1. テツセカ ~哲学の世界を知りたい!~
  2. #54 性のまじわりを渇望するな..
2024-02-10 32:16

#54 性のまじわりを渇望するなら去勢したほうが良い

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キリスト教へ至る哲学③

サマリー

性のまじわりを渇望するよりも、去勢する方が良いとされています。この番組は、哲学を知りたい3人が知らないままに知ろうと努力しながら、去勢したいと考える番組です。オリゲネスは話し続けただけでなく、多くの著作を執筆してくれた人たちもいたため、「話すだけでこれだけの遺産を残すのは不思議ではない」と言われています。ただし、彼の思想は後のアウグスティヌスによって批判され、特に彼の悪を行った者を救済するという考え方が問題視されました。エピソード「性のまじわりを渇望するなら去勢した方が良い」という議論が展開され、哲学や宗教の話題から、アレクサンドリアの歴史に関する話も登場しました。

クレメンスのキリスト教と哲学の関係
性のまじわりを渇望するよりは、去勢したほうが良い。
テツセカ。
この番組は、哲学を知りたい3人が知らないながらも、知ろうと足掻きつつも、去勢したいと思う番組です。
はい、みそです。
もーです。
もきです。
え、そういう話じゃないの?
そういう話じゃないんですよ。
あ、違うの?
あの、確かにね、みそさんがなんかご自身のポッドキャストでパイプカットしてえなみたいな話をしてたのは覚えてますけど。
パイプカットじゃないですよ。パイプカットは別に性感切るだけですから、僕は普通に純粋にあの肝眼みたいな感じになりてえなみたいな感じを。
あ、そうなんすか。
はい。
あ、パイプカットじゃないんだ。
パイプカットじゃない。それは子孫残さないけど、性欲は残るけど子孫残さないっていう感じの行為ですけど。
僕は普通に純粋にもう古代ながらの肝眼みたいなことやってみたいって言った。
そうなんだ。あ、そっかそっか。チンコ切りたいっていう話でしょ。
そうそうそう。
そっかそっか。
あー。
あの、もーさんがもう。
そういう話じゃないですよ。
僕が完全に呆れ顔をしていますんで、ちょっとすいません。僕が悪いんですけども。
じゃあ本編に。
はいはい。
行っていただければと。
まあまあ、あの最初のちょっとセリフはまずは忘れてもらって。
その人とは関係ない人の話をするんですけど。
まず最初紹介したいのは、クレメンスっていう人。
聞いたことある?
なんか聞いたことありますよね。なんか僕もなんか聞いたことあんなみたいな感じだったんですけど。
ユスティノスの時代か、若干時代が下って前150年生まれと言われてるね。
ユスティノスがローマで学校を開いたとか言ってたのと同じくらいに生まれたのがクレメンスっていう人で。
この人もユダヤのフィロンと同じくアレクサンドリアで活躍したので、アレクサンドリアのクレメンスっていう風に呼ばれてます。
多分クレメンスも何人かいるんだと思うんですよね。
だからそういう風に呼ばれてます。
この人が結構ダイレクトにフィロンの影響を受けたっぽくて。
やっぱ同じアレクサンドリアで著作とか残ってたんだと思うんですけど。
そういう影響がめちゃくちゃ伺えることが書いてあって。
この頃になるとアレクサンドリアにもキリスト教の学校っていうのができてきてて。
その2代目の学徒がクレメンス。
2代目の学徒に就いたというふうに言われます。
このクレメンス自身はアレクサンドリアで活躍したんですけど、出身はおそらくアテネなんじゃないかっていうふうに言われてるらしく。
生涯についてはほとんどわかってないらしいです。
だからアテネだったし、おそらくイスティノスと同じように、
