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2020-11-05 11:15

#85 抽象化と個別施策、どちらを優先すべき?

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社内での議論を話しました。

00:05
おはようございます、ゼロトピックです。
今日は、社内でグロースをやってくれている、
山口くんっていうエンジニアがいるんですけど、
彼と昨日ちょっと雑談していた内容を話したいなと思ってて、
昨日彼からちょっと相談を受けたんですね。
それは彼が今、Staylerのクライアント、
クライアントっていうのはアプリの方で、
Weatherの意思を解決するためのいろんなグロースの試作を
スプリットテストやったりして、
かなり試作の内容側にも入ってきた上で、
実装をどうするかとかをうまくドライブしてくれていて、
すごいなと思うんですけど、
彼がしてきた質問というのが、
すごい外部向けにも内部向けにも、
中小化っていうキーワードをよく話していると。
だけど、試作をやるときも、
例えばA社で必要なキャンペーンっていう機能があったとして、
これを常にB社とかC社でも同時展開できるような形で、
実装すべきなのかどうかっていうのを、
ふんわりと相談を受けて、
その内容については、すごいちょっと大きい売り議論だなと思ったので、
自分の考えをまとめておきたいなと思いました。
結論から言うと、
中小化すべきものにもパターンが2つあるかなと思っています。
1つは大通りというか、
必ずどの会社にも必要になるようなベースになってくる機能だったりシステム。
こういうものは初めからやっぱり、
すぐに横展開することを見据えて作るべきかなと思っていて、
それは中小化すべき。
ステーラーはありがたいことにというか、
プロダクトがカバーしなきゃいけない領域がどんどん広がっている状態なんですよね。
そのどんどん広がっている状態で、
かつそれをあらゆる会社さんがたかうという状態になっているので、
その意味では、かなりこの土台の部分が大きくて、
こういう部分を前提に中小化っていうのを話していた部分があります。
他方で、山口くんが今取り組んでくれているような、
例えば伊東洋稼働という会社では、
オンボーディングのときにこういうイシューがあって、
それを解決するためにスプリットテストをやるんだけど、
これは例えば別のA社さんとかB社さんにも必要な形、
使える形で初めから中小化を検討すべきかというと、
僕はこういうものに関しては全然ノーだと思っていますし、
初めは断片化をしてでも進めるべきかなと思っています。
前者のほうについてはちょっとあまりもう、
これまで結構話してきたので一旦置いておいて、
後者について話したいなと思うんですけど、
後者のいわゆるグロースイシューのようなものに対して
必要なことって何かというと、やっぱり向き合っているお客さん、
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パートナーであったり、あるいはその先にいるエンドユーザーの
イシューが解けるかという、その一点に尽きるんですよね。
このイシューが解けるのであれば、もう言うたら正直実装が雑だろうが、
その会社でしか使えなかろうが、
ぶっちゃけハードコードされたものであろうが、
何か僕は良いかなと思っています。
何よりイシューが解けるということが価値の最大、
その一番重要な部分。
例えばアプリをインストールしたけど、
このネットスーパーってかなり特殊な仕組みなので、
配送できないエリアに住んでいる方にはサービスが利用できないんです。
そういう方も使えるような前提でオンボーディングしてしまうと、
ものすごい期待値が上がっているのにガクンと落とされて、
すごく気持ちが良くない体験になってしまう。
逆に使える人だとしても、
店舗によって扱っている商品が違ったりするんですよね。
オンボーディングの段階では一般的な商品だけ見せておいて、
実際に例えばその店舗に入っていただいた、
ログインをしていただいた後にリアルな商品が見えたら、
さっき見ていたのと違うなというのも結構体験が悪いみたいな、
そういうイシューがあったとして、
これを解決するための方法はいくつかあると思うんですけど、
この解決するために必要なことって現時点ではわからないので、
手数がとにかく重要だと思っています。
その手数をたくさん打った中で、
ものすごい重要なものは他の会社にも価値があるものだと思うので、
出会うことも多い。
同じような環境に置かれている店舗だったり、
小売のスーパーさんにとっては同じイシューを抱えている可能性が高いので、
こういうものは改めて抽象化を考えればいいと思うんですけど、
目の前のイシューを解決しなきゃいけないという時において、
やっぱりその手段を問う抽象化だとか、
きれいにコードを書かなきゃいけないみたいなのは結構個人的にナンセンスだと思うので、
やっぱり何度も作り直す前提で良い。
代わりに試作の効果を最大化するとか、
このイシューの解決具合を最大化するということに振り切って、
マインドを振り切ってやってほしいなっていう、
そういうことを話しました。
なので我々も大通りと呼ばれるような一通りの機能が揃っていった後というのは、
結構そういう個社ごとの抱える、
断片化してイシューと向き合っていく必要というのは絶対あると思うので、
