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Mika Ueno
2024年なんですけど、私大好き映画、私の人生に大きな影響を与えたマトリックスという映画がありましてね。
それがリリースから25周年経ったらしく。
こないだ3月の終わりだったかな、3月31日か30日か、アメリカの公開日が1999年の3月31日か30日で25周年だっていうのがネット上に言わせてたんですよ。
やっぱり25年も前だから舞台裏の動画とかいろいろ出てたりするんですけど、メイキングシーンとか。
やっぱすごい、画質は悪いけどね。
やっぱりこういう業界で仕事をしているものからすると、あれってすごい映画じゃないですか、やっぱり。
今見ても普通に見れるし、映像の凄さもあるんですけど、デジタルの世界、サイバー空間に人間がこの脊髄ですかね、そこにプラグさしてそのものを入っていくっていう。
あの世界観と表しているもの、ウイルスとかシステムの中のコアソースみたいな表現の仕方とか、人とプログラムの表現の仕方とかっていう、それ自体すごいんで。
すごい衝撃だったなっていうのを思い出しましたね、25周年のを見て。
Nobuhiro Seki
実はあんまり映画を見ないんですよ。
映画を一番見たのが多分中学高校ぐらいだったので、そこからあとはあんまり見てないんですよ。
理由は今どきっぽいんですけど、2時間とか映画館行くと2時間半とか拘束されるじゃないですか。
それが苦手なんですよ。
特に映画館に行くと、最初に延々とCMとかやったりするじゃないですか。
でもずっと座ったんじゃないですか。
あれがもうすごい嫌で見たかったんですけど、ちょうどマトリックスはDVDを買ったんですね。
ちょうど99年、1999年って、僕はアメリカに留学するための準備をしたと。
2000年に留学したんですけど、その頃はあんまり会社と受験勉強みたいな。
受験勉強したときは毎日英語の勉強したりとか、GMAと勉強したりとかしてたんですね。
だからそういう余裕もなかったんですけど、アメリカに来て。
正直学校の方は暇なんですよ。
よくアメリカに行くと授業が忙しくて大変だとか言うんですけど、
マスコミにその前にいたので、マスコミの時も忙しかったから考えると、
もう留学したとかってやっぱりすごいグループワークとかあって大変とは言うんですけど、
全然気が楽だったっていうことがあって、
その時間に今までやったことないことしようと思って、それでDVDを結構大量に買ったんです。
DVDとCDをいっぱい買って、家で見てたりとか聞いたりする。
その間にマトリックスも買ってですね。
DVD買ったんで何回も何回も見るんですけど、
留学してる時って英語の勉強もしたいっていうこともあって、
日本人がいると日本語喋っちゃうから、クラスの友達を呼んで、
日本語喋らないためにいつもうちに誰か、日本人じゃない人が来てるような状況にしてて、
ビールとワインと食べ物をいつも用意してるから、
学校から歩いて10分くらいあるんです。
うちに来て宿題してもいいから、うちに来ていいよみたいなことをいつも、
いつも誰か友達が2,3人いるみたいな状況だったんですね。
そのときに後ろでかけておくっていうのに、やっぱり映画かけておくと盛り上がるんで、
そのときにマトリックスよくかけてたの。
それで何回も何回も見てたっていうのがあってですね。
Mika Ueno
初作ですね、一番最初の。
Nobuhiro Seki
いろんなシーンでみんな、「おお!」とか言って話をしたりとか、
そのときに何回も聞いてるから、それで覚える英語の表現とかもあったりとかして、
例えばよく覚えてる、ヘリコプターの操縦の仕方をインストールするじゃないですか。
そのときのヘリコプターのシーンの中で、ロープを使って落ちていくのを捕まえるシーンとかあるんですけど、
それをGotchaって言うんですよ。
Nobuhiro Seki
それまで普通の受験英語とか使わないような英語とかも当然聞くじゃないですか。
それで僕からすると、こういう表現があるんだみたいな感じで、今まで映画で見てたんだけど、
それを普通に喋ってる人がいる状況の中で見てるから、
よりそのときに、このときってこういう表現するものなのっていうのを聞いたりとかから始まって、
すぐ何回も使って遊んだりとかいうようなことをしたりとかしたので、
本当にある意味、マトリックスとあと何個かがよく描けてましたけど、
それで随分よく覚えてるんですよね。
Nobuhiro Seki
内容は内容で結構日本っぽいしね、日本のアニメっぽいしねっていうのがあって。
Mika Ueno
内容は私当時SEやってたので、プログラムとか書いてた時代だったんですよ。
それの状態でこれを見たときの本当衝撃はすごくて、
普段書いているプログラムの世界に入った感じ、それを映像化してるじゃないですか。
そこがネオが覚醒するときとかって周りがわーって文字の滝が落ちてくるでしょ。
相手のエージェント・スミスがその文字、緑の文字で構成されてる人形で見えるじゃないですか、一番最後。
あれってそのプログラムの集合体で見えてるわけでしょ。人間じゃないみたいな。
ああいうものとか、私もあれですごい英語学んだんですけど、
サイバー空間に入るときにトリニティもパッと入ったときに
オペレーターにI'm inって言うんですよ。
I'm inなんだ、アイビーインで入ったってことなんだっていう、
その表現もすごい学んだし、あとアップロードとかね。
めちゃめちゃ学びましたね。
とにかく世界観とか、こういうネットソフトウェアがこれだけ地球を覆うような時代の
ちょっと前に出てきた映像化された作品だったからすごかったですよね。
大好きですね。
