1. XCrossing
  2. ep84 13年続く「Sleep No More..
2024-06-12 37:44

ep84 13年続く「Sleep No More」をはじめて見て、イマーシブシアターの楽しさを知る

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2011年に始まったイマーシブシアターの草分け「Sleep No More」がいよいよ公演終了ということで初めて行ってみて思った、イマーシブの今とこれから

ニューヨークで上演中の世界的イマーシブシアター「Sleep No More」にいってきた

体験前にマクベスと見ておくといい?

会場はビルまるごと1棟6フロア、内部の様子と体験記(ネタバレ無し)

Waiting Barに入るまでの道が真っ暗闇

ダンスのみの表現、ガラス張りの部屋での表現、大規模なセット

メインのストーリーは?、使用していない部屋の存在は何を意味するのか、複数解釈できる余地がある

観客が巻き込まれる体験

人件費をはじめとしたコストに思い巡らす

「Sleep No More」、日本のイマーシブシアター、それぞれのデジタルな技術の使われ方は?

MRでのコンサート体験中に、けっこうな割合で誤動作をおこしていたMRデバイス

「Sleep No More」1回目は現場でリアルで体験して、次はVRで体験するのもありなのでは

人間が身体に何もつけないで体験を拡張させる技術の使い方(動く床、USJアトラクション等)

イマーシブシアターのような人の体験、体感を他者に伝える難しさと口コミのチカラ

戦慄の廃病棟が元祖イマーシブ?!

2024年ヒット商品番付でイマーシブが大関に

エピソード内で取り上げた情報へのリンク:


テック業界で働く3人が、テクノロジーとクリエイティブに関するトピックを、視点を行き交わしながら語り合います。

及川卓也  @takoratta
プロダクトマネジメントとプロダクト開発組織づくりの専門家
自己紹介エピソード ep1, ep2

関信浩  @NobuhiroSeki
アメリカ・ニューヨークでスタートアップ投資を行う、何でも屋
自己紹介エピソード ep52

上野美香  @mikamika59
マーケティング・プロダクトマネジメントを手掛けるフリーランス
自己紹介エピソード ep53

@x_crossing_

https://x-crossing.com

サマリー

ニューヨークで上演されている「Sleep No More」は、13年間にわたりイマーシブシアターの先駆けとして人気を集めています。このエピソードでは、関さんが初めてこの舞台を鑑賞し、その魅力について語っています。「Sleep No More」はイマーシブシアターの楽しさを知るための作品であり、観客は演者とのインタラクションを通じて体験を楽しむことができます。「Lost in the pages」はオンラインで投票された選択によってエンディングが変わり、現場の人々の動きもエンディングに影響を与えるイマーシブシアターです。しかし、デバイスの不具合や複数のフロアの移動の難しさなど、まだ進化しなければならない課題もあります。世界的に流行している「イマーシブ」の言葉について話し、イマーシブシアターの楽しさを知ることができます。イマーシブシアターの体験に初めての方はハードルが高いと感じるかもしれませんが、口コミや先輩の体験談を聞くことで興味を持つことができると言われています。