そういうものに対しては一定の断片化を許容しながら、
うまくいったものだけは抽象化していくという。
それで他の会社にもそういう価値を提案できたり、
使ってもらえるようにしていくというのが良い流れなのかなと思います。
これって別に現実世界でも同じことが起きているはずなんですよ。
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例えばある店舗で、
セブンイレブンで去年だとイタリアンプリンかなっていう固いプリンがめちゃくちゃ売れた後とかに、
各社がイタリアンプリンを棚に揃えるんですよ。
それやっぱり一定の需要があるんだけど、
セブンイレブンにはなかなかアクセスできなくて、
ファミマにはアクセスできる人っていうのは、
イタリアンプリンを食べたいときにファミマにあると嬉しいんですよ。
だからそこの棚に商品を並べるということに一定の価値がある。
これ社会から引いてみると、
コンビニっていう全ての、それが全部1店舗だとすると、
セブンイレブンっていう1000円を切ったある店舗で、
イタリアンプリンっていうもののニーズが開発されたと。
そうなったときに、この価値っていうのは横に水平的に展開できるようにするために抽象化されて、
各社がイタリアンプリンを製造するラインを持ったり、
あるいはその工場と提携をして納品をしてもらうような形を作って、
全店舗に水平展開される。
抽象化された形でイタリアンプリンっていう概念が提供される。
だったり、スーパーでも同じですよね。
ある店舗で取り扱っていたドラゴンフルーツみたいなのが、
すげえ今年は植えましたみたいになると、
各店がどうにかして卸さんと調整して仕入れたりするんですよね。
そうやって棚の一部がある程度抽象化された同じような商品で展開されていったり、
あるお店で、昔だとハウスポイント7個っていうものがうまくいき始めると、
別のスーパーさんでも少し投資をしてユーザーエンゲージとか高めるために、
ハウスポイントの精度を入れていくみたいなことは、
昔から往々にしてやられてきている。
その意味でいうと横展開というか、ユーザーにとっては全体として体験が上がるものであれば、
やっぱり最も良質な形で水平に広がっていってほしいし、
抽象化された形で社会にバンドルされていくべきだと思っているので、
そこの役割、我々がプロダクトの形で担えると嬉しいなと思っています。
もう少し思考を膨らますと、オペレーションとか、
あるいはピックインパッキングとか、あるいは都市部では、
例えば今センター配送っていうものが進みつつあるんですね。
楽天声優さんとかイオンさんとか。
豊岡堂もセンターを作るっていうのはIRで公言していますと。
そのセンター配送におけるベストプラクティスって何かってのはまだ分かっていない中で、
実は地方にもセンターの仕組みを持って、
ネットスーパーをセンターから配送してうまくいっている会社とかもあって、
こういうものの知見をうまく抽象化していって、
各社がちゃんとそこでロストなく社会に良いものを提供できて、
マーケットが伸びるっていうところに寄与ができるといいなと思っています。
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もちろん知見が漏れちゃうとかってのは嫌だっていう考え方はあるんですけど、
結構それは昔のもので、今はどちらかというと結局勝負になるのってどこかっていうと、
商品の品質になってくるんですよね。
この商品の品質って部分は最後やっぱり正義というか、
我々みたいな一丁紙で対応できるようなレベルではなくて、
本当の熱量と研磨が必要な部分だなと思っていますし、
お客様にとっても本当の価値ってやっぱり最後は商品だと思うんですよね。
この商品のところは各社が持っているプロセスセンターの戦略どうするかとか、
店舗におけるバックヤードの仕組みどうするかとか、
店舗内の小さなプロセスセンターどうするかとか、
あとはテナント戦略と絡めてそのテナントの魚を売れるようにするとか、
いろんな発想ができますと。
こここそすごいダイバーシティがあって、本当の差が出る部分かなと思っているので、
最終的に競合意識するときは僕は商品だと思っているんですね。
であるとすると、やっぱりその商品にお客様がアプローチするまでのインフラとか、
最後届くまでのインフラみたいな部分は、
やっぱり日本としてベストの回っていうのが作られるべきだと思っています。
そうじゃないとね、結局彼らが一番危惧している
Amazonとどうやって戦うねんみたいな論点にも全然勝てなくなってくると思うので、
その本当に中小化された黒子のバックヤード、バックの部分、
そういうところは、我々がプロフェッショナルとして
いいものを提供できるようになっていくといいなと。
そのためにも、今はまだわからないいろんな実験をたくさんして、
僕が中に知見を貯めて、
最終的に残ったものを中小化していくべきかなというふうに思っています。
はい、そんなところです。
なんか昨日はプライベートな話をして、
今日はコンテンツの話をしてっていう形で、
ちょっと織り混ぜてやっていけるといいなと思いました。
はい、ということで、
感想がある方、ハッシュタグゼロトピーでお願いします。
今日ちょっとめっちゃ忙しくてですね、
暇がないみたいな感じなんですけど、
短めに撮ってみました。
それではまた。
11:15

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