いろんな学派の哲学を学んでいたんだろうと言われていると。
その著作から伺えるのはやっぱストア派とかプラントンの影響が強いっていうふうに言われてます。
クレメンスが言ってるのでやっぱこれも面白いなと思ったのは、
クレメンスは信仰、信じるみたいな気持ちって本来は素朴なものでしょうっていうふうに言うんですよね。
ただ信じるって。
ふと知った時にあれ、神いるかもとか、キリストって神なのかとか。
そういうふうに直感に基づいて、まずは本当にビビッとくるみたいな。
そういう感覚で素朴に始まるんだけど、
それだけでは外部から君の信仰は間違ってるよとか、神なんていないわ、無神論者とかに言われたりとか。
言われた時に信仰を保てなくなるんだ。
だから真に信仰の内容を理解しておかないと、
腑に落ちるように理解しておかないと、
異端とか、それこそグノシス主義みたいな人たちとか、邪教みたいな人たちに惑わされるよというようなことを言ってて。
その信仰を理解するための補助線として哲学が必要なんだ、みたいな主張をしてるんです。
またこういうスティノスとは違うアプローチをしてるなっていう感じがあるんですけど。
確かにあれはね。
オリゲネスの虚勢について
そうそうそうなんですよね。揺れちゃいますよね。
哲学なき主張はね、なんかやっぱり脆いですよ。
そうですね。
わかった。私じゃあ一生懸命哲学を学ばないと、あなたたちに揺らぎを、影響を受けすぎちゃって。
邪教にね。
そうか。
まじでなんか。
おしまいだからな。
坊さんに影響を与え続けたら、坊さんが喜んでしまうと喋るようになるとか、そのことあんのかな。
逆に導こうと思ってた。
だから私は逆に哲学を学んで、私の信仰を設立していかないといけない。ありがとうございます。
そうですね。だからクレメンスとしては、そういうちゃんとね、哲学で、哲学で信仰の内容を理解しておかないと、
グノシス主義とか言ってるけど、あんな奴に惑わされんじゃねえと。
グノシス主義なんて、クレメンスから言わせれば、あんなもん論理破綻してんだと。
その典型なんだから、ああなっちゃダメなんだよみたいなことを言ってるわけですよ。
ちゃんと理にかなった感じで考えたら、なんでしょっていうのがわかってないんだよ、あいつらの感覚らしいんですよね。
そんな感じのことを言ってたっていうのと、
あとはクレメンスが言ってたので、後世にも後々影響を与えていくところとしては、
旧約聖書とか、ギリシャ哲学とか、あとはそのギリシャ神話とかローマ神話とかもそうなんですけど、
そういうのとかにも一定の真理はあるんだ。
あとはギリシャの詩とかね、ポエムとかね、そういうものにも真理は含まれているんだけど、
完全な真理っていうのはキリスト教、キリストの中にあるんだと言って、
だから哲学もその真理の一部の現れではあるけど、その源は神、キリストにある、イエスにあるっていうような説明の仕方をしていくんですよね。
だからなんかこう、ちょっとやっぱキリスト教を明らかに上に置いて、哲学とかをちょっと下に置くみたいな見方を生んでいくきっかけになるみたいな。
だからなんか後のように、哲学は神学の端溜めなんだみたいなね、しつかい女なんだみたいな見方を生むきっかけにもなっていくセリフを残したっていうふうにクレメンスは言われた。
でもクレメンス自身はね、もともと哲学を学んでいたんだとしたら、そういう意味でありながら、キリスト教を上に置くっていう解釈に至ったんだなと思うと、何があったんだろうなとか逆に興味持ちましたけどね。
こんな感じのね、クレメンスっていう人がいましたよ、というところで。
今日最後なんですけど、オリゲネスっていう人がもう一人いますという子ですね。
