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2020-09-04 09:48

第10回:詩吟のリアルな魅力(実利編)、「田原坂」

僕が詩吟を20年以上続けてきてリアルに感じてきた詩吟のメリットについて話しました。日常で役に立つメリットばかりです。健康増進とかではなくて、もっと具体的。笑
後半では、僕が大好きな漢詩「田原坂」を吟じました。 #詩吟
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おはようございます。詩吟チャンネルのheyheyです。この詩吟チャンネルは、私、詩吟歴20年以上、準詩班の資格を持っていて、全国大会も優勝経験のある私、heyheyがですね、詩吟を全く知らない人にその魅力を伝えようというチャンネルにしております。
なお、この雑音からも分かりますように、車の中から配信しております。私の通勤時間を使っているわけですね。
ですので、途中ウインカー音であったりエンジン音であったり、結構流行るかと思うんですけれども、それに負けないように滑舌の良さと声量でカバーしていきたいと思いますので、どうかよろしくお願いします。
今回もですね、いつもと同じように前半に詩吟に関する話、後半に毎日違う吟を紹介していきたいと思います。
今回はキリの良い10回目ということでですね、私が結構話したかった内容をいきたいと思います。
それはですね、詩吟に関する魅力ですね、特にこれを実利的なメリットの点で3つご紹介したいと思います。
精神的な話はまたおいおいなんですけれども、今回はまあとにかくお得だよとか、メリットがあるよと、そういった意味での詩吟の良さを語りたいと思います。
まず一つ目はですね、声が大きくなるということですね。
その人と話す際によりハキハキと、かつ相手に届くような声量で話すことができるということです。
正直僕もですね、今ここでだからこれだけハキハキと喋っているわけなんですけれども、家に帰るとですね、よく奥さんにもう何々むにむに喋ってて、もう全然わからないと、ちゃんと喋ってとよく怒られるんですけれども、それだけですね、意識をすればちゃんと話すことができる。
つまりこれはスキルなわけなんですね。スキルということで、ちゃんとした場所、仕事の場所であったり、コミュニケーションの場所であったり、今日はちゃんと話したいな、伝えたいな、そういった時にですね、詩吟をやっていれば、よりちゃんと意識して相手に届けることができるということになります。
やはり特に詩吟はですね、距離感、声の届く距離感を大事にしているので、ただ声がでかくなるというわけではなくて、思考性を持った声を相手に届けることができると。
それプラス滑舌やアクセントを気をつけるので、より明瞭な感じで言葉が聞きやすくなるといったところがあるかと思います。
そして2つ目はですね、これはどこででも披露ができる、お手軽に披露できるということです。
これは結構大きなメリットで、僕は常々思っていてですね、例えばですね、ピアノが上手な方がいると思います。
友達と話していたり、知らないコミュニティーで自己紹介をした場合とかあったとしてですね、私ピアノが得意なんですよと、全国レベルでみたいなことがあったとしてもですね、
なかなかじゃあちょっとその場で弾いてみてよ、聴かせてよって言われた時に難しいと思うんですよね。それはギターにしろどんな楽器にしろ楽器がないとできないといったところでですね、
やはり自分がせっかくその良さを持っているのに、それをすぐその場で披露できないというのはですね、なんかもったいない気がするんですよね。
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そういった意味で、このシギンというのはとても便利で、もう自分の体一つあればもうすぐその場で披露できると。
お客さんに合わせですね、ちょっとウケの良いギンで持っていたり、ちょっとアレンジ気味にしてみたり、ちょっとエモーショナルにしてみたり、そういったところは技術であるんですけれども、
とにかくシギンというのは、どんなの聴かせてよと言われた時にすぐ披露できると。そうするとですね、初めての相手でも確実に覚えてもらえると。
コミュニケーションツールとしてもですね、とても便利で有用だといったところがあります。