イマーシブシアターの魅力
Mika Ueno
XCrossing、英語でスクランブル交差点を意味します。
趣味も世代も、住んできた町も違う3人が、スクランブル交差点で出会うように、様々な話題を聞かせる、おしゃべりの交差点です。
今日のXCrossingであなたが出会うのは、どんな話題でしょう。
こんにちは、上野美香です。マーケティングとプロダクトマネジメントを支援しているフリーランスです。
Nobuhiro Seki
おはようございます。ニューヨークからお送りしております関信浩です。
普段はスタートアップの投資等をしておりますけれども、それ以外にもいろんなことをしています。
最近はなんかいろいろ月光を描いて、かなり冷えしております。
Mika Ueno
今回は及川さんお休みの回です。
Nobuhiro Seki
ここ最近、イマーシブフォートの話とか、すごい聞きまくっていてですね。
Mika Ueno
数回前にね、私が話しまくりましたね。私めちゃくちゃ今ハマってるんで。
Nobuhiro Seki
それを聞きながらウェブチェックしたりとかしてて、Sleep No Moreっていうね
Mika Ueno
ニューヨークでやってるね。
Nobuhiro Seki
割と草分け的なもんですよね。
Mika Ueno
一番っていうか、火つけたっていうかね、あれもう10何年?13年くらいやってる。
Nobuhiro Seki
10年以上やってますよね。
終わっちゃうっていう話を聞いて、ちょっと行っとかなきゃと思いまして。
ちょうど友達2人がこの週末にニューヨーク、日本から来てたんで。
やっぱ1人だとなかなか初回とかって、終わった後話をする相手がいないから、1人で会うかなと思ってたんだけど、ちょうど来たんで。
よくわからない状況で、行こうよって言って、はいって言って、もう3枚押さえるっていう感じで。
まあ行ってきたんですけれども。
Mika Ueno
とれて良かったですね、チケットね。
Nobuhiro Seki
でもね、週末は今2回なんですよ。昼夜昼夜なんですね。
日曜日だったらマチネの回だったんですけど、まあまあやっぱりいっぱいいましたね。
アクターの後ろをついていく人が普通に20人とかいう感じなんで。
全く何もわからない状況で行ったら良くないな。
でもネタバレは見ないようにしなきゃいけないなと思って、慎重にウェブを見ていたらですね。
ネタバレが書いてないっていう人のブログがあって、行く前にマクベスを見といた方がいいって書いてあったんですよ。
Mika Ueno
シェイクスピアの?
「Sleep No More」の体験
Nobuhiro Seki
結果的に3人のうち2人は前日の夜中にマクベスの映画を2015年のイギリスですかね、を見てたんですけど。
そんなに関係ないような気もしつつ、でも実際にSleep No More自身はホテルの中っていう設定なんで、
マクベスそのものとは違うんですけど、なんとなく人間関係とかそういったものを示唆するようなところがありそうかなっていう感じで。
だから結果的には見ていかなくても良かった気がするんですけど。
でもね、やっぱり1回じゃ全然ストーリーが終えないっていう感じで。
3人いたんで、3人がバラバラに行っていて、終わった後に話をして、ちょっと繋がっていったって感じですけど、それをベースにあと1、2回行きたいなって感じの内容でしたね。
Mika Ueno
ホテル、ビル1棟っていうか、それ全体でやってるって聞いたんですけど、規模感もすごいって。
Nobuhiro Seki
だから1階、2階、多分6階ぐらいまである。
Mika Ueno
それを上下するんですか?
Nobuhiro Seki
上下するんですよ。
Mika Ueno
すごい運動量だね。
Nobuhiro Seki
僕らみんな息が上がるっていうか、普通に横に動いてるときはいいんだけど、結構アクターの人もフロアまたがって動くんですよ。
そうするとみんなが階段をガーッと上がっていったりとかしてて、それを場合によっては結構速足とか走ったりするケースとかもあって、アクターの人がね。
そうするとついてく人もみんな走るわけじゃないですか。
階段とかもハァハァハァみたいな感じで。
Nobuhiro Seki
そんな感じで、ちょうど2時間ぐらいなんですよ。
Mika Ueno
長いですね。2時間なんだ。3時間とか聞いたことあるけど。
Nobuhiro Seki
3時間なんですけど、最初の1時間はウェイティングバーに。
僕らウェイティングバー付きのチケットが一応推奨されてて、ウェイティングバーにも最大1時間ぐらいいらないんですよ。
ウェイティングバーに行ってて最大1時間なんだけど、その途中からもう入っていいですよみたいな感じで入れるんで。
Mika Ueno
ウェイティングバー1時間の中はイマーシブエクスペリエンスみたいな感じなんですか?
