などをお届けしています。
興味がある方はぜひ覗いてみてください。
それではお聞きいただきありがとうございました。
14:02

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