Mika Ueno
XCrossing、英語でスクランブル交差点を意味します。
趣味も世代も、住んできた町も違う3人が、スクランブル交差点で出会うように、様々な話題を聞かせるおしゃべりの交差点です。
今日のXCrossingであなたが出会うのは、どんな話題でしょう。
Takuya Oikawa
おはようございます。及川卓也です。新しい朝が来ました。よろしくお願いします。
Nobuhiro Seki
こんにちは。ニューヨークの関信浩です。夜の帳が下りてまいりました。スタートアップ投資をしております。
Mika Ueno
こんにちは。上野美香です。マーケティングとプロダクトマネジメントの支援をしているフリーランスです。
新しくもあり、いつもの朝です。何故新しい朝なんでしょう。
Takuya Oikawa
なんか自分の画像を見て、後ろやったら明るいなと。ちょうど朝日が上がってるなと。朝感はありますよね。朝がありますね。いいですね。
Nobuhiro Seki
僕はもう真っ暗に、さっきまで電気つけてなかったんで、自分の顔がもう本当に青白くしてたんですね。夜の帳が下りてきたっていうのは浮かんでまいりました。
Mika Ueno
15時も早くなりましたからね。
ちょっと最近怖かったネタなんですけど、ある日、出かけてたんですよ。週日ずっと。
帰りの電車の中でスマホずっといじっていて、よくある日。みんないじると思うんですけど。
ずっと見てたら、私iPhone使ってるんですけど、画面の右上に、充電の残量とか表示されるじゃないですか。バッテリーのね。
そのすぐ右側にオレンジの点がずっと点灯してるんですね。
Nobuhiro Seki
マイクオンみたいな。
Mika Ueno
すごいちっちゃいから気づかなかったんですけど、ふと思って、なんか使ってるんだなーって思ったんですけど。
これなんだと思って、オレンジの点が何かなと思って検索したら、マイク使用中だと言ってたんで。
ちょうど私イヤホンとかもしてたから、あれそれかなと思ったんですけど、でもマイクっていうのはそのまま音取られてるってことだしなーなんて思って。
いろいろ調べていたんですよね。
マイク使っているアプリは何だろうと思って、バックグラウンド含めて起動中のものをiPhoneでいろいろ調べたんですけど。
なんか使っているらしいものはないかなーと。
さっきLINEの音声通話もしたかもだけど、なんて感じで起動しているアプリ全部終了したんですよね。
全部なくしたんですけど、まだ消えないと。
あれ消えないと。
このオレンジの点が点灯しっぱなしになっていて、マイクが一体何のアプリにつかまれているのかっていうのを分かるようにするためにはまた検索して色調べてたら、
iPhoneの場合だとコントロールパネル、左側上から押してくるとこの画面あるじゃないですか。
コントロールパネルみたいな。
あそこのあれを開くと一番上の部分に今使っているアプリとマイクが何に使われているかっていうのが表示されるんですよね。
そこで確認することができるって書いてあったから、おーおーと思って見たんですよ。
そしたら不明って書いてあったんですよね。アプリが不明って書いてあって。
全部終了してるはずなのにマイク使っているものがアプリ不明って書かれてたんで、何これ怖いと思ったんですよね。
何をしても消えなくて。
オレンジの点が家に帰ってくるまでずっと点灯しっぱなしになってたんで、何をしてもダメって。
結局そういう時は大体再起動なんで、電源から全部落として再起動したら皆さん治ったんですよ。
何かしらで掴まれたやつが消えなかったみたいなことだったと思うんですけど。
その時にマイクで何か聞かれてるかもしれない。何か仕込まれたのかなってすごく不安になって。
Mika Ueno
ちょっと前に、今年の9月に話題になったやつだったんですけど、アクティブリスニング。
スマートフォンのアプリとマイクを通してユーザーの会話をアクティブリスニングしてて、密かに聞いてるよと。
ユーザーの会話を聞いてて、それを広告のターゲティングに使ってますみたいな。
それをマーケティングカンパニーが巨大クライアントに対して提案してる資料が流出したんですけど、
それを思い出して、オレンジの点ついてる時は気が気じゃなくて、すごい怖いという体験をしてそのニュースを思い出したんですよね。
Nobuhiro Seki
