1. 絶望カフカの何者かになりたいラジオ
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2024-06-03 11:02

#71 ①自分のパラドックス(矛盾)と向き合う

パラドックス思考/安斎勇樹・舘野泰一

ジレンマは意識できるけど
パラドックスはちゃんと意識できているだろうか?

まずは言語化して矛盾を受け入れることが大事かもしれない。
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絶望カフカの何者かになりたいラジオ、この番組は元アスリートのカフカが、日々の絶望と些細なヒントをお送りするラジオです。
最近の絶望は、何も予定がない休日、です。 さて今回はですね、安齋悠希さんと縦野よしかずさんが書かれたパラドックス思考についてお話していきたいと思います。
パラドックス、矛盾。 人間って矛盾をしている存在だなって改めて思いましたし、
この世界というのも矛盾を抱えながら、 いい感じにバランスを取って成り立っているなぁって改めて思ったんですよね。
この本を読んで、それを踏まえて自分自身って今どんなパラドックス、矛盾を抱えているんだっけっていうことを改めてちょっと考えさせられたなぁと思ったので、
それを今回はお話していきたいと思います。 これをお聞きの皆さんは、今自分がどんな矛盾を抱えているか、
なんかそんなことを想像しながらお聞きくだされば幸いです。 さてではこのパラドックス思考の本の中では、
人間というのは矛盾を抱えた存在だよねってことが主張されているんですよね。 で僕はそれがすごくしっくりきました。
それにこの本の中で、 アカデミックな領域でも矛盾を抱えている存在なのかもしれないということで、いろんな引用がされていて、
非常になんて言うんですかね、読んでいるだけでああそういうことが言われてるんだという知識を得る、発見するっていうところにすごい重みを感じる本でもあったんですけれども、
この人間は矛盾を抱えているというところにすごく感覚的にしっくりくるものが僕はありました。 そして
安財さんとタテノさんは、 人間ってジレンマってあるじゃないですか。
それとパラドックス、矛盾っていうのは違うものなんだっていうふうにも定義されているんですよね。 ジレンマって例えば
今日の夕飯ではお肉が食べたいというのとお魚が食べたいっていう、なんかその明確に対立が意識されるじゃないですか、そのジレンマ、
葛藤があると。 そうじゃなくてパラドックスっていうのは心の内側でその対立が必ずしても意識されないものっていう風に言ってるんですよね。
例えばお肉、魚、あるいはなんか別なものが
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食べたいと思っているんだけれども、それが必ずしも意識されないというのが矛盾なんだと。
そして人間はその矛盾をすぐになかったことに従るっていう風に言ってるんですよね。 そういった
心の中で意識されないもの、そういう感情っていうのはうすうす気がついていながらも、そこから目を逸らして、
低の良い感情だけを自分の正義としてしまいがち。 そんな風に言っていて。
まあそれを踏まえて、そのパラドックス、矛盾を受け入れることが大事なんじゃないのか、
そういうことで自分の悩みというのは緩和していくんじゃないかっていうことで、この本はどんどん展開をしていくんですよね。
で僕はこれを見た時にですね、いやーなんかこう 耳が痛いというかそういうことって確かにあるなって思いました。
例えば僕で言うと アスリートを引退したということで元チームメイト
後輩たちですね。後輩たちを応援したいっていう気持ちは純粋に持っている。 でもなんかあんまり活躍されるとちょっと心境的に微妙だなっていう気持ちもある。
それはなんだろう、自分が成し得なかったことを彼らがやっていくっていうことに対して 何かこうこじらせているコンプレックスのようなものがある。
なんかそこは素直に受け入れられる部分と受け入れられない部分がある。 それって
なんかこう矛盾しているんだけれども、でもやっぱ応援したいなっていう気持ちを 自分の正義として捉えてしまう。
そういうことってあるような気がするんです。 まあそしてこの本の展開にも関わってくるんですけどいろんなワークがあるんですよね。
