スピーカー 1
いつも通り、2人会はテーマなしなんですけど、最近どうですか?
クランクさん今日疲れてるって。
いやいや、そんなことないですよ。僕はいつも元気ですけど。
今日は採用面接を2件入れてしまって、ヘトヘトだっていう噂を。
スピーカー 2
いやそうなんですよ。
スピーカー 1
本人から聞きましたけど。
スピーカー 2
はい、楽屋でね、さっきお話をしましたけど、ちょっとスケジュールのミスで、
こんな公開収録で元気でいかなきゃいけない日に、昼間に頑張りすぎてちょっと疲れているので、
今日は楽長にザ・ソラジャン回していただこうという。
スピーカー 1
回す?
スピーカー 2
分からん。楽長ちょっといっぱい喋った方がいいかなと思ってますよ。
回すと逆にクランクさんどうですかみたいな感じになりますよね。
スピーカー 1
本当そうですよね。
クランクさんが回して僕にパスを出し続ける方が。
スピーカー 2
そうしよう。その方がいいな。
いつも通りですね。いつも通りいきましょう。
いやー、最近どうですか。
スピーカー 1
最近、雑なフリだ。
最近、なんかこの2週間ぐらいあんま予定なく過ごせる日が結構多くて。
スピーカー 2
なんか今年、今年なってからあれだったじゃないですか。
スピーカー 1
結構外に出るようになったから予定詰まり気味だとかって。
なんか知らないけど、いろんな同時閉校してるやつが、
どこもちょっと小休止みたいなタイミングが重なったみたいで。
なんか久しぶりに。
スピーカー 2
そういう時どうするんですか楽長。
どっかで時間できたみたいな。
スピーカー 1
どうしようかなって思って。
一番最初に思ったのは、ちょっと次の本作りますかみたいな話がちょっと。
スピーカー 2
出ちゃうやつね。
スピーカー 1
ってね、あるので。
それの構想を着手するかみたいなのがまず選択肢として出てくるんですけど。
スピーカー 2
出てきますね。
だいたいね、ぽっかり時間空くとそういうのをね、後回しにしてたやつやるみたいな。
今日あれですね、ファンの方がいるからファンサービスみたいになってますけど。
スピーカー 1
みんなチャットでリアクションしてくださって嬉しいのですが。
スピーカー 2
虎の次はウサギの本かって書いてますけど。
スピーカー 1
あんまね、まだちょっと言えるほどの詰まり具合でもないので。
今は言わないでおこうと思うのですが。
スピーカー 2
いいと思います。
未来のことをコミットしない方がね、アジャイルでいけるんでいいと思います。
スピーカー 1
それでやっぱ、やろうかなって思ってその日を迎えるじゃないですか。
何も予定入ってないなみたいな。
着手されないままに1日終わったりとかするじゃないですか。
ちょっと安易な方向に流されたりとか。
スピーカー 2
あらら、あらら。
何の成果も得られませんでした。
スピーカー 1
で、今回は本がめちゃくちゃ積読が溜まってきてたので。
それこそアオキさんおすすめの2話の本。
スピーカー 2
あれ読みました?
スピーカー 1
読みました。
クロノキさん読みました?
スピーカー 2
今ね、読んでる途中です。
スピーカー 1
読んでる途中?どこまで行きましたか?
半分行った?
スピーカー 2
まだ1章、1章、いや半分行ってない。
1章の、庭のどこに石を置いて、見る位置から車線をどうのこうのって、あれですね。
全然ラジオで伝わらないこと言ってますけど。
1章あたりです、まだ。
スピーカー 1
まだ1章の途中?