このオリゲネスという人は、クレメンスの弟子だったかもしれないっていうふうに言われてます。
クレメンスの弟子だったのかもしれない。ここちょっと曖昧らしいんですけど。
このオリゲネス自身はシンプラトン主義のプロティノスの回でも出てきたんですよ。
この人は紀元後185年なんて、だいぶ後の人ですね。
なので一世代、あれ?ごめんなさい。
ちょっとクレメンスの時に紀元前150年生まれとか言っちゃったけど、紀元後150年生まれですね、クレメンスね。
オリゲネスが紀元後185年生まれですね。
なので一世代ぐらい後の人ということで。
この人もアレクサンドリアで活躍したんですけど、アレクサンドリア生まれなんですよ、この人。
アレクサンドリアの裕福なキリスト教の家庭で生まれた人。
もともとキリスト教みたいなところで生まれて。
キリスト教の教えとかも父から学んだよね。
いう感じなんで、他の人たちとだいぶ違うかなというところですね。
オリゲネスで一番これだけ覚えてほしいっていうのが、25歳か6歳ぐらいのときに虚勢したと言われていると。
この彼の名言が最初に言ったアレなんですよ。
生の交わりを渇望するよりは虚勢したほうがいいというものが残されていて、
実際に虚勢したという伝説が残ってるみたいな。
本当かどうかはわかんないと。
わかんないけど、なんかこれはこの頃たぶんもう新約聖書出来上がってきてるんで、
マタイの福音書の中に、天の国のために自ら虚勢した者もいるっていうのが出てくるらしくて、
じゃあ俺もそうしよって思った。
そうじゃん。
そういう。
安直だなみたいな。
そういうのを聞いて俺虚勢したろって思うのに憧れるけどね。
憧れるんだ。
プラトン主義とキリスト教の関係
憧れる憧れる。
そんな思い切り人間どうしたらそんな思い切れるんだって話してるね。
大事なものを。
いやでも本当この人すごいんですよね。
めちゃくちゃ信仰心熱いんですよね。
もうあだ名が移人とか言われて。
もうなんかいろいろ親父さんも殺されたりとか、結構悲惨な目にあったりとか言ってるんですよ。
迫害がこの後ちょっとあったりとかね。
そういうのもあって拷問にかけられたりとかもするんですけど、
決して信仰を捨てないみたいな。
ローマ皇帝の誰の時代なのかなっていうのをさっきから見ながら実は見たりしてるんですけど、
まあなんかクソみたいな時代の人ですねこの人は。
誰だ?
軍人皇帝時代。
ああそうですね。
クソみたいな人ですね。
クロティノスと同じ時代なんで、軍人皇帝時代ですね。
そんな感じだけど信仰を捨てないで虚勢までしたんじゃないかと言われてるような人で。
シンプラトン主義のところでも出てきたとおり、
オリゲネスもクロティノスと同盟だったんじゃないかとも言われてると。
そのアンモニオスっていう師匠の元で、
同じくクロティノスとオリゲネスが弟子として兄弟でしたってことが言われてて。
このアンモニオスは元キリスト教徒で、
逆に元キリスト教徒が廃経してプラトン主義者に転向したっていう人のもとで学んでたというわけですよね。
オリゲネスがどこでプラトン哲学を具体的に学んだのかっていうのは、
たぶんあんまりわかってないっぽいんだけど、
アンモニオスの元にいたんだから、
そりゃプラトン哲学ここで学んだんだろうなみたいなことで、
そういう哲学をキリスト教解釈に栄養していくっていうのを、
アイスティノスとかクレメンスと同じようにやっていくんですけど。
そんな感じなんですね。
ここで逆に僕が疑問にも思って、
これ本にも書いてあったんですけど、
オリゲネスとかクレメンスとかもプラトンを学んでキリスト教をやってるわけじゃないですか。
その師匠のアンモニオスって人はキリスト教を辞めてプラトンに行ったわけじゃないですか。
通ずる部分がきっとあるんだと思うんですけど、
