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絶望カフカの何者かになりたいラジオ、この番組は元アスリートのカフカが日々の絶望と 些細なヒントをお送りするラジオです。
最近の絶望は末端冷え性です。 さて今回はですねアスリートのセカンドキャリア問題の本質とはというテーマでお送りしていきたいと思います。
この話はですね実は結論はないんですけれども、僕自身が今現在進行形で抱えている問題ですし、ちょっと言語化をしながら
世間の思っているイメージとのギャップについてもお話ししていければというふうに思っています。
皆さんはアスリートのセカンドキャリア何が一番大変だと思いますか?
まあ世間一般に言われているのは例えば30歳で引退をして 他のビジネスパーソンの30歳と比較をして
特にそのビジネススキルがあるわけでもない、そこで順応できるのにとても苦労する だからちょっとメンタルを病んでしまう場合があるとかよく言われたりしますよね。
確かにそういう一面もあると思います。 なんですが僕はこのアスリートのセカンドキャリア問題っていうのを大きく2つに分けられるなというふうに思っているんですよね。
一つ目はさっきの例で挙げたようなスキル的な一面です。 今までビジネスに関わったことがないからこそ
スキルがないから何もできずに 順応に一からしなければいけないことに手こずってしまうという一面。
2つ目は やりたいことが見つからないという側面ですね。
でこれは2つちゃんと分けて考える必要があるなと思っていて
この一つ目のスキルの問題っていうのは実はこのアスリートっていうのは 余暇時間はいくつかあったりするんですよね。
なのでこのビジネススキル的な部分っていうのはある種こう 自分でどうにかできる問題でもあるなぁと僕は思っています。
僕はそういうふうに考えてできる限りこう ビジネススキルという意味では何とか自分なりに
勉強していこうと現役時代から思っていたりとか 何かこう資格を取れたらいいなと思って実際に資格を取ったりとかもしました。
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まあもちろんその競技に支障がない範囲でということにはなりますが そういうふうな行動をしていました。
まあ厳しい言い方をすれば自業自得である部分もあると思います。 ただ一方ですね2つ目の
やりたいことが見つからないっていうのは 構造として根深い問題だよなぁっていうふうにも思うんですよね。
それをこれからご説明していきたいと思うんですけれども それはですね意識と無意識の問題が関わってくるなぁって思っています。
どういうことかっていうと フロイトさんがですね
無意識論というものを提唱しておりまして 人間の意識には意識と全意識と無意識があり
自分で認識できる意識っていうのは 海面に突き出た氷山の一角のようなもので全体のごくわずかであるっていうふうに言ってるんですよね。
つまり自分のその意識的なものの大部分は海中にあって 見えない全意識とか無意識と呼ばれるものであり
これが意識に大きな影響を与えているっていうふうに提唱されているんですよね。 つまり私たちの思考っていうのはほぼほぼ無意識から生まれている
っていうふうに言っています。 僕もその通りだなぁっていうふうに興味深く思っているんですけれども
アスリートのセカンドキャリアっていうことを考えたときに アスリート時代にですねどういう思考でこの無意識にアプローチされていたのかっていうことが
大きく影響してくるなって僕は思うんですよね。
つまり 驚異にプラスになることのみを考えよう
そして驚異にマイナスになることあるいは驚異に関係のないことは考えるなという 思考を埋め込まれていると自然とこの無意識の中で
氷山の下の部分ですね大部分においてその声っていうのがどんどん書き消されていって しまうんですよね
例えば 自分はデザインに
ちょっと興味があったけれどもそんなことを考えているよりも 驚異にプラスになることを考えた方がいい
むしろそうしなければその世界で生き残っていけない そしてそういうことが好まれる環境であるということで
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その声がどんどん無視されていくんですよね そしてその声を無視する時間が長ければ長いほど
氷山の下の方下の方へ自分の声が書き消されていってしまう そんな中急に社会に放り出された時に
なかなか自分のやりたいことって何なんだろう 今まで自分が良いとされてきたものが一切なくなってしまった
どういうふうに自分は生きていけばいいんだろうっていうふうに思ってしまうん ですよね