パラドックス思考とはレベルが3つに分かれているとか 基本パターンが5つに分かれているとか
感情パラドックスを発見する手順がまた1つに分かれているとか それを一個一個やっていくっていうのが
この安西さんとタテノさん、著者の2人はワークショップの専門家でもあるというところで非常に分かりやすくてですね
それをやっていくっていうのも非常に言語化をするにあたって手助けしてもらったなというふうに思っています。
まあこの音声で全部紹介するとさすがに情報量が多すぎるなって思うので簡単に自分の場合はどうだったのかっていうのを紹介していきたいなというふうに思います。
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まずですね、この感情のパラドックスを発見する手順っていうのがまず第一にですね
頭に浮かぶ悩みの種を書き出すっていうことが大事っていうふうに言っているんですよね。
そしてその悩みの種を整理していく その上で
解決したい問題を一つに定めるっていうところをおっしゃっています。 本の内容は一旦ここまでにしてじゃあ僕の場合はどうだったのかっていうとですね
悩みの種っていうのはやっぱりキャリアへの不安っていうのは ずっとあるしそれが一つって選ぶんだったら
まあそれかなっていうふうに思うんですよね。 このままのキャリアでいいんだろうかっていう不安とか
今までのキャリアっていうのはどう次につなげればいいんだろうか 自分の思い描くキャリアって何なんだろうか
っていうなんか漠然としたものがあって それを次にその悩みの種をマトリックスに整理するっていうことですよね
それはどういうマトリックスかっていうと その悩みが短期なのか長期なのか
あるいは中小的なのか具体的なのか というマトリックスに分けられるんですよね
そう考えると僕は割と中小的であり中長期的な悩みなのかなって思いました それがキャリアへの不安ということですよね
そしてその悩み いよいよどういうパラドックスがあるのかってことを今から説明していきたいと思います
それは先ほど決めた一つの問題 に取り巻く感情を深掘りしていくっていう作業になります
その感情の中でしたいことそしてしたくないことを過剰書きにしていく そのしたいこととしたくないことを最終的に感情パラドックスの形に
変えていく つまり
何々はしたいが一方で何々はしてほしい みたいな形で感情パラドックスの形に最終的には変えていく
なんかそういうふうに言語化していくことで自分はそういう矛盾を抱えていたんだって ことが分かってくる
まあそういうふうにするとですね僕の場合は キャリアにおいて
自由に裁量権を持って働いていきたいがある程度のルールは決めてほしい とか
自分がスポーツで探求してきたことには意味があったと思いたいが 意味はな意味なんてないのだから次に向かわなければならない
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と思うとか タフにトレーニングをして
ビジネスとしても力をつけていきたいがタフすぎるのは嫌だとか まあそういった感情パラドックスが出てくるんですよね
自分が大事にしている価値観とか 思考って何なんだろうって思ったりするじゃないですかそれこそ自分は何者に
なりたいんだろうって思ったりするじゃないですか でもそれって一つでもないし
まあ相反するもの両方を持っていてもいいんだなって思ったんですよね だから僕はさっきの例で言うと自由にさせてほしいけどルールは決めて
ほしいっていう 相反する矛盾した欲望を持っているんだけれども
それ両方持ってていいじゃんっていうのは一つの良いアイディアだなって思ったんですよ ね
まあ今回の話はその矛盾を一旦受け入れるっていうところまで お話して次回の放送ではその受け入れた感情パラドックスをどうやってその
創造性とか行動に転化させていくのっていう話も書かれているのでそちらのお話を していきたいと思うんですけれども
まあその矛盾を一旦受け入れるっていいアイディアだなって思ったって そういう話を今回はしていきました
皆さんはどんな矛盾を抱えていらっしゃいますか もしよかったら一緒に考えてみてくださいというわけで今回は以上になります
最後までお聞きくださりありがとうございましたではまた
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