Nobuhiro Seki
あとカメラワークとかも結構特殊なカメラワークが結構多かったじゃないですか。
Mika Ueno
ブレッドシーンね。
Nobuhiro Seki
ああいうのもデジタル的なものの走りみたいなところもあるじゃないですか。
そうですね。
で、例えば見てる場所がくるっと回るみたいなやつとかも、
あれまさに僕がカーネギーメロンに行ってたときに、
これはカーネギーメロンのテクノロジーを使って再生してるんですよみたいなことを言われて、なるほどみたいな。
Mika Ueno
そうなんだ。
Nobuhiro Seki
確かにそんなことを言われて、やっぱり大学にいて、今だからここにニューヨークにいてアメリカにいて普通に暮らしてるんですけど、
でも普通に日本語で喋ってるから、だんだん自分がどこにいるかって分かんないんですけど、
当時って日本と連絡するのって電話かメールしかないっていう状態だったんで、
行ったら日本から切り離されてる中で、
そういういろんなことすべてが、やっぱり自分はアメリカにいるんだっていうのをある意味実感させられるっていうのがあって、
その時と同じタイミングで見てるから、やっぱり記憶としてはすごく残ってますよね。
Nobuhiro Seki
やっぱり割とみんなが知ってる。僕らの世代の人だったらみんな知ってるって感じ。
で、ああいう非常にわかりやすい。だから赤いピルか青いピルかのシーンとかも選択させるっていう。
もうあれを出すことによってそういう選択をさせるんだっていう風にある特定の人たちに伝わるんで。
だからファーブの資料とかもそういうの作ったりするわけですよ。
要するにどちらにしましょうかっていう時に。
Mika Ueno
手のひらモーフィアスの手の上にね。
Nobuhiro Seki
それは世代が近くてそれがわかってないと使えないから。
でもやっぱりそういうのはわかってる人向けに使ったりします。
だから過去のパワーポイント資料とか見ると時々使われてるんですね。
僕の自分のやつの中で。
それも最初留学してる2020年ぐらいにやっぱりその時流行ったからそういうの使ってるって感じですね。
Mika Ueno
確かに自分にとっては凄まじい影響とすごい面白い映画だと思っているんですけど。
25年経つと知らない人たちも多いと思うんだけど。
影響を及ぼしている範囲はものすごいとやっぱ思いますね。
そのマトリックスに影響を及ぼしている日本の漫画の攻殻機動隊がやっぱりいかにすごいかっていうところにもつながっていくんですけど。
漫画の世界でデジタル世界にサイバー世界にダイブインするとかっていうその発想自体攻殻からでしょ。
すごいことですよね。
マトリックスの私は3部作で終わらせておけばよかったと思うんだけど、4作目は別にいなくてもよかったと思うんだけど。
数日前のニュースで今度5作目また作ると言ってるらしくて。
監督が。進んでるみたいなんですけど、もう良くないって思いますね。
大にしてテレビドラマも映画も大体3っていう数字は魔法の数字でそこでまとめておかないと冗長になって終わっていくっていうね。
元の価値がなくなっていくっていうのはありますよね。
Nobuhiro Seki
やる人はもっとやりたいだろうし、お金も集めやすくなるし企画も取りやすくなるからどんどんそうなっちゃうんですよね。
Mika Ueno
でも4作目は製作費を回収できなかったみたいですよ。
大コケだったんだって。
わかるけど。
Nobuhiro Seki
全然見ようとも思わなかったですもんね。
Mika Ueno
そっか。私見ましたけど、まあまあわかるんだけどなくて全然いいですね。
Nobuhiro Seki
1で多分1で終わるってことを考えてますよね。だから2になると3を意識しちゃってるじゃないですか、この2って。
だから1の時ってすごいテンポはいい映画だなって印象があるんですよ。
Mika Ueno
そうですね。まとまってますからね。それで完結してるし。
Nobuhiro Seki
いろんなシーンもすごいみんなすごい短くてパンチがあってすぐキュッキュッと切れていくじゃないですか。
切れもいい、なんかすごい小気味がいい映画だったって印象があって。
でもよく考えてみると結構深い内容が下にありますよねっていう感じで。
だから1回目は単にアクション映画として見るわけじゃないですか。
やっぱりいろんなシーンが全て小気味よく、それこそ銃弾のシーンもそうだし、インストールしてやるシーンもそうだけどみんなそこだけで完結してる。
完結して面白いじゃないですか、割とね。
でもなんか全部終わった後にいろんなこういう実は伏線があったみたいなことを思うと2回目はそっち側を見ようと思うから。
でもやっぱりシーンそのものはすごいキュッキュッキュッと切れてるから、すごい小気味がいい映画って感じですけど。
だから2と3はね、僕はすごい寝そうになったんですよ。
やっぱり途中でなんか多分こういうことになろうなって。
Mika Ueno
マトリックスで寝た?ほんと。
Nobuhiro Seki
寝そうになった。眠くなった。
Mika Ueno
あんなドンパチしてるのにね。
Nobuhiro Seki
でもやっぱり眠くなるとこあったんですよね。
Mika Ueno
まあ初作がよくできているんでね。
Nobuhiro Seki
まあ多分3とかかな。
まあでもね、基本的にはいろいろ回収するためにやってるとかあるんで。
1がね、何回見たら面白いですよね。
Mika Ueno
いやほんと、ほんと面白いです。
キアヌ・リーブスが美しすぎますね。
というただのオタク話でしたね。
Nobuhiro Seki
はい。一気に喋っておしまいです。
Mika Ueno
はい、そんなとこでした。