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建築士伊藤由美子のCozy Space第95回、2022年7月のゲストは、音楽空間ONDOのオーナー、貝昭俊さんです。
音楽空間ONDOは、様々な楽器を習える音楽教室や楽器販売、レンタルスペース、カフェ、音楽企画イベントなども行っています。
今回は、音楽療法との出会いや、レッスンで大切にしていることなどをお話ししていただきます。
では早速、貝昭俊さんのお話をお聞きください。
今、話がちょっと添えちゃうけど、カフェのピザとか美味しいですよね。
それは、カフェ時代の名残というか、その時にカレーライスとピザたちが残しているんですけど。
そうですね。
保存も効きやすくて、ちゃんと味はソースもちゃんと作ってあげる。
自家製なんですか、ソースは。
最初当時やってくれた人たちがみんなレシピ考えて、それはずっと引き継いでもらっているので、
いざとなった時に、ライブの時は普通に出していますし。
なんか美味しいもん。
ちょっとあんまりない形ですよね。
もともとカフェという形がメインではなかったけど、割とその役割の大きさは大胆的に知っている。
だけど、ゼロにするわけではないけど、ずっとやろうと思うとまたリスク。
カフェとしてオープンするのもちょっとね。
自分がそっちの畑の飲食畑の人間だったら、そこまでエネルギーかけられないので。
音楽空間ですからね、メインがね。
メインが売れちゃうなと。
でもやっぱり色取るというか、出会いの場としてもいろんな役割として重要な意味合いがあるなとは思って。
美味しいものを食べるとそれだけでもまた笑顔になりますもんね。
それから何年かしてから音楽療法というのを出会うんですよね。
そうなんですよね。さっき法人化したのがオンドという法人化したのが2014年で、その次の年に出会うんですか?
そう、なんか映画があったんですよ。パーソナルソングっていう。
アメリカの映画で本当に国人の法人中になったおじいさんとかがこの音楽を聴かされて。
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昔のね、なんか涙。本当に普段は自分の名前も忘れているくらいの人が涙流しながら歌から記憶をバーッと読み返す。
でも本当に歩けなかったのにちょっと踊り出したりとか。
昔自分が聴いてた曲を聴き返すことによって思い出すということなんですね。いろんなことを。
すごいと思って。なんか当時ちょっと音楽がもうちょっと健康とかにつながらんかなっていう。
そういうのを探してたんですね。
ちょっとアンテナを立ててたんですね。
音楽療法があった。そうか、こんな映画があったっていう。
そのタイミングでまた別の人が、フェイスブックの知り合いの人が東京の音楽療法の会社のことをバッと上げてて。
なんすかここみたいな。ちょっと教えてくださいって言って。
ちょっとよかったら紹介しますよって言って紹介してもらって。
最初取り合わせたんですよね。自分がそういう資格が取れたらいいなと思って。
そこが資格を講座をやって資格を発行するってことをやってたんで。
東京まで通うのも大変だなと思って。
思ってたら向こうの人もこっちに興味持って。
いや実は中部の方で一人ちょっとうちの受講生というか卒業生がいて。
もう結構進めてもらってるんだけど人が足りないからこっちで育成しようと思ってたんですっていう。
なんかスペースあるんですよねって言って。
じゃあうちのスペースで講座を開けませんかっていうことになって。
自分も受けてそこで。
すごいですね。
その時に募集かけたら当時僕も合わせて4人集まったのかな。
今も彼らは活躍してるんですけど。
一緒に取ってミュージックケアインストラクターっていう名前で
ミュージックケアインストラクター。音楽療法士とは違うんですか?
音楽療法士っていうとそこの教会が出してる資格とかで。
大学を出たりとかそういう専門学校というか講座を受けた人が正式にもらうものではあるんですけど。
僕も人に名乗るときとかはもう一人一人で。
認定の療法士ではなくて名前を小さい講座を受ければ現場でどんどんそういうことは活動していけるっていうのはちょっとわかったので。
取ってからちょっとこまごまな活動はしてたんだけど。
今はずっと5年ぐらい行ってるデイサービスがあるんですけど。
そこからちょっと声がかかって結構それは結構大きな。
月4回ぐらい行ってるんで。
あ、そうなんですか。一週間に1回行ってらっしゃるんですね。
そのデイサービスにミュージックケアインストラクターとして行ってるんですか?
