Mika Ueno
結局見にはいけなかったんですけど、見に行った人の話を聞いたところ、やっぱすごい複雑なというか、演出とか音楽の使い方とか、そういうのが面白かったっていうのを言っていましたね。
Nobuhiro Seki
今見たら2月28日が千秋楽になってるから、その後はちゃんとやってたって感じなんですね。
Mika Ueno
そう。合計7公演中止で、そっから先はやっていますね。
Takuya Oikawa
こういうリスクが多少あると考えると、開幕って言うんでしたっけ。
そしてすぐよりも、公演のできるだけ中ぐらいか後ろの方にチケットを予約するといいんじゃないかとかって思ったりするんですけど、こういうのってよくある話なんですかね。
Mika Ueno
いやあんまりないですね。結構舞台行くんですけどあんまりなくて、コロナの期間は行ってその日に体調不良の人が出て、これ重視せざるを得ませんっていうのは1、2回あったんですけど、
会場まで行ってえーっていうのはあったんですけど、事前に体調不良とか感染症じゃなくて準備できてませんっていうので公演中止というのは初めて見ました。
Takuya Oikawa
今なんか検索していろいろ見てたら、2日目の2月7日は主人公ジョナッサン・ジョースターが悲劇的な最後を遂げた明日ということもあり、
明日合わせでの感激を見込んでいた様子の不安も多くとか、深いですね。
Mika Ueno
そうなんだ、ジョナサンの命日なんだ。そうなんだ。そしたらこれも含めてあれなんか、因縁を感じるというかね、演出かって思っちゃいますね。
Nobuhiro Seki
確かに確かに。
Mika Ueno
私も最初これ話題作りかなーって思ったこともあったんですけど、東宝の帝国劇場の名前でこのプレスリリース出すってなかなかないし、すいませんっていうのと払い戻しがチケットだけじゃなくて宿泊費とかコツ費とかあれもかかってる人がいれば、
払い戻しますよって入れ中の入れだったから、よっぽどなんだろうなぁと思いました。
Takuya Oikawa
こういうのって再演とかってあるんですよね、またしばらくしてから。
Mika Ueno
人気のやつはあると思います。この同じメンバーかわかんないんですけど。
Nobuhiro Seki
でも今見てたら、4月に兵庫でやるみたいで、兵庫の4月13日の兵庫公演と14日の大選集落公演はオンライン配信します。
Mika Ueno
それ見よう。
Nobuhiro Seki
その配信のところの下に、帝国劇場公演中止対象会のチケットをお持ちのお客様はこちらって書いてある。
これを見れるかもしれないですね。
2月6日から11日の中止会に持ってる人は、この4月半ばの兵庫のやつを見られるそうです。
これ2日になってるのはキャストが違うからですね。13と14で。
Takuya Oikawa
プレスリリースに確かに配信見れるようにしますって書いてあったから、これでやるんですね、おそらく。
Mika Ueno
これ一般の配信もやってくれるんだったら。
Nobuhiro Seki
一般も売ってますよ。
チケット売り出しは3月19日から。公演後まで売ってるから多分アーカイブの配信もやってるってことですね。
Mika Ueno
これは見なければ。
Takuya Oikawa
本当だ。視聴料金5500円でなってる。
Nobuhiro Seki
ライブの後2日後にアーカイブ配信開始。
1週間。
Mika Ueno
この演出のプランが、舞台装置、人の動き、音楽、いろんな演出があるじゃないですか。
何に時間がかかって遅れたのかなっていうのは、そういう意味でも。
何かああいう場を作るっていう意味でも、どういう仕掛けをしようとしてたのかっていうところも興味あるし。
舞台芸術としてどのくらい進んだのかなっていうところにも興味あるんで、これめちゃくちゃ見たくて。
私の公演中止になる公演の、それをずっと買おうと思って外れ続けてたんですよ。
リセールリセールって言って、それも全部外れて、あれと思って。
リセール個人が出すんですけど、それも待ってたんですけど、結局ダメで。
そんなことやってたら中止になったから。
まあそういう見れない運命だったのかもしれないけど。
それでその舞台の演出自体が、見た人を含めて見た人の感想を聞いてみると、やっぱりすごく凝っていたらしいんですよ。