スピーカー 2
あれです。全然読み進められないんだけど。
スピーカー 1
全然進まないですよね。
スピーカー 2
うん。え、あれ、いや、アオキさんはああいう難しい本というか、読み進まない本を読むの好きらしいんですよね。
戦いながらじゃなくて、じわじわ読む系のやつが。
いや、それ。
スピーカー 1
正式タイトルは庭の形が生まれる時っていう。
スピーカー 2
はいはいはい。
スピーカー 1
あれですよね、元庭師で哲学者なんですよね、この著者の人。
スピーカー 2
そうなんだ。
スピーカー 1
ここに帯に書いてあるけど。
はい。
庭師で哲学者。
スピーカー 2
いやー。
スピーカー 1
違う、哲学者なのがこの帯を書いてる人が。
スピーカー 2
あ、そうかそうか。違うじゃん。
スピーカー 1
でもなんかめちゃくちゃ哲学書っぽいですよ。
スピーカー 2
哲学書っぽいですよ。
うん。
そう、そうなんですよ。
なんだろうな、この読み進まなさを、でも学長読み切ったってフェイスブックに書いてて。
スピーカー 1
読み切った、読み切った、もう。
で、結局だからこの本を読み切るために、何の予定もなかった3日間を費やしてしまいました。
スピーカー 2
あー、やっぱそれぐらい?
えー、俺何もない3日間欲しい。
スピーカー 1
いいなー。
俺はでも、この本にも書いてあるけど、庭ができていく様子を定期を逸した詳細さで書いてあるじゃないですか。
はい。
この本自体がそういう、そういう風に展開されますよって前書きに書いてあるんですけど。
スピーカー 2
庭師の方がね、その庭を作る過程をレポートしてる本なんですよ。
で、そのレポートされてる方がそのつぶさに庭師の頭領的な人が考えてることとかを全部言語化してって。
スピーカー 1
思考プロセスみたいなものを。
スピーカー 2
思考プロセスみたいなものをどんどん。
スピーカー 1
想像、想像したりとか、分析してるんですよね。
スピーカー 2
っていうのをやってるので。
仕事の、庭師の人の仕事の頭の中をずっとつぶさに見ていくみたいなのがずっと始まりから最後までそんな感じですよね、多分ね。
僕まだ一章しか読んでないけど。
違うの?
スピーカー 1
ちょっと構成が変わるところがあるんですけど。
奇数書が1,3,5ってあるんですけど、それがこう石の配置がどうなったかっていうのを全部追ってくるんですよ。
コマ送りレベルみたいな感じで。
で偶数書は職人さんたちのやり取りの中から職人さんが何を考えてるのかというのをまた分析してるっていう構成なんですけど。
面白いけど狂気の沙汰ですよね、この本。
スピーカー 2
いやそうそう、本にしたのがすごいよね。
スピーカー 1
3日間ぐらいで起こった石の並べ方、何手目がこれで、その次の手がこれで、それはなぜだろうみたいなのを何十ページとか先ながらね、想像、妄想してるやつですもんね。
スピーカー 2
言語化っていうかね、だから僕も読んでて、要は僕らの会社だとソフトウェア開発で設計する仕事とか、
たぶんレテランが若手に支持してる話とか、もうあれぐらい粒さに言語化すると、たぶん面白さ出てくるんだろうと思うけど、
あんな現場だと5分とか10分の話を何十ページ渡って書くじゃないですか。
スピーカー 1
まさにまさに。
スピーカー 2
そんなんできんわと思って読んでた。
はい。
スピーカー 1
でもあの本、この本読みながら、なんかそれこそジャイキリとか青足みたいな漫画読んで、
このシーンでこの人は辰巳川とか福田監督がなぜこうしたかみたいなのを、この本レベルで考えながら突き出してみるとどうなんのかなみたいなのって結構面白いなと思ったんですよね。
スピーカー 2
でも青足本とかジャイキリ本はそれに近いことやってますよね。
スピーカー 1
監督の思考プロセスとか、その瞬間の思考プロセスを学長なりに解説するみたいな感じかな。
ただ、ジャイキリ本も青足本も僕の中に伝えたい、共有したいフレームワークがあって、そのシーンに当てはまるものを持ってきて当てはめてるから、