そうですね。
そこで本当に歌うことだけじゃなくて、歌いながら体を動かすとか、
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滑舌とかそういうのをやらないといけないといけないんですよ。
そういうのをやらないといけないといけないんですよ。
だいたい20人前後かな、いらっしゃるんですけど。
そこで本当に歌うことだけじゃなくて、歌いながら体を動かすとか、
滑舌をトレーニングするために歌ったりとか、
あと本当実際楽器を持ってもらって、
本当エアロビクスみたいな感じで動かすんですよ。
結構激しい運動をするんですよ。
例えば楽器っていうのはマラカスとかバンバリーとか?
音がなんか鳴るんですか?
マラカスでしっかり振らないと音が鳴らないんですよ。
マラカスってそこから分かってたんですか?
そういうのがあって、手首を動かすじゃないですか。
せっかく動かすから、ただリズムをとって、
お指的にやるんじゃなくて、ちゃんと意味を持たせて体を動かす。
足も転倒予防に上げることで筋肉を維持しましょう。
意識的に動かす。
音楽をかけながら動かすんですか?
かけながら歌いながらとか、歌詞巻くというか、
歌詞を書いて歌って、なかなか同時にすることも難しいんですけど、
そういう、いわゆるデュアルタスクとかマルチタスクと言われますけど、
結構音楽っていうのが、同時にいろいろやるじゃないですか。
歌詞を歌って、ギターを弾いて、コードを見て、
あれすごいことを同時にやってるじゃないですか。
そうですね。左と右と違う動きで、コードを踏みて。
リズムも気にして。
気にして。
そうですよね。私も小さい頃からエレクトーンやってたから、
あれも右と左と違うことをやってました。
できないですよ、なかなかね。
そうですね。でも結構それができるようになると刺激がありますよね。
脳に刺激が。
だから結局、やってることって音楽の用法としてはやってるんですけど、
結局レッスンと一緒だなと思って。
ああ、そうなんですね。
分解して、どのレベルで伝えるかっていうのは、
もちろん対象によって変わるんですけど、
ということで気づいたら、もっとわかりやすくなったというか、
そのレッスンの仕方も、今度音楽療法をやったことで、
やっぱり美学療法的な視点が加わるので、
この指をこういう風に動かしたらいいですよ、みたいなのは、
そういうところから結構…
そういうことなんですね。
そうなんですよ。だから自分のフォームも変わったんですね。
力を抜けたな、こっちのほうがいいや、とか。
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デイサービスの週1回やってる療法の活動をされることによって、
普段のギターレッスンの時もその経験が生きてるんですね。
だから私、ギター教室にギターを習ってるじゃないですか、
力の入る具合とかすごい的確に言われるから、そこから来てるんですか?