人の動きのみならず、舞台装置の使い方とか技術の使い方とか、音楽の使い方とかっていうのもすごい贅沢に使われていたっていうので、配信は楽しみなんですけど。
Mika Ueno
ジョジョじゃなくて、今やってるハリーポッターの舞台があるんですね。
TBSの赤坂でやってるんですけど、これも1年以上やっているやつで、舞台演出っていう点で見るとこのハリーポッターをすごい思い出して、
舞台って人が演出するシーン、生の板の上で展開されるものだから、映画とかと違って特殊効果とかって結構制限があったりするじゃないですか。
なんですけど、このハリーポッターの舞台を前見たときに、舞台芸術の可能性ってここまで広がってんだっていうのをものすごい感動したやつで、
ハリーポッターって映画で見られるようにすごい特殊効果も使ってるし、CGとかもたくさんあって、ファンタジーの世界じゃないですか。
映像作品だから成り立ってるみたいなところがあると思うんですけど、それを前提に舞台を見に行ったんですね。
ストーリーとしては、あの映画7作の後に繋がってるストーリーなんですよ。
なんでそれストーリーとしても繋がって見える、あのファンタジー、魔法の世界、ファンタジーの世界が舞台でめちゃくちゃ再現されてて、
そこに使われてる演出とか、いわゆるテクというかね、インターネットというソフトウェアの技術としてもすごい上手く使われてたんですよね。
それが客席で見たときに、あの映画を見てるのと同じようなファンタジーの世界が目の前に本当に広げられてる感がすごくて、
そこに映像の投影とか、プロジェクションマッピングみたいなやつとか、ああいう例えばブラックライト使うようなやつとか、いわゆるデジタル系の技術もめちゃめちゃ使われてて、
その使い方がものすごい上手くて、最先端のものもあるんですけど、最先端ではないけど新しい技術でこういうふうに使うと、
こんなに世界が広がるのかっていうところに今舞台芸術は来てるんだというのをすごい感じてて、
ジョジョとかね、最近のアニメとか舞台たくさんやってるんですけど、こういうところにもたぶんすっごい広がっているのを感じて、
人間がやるからデジタルの世界だけしかできなかったところっていうのが舞台のリアルなものでも広がってるっていうのはものすごいワクワクして、
結構嬉しくなったものだったんですよね。ハリーポッターの舞台はめちゃめちゃすごかったです。
Takuya Oikawa
なんかその技術が使われて、美香さんがすごいと思うようになったのっていつぐらいからなんですか。
ここ5年ぐらいの話なのか、それとも結構前からそういうのは少しずつ感じてたのか。
Mika Ueno
ちょっとずつはありました。
例えば、私、野村萬斎さんという狂言師が好きなんですけど、ああいう前衛的な方とかは自分の元になる芸があって、
それと例えばライゾマティクスと組んで、音響とかすごい巨大なスクリーンの前で能の舞を舞うとかね、そういうのをいっぱいやっているんですよ。
あと自動制御の舞台装置がワーって動く中で舞をするとか、そういうのを先進的な試みをいっぱいやってて、
たぶん歌舞伎の方でもパフォーマンス、ダンスのところでもたくさんあるんですけど、
ああいうロングランであるストーリーがある舞台の中では、
ハリーポッターの使い方っていうのは実験的な試みじゃなくて、ストーリーというか中身を見せるってところに本当に全員フリしてて、
そこにエッセンスとして技術が使われてて、すごい自然だったんですよね。
そういう意味ではハリーポッターの舞台が一番なじんでる感じがして、
ハリーポッターの技術は黒子というかね、これを達成するための手段の一つですよっていう使われ方がしてたのがすごく印象的でした。
Nobuhiro Seki
このハリーポッター今サイト見ると24年、今年の7月から10月の公演チケットって書いてあるんですけど、これってずっと同じ公演を何回もやってるっていう感じですか?
Mika Ueno
そうそう、キャストが変わって毎日同じやつ。結構長いですよね。これ3時間40分の舞台なんですけど。
Nobuhiro Seki
これ最初に公演されたいつぐらい?
Mika Ueno
これは2年ぐらい前じゃないですか。去年、一昨年。日本でやったのは。
Nobuhiro Seki
本当だ。日本は世界で7番目って書いてますね。最初ロンドン、ニューヨーク。