これは僕自身感覚としてよく理解できます 今までこう一生懸命考えてやってきたことっていうのは全く別の
ジャンルになるというか繋がらない 繋がらなくはないんだけれども
全くこう別のことをやっているわけですから
そんな中やりたいことってそういえば何だっけって思ってしまうっていうのは 今なお思っているところです
まあだからこう何者かに憧れるっていうのは そういう部分もあるんですよね
でもなんかこの音声配信を始めたり自分なりのアウトプットをし始めたきっかけ っていうのが一つあって
それは一冊の本に出会ったからなんですよね それはタメセイ大さんの諦める力という本です
まあタメセイ大さんもアスリートでありアスリートのセカンドキャリア問題を乗り越えて きた一員として
アスリートに対してこんな言葉をその本の中で言ってるんですよね
人には自分が今歩いている道の横に並行して走っている人生が必ずある その人生に築くのは簡単なことではない
しかしこの道が唯一の道ではないと意識しておくこと そして自分が今走っているこの道がどこに繋がっているかを意識することによって
選択肢が広がる だからこの道が閉ざされるとすべてが終わりになってしまうと考える必要はない
そんな風に言ってるんですよね この
すべてが終わりに思ってしまう必要はないというのが僕の中では結構刺さりまして っていうのも
まあ競技で結果が出なければすべてが終わりだって 本気でちょっと思っている部分があって
ああそうか終わりじゃないのかって まあなんかちょっとバカみたいなんですけれども
思ったんですよね そして並行して歩んでいく自分の道が
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他にあるという部分に その通りだなぁって思って
僕はこのカフカというアカウントを作って この音声配信だとかちょっとしたアウトプットをし始めてみようかなーって思った
きっかけでもあったんですよね それでいざ引退してみて
自分の競技としての自分ではなくて このカフカとしての自分があるということに
ちょっと救われたなぁっていう部分があったんですよね それはこのアカウントを通して
その仲良くしてくれる仲間だったりもそうですし こういう自分がいるんだって思えるというか
やっぱりこう並行した道が自分の中には通ってたっていう 自負みたいなものがあったからなんですよね
だからというわけではないんですけれども 現役のアスリートの方には
別の道がある そして別の道の自分を作っておくっていうのはとっても大事なことなんじゃないかなって
個人的には思ったりしてます とはいえですね別のフィールドになったとしてもこのスポーツの経験だったり
スポーツからの学びっていうのが どうやったら生かせるんだろうなっていうのを自分の中で考えておくっていう
のも大事なんだろうなっていうふうにも思うんですよね なんでそれは僕自身としてこれから
どうやって生かせばいいのかってことを考えながら 行動していきたいなぁと思っています
例えば前回の放送では僕はスポーツからギャンブル的な要素を学んできたっていう お話をしたんですけれども
その一例としてね このギャンブル的な要素っていうのはできるだけ変数を理解して成功確率を
上げるように努力をして一つの選択肢を信じ切ってベッドをするっていうことが スポーツにも大事だよねっていうお話をしたんですけれども
まあやりたいことのを探すっていうのもこのギャンブル的な要素っていうのはあるの かもしれないですね
やりたいことは何なんだろうって探しながらもいろいろな 選択肢を探してそれを理解して
とりあえずやってみる そのやっていく中で成功確率が上がるように自分の中で試行錯誤して努力をする
そしてある一定期間やってみてこれは自分のやりたいことじゃないな 自分の得意なことじゃないなと思ったら見切りをつけて
違うものにまたチャレンジをする そうやってやりたいことを見つけていくっていうことが
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まあきっと大事なんだろうなって今話しながら思ったりしました そうやってやっていくうちに無意識の奥底に隠れさせていた
氷山の下の方にある自分のやりたかったことやりたいことっていうのがちょっとずつ 見えてきて意識下に上がってくるのかなぁなんて今思いました
まあ今後もねそういうチャレンジを続けていきたいなぁと自分では思っています というわけで今回はスリートのセカンドキャリアの問題の本質とはというお話をさせて
いただきました 最後までお聞きくださりありがとうございましたではまた