そう、だからああいうのはここ多分5年ぐらいかな。
そうなんですね。力入ってるよね、とかすぐ言われちゃうから。
僕もよくわかるかったんですよ、それは。
今入ってない、今ちょっと当たってないですよね。
そう、すごく細やかに聞いてるから、本当当たってない小指があっても…
そうなんですよね。
どっちにも来てるんですね。
だからその大学の卒論で書いた音楽療法っていうワードがまた20年以上経ってまた…
出てきたんですね。
人にさっきも、教えてその人が弾けるようになってって楽しんでる姿を見るのを多分好きだと思う。
本当に毎日それをされてるわけだから、簡単に言うと幸せですよね。
いや、そうですね。やっぱりこんなに幸せって恵まれてるなぁと思うんですね、それは。
本当になんか、大研レッスンでドレミファソラシドからしかやってないのに、
なんかちょっと押さえてるだけですごく褒めてくれるから、
1回目の大研レッスンが終わった次の初めてのレッスンから、ギター楽しいって思ったんですよ、私。
それはもう嬉しいですね。
それ多分ガイさんがそうやって、なんか褒めてくださったからやる気になったんだと思うんですけど。
いやでも褒めたから、どうかな、褒めたから。
いやでもやっぱりなんだろうな、なんかこう、あ、なんかいいんだっていうね、何て言うか、承認されるっていうのは。
でもそうそう、それは、そうそう、それはやっぱり、何だろう、カウンセリングでは学んだけど、
やっぱりその、承認欲求を満たすというか、あとは、やっぱりいいところを見つけて、そこをポジティブに捉えてもらう。
すごくネガティブなタイプの人は、やっぱりもう、あーダメだってすぐになっちゃって。
ダメなとこばっかり見ちゃう。
ここできてるから、そうそう、そこはOKなんで。
まあ、いいところをめちゃくちゃいいっていう、結構。
まあそう。
すごい、なんかめちゃくちゃいいって思う。
でも本当に、嘘はちょっとあんまりつけないというか、そのお世辞はちょっと僕もあんまり得意じゃない。
でもきっとそれがお世辞だってわかったら嫌な気持ちになると思うんですけど。
それはわかると思うんですよ。
わかると思うんですけど、なんか気持ちよくムーセンスンが受け入れてるってことは、ちょっとは本当に思ってはいただけるのかなと思って。
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いやー、でも伊藤さんはやっぱりすごい感がいいなと思います。
これ多分親に、たぶん違うかもしれないですけどね、3歳からいると、させてもらったのもちょっとは生きてると思います。
増やしてる経験はめちゃくちゃあると思います。
あとはね、自分が弾きたいという曲をやらせるっていう。
そうそう、その思いですよ。
で、あとその目標設定の高さというかね。
見た初めて3ヶ月でライブみたいな。
ライブはしないけど、その曲の本人の前で弾こうとしてますからね。
すごいわ、それは。
無理やり聞かせようとしてますけどね。
伊藤さんしかね。
でも本当にかえさんに私が今習ってる、初めて習う、これが聴きたいからこれを習うたびに来たわけじゃないですか。
で、この前の初めての曲にしては結構ハードル高いですよって言われて、本人にもそれを伝えたら、そうだよね、最初の曲にしてはちょっとって言われて。
で、私もようやく気づいたんですよ。
1ヶ月、2ヶ月くらいして、あれ?と思って、2回転調あるじゃないですか。
あれってことは3倍コードを覚えなきゃいけない、簡単に言うと。
で、他の曲見てみたら、あれ?もう私1ヶ月くらいで弾けたかもって思って、他の曲だったら。
普通はみんな4つとか3つのコードのものから始める。
そうなんだ、言ってくださいよ。聞いてないですよ。
その前にもう、この曲は弾きたいですって、たぶん最初ギター弾きたいっておっしゃった時に、もうそれを送ってこられて。
そうなんですよね。
体験レッスンの時に、これ作っとかないかと思って、その思いがいいプレッシャーになったんですよ。
そうですか、だってしっかり体験レッスンでコードを書きそもそもね。
いや、作ったんですよ、とか言って。
そうですよね、聞いてないで。
コード譜だってあれ、いくつコードあります、あれ?