順番としてはバラバラになるじゃないですか。僕のこっち側の伝えたいフレームワーク順になるから、シーンとしては時系列関係なくなるんだけど、これめちゃくちゃ時系列じゃないですか。
スピーカー 2
そう、うん、確かに。
スピーカー 1
で、特に育成みたいなこととか、ファシリテーションとか、それこそ寄り添いとかケアみたいなもので、一刻一刻状況が変わっていくところを観察しながら自分の関わり方をチューニングしていくみたいな。
で、相手のリアクションも見ながら次頼まえていくみたいなのが続くから。
そういう構成とかって面白いな。
スピーカー 2
面白いよね。面白いし、今までの学長にないパターンじゃないですか。
スピーカー 1
うん、ないパターン。
スピーカー 2
その、要は学長の得意技は、こう、抽象化して分析して、そのテンプレート化するみたいな、フレームワーク化するみたいなのが。
スピーカー 1
で、フレームワークとして、例えば5つの力がありますとか、下限上昇の4つのステージですって言って。
スピーカー 2
ステージがあるみたいな。
スピーカー 1
はいはい。で、神当てはまるエピソードをどっかから持ってきてみたいな、なんかそういう感じだけど、
この庭の本を読んで、この時系列で観察したものを、この詳しさで言語化をするみたいなのって、ちょっと面白い。
怖っ。
スピーカー 2
心境地。心境地ですね。
スピーカー 1
怖っとか思ったけど。
スピーカー 2
めちゃくちゃページ数かさばるやつですね。
スピーカー 1
この本を読まないと、あんまり伝わってないかもしれないんですけど、この本の詳細さとスピードの遅さがすごいですからね。
スピーカー 2
すごいですよね。
スピーカー 1
スーパースローみたいな感じで。
スピーカー 2
そうそうそうそう。
スピーカー 1
情報量多みたいな。
スピーカー 2
だけど、暗黙的なものにはそれだけ情報が詰まってるってことなんですね。
現地現物。
スピーカー 1
一つ一つの、一つ一つの出来事の、なぜこれの次がこれなのかみたいな。
スピーカー 2
そうそうそう。っていうのが、でも本として紐解いていくと、そのいっぱい、なんか要は逆に言うと、なんて言うんですか、テキストにすると、そんだけの膨大なものにしないと伝わんないんだなってことなんですね。
それまで現地現物で、たぶん現地現物で一緒に過ごしてる人は、それだけのテキストの情報を、本にするとそんなに分厚いやつを、一瞬の中で伝えていくっていうのを繰り返しながら、暗黙値か暗黙値みたいなのに伝えられてるんだけど、一回形式値に挟もうとするだけでめちゃくちゃ難しくなるけど、
でもそうすることで、現地現物にいない僕らからは、得られもるものがありますね。
スピーカー 1
追うことができるっていうか。だからこの本、追うのが大変すぎて全然読み進まないですよね。
スピーカー 2
いや、ほんとそうですね。
スピーカー 1
なので、それこそ、この和尚さんが、庭のオーナー和尚さんがいて、和尚さんが一言、こんなことを言っていなくなったから、その後、流れが変わってこうなっていったような。
あとこっち側では、職人さんがこんなことを言って、それが影響してこうなったみたいなのとか、一つの出来事が起こるのにいろんな原因が絡まって、この現象が起こっていますみたいなのを、
ほんとちゃんと全部書こうとしてるっていうのがこの本の狂ってるところだなと思ってて。
スピーカー 2
あとはそのね、それこそフレームワーク的なものとか、テンプレット的なものとか学びとかは、読む人が勝手に得るしかないってことですね。そこからね。まとめられてないので、その、なんかほんと現役をドバッといただいてるって感じな。
スピーカー 1
そうですね。あとはその時系列に合わせて、こういうフレームワークで考えることができそうだっていう形で、そこで紹介が来るとか。フレームワークの。
スピーカー 2
そういうの行きますか。今度学長次の本は。
スピーカー 1
っていう。面白そうだなとは思ったっていう感じですね。
パクとは言ってない。
この本、ほんとすごかったからな。青木さんがすごい本を読んでしまった気がするみたいな紹介してましたよね。
