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2024-10-26 37:37

20-1.選挙行く?政治はなぜ遠く感じるの?身の回りの「決め方」をめぐって、モヤモヤを解きほぐしてみる

▶︎ほんのれんラジオ、いよいよ11/2と11/3に「⁠Podcast Weekend 2024⁠」(@東京・下北沢で開催)に出店します。

 本好きにはたまらないオリジナルグッズ、たくさん取り揃えています!

 みなさんにお会いできるのを楽しみに、お待ちしています★


▶︎お便りフォームをオープンしました♪

 ラジオの感想や、テーマリクエストなど、ぜひお寄せください。


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ほんのれんvol.20の問いは、「決め方、どう決める? 「みんな納得」はあり得るか」です。

日本でもアメリカでも国政選挙の秋ですが、選挙や「決め方」になんとも言えない違和感があるのは、なんなんだろう?

民主主義ってなんなんだろう?


考えてみたら、「決め方」に色々左右されることは日常の中にもたくさんある。

みんなで一緒に生きていく上で、どうしても必要になりそうな「合意形成」、みなさんはどう考えますか?


ぜひみなさんのモヤモヤや問いや気づき・発見も、「お便りフォーム」で教えてください!



▼「決め方、どう決める?」を考える「ほんのれん」旬感本はこちらの5冊!

(1)『教室を生きのびる政治学』岡田憲治(著) 晶文社 2023

(2)『民主主義とは何か』宇野重規(著)講談社現代新書 2020

(3)『くじ引き民主主義─政治にイノヴェーションを起こす』吉田徹(著) 光文社新書 2021

(4)『「忘れられた日本人」をひらく─宮本常一と「世間」のデモクラシー』若林恵、畑中章宏(著)黒鳥社 2023

(5)『なめらかな社会とその敵─PICSY・分人民主主義・構成的社会契約論』鈴木健(著)ちくま学芸文庫 2022



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 EDITOR’S NOTE 「決め方」が分断を生んでいる

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選挙の秋だ。

10月末に日本の衆院選が、11月頭にはアメリカ大統領選が続く。

テレビでもSNSでも罵り合いばかりの政治ショーを見ていると、

たくさんの疑問がぐるぐる浮かんでくる。

「みんなで合意する」ための選挙のはずが、「分断」を生んで

いるのはなぜ? 日本で投票率が伸びないのはどうして? そもそも

この「決め方」は、誰がどう決めたの?


民主主義の起源とされる古代ギリシアでは、市民たちが一カ所に

集まり、対面で議論をした。そこで決まった政策を担う公職は

「抽選」で選んでいたそうだ。誰もが責任を負う可能性があった。


日本の村社会では長らく「寄合」による自治が行われていた。

民俗学者・宮本常一の『忘れられた日本人』には、村人が集まって、

何日も話し合う情景が描かれている。

気長な議論は「みんな納得」のための妥協のプロセスなのだ。


政治に限らず、家族や、学校、会社でも、「決め方」を変えれば、

結果も納得度も違ってくるはず。社会的動物である人間の永遠

のテーマともいえる「みんなで決める」の可能性を探索したい。


 編集長・仁禮洋子

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