あれ?結構ありますよね。
30個はあるのかな、初心者のコード数じゃないですよ、はっきり言って。
そうなんだ、分かってないからね、初めてだから。
いや、いいですよ。僕も結局、分からずに紹介を始めたようなもんですね。
よくやったなって思うことはいっぱいあるけど。
分からないからこそできるかもしれないですね。
さらにコードの勢いってすごいですね。
だから、やっぱり一歩踏み出せる環境があることとか、作ることは大事ですよね。
自らね。
だから、伊藤さんもすごくチャレンジャーでいらっしゃって。
新しい価値観を取り出しながら。
似た者同士が集まるというわけで。
やっぱりそうでした。
よかった私、先生会さんで。
そういう気持ちが分かってくれるから。
楽しく。
あれ?ちょっと時間がなくなってきたぞ、今思ってるんですけど。
でも最初は楽勝って思っちゃったんですよ、実は。
エレクトをやってたからコードに慣れてる。
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最初のコードだけなら全然弾けますからね。
まだあと2回転調があるので、そこを今ちょっとやりかけてますが。
でも、もうできると思うよ。
もう会さんができてって言えばできるんだと思う。
もういいです。
できたってことで。
できますね。
これみんな暗示にかけられてると思ってるかもしれない。
暗示大事ですよね。
自分がね、自己サイミンね。
そういう感じで他の方にもレッスンをされてるんですね。
音楽療法の視点とか。
いろいろあって今のスタイルになりますね。
なんかいろんな、すごいざっくりとした話ですけど、人生経験が全部音楽に生きるんですね。
だからやっぱりやめられないというか面白いなと思って。
だからこそ伝え方も変わるんですよね。
ただの娯楽じゃない。
娯楽を馬鹿にするわけでもないんだけど、低く見るわけでもない。
でも娯楽って言うと、どうしてもこういう世界で、
大体女の子がお仕事してますって言うと、好きなことやるっていいねみたいな。
でもそんなに、特に日本だとあんまり生き様として見てもらえない。
そうかもしれないですね。
食えてるのと。やっぱりそういう世界。
だからなんとか食うためにとか。
でも食うためだけにやってたら、好きなことだけどやっぱり面白くないなって。
そこらへんのバランス加減ってありますね。
結局自分で作っていくしかないなって気づいていくんですけど、
でも作っていこうと思って、ちゃんとしたものを満足できるものをどう提供できるかっていう。
だってビジネスですもんね。
そうそうそうそう。
簡単に言ってしまうと。
いろんな人がトップレベルの経営者の人とか、
いろんなことがだんだん分かるようになってきたんですけど、
自分が楽しまうことにはいいサービスが提供できない。
だから好きなことやってますよっていう。
でもその延長、それをやりきるってことがいかに大事かっていうか。
やりきるってことですよね。
やりきるってことですね。
やっぱりそうですね。
やりきろうと思ったら全部繋がるんですね。
音楽って人生だなっていう風に。
ということはやっぱり、自分がその感覚が分かれば、
何かを大事にしている人のその人の人生観っていうのも、
違う世界だったとしても理解ができるじゃないですか。
そうですね。
なるほど。そこでまたリスペクトが出るし、自然に。
全然違う境界の人生だったよね。
共通点って絶対ありますもんね。
そうそう。結局人間がやることなんで。
というのは、やっぱり長くやらずとわからないことはありますよね。
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でも今のお話聞くと、いろんな人との出会いはもちろんあると思うんですけど、
いろんな良い人との出会いがあったんじゃないかなって今思ったんですけど。
そうですね。それはもちろんですよ。
それはやっぱり離れたりとかね、それを使ったりとかっていう人もいるし、
でもそういうことも言うたら勝手に分かってますよね。
だからクラスには捉えてるんですけど。
いろんなイベントもされてるんですか?
今は温度の主催でのイベントっていうのはだいぶ減ったんですけど、
昔は結構イベントイベントで。
それは外に出てのイベントなんですか?
ここで、下で。
温度の中で。
そうですね。外でのイベントも企画もしてやったこともあるんですけど、
それやっぱりエネルギーもかかるし、
ここを空にして、あんまり外の企画で商売になると、
あんまりそこまでならなくて、多少宣伝にはなったりするんですけど、
ゼロでは絶対なんだけど、
そこにかけたエネルギーがどこまで回収できるかっていう視点でいうと、
本当に自分がやりたいことだったら、多分違うと思うけど、
割と呼ばれたりとかっていうことだったり、
なんとなく始めちゃったことはやっぱり、
結局なんとなくのフィードバックしかなくて。
そうですね。目的意識を持ってやらないと。
ふわーっとして終わっちゃうみたいな感じになっちゃう。
イベントもいっぱいだからやってきたけど、
もうちょっと一個一個は大事にしたいなという。
でもスペースを使っていただくというぐらいは、
それは持ち込んでもらうので、それはすごくありがたいです。
カイ・アキトスさんにご登場していただきました。
次回は、音楽空間ONDOで行っている毎月の演奏会のことや、
カイさんにとっての居心地の良い場についてお話ししていただきます。
音楽空間ONDOのホームページは、詳細に掲載しておきますので、見てみてくださいね。
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それでは次回もお楽しみに。伊藤絵美子でした。