なのでちょっとチャレンジしてみたい気はちょっとだけあって、それを頭に置きながら読んだので。
あー。
なんか逆にちょっと思うみたいな。もうなんか仕事してる感じの気分になりながら読んでるから。
スピーカー 2
参考図書ですからね。
スピーカー 1
そう、参考図書として。ちゃんと読まなきゃいけないしなんて。途中なんかザザッと読み流したくなったんですけど、せっかく3日ぐらいかけてるしなって思いながら、結構ちゃんと読んでるみたいな。
スピーカー 2
いやー、いいな。
そう、あのコメントでいただいてるエスノグラフィーね。いわゆる民族の生活に入り込んで記録していくみたいな。多分それに近いですね。
スピーカー 1
あー、そうかもしれないですね。
スピーカー 2
そんなのも書いてた。ちょっと冒頭にそういうの書いてた気がするんだよな、この本でも。
確かになー。
なんかその、何でもかんでもこう、僕らが抽象化してこう、分かった風に書くのってね、その全然伝わらないとこやっぱある、ありますからね。
スピーカー 1
あとは。
スピーカー 2
一回その現物のまま行くみたいな。
スピーカー 1
あとね、漫画をベースにそれを解説していったら、この2話の作業がどうだったかっていう、全くこっち読み手としてはよくわかんないものを、このテキストで追っていく作業がものすごい負荷が高いじゃないですか。
はいはいはいはい。
漫画だったらもうストーリーがあって、それを手元で見ながら。
スピーカー 2
それをあとは解説で読むから。
スピーカー 1
読んでいけば。
スピーカー 2
2話作りのね、それこそ動画を見た後この本読むともうちょっと。
スピーカー 1
あ、そうそうそうそう。
イメージ作るかもしれないですね。
スピーカー 3
うん、まさにまさに。
スピーカー 2
確かになー。
スピーカー 1
っていうことを結構な時間を使ってやった1週間。
え、本読んだってだけだったけど。
スピーカー 2
いやいや、いい時間ですよ。そんな、そんな時間をね、過ごしたい、過ごしたいね。
いやー、確かにな。
3日間何も予定入ってない日、1週間でたまたまあったらどうします?
スピーカー 1
いやー、今の話聞いたら僕本読みますけどね。
スピーカー 2
読みますか。
たまってる本読まなきゃな、読みたいなっていう気持ちになりますね。
いや、なんかね、仕事が、だんだん打ち合わせが仕事になるんですよね。
その、なんか手動かすとかじゃなくて、メンバーからの相談だったりとか定例のミーティングみたいな。
で、そうすると、なんか打ち合わせがないと仕事してない気持ちになっちゃうっていうのが、こうよくないですよね。
スピーカー 1
うんうんうんうん。
スピーカー 2
いやいや、それ以外もちゃんと仕事だぞと思いながらいるんですけど、ずっと打ち合わせが多くなってくると、
打ち合わせぽっかりないと、あ、やべ、俺仕事してないみたいな、なんか急な焦りが出てくるみたいなのがね、
いやー、よくないなーって思いながら、あの、学長の3日間空けたところに勇気をもらいましたよ。
スピーカー 1
空いちゃったんですけどね、空けた。
スピーカー 2
空いちゃったんですけどね、空いちゃったんで。
いいなー、いい3日間を過ごしましたね。
スピーカー 1
しんどかったなー、これ。
スピーカー 3
なんかもう、脳が忙しかったですね。
スピーカー 1
いやーでも、ここまでやるかっていうものを見せつけられるっていうのは、体験としては大事だなって思いました。
だんだんあれじゃないですか、歳食ってくると、そんなに初めてのチャレンジみたいなのが減ってくるっていうか、
ちょっと効率、効率良くなりすぎ問題とかあるじゃないですか。
スピーカー 2
なんか難しそうなやつは、全部リスクが先に分かっちゃうっていうね。
リスク分かるから、ちょっと避ける、避けがちになるみたいなことがあるけど、
え、なんかあれですか、学長的にはじゃあ、この本で触発されてチャレンジしようみたいな気になってる。
スピーカー 1
ちょっと。
スピーカー 2
これはね、みんな期待してますよ。
スピーカー 1
っていうか、何の本かっていうと、もう言ってしまうと。