第百四十話『たったひとつのことをやり続ける』-【奈良篇】アルベルト・アインシュタイン-
2018-05-05 11:52

第百四十話『たったひとつのことをやり続ける』-【奈良篇】アルベルト・アインシュタイン-

来年、創業110年を誇る、奈良ホテル。
1922年、ロビー「桜の間」に展示していたハリントン社製のアップライトピアノを弾いた、歴史的な偉人がいます。
アルベルト・アインシュタイン。
彼は、12月17日から2泊3日で、奈良ホテルに滞在しました。
日本に来る船の上で、彼が受けた知らせ。
それこそ「ノーベル物理学賞」でした。
アインシュタインは、日本各地で熱烈な歓迎を受けます。
「20世紀最高の物理学者」「現代物理学の父」と評される彼にとって、日本はどのように見えたのでしょうか。
少なくとも、名誉ある賞の知らせを聞いて乗り込んだ異国は、彼にとって幸福の輝きに満ちていたのではと想像できます。
量子力学、相対性理論。
20世紀における物理学史上の2大革命を成し遂げた男は、奈良ホテルで、微笑みを絶やさずピアノを弾きました。
伝説上の人物になることを、彼は嫌ったといいます。
「みんな、勘違いしている。私は、何か特別な人間なんかじゃない。ただひとつ、何かあるとすれば、他のひとより、ひとつのことにずっとつき合えたということだけなんだよ」。
大きく舌を出した、彼の写真を見たことがあるかもしれません。
あれは、1951年、72歳の誕生日のときのこと。
新聞記者に「カメラに向かって笑ってください!」と言われて、アインシュタインは思い切り、舌をペロッと出したのです。
いつもマスコミに追いかけられていることへの反抗もあったかもしれません。
でも、その表情は子どものようで、こんなふうに笑っているようにも思えます。
「誰だって、ボクになれるよ。たったひとつだけでいいから、好きなことを続けていれば」
物理学者・アインシュタインが、人生でつかんだ明日へのyes!とは?

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