別にそれならキリスト教じゃなくてプラトンやってりゃいいんじゃないのとか思うし、
逆にキリスト教を辞めてプラトンに行った人はどう思ってたんだろうと思って、
プラトン主義者の人からキリスト教はどう見えてたのかっていう、
何が逆にキリスト教はプラトン主義者から批判されてたのか。
結構批判されてたらしくて。
本当の喫水の哲学者、プラトン主義者の人からは。
なんかやっぱここは相入れない部分がどうしてもあったらしく。
僕もよくわかんないんですけど、そこの根本としては、
キリスト教ではイエス・キリストが復活して、
3日後に復活して人類を救済したみたいなストーリーになってるわけじゃないですか。
だけどプラトン主義者としては、
人として死んで救うまではわかる。
わかるんだけど復活しちゃダメじゃねみたいな。
プラトン主義者としては肉体から魂が解放されること、
それこそが救済であって、
復活しちゃダメでしょっていうことが結構でかかったらしく。
なんか多分プラトン主義者としては、
要はソクラテスのような死に方が理想で、
自らは世にはびこる相対主義とか、
大衆迎合主義みたいなのに抵抗して、
自ら毒肺を煽って、
ちょっくらあの世に旅にでも行ってくるわみたいな感覚で、
魂と肉体は分離させたんだけど、
ソクラテスのその死によって、
人々の魂に火がついたみたいな、
ああいう犠牲というか、
あれが大事なんであって、
あのストーリーが重要なんだって。
キリスト復活しちゃったら、
そのありがたみないでしょみたいな感じがあったっていう風に感じがあって。
ああ、そうかみたいな。
確かにソクラテスが3日後に復活してきたら、
なんかちょっとダサいというか、
あ、ちょっと帰ってきちゃったわ。
あれ帰ってきたんですか?みたいな感じになっちゃうっていうのは、
分からんではないなと思う。
そんなことで論争してたんだろうって。
ではないかな。
でもなんでソクラテスは神様にならなかったんだろうね。
まあね、でもそういう発想がなかったんじゃないかな。
なんかあんまりギリシャで、
人物が神になるっていう感じはない気がするんで。
どっかギリシャ神話の人たちがいたからか、
もともと神様がいちゃったからか、ギリシアには。
あったのかな。
あったのか。
イギリスもあるしね。
なんか別にギリシャ神話でも人間から神に上がったっていうのは、
双子山の人とかもそうだよね。
ギリシャ神話はそうですね。
まあでもそれ以降、アキレウスとかってどうなんだ?
神になったりとかしてんのかな。
あれはしてないでしょ。
してないですよね。
なんかあの辺とかになってくるともう神話も終わりって感じだし。
こんな感じですよね。
アキレウス以降で神になったはピタゴラスぐらいしか思い浮かばないかな。
そう考えるともうソクラテスは人の時代だからダメだ。
もう多分そういうふうになれない時代みたいな確か、
ああなんかそんなのあったな。あった気がする。
やっぱ黄金の時代とかね、聖堂の時代とか別の時代とかっていう何か解釈。
シビライゼーションみたいだね。
そうね。黄金期。
そういうのあった。
まあわかんないけどね、確かにソクラテスは神にならなかったですよね。
だからそこが結構引っかかってたらしいっていう。
極論言えばもともと全然違うところの考えなわけだから、
そこで俺たちと同じストーリーでやってねえから、
クソじゃんみたいな感じで言われる筋合いねえけどなって感じがするけど。
だから多分プラトン主義者は、
論理的にストーリーが説明つかないと納得いかないわけですよね。
彼らもそのプラトンの考えを沿用して、
そういうふうに解釈しようとしてるにもかかわらず、
そこ矛盾してんだろどう考えてもみたいなところがすげえ引っかかってる。
なるほどね。
