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はい、続いてのお話ですが、前回お話ししました、お鼻のまっすいの時に、縄脈まっすいなのか全身まっすいなのかという話をしましたが、
山口の基本的な意見としては、全身まっすいの方が安全だよという話をしましたが、ここで全身まっすいでなぜしないのかという話でいきますと、
実は美容側の裏側の話がありまして、まっすい科の先生を呼んで、まっすいをかけてもらうというのは当然お金がかかるんですよ。
まっすい科の先生に、まっすいかけてくださいって依頼をかけて、まっすいの先生に対して報酬をお支払いをして、まっすいのお薬をしっかりとクリニックで使って、これでまっすいが始めて成立するという話になるわけですね。
一方で、縄脈まっすいの方はですね、大体ですね、お医者さん、手術をするお医者さんが自分で調整してやってるんですけども、ケッチリところなんかはですね、縄脈まっすいはですね、本当に使わないといけないお薬をですね、非常に少ない量であったりとか、種類を非常に少ない種類で調整したりするわけです。
で、全身まっすいにも実はさらに2種類ありまして、これがですね、ちゃんと今お話したようにまっすいの先生を呼んで、まっすいをかけてもらいますよというパターンと、直まっすいといってですね、手術をする先生が全身まっすいのことまでしちゃうというふうなところがあったりします。
これもですね、主にですね、人件費の話ですね。まっすいの先生を呼ばなくていいので、まっすい代としていただいているお金が、要はその分、クリニックの売り上げとして利益が出てますよというような形になっているわけです。
まあ普通に患者さんをまっすい代としてお金をお支払いしているわけだから、その分で人を呼べばいいんですけども、まっすいの先生を呼ぶデメリットといったらクリニックからお金が出ていくよということだけだから、直まっすいでですね、下界がまっすいをかけながらやってるってなるとですね、やっぱり手術に集中せなあかんし、全身まっすいのこともケアせなあかんから、
万が一があると非常に怖いなというのは僕個人としては思います。僕はやっぱり手術に集中したい派なので、やっぱりまっすいはまっすいの先生にやってもらう。
で、この6軟骨を取る時にですね、前回まっすいの話をした時にですね、実はお花の手術で6軟骨を取るシーンというのが出てきてるんですけど、
縄脈まっすいっていうのは非常に怖いよという話をちょっとしました。これどういうことかといいますと、奇境と。こういうのがね、ガーって縄脈まっすいで花の手術の時に起きたらですね、怖いよね。
もうガーガーガーとか、しかもコロナ的にもですね、そういうのよくないと思うんですけどね、今の時代はね。
ちなみに6軟骨を取る場合、奇境という言葉を皆さん知っておかないといけない。奇境ってどういうことかといいますと、僕らの肺っていうのはですね、どういう風にして空気の出し入れをしているかというと、
イメージとしては風船。この一つの風船に対してもう一つ外側にも風船がある。この二重の風船がありまして、いわゆる呼吸をするってこういう風になってるんですけど、これどうなってるかといいますと、
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外側の風船に横隔膜っていうのがついてるんですよ。で、この部分が筋肉が収縮するとこうやって広がるんですね。だからこの外側の風船が広がる時に、中側の風船も引っ張られて、こう動いてるよというイメージ。
外側が動くと中側も引っ張られて動く。これが陰圧ベースの呼吸なんです。陰圧換気といいますけども、普通は胸がこう動くことによって中の肺の内側の風船に空気が入り込んで呼吸をしているという風になってるんですが、
6軟骨を採取する際にですね、この胸隔、外側の風船のすぐ近くのところの軟骨を取ってくるので、この外側の風船に穴を開けてしまうということがあり得るんですよ。で、僕自身は胸隔損傷で一度ももう6軟骨取ってるんでですね、
500件以上もちろん取ってるんですけど、1件も起こしたことはないんですよね。大体、先生、こんなの起こしてしまったんですよって聞いて、これどうやったら起きないできますか?みたいなご相談を受けることがあるんですけど、それは大体やっぱり結構ね、危ない操作があります。結構ラフに手術をしてしまったりとか、道具が先がとんがっているものをそこを破るように使ってしまったりという話があるので、それはこうせなあかんねみたいな話があるんですけど、