結構マイクって各アプリの管理画面の中に何を共有しますかっていうのが結構あるじゃないですか。
例えばその位置情報を共有しますとかってあるじゃないですか。
その中にマイクってあるんですよ。
だから実はマイクのやつで許可されてるアプリばーっと並んでるんで、
その中でこいつに聞かれたくないやつは全部オフにしていくと、
え、これ別にマイクいらないじゃんみたいなやつもマイクオンになってるときあるんで、
例えばFacebookとかも消してるんですけど。
Mika Ueno
オレンジの点調べた時にもマイク使ってるアプリの制御のところもコントロールパネルで全部舐めてみたんですよね。
それでオフにしてもダメだったんで、それはちょっとすごい怖い体験でしたけど、
オレンジの点がついてるからマイク使ってるものを過去に使ったんだなっていうのは分かったんで、
ユーザー側に分かるっていうのは良くなったと思いますけど。
Nobuhiro Seki
つきっぱなしになったっていうのはバグったっていう感じがしますけどね。
Mika Ueno
うん、なんかそうなんでしょうね。
でもそのオレンジの点ついてるときに、さっき使ったわみたいなのがあったから、
それかなというのはあったんですけど。
Nobuhiro Seki
多分それが消えてないとかだったんでしょうけどね。
でも気持ち悪いですよね、今って。
そもそもSiriとかいつも聞いてんじゃんってなりますけどね。
Mika Ueno
そうなんですよね。
9月に話題になったやつはコックスメディアグループっていうところが、
スマートフォンとかスマートスピーカーのマイク通じてユーザーの会話聞いてますよと、
その広告ターゲティングに利用しますよって言ってたから、
クライアントに対してどうぞ私に発注してくださいみたいなそういう話だったんですけど、
そこもスマートスピーカーなんて全然もう常時聞いてるし、
そこはユーザーの利用規約のところに書いてあるから、
コックスメディアグループからすると、
アクティブリスニングしてるのは合法でしょってそういう言い分なんですけどね。
Siriだって常に聞いてるしね。
Nobuhiro Seki
それを前提にしたサービスが多いですからね。
家の中でGoogle Nest Homeを使って音楽を聞いてることが多いんですけど、
曲変えてくれとかって言って何か上行くワードを言っちゃうとですね、
Android Homeが立ち上がっちゃうんですよ。
Android Homeも同じように聞いてるから、ピクセルとかと。
だから、確かにそれは聞かせてるから当たり前なんだけど、
いちいち画面で立ち上がって左下の方にGoogle Assistantが立ち上がるんですね。
確かにもうこれ何でも聞いてるよなと思って。
時々やっぱりAlexaがキラッと光ったりするし、
聞かせないようにするんだったら、
物理的にマイクオフのボタンがついてるやつとかもありますけど、
それをやんないと本当に基本はただただ聞かれてるよねってのは多分ありますよね。
Mika Ueno
このアクティブリスニングしてたよねっていう記事が出る随分前から、
ただ極端に言うとトイレの中で立ち話ししてただけの内容なのに、
それに関係したことが広告で出てくるとか、
本当に口頭でしか話してないのにすぐその後出てくるとか、
気持ち悪い体験したことってありません?
Nobuhiro Seki
フェイスブックは昔からありますよね。
最近に限らず多分数年。
少なくてもコロナになった時にいつも話題は、
コロナになると家にいるからすごいしゃべるじゃないですか。
それがもうすぐ出てくるとかっていうのは逆に増えてる気がしますけど、
この話題絶対口頭以外でタイプしたことないはずなんだけどみたいな話が出てくる。
Mika Ueno
そうそう。検索もしてないし、
ただ話してたっていう内容で明らかなのに出てくるってあの恐ろしさ。
プライバシーも何もないなーって。
でも一方で、
Siriみたいなやつとか音声で制御できるっていうものは常に聞いていないとっていうのがあって、
でもそれを求める、便利さを求める人間、
人間の方であるんで、
バランスというかね、矛盾してるなーなって思いますよね。
Nobuhiro Seki
すいません、忘れちゃいました。
名前ちょっと今どう忘れてしまいましたけど、
常時会話を録音するっていうペンダント。
何ペンダントでしたっけ?