そして3つ目、これはですね、舞台度胸がつく、度胸がつくと言った方がいいですかね。
もうシギンの大会ではですね、どんな初心者でもとにかくステージに一人で立たされます。
マイク一本だけステージの上にポンと置いてやって、それをまあ100人、200人、大きい会場で500人、1000人、そういったところの皆さんの前で自分が2分間オンステージでやるわけです。
まあ怪獣によってはもう伴奏すら何もない、自分の声で始まって自分の声で終わるということで、もう緊張の幅半端ないんですよね。
もう自分も最初の頃は足はガタガタ振れるわ、手もブルブル振れるわ、で、怪獣、マイクに立つまでに手と足が一緒に動いてしまうとか、
そういったことはザラだったんですけれども、それをですね繰り返していくうちに、人前でもよく披露したりするうちにですね、もう舞台ドキュメントがすごいついてくるんですね。
それがどこで効くかというと、まあいろんな面接の場で僕はもう確実に活かされてきました。
君なんか落ち着いてるね、なんか堂々としてるね、緊張してないの?みたいなことをよく言われるんです。
心臓自体はバクバク言っているんですけれども、もう普段の物応じしない状態、かもし出す雰囲気と言いますか、そういったところがですね、もう落ち着いてみると他の人よりもちょっと違うなと思われてしまうということで、これもとても大きなメリットになるかなと思います。
といったところで、僕がまさに実感してきたこの3つのメリットがあるので、試吟ちょっと考えてみてはいかがでしょうか、といったところで前半の話を終えたいと思います。
そして後半はですね、僕のまあこれもお気に入りの銀です。結構激しめな銀が僕は好きなんですけれども、タバルザカと呼ばれる詩ですね。サッサ・トモフサという方が作られた詩になります。
これタバルザカというのは、最後の高森が政府に対して起こした戦争西南の駅ですね。幕末の頃の西南の駅、それの激戦区となったタバルザカを演じた詩になります。では内容を読んでいきます。
イメージをしながら聞いていただければわかりやすいかなと思います。
雨は戦砲を撃ち、風砂を撒く。鉱山重離、涼三花。
壮徒一決、無休の恨み。馬を断橋に立てて、落下を見る。
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内容を簡単に説明していきたいと思います。このタバルザカ、死者がですね、両名で7000、6000と、合計13000名ぐらいの方が戦死した、とてつもなく西南の駅で激戦だったと言われている戦争の場所になりますね。
小さな坂ではあるんですけれども、そこを越えることがとても難しくて多くの死者を出したと。
1日に30万発も銃弾が撃たれたということで、そこを掘ればですね、今でも銃弾が出てくるほどの激戦区と言われています。
雨は戦砲を撃ち、戦砲というのは甲冑のことですね。雨が土砂上で降り注ぐわけですね。
風砂を撒く。風がビュンビュン吹いていると。鉱山重離、涼三花。これは周りの風景ですね。鉱山へと山、川と山、重離の距離。
両側に家が2、3軒しかないようなそういった場所であると。
壮斗、壮斗というのは壮大な自分の計画のことです。壮斗一欠、無休の恨み。
それがですね、その壮大な意図が失敗してしまった。この恨み、もうどうしようもなく歯がゆいと。
そういった気持ちを込めてですね、馬を断橋に立てて、馬に乗ってですね、断橋を中断された橋。
先が繋がっていない橋ですね。断橋に馬を立てですね、落下。花が落ちるのを見ているということで、ものすごい戦国絵巻のような感じかなと思います。
僕もイメージしやすくて、もう気持ちを乗せやすいかなということで、好きな吟にしております。
ではですね、早速吟じていきたいと思います。
田原坂 笹 智久
雨は戦法打ち
風 砂を撒く
鉱山
十里
三花
相当
一血
滅絶の
恨み、馬を断橋に立てて
09:15
落下を見る
いかがでしたでしょうか。本日は以上となります。
このようにですね、四品チャンネルは平日毎日配信していきますので、次回は月曜日ですね、になります。
引き続き楽しみにしていただけると嬉しいです。本日はどうもありがとうございました。
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