そもそもですね、この外側の風船に穴が開いても、普通はですね、普通は気境にはならないんですよ。それはどういうことかというと、外側の風船の内側に内側の風船がいて、内側の風船まで貫通してしまった場合は、これはですね、空気が流れ込んで外に流れていってしまいますから、配角しちゃって潰れるんですけども、
全身麻酔で手術をしている限りはですね、普通の呼吸と違って、中からですね、中の風船を直接こうやって膨らましたり閉じたりするわけです。こうやって、圧を入れることに人工呼吸器というのにつながりですね、中に空気を送り込んで、中の風船を膨らまして空気を送り、これが緩むことに空気が出ていきという風になっているので、揚圧換気といってですね、押し出して、この肺を呼吸しているんですね。
この状況で全身麻酔をしていれば、内側と外側の、この外側の風船にもし万が一穴が空いたとしても、内側の風船は中から圧力でこうやって押し出されているから、この穴が空いたところをこうやって閉じれば、もちろん普通に治るわけですね。
ここが、これ縄脈麻酔で六難骨を万が一取っている場合には、なんて恐ろしいことが起きるかというと、先ほど話したように普通の呼吸というのは、要は陰圧換気ですよという話をしましたね。縄脈麻酔ということは、要は自分の呼吸をして、やっとこそ空気の出入りというのができているわけですから、基本陰圧換気のままなわけです。
この状態で、内側の風船と外側の風船で、外側の風船にもし穴が空いた場合には何が起きるかというと、穴が空いたまま陰圧換気をしようと思うと、外から空気がブワッと入ってしまって、中の風船はクシャッと潰れます。肺がクシャッと潰れちゃうわけです。
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そうすると、苦しいから息をしようとすればするほど、外側から空気が入り込んできてしまって、中の風船はどんどん潰れてしまうので、呼吸が難しくなっちゃうんですよ。これが、飢饉に伴う肺の虚脱という状態が起きるんですね。全身麻酔だとこれが起きないんですよ。
腸脈麻酔で、一生懸命息をしようとすればするほど、そういう風になっちゃうんです。もう破れた瞬間にビッと閉じてあげればいいんですけども、当然破った方にはあまり気づいてないし、肋軟骨を取る時って、裏側の膜の部分で全然最初見えないんですね。なので、破った瞬間がわからないから、いつの間にかもう空気が中に入り込んでしまってて、肺が潰れてるってことになるので、非常に危ない。なんか、そのバイタル上ですね、酸素の値がどんどん下がってきてみたいなことになっちゃうので、そうなると、
気経に対して、チェストチューブというのを入れて、内側と外側の空間の空気を人工的に吸い出すっていう装置をつけて、肺をもう一回膨らますってことをしないといけないんですけど、当然そんなの、美容で置いてるところのほうが少ないんです。
うちはもちろん置いてます。うちはまず起こしたこともないのに、永遠にその準備をし続けてると。これいるんですかね?いります。しかも全身麻酔やから、なってもまず問題ないんですけど、どっかで困ったことがあったら助けに行けるとかっていうのもあるんかなと思ってですね。そんなのあればっていう話ですね。
なので、この気経っていうのが起きたときに、腸脈麻酔で肉軟骨をとっていると非常に危険な状態になりますので、なので皆さんの知識の中でですよ。そもそも鼻の手術腸脈麻酔でやる、ちょっとやばいんちゃうの?で、この上で鼻の手術腸脈麻酔でやるかつ肉軟骨もとります。これすげーやばいんじゃないの?というふうに思ったほうがいいです。
で、これがやばくないというふうな主張をする方がおられたらですね、もうとことん話し合ったほうがいいでしょうね。普通の感覚的に言うと非常に危ないと思います。なので、美しくなるというのは健康な体あってのものですから、やっぱり命あって美しさというのがあるわけですから、命の危険を晒してまでというところはちょっとどうかなというふうに思いますので、皆さん知識としてですね。
麻酔の種類によってリスクが違うんだなというふうに理解してもらったらいいかなと思います。あなたが手術を受けるところの麻酔が腸脈麻酔なのか全身麻酔なのか、全身麻酔の場にも麻酔の生成が来るのか来ないのか、さらに肉軟骨を取るのか取らないのか、そういう部分も含めてですね、お鼻の手術を検討してもらったほうがいいと思います。以上、参考にしてみてください。じゃあねー。See you!