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2020-09-22 09:26

第21回:【上級講座】詩吟のしゃくりの入れ方、「江南の春」

今回は詩吟の上級講座です!
詩吟の歌い方の最大の特徴とも言える「しゃくり」。
これはどうやったら出来るのか、僕なりに話してみました。
難しい内容かもしれませんが、これが出来れば詩吟らしさが一気に高まるので、ぜひ聴いてみて下さい^^
後半は非常に高い音「高々音」を使う「江南の春」という詩吟を吟じました。こちらもどうぞ^^ #詩吟
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詩吟の魅力を発信する、詩吟チャンネル!
おはようございます。詩吟チャンネルのheyheyです。
今回から新しくタイトルコール的なものを入れてみました。
どうでしょうか?やりながら考えていきたいと思います。
この詩吟チャンネルは、詩吟というとてもマイナーな日本の伝統芸能のその魅力を、
私が伝えていこうというチャンネルにしております。
私は、詩吟歴20年以上、巡視班の資格を持っていて、
全国大会も優勝経験があるということで、
その経験をもって、詩吟の魅力を伝えられないかなと思っております。
なお、ここの背景、雑音が聞こえているかと思うんですけれども、
基本的に、車の中から私の通勤時間を使って配信しています。
ですので、ウインカーの音で入ると思うんですけれども、
詩吟で培ってきた滑舌や肺活量を使って、何とか聞きやすくしたいと思いますので、
そこはどうかよろしくお願いします。
ということで、いつも通り前半に詩吟に関する話、
後半に毎日違う吟を一つずつ紹介して披露するという構成でいきたいと思います。
今回はですね、皆さんも結構気になっていると思う、
詩吟の釈琳の出し方について、僕なりに説明しようと思います。
この詩吟を聞いた方はですね、とにかくここが気になるのかなと思います。
釈琳、どんなものかと言いますと、
え~~~~~
こういうですね、途中途中に裏返るような音が入るということで、
まあ紫銀で多用しすぎると正直良くないんですけれども
音の上がり下がりポイントポイントですね
これをつけることによって
紫銀のスパイス的な色づきが出てくるということで
技術の一つとして使われております
これをどうやって出すのか
それをですね
まあちょっと何とかイメージできるようにすればいいかなと思っています
まずですねこれすごくシンプルに言うと
地声と裏声と地声
これをね往復素早く往復してるわけですね
僕はですね正直あが一番苦手なんですよ
AとかEとかができるんですけど
これはどうなっているかというと
あの地声でガンガン出して
まあホースの口をですね
ホースから水がドバーッと出てるわけですね
紫銀なんでガーッと息量が出てる
そのホースの手前
まあ喉の中と言いますか
喉尻骨よりももう少し奥の方ですね
首元と言いますか
そのあたりをキュッと一瞬狭めているようなイメージです
キュッキュッと
とするとその一瞬だけ声が詰まって
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ファッと広がった瞬間に裏返った声がポッと出るというような形になります
ただですねこれあの最初の地声で
がっつりしっかり出すというところが大事です
大事なので口先だけですね
やっているとすごくかっこ悪い感じになります
イイイイイイという風になると
もうなんかあのひょろひょろしたような声になるです
イイイイイ力を入れて前に出す姿勢を持ったまま
そのまま一瞬裏返すということによってですね
色づき死因らしいポイントになると
色づきになるというふうに言えます
これが本当ですね
あの力を入れないとですね
イイイイイというと
ただ単になんか気持ち悪い人みたいな形になってしまうので
ここがですね
あのやっぱり違うのかなと思います
ちゃんとイイイイっていう口先だけじゃなくてですね
口に力はかからず
喉の方さらに体の奥の方だけ
ブワーと息を出している感じ
イイイイイイという風にガツンと
イイイイイという風に出せば
こういう風に出せるのかなと思います
あいうえおんという風に6つの音があるんですけど
それぞれですね
変わりなくやれればいいのかと思います
僕はあが本当に一番苦手なので
いうえおんとかそこらへんの方でよく対応しています
あの最後どんな感じかもう1回やるとですね
こんな感じになります
ほんとやりすぎると先生に怒られます
技術に走るんじゃなくて
ちゃんとお腹から声を出すことだけに集中しろと
言われるので
あんまりやりすぎはしないんですけれども
こんな技術があるよということを
知っていただければいいのかなと思います
ということで前半しゃくりの入れ方でした
ではですね後半の方に移りたいと思います
今回はですね
ちょっと攻めた銀をやってみようかなと思います
湖南の春 渡木 千里うぐいすないて
緑 紅にえいず 水村三角 四季の風
南朝四百 八神寺 多橋の楼台 煙霧の内
湖南の春 湖南地方の春ということですね
中国の詩です 渡木 渡木は利伯や徒歩
四川や四川と呼ばれたこの徒歩ですね
徒歩の同じ祖先にあたる方だそうです
渡木 この方の作った詩ですね
とても美しい自然を謳ったような詩になります
千里うぐいすないて 緑紅にえいず
もう色鮮やかな自然が想像できるかと思います
水村 水の村と書きます
三角 山の地方ですね 四季の風
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居酒屋の目印の青い旗という風になっています
南朝 南朝は中国の時代ですね
中古の朝鮮より南のところに続いた南朝の王朝のことを指しています
曹 清 嶺 晋 この四つですね
この時代というのはですね
とにかく仏教がとても盛んだったので
とても多くの寺があると
四百八神寺 四百八十の寺があると
多正の楼台 縁の内
この前多くがですね
楼台の中からですね
こういった建物が煙のように降る雨の中から
ぼわっと浮かび上がってくるようだと
心の風景として出しているということになります
この詩のポイントはですね
色鮮やかな詩があるというところではあるんですが
とにかくですね
このサビの部分南朝四百八神寺
ここが高高音といって
とても高い音が入ります
通常の詩音よりも
さらにワンナーク
一瞬だけ高い音が入って
そこは正直難しいので
僕も今回ここが綺麗に出るかどうか
自信はあまりないんですけれども
せっかくなんでですね
四連休明けなんでやってみようかなと思います
それではですね
お聞きください
江南の春
とぼく
せんり
うむいすないて
みどりくれないに
いずえ
すいそん
さんかく
しゅきの
かぜ
南朝四百八神寺
たしょうの
ろうだい
えんのうち
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いかがでしたでしょうか
やっぱちょっと高高音は厳しいですね
今回は以上となります
このように詩吟チャンネルでは平日毎日
この詩吟の魅力を発信するように
毎日違う吟をですね
一つずつ紹介していきたいと思います
明日もですね
またよろしくお願いします
本日はどうもありがとうございました
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