第三百九十九話『変わり続ける』-【音楽家のレジェンド篇】筒美京平-
2023-04-22 10:49

第三百九十九話『変わり続ける』-【音楽家のレジェンド篇】筒美京平-

50年以上続く、『サザエさん』のテーマ曲。
モータウン風の爽やかなメロディは、今も人々の心をとらえて離しません。
では、この曲を作曲した人の名前をご存知でしょうか。
その人の本名は、渡辺栄吉(わたなべ・えいきち)。
作った楽曲は、3000曲以上、シングル総売り上げ数は、歴代第1位の7560万枚。
希代のヒットメーカー、筒美京平(つつみ・きょうへい)です。
1960年代の、いしだあゆみ『ブルー・ライト・ヨコハマ』、
1970年代の、南沙織『17才』、郷ひろみ『男の子女の子』、
1980年代の、早見優『夏色のナンシー』、少年隊『君だけに』、
1990年代の、NOKKO『人魚』など、年代ごとにヒット曲を連発。
時代の流行を敏感にとらえ、洋楽のサウンドを随所に織り交ぜながら、唯一無二の楽曲を世に送り出してきたのです。
特に1975年に発表した、太田裕美の『木綿のハンカチーフ』は、従来の歌謡曲を大きく進化させた作品として、日本の音楽シーンに衝撃を与えました。
筒美は、表舞台に出るのを嫌がり、裏方に徹したことで有名です。
さらに「歌謡曲が好きだったわけではない」と言って、はばかりませんでした。
大学時代は、地味で、決して明るいとは言えない学生。
ただ音楽が好きで、洋楽の沼にどっぷりはまっていました。
そんな彼が、いかにして日本の音楽史にその名を刻むレジェンドになったのか。
そこには、職業作曲家として変化に殉じる、強い覚悟があったのです。
誰も到達できない頂に登り詰めた、歌謡曲の神様、筒美京平が人生でつかんだ、明日へのyes!とは?

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