Mika Ueno
リミットレス。
Nobuhiro Seki
あーそっかリミットレス。
Mika Ueno
間違えましたっけ?
Nobuhiro Seki
あってるあってる。リミットレスペンダント。
そういえば11月出荷って言ってたなと思って今。
11月も結構入ってるのでですね。
そういえばこれ出荷どうなってるんだろうと思って今の話を聞いて、
ほらこれって全部、基本的に全部聞いてて、
いつでも巻き戻せますっていう。
そういうやつだから。
まさに今のやつと逆じゃないですか。
何でも取ってきますって話なんで、
そういえばこれってどうしたっけみたいな。
Mika Ueno
Kickstarterとかクラウドファンディングしたもの、
それクラウドファンディングじゃないんですか?
予約販売なんでしたっけ?
Nobuhiro Seki
これ予約販売です。リワインドのやつ。
Mika Ueno
リワインドか。
予約販売的にクラウドファンディング使うところもあるじゃないですか。
あれあるとガジェットモノとかだと2,3年経っちゃうことがすごい多くて、
その間に興味が激しく失われていくっていうのがありますよね。
届いて開けてないのが今ここにいくつかあるんですけど。
Nobuhiro Seki
僕もこのベッドの下に10個ぐらいあります。
スリンク開けられないです。
Mika Ueno
なんでしょうね。開けるところまでいかないっていう。
Nobuhiro Seki
EUの忘れる権利的なやつですね。
Takuya Oikawa
だから今、前も話したみたいにChatGPTのアドバンスとボイスモードとか便利なんで、
車の中でガンガンブレストに使ったりもしたりしてるんですよね、一人でどこか行くときに。便利だなと思う反面。
前も話したけど、こういった会話のとこにポツンとChatGPTのアドバンスとボイスモード君がいてくれて、
僕らが何だっけ、デバイスの名前とかって話してたら、それは何とかだよって教えてくれたりだとか、
僕らの年になると基本的に全てのこういう名詞忘れていくじゃないですか。
あれとかこれとか、そういうヒントを言うだけで、それはおそらくこれのことだよねとかって言ってくれたら便利だなと思うわけですけれども、
利便性と気持ち悪さっていうのは表裏一体だなって感じですよね。
Mika Ueno
そうですね。
ブレストするときとかって結構ポンポンポンってやりとりしてるんですか?
いや。
一人じゃないか、その人と。
Takuya Oikawa
アドバンスとボイスモード。
Mika Ueno
アドバンスとボイスモードさんと。
そうですね。
Takuya Oikawa
でも普通の会話に近いですよ。
今ちょっと言ったところよくわかんないんだけど、もう少し教えてとか、そんな感じで話していきますね。
ただやっぱりそんなにコンテンツとかなり長くなったとはいえまだ短いんで、脱線してるうちに大元の話を忘れてしまうんで、
それはこっちから思い出させてあげなきゃいけないとかっていうところのめんどくささがありますけど。
Mika Ueno
ちょっとズレるかもですけど、人の記憶とかって変容していくじゃないですか。
自分が覚えたこととか体験したことであっても何日かとか時間が経ってしまうと自分がいい方を覚えたいと思う通りとか、もしくは美しい方とかに変わっていって、
例えばその体験した直後に自分が書いたメモとかを見直すと、全然違うことになってるみたいなことがすごいよくあるんですけど、
AIとかが会話とかでもしくはデータとかで全部覚えててくれるとすると、自分の記憶と違うところって多分いっぱい出てくるんだろうなと思って、
それこそ忘れる権利じゃないですけど、変容していくことが、悪い場合もありますけどいい場合とかもあったりとかして、
事実が絶対ファクトとして何一つ変わらないっていうのも、どういう体験なのかなって今想像を芽生えしてしまった。
Nobuhiro Seki
確かに。でもなんかこう話した後、後から聞き直すっていう時に、あれ自分こんな風に言ったっけって思うことってあります?