確かにいまだに僕も何で3日後に復活する必要があったのか全然よくわかってないんですけど、
ひととして十字架にかけられて死んだで終わりでいいじゃんと思わなくは。
だって人生き返らせてるからね。
だから復活っていう、また来臨する、再臨するっていうののあれなのかな。
不思議。
それの最初みたいな、一回ちょっと早めに再臨しときますみたいな。
こんなんできるんですよみたいなのを見せてみたのかもしれない。
ソクラテス見せてないからね。変なことばっかり言ってたからみんな。
別に再臨するとか言ってないからソクラテスは。
帰ってこれなくなっちゃう。
いいんですよ。ソクラテスはあの世にいるいろんな人たちと仲良く話したいから、
独界を守っただけで、別に死とかそんなのはもうすべて乗り越えてる。
そうなんだ。
別にあの世もこの世も関係ない。そんな感じなんですね。
オリゲネスの思想と著作
オリゲネスのあだ名が鉄人アイアンマンだっていうのはさっき言ったんですけど、
これも伝説上では6000の著作があったって言われてて、
これは伝説だったとしても相当膨大な著作を残していたらしいというのは、
ほぼ間違いないのとは言われてる。
6000ってすごいね。日記返しだってそんなにたまんねえよって感じ。
でも多分これ結構進学的な内容をいろいろ書いてたんじゃないかと。
未だに多分結構残ってるっぽいんですけど。
でもこれだけ残せてもおかしくはなかったんだろうなーみたいなことは言われてて。
もともとその裕福な家庭だったとかもあるのかも。
あ、違うか。裕福な家庭だったけど、
親父さん殺されちゃって一回大変な目に遭ったんだけど、
自分でいろんな教説とかをアレクサンドリアで教えたりとか、
塾を開いたりとか自力でやってたら、
パトロンがついてくれて、金持ちがいろいろ資金提供してくれたんで、
講術筆記をしてくれる人を7人ぐらい雇えたみたいに言われてるんですよね。
だから多分オリゲネスは喋っただけで、
それを書いてくれた人がいっぱいいたから、
これだけ残せててもおかしくないよとか言われてて。
やっぱ古代とか中世とかの人はそういうふうに結構残してるっぽいですね。
アウグスティーヌスとかもそうだったらしいとかで言われてますね。
最後に迫害に遭って盗獄されて拷問されても信仰を捨てることはなかったんだけど、
釈放されて、拷問された傷とかがたたって間もなく死んじゃう感じだったんですよね。
本当にみんなろくな死に方しないのね。
そうですね。
かわいそうに。
ただオリゲネス、鉄人オリゲネスの思想というか、
残してた著作っていうのは、
死後300年くらい経った後に遺憾とされてしまうんですよ。
これは後の正統とされたアウグスティーヌスの教説と、
若干キリスト教の解釈とか理解が異なってたためっていうのが、
アウグスティヌスの批判
あとはめちゃくちゃ政治的な理由だったらしいんですけど、
一番問題視されたのは、
聖書の中のキリストの再臨の会社で、
キリストが再臨すると最後の審判が行われるって言われて、
最後の審判で天国行きと地獄行きが決まるみたいな中。
あの解釈を、これも何でかよくわからないんですけど、
オリゲネスは悪を行った者、悪行を行った者すら、
悪霊すらもキリストは救済してくれるんだっていう風に考えたんですね。
それは神は暗能なんだから、何でもできるんだから、
全てを救うことができるに決まってるんでしょっていう考え方らしいんですが、
そもそも人間、人っていうのは神が作った非造物、クリーチャーに過ぎないんだから、
罪を犯したとか、悪を成したとかも全て神に寄せるわけであって、
それは神が救わないとダメでしょみたいな。
だってあなたが作ったんですよね。
悪を行った者が救われないとか、それもおかしくないですか?
ということで、その悪も救われるんだみたいなことを言ったっていうのが、
これがアウグスティヌスに後々批判されたりとかして、
アウグスティヌス的には、
悪を行った者を救っちゃダメだとか言いたかったわけでは必ずしもないと思うんですけど、
それを言ってしまうと、
人間の自由意志みたいなものを否定することにもつながってしまうんだっていうようなことを、
後々に言っていくんですよね。
全ては神の意志だとすると、人間には自由意志なんてないっていうことになってしまう。
ここが批判される対象になっていくわけです。
キリスト教の解釈の問題
アウグスティヌスも今後取り上げていきたいんで、
そこで詳細とか話せたらいいなと思うんですけど、
これもアウグスティヌスも結構深い理解があって、
そういうことを言ってるんですよね。
人間が自由意志を持っていないとしてしまうと、
創造神話のストーリーとか崩れちゃうわけですよ。
じゃあなんでイヴが禁断の果実を手に取ってしまったのかとか、
それ神のせいだったら別に、
追放しなくてよかったじゃんっていう、
アダムはなんでそれを食べちゃったのよっていうのとかが、
そういうストーリーとか全部崩壊しちゃうよねっていうような理解があって、
オリゲネスそれ言っちゃうと、
台無しになっちゃうから、それダメでしょみたいな。
そういう批判の仕方なんですね。
そうだよね、神様ちょっと見捨てた感があったんだよね、あの時に。
食べちゃダメって言ったけど、
食べちゃったから。
ソドムとゴモラの話とかさ、
ノアの箱舟の話とかだって、
自由意志がないとしたら、
神が失敗してもう一回リセットしてとか、
意味がわかんないよねみたいなことになっちゃう。
みたいな話とかもあったりするんだよね。
はいはいはい、面白いね。
結構もう沼だね、こんなの。
そうそうそうそう、沼。
一生かかってもわかんないよ、だってもうさ、
3000年とかさ。
わかんないけど、なんか、
でもなんかこう、アダムとイブの話とか、
みんな知ってるわけじゃないですか。
だけどなんか昔の人がこういうふうに考えて、
なんかちゃんとその話大事にしてたりとか、
そういうのはやっぱ面白いなーって思いましたね。
面白いね。
そうそうそう。
まあまあ、こんな感じです。
とりあえずオリゲネス、こんな感じで。
だからまあ、ちょっとまとめるとですよ。
ギリシャ哲学がキリスト教に入っていって、
集合するというか、融合していくというか、
解釈していくみたいなことが起こったわけですけど、
ユダヤのフィロンから始まってね、
ユスティノスとかがやってたとかっていうのがあるわけですけど、
まあなんか、僕の感想に近いですけど、
別にこれってなんか、キリスト教特有のことでも
必ずしもねえのかなんていうか、
ある程度神話で起こってることでもあるなというか、
まあなんか、逆に言うと僕の思い込みで、
キリスト教とか一神教って神は絶対だから、
何とも混じり合わずに排斥するみたいな
捉え方されがちだけど、
別にそんなことは全然多分なくて、
普通にいろんなところで教えが違ったりとか、
異なる解釈とキリスト教のOS
現地でローカライズされるみたいなことは起こっていて、
だからあれですよね、
三嵐さんのインド海とかでも、
いろんな神様が同一視されたりとか、
化身とされたりとかありましたけど、
あれと同じようなね、
わりと神仏集合みたいな、
こういうふうにも解釈的には、
この神様はこの神様と一緒だよみたいな、
神はロゴスだよとかね、
いうことを言っていくみたいなことが、
キリスト教でも起きている。
これはギリシャ哲学と起きているっていう、
だけといえばだけなのかなみたいなところで、
まあそうだよねっていうのを思ったっていうところですかね。
なるほど。
なんかすっげえ変な例えかもしれないですけど、
キリスト教というOSがありますと、
そのOSっていうのがどんどんメジャーアップデートされていって、
最終的にはリリースされるわけですけど、
そこに至る過程の中で、
そこで哲学だとか、
いろんな学問だとか、
そういうようなものを用いて、
そのOSにパッチを当てていったのが、
今今回出てきた人たちなのかなみたいなね。
なるほどね。
なんかそういうような感じにちょっと思ったりもします。
確かにね。
具能質主義っていうなんかすっげえ攻撃的なウイルスが来て、
これに対処するにはこのパッチを当てなきゃみたいな。
そういうふうに捉えてみても、
ちょっと例えること自体が微妙ではあるんですけど、
そんな感じに思ったのと、
オリゲネスは虚勢したけど、
確かアウグスティンスは肉欲に溺れてたんじゃなかったっけ?