特に編集してるの、美香さん。
Mika Ueno
これ百何回目ですけど、100回分とか聞いてると何回か聞くじゃないですか、会話を結構な割合で覚えてるんですよ、複数回聞くから。
こんなこと自分話したっけってあんまなくて、自分のこともそうですけど、お二人が話したことも確かに確かにみたいな感じで。
お二人の会話を思い出すのには、2回目聞く、3回目聞くっていうのはすごい良いです。
覚えてることと相互があるわけじゃないんだけど、ここではこういう表現をしてたなっていう記憶を裏打ちするのにすごくいいですね。
パネルディスカッションでもないし会議でもないんですけど、こういうラフな会話とか雑談っぽいのって、それを聞き返すことってほぼないじゃないですか、日常というか人生の中で。
雑談というか普通の会話を聞き直すっていうのが、私は結構それが好きなんだなって思いました。
ラジオを聞いてるような感覚なので、すごい面白いですね。
話す口調とか、こういう感じっていうのは特徴がみんなそれぞれあるんで、そうだそうだみたいな。
Nobuhiro Seki
だから昔あったのが、夢とかでもありがちなんですけど、日本語喋れない人のはずなのに、自分の記憶の中で日本語喋ってるみたいなことがあったんですね、結構ね。
それって多分英語で喋ってるんだけど、記憶が日本語になって、翻訳されて残ってるみたいなことがあって、それは夢で見たのか、なんかちょっと忘れちゃったんですけど、
この人絶対日本語喋れないはずなのに、なんでその人の話してる内容の記憶が日本語なんだろうって思うことは昔ありましたね。
今はちゃんと英語の人は英語になってますけど、昔はそうだったんで、頭の中でアソシエーションっていうか、結びつけ、連想みたいなものが、
英語で喋られて日本語にしてダイジェストしたものっていうのが、その人とリンクされてたっていう、そういうことなんですけど。
ほら、実際絶対あり得ないじゃないですか。その人が日本語喋ることはないから。でも自分の記憶の中でその人が日本語喋るっていう状況になってたっていうか、多分夢だと思うんですけど、
っていうのは全く違和感ないんですよね。
うん。置き換えてんだ。
うん。置き換えてんだなってすごい。だからこういう形で記憶の改ざんとかを行われるんだなって思いましたね。
Mika Ueno
そうですね。改ざんですよね、自らね。
Nobuhiro Seki
そう。都合のいいように改ざんしてる。典型的な例じゃないですか、今のパターンって。
Mika Ueno
そうですね。これね、今の話でちょっと思い出してもう1個あったんですけど、ちょっと前に出た記事なんですけど、共感覚ってあるじゃないですか、音を聞くと色が感じるとか、なんか見ると数字が浮かぶとか、
あれに似たバージョンなんですけど、字幕共感覚っていう人がいるらしくて。
Nobuhiro Seki
喋ってる内容が文字でないってこと?
Mika Ueno
そう、脳の中に文字で見えるらしいんですよね。これは全人口の数パーセントらしいんですけど、これ見てたらティッカテープって言うんですって、共感覚。
これ、じゃあ文字を学ぶ前はどうなんだってそれも書いてあって、文字を学ぶ前の子供の頃は文字はわかんないんだけど頭の中浮かんでるらしいんですよね。
じゃあ、自分の言語じゃなく、母語じゃなくて、別の言葉を聞いたときはって言ったら、その時はNの、その人にインタビューされた人はNの文字がずっと続く。
とにかく何かしらの文字が頭の中に浮かぶらしいんですよ。