初期はね。反省してますから、彼は。
なんかモーさんが前に、
自分はアウグスティンスがいいみたいなこと言ったら、
あの人肉欲に溺れてましてってことをトモキさんが言ってたような。
私間違えてたのはアウグスティンスじゃなくて、
アがつく一番初め。
アナクサゴルフス。
今急に言われてもね、たまに思い出すんだよね。
アナクシマンドクス。
え?わからないわよ。今言われても急にそんな。
オクタビアヌスとかいる。
それは皇帝ですね。
そうだよね。違うのよ。
いや、ちょっと思い出したら。
アウグステスってこと?
アウグステス?
オクタビアヌスとアウグステスは同じ。
間違っちゃってたのよね、ほんとに。
ごめんなさいね。
もうほんとあと15年ぐらいちょうだい。
みんなとちゃんと話せるようになるまでは。
15年ぐらい続ける予定なので大丈夫。
だからたぶん次アウグスティヌスに行くのかな。
この漢字だと。
どうぞ。
今日も最後までテツセカを聞いていただきありがとうございます。
テツセカはスポーティファイ、アップル、ポッドキャストで配信しています。
番組気に入っていただけましたら高評価ボタンを押していただきますと大変励みになります。
高評価ボタンどのぐらいついてんだろうね。
確認してないですね。
そういえば。
あれ1回押してもまた取られちゃったりするかもしれないからね、変なこと話。
気をつけましょう。
そういうことでお聞きのポッドキャストアプリで番組フォローいただきますと更新時に通知が届きます。
感想やご質問、みぞちゃんともきへのファンレターも引き続きお待ちしております。
番組概要欄のグーグルフォームにご入力いただいたり、
Xでハッシュタグテツセカをつけてポストいただければ全力で探しに参ります。
いつも感想いただく皆様本当に本当にありがとうございます。
皆様のためだけにやっております。
ありがとうございます。
よろしくお願いします。
よろしくお願いいたします。
いや僕は自分のためにやってますからね。
ごめん。
私は皆さんのためだけに。
さすが善の神だね。
それもね最近ちょっと良くないみたいでリーターとかそういうのは良くないですよっていう話をよく聞くので、
私もちょっともう少し改心して自分のためだけに何かをしようと思ってます。
いやいやもうさんは別になんだろうな。
ユダヤ教の神ぐらいなんか厳しいイメージがあるんで大丈夫ですよ。
戒律にね。
リターではないってこと?
戒律にというかユダヤ教の神めちゃくちゃ厳しいじゃないですか。
すげえなんかこっち試してくるみたいな。
信仰心って感じ。
破ると殺すからね普通。
そうそう。
そのぐらいの緊張感はね。
そうなの?
殺されかねないと。
そっか。
まあねしょうがないねそれは。
嫌なものは嫌だからしょうがない。
なんか全然またちょっと話戻っちゃうんですけど、
アレクサンドリアってなんかいっぱい出てきましたね今回。
アレクサンドリアの人ですよねみんなね。
二人出てきましたね。
あそこってなんかあの五大司教座の一つが置かれてたと思うんですけど、
結構なにあそこもキリスト教の勢力ってすっげえ強かった的な感じなんですね。
すげえ強かったらしいですね。
だしフィロンがいた時代は、
なんかもうキリスト教じゃないですけど、
ユダヤ人がめちゃくちゃいたらしいんですよ。
アレクサンドリアに。
なんかギリシャ人とユダヤ人の街になってたみたいなことがあったらしい。
ギリシャの街では。
あるんだね。
まあやっぱあの辺は大きい勢力。
なんかその辺の背景なんかも聞きたいのとって気が向いたら喋ってね。
なんかアレクサンドリアについてってどっかでなりてえなとかすげえ思ってるんですよ。
どれもヨスカラやってください。
どれもヨスカラはやらないっす。
すみませんキリがちょっとないんで、
すみません私が変な話また振ってしまった。
じゃあ終わりにしようと思います。
はい。
ではそんな感じでありがとうございました。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
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