Nobuhiro Seki
イマーシブエクスペリエンスの中ですね。
Mika Ueno
みんなでワイワイ話していいの?その場所。
Nobuhiro Seki
話していいし、実はマスクもするんですよ。
Mika Ueno
マスクするんだ。演者さんは出てくるんですか?
Nobuhiro Seki
マスクってこれです。
Mika Ueno
白いマスク。
Nobuhiro Seki
白いマスクをするんですけど、ウェイティングバーでしなくていいから、要は演者さんはいない基本的にね。
Mika Ueno
じゃあその世界に入ってもう第一歩入ったよっていうそういう場所?
Nobuhiro Seki
そう、だから実際にはいろんなフロア行き来してる途中でウェイティングバーに出てくることもできて、
実際僕はウェイティングバーで2、3分休んだんですけど、途中であまりに疲れてた。
Mika Ueno
そういうのできるんだ。
Nobuhiro Seki
実際行ったら飲んでる人がいたんで、そういう人もいるって感じですけど、
要はだからやっぱり2時間ずっと動き続けになっちゃうじゃないですか。
休みたい人はウェイティングバーに来れば休めるみたいな感じにはなってますね。
ただ、そこのフロアがどこだかわからないって人はいますね。
Mika Ueno
それどこなんだっけ?移動してて?
Nobuhiro Seki
要するに4フロア、5フロアぐらいを行き来するんで、それもちょっと迷路的になってるから、狙っていけない人もいるっていう感じですね。
Mika Ueno
そうですね。イマーシブシアターに行ったときって場所が初めての場合って、場所を把握するだけでもなかなか時間かかりますからね。
Nobuhiro Seki
それも入っていくときに、ネタバレじゃないですね。
入っていくときに最初入り口ですぐクロークで荷物を渡してウェイティングバーまで行くんですけど、
ウェイティングバーに行く途中の道が真っ暗なんですよ。
本当に何も見えないぐらい真っ暗で、道が1人ぐらいしか通れないぐらいの幅の道なんですけど、
だから全く見えないから手でこうやって行くと壁があって、どっち?右か左が開いてるの?
左側つってそういうふうに移動していくと、たぶん2,3分かかるとウェイティングバーのところに出るから、
その間に目も暗いのに慣れるし、体験的にも俗世から完全に中に入ってきたって感じになって、
行くとウェイティングバーっていうのはちょっとその世界観がある状況になってます。
Mika Ueno
その世界観って耽美的な美しさみたいな、関さん的にどう映ったんですか?
Nobuhiro Seki
ちょっと昔の、やっぱりちょっと話しだすとストーリーが被ってきちゃうからあんまり言えないんですけど、
でもどうだろう、1950年代とかのニューヨークみたいな感じじゃないですかね。
ニューヨークってことはないけど、中で出てくる人が旅行カバンとか持ってたりするんですけど、
旅行カバンって言ってもこういうアタッシュケースみたいなやつで、
昔のオリエンタルエクスプレスに乗るときに荷物持ってるみたいに言うと、
なんかちょっと大きいスーツケースみたいなの持ってるじゃないですか。
Mika Ueno
革の鞄で、ルイヴィトンがよく作ってるような四角いカッチリしてる。
Nobuhiro Seki
そうそう。で、旅行だから帽子被ったりみたいな。
Mika Ueno
じゃあちょっと今から見たらレトロな頃合いの時代ってことなんだ。
いいですね。
Nobuhiro Seki
だから着てる人たちの服とかもちょっと戦後は戦後だろうなって感じですけど、
多分本当50年代60年代ぐらいなんじゃないかなっていう気がする。
Mika Ueno
その全体のストーリーというか、2時間ちょっと3時間ちょっと、
ストーリーの解釈と感想
Mika Ueno
実際その世界に入り込んで体験して、関さん的に感想どうだったんですか。
Nobuhiro Seki
感想はね、全部を追ったとしても、多分2時間って2クールやってるっぽいんですね。
だから1時間で多分1回完成。
同じシーン、1時間後とかに同じシーンに当たることがあるんですよ。
多分1時間ぐらいの間隔でずっと演技してるんだと思うんですね。
やっぱりブロードウェブっぽいのは音楽が結構流れてるんですけど、
それに合わせて踊ってるんですね。
かなり綿密にフロア移動したりとかいろいろするけれども、
多分かなりちゃんと時間とか意識して演技をしてるっていう感じで。
Mika Ueno
ダンスなんですね。ダンスでもあって演劇でもあるんですか。セリフ劇でもあるんですか。
Nobuhiro Seki
セリフはないんです。
Mika Ueno
セリフないんだ。
Nobuhiro Seki
セリフない。だからセリフないから割と言葉通じない人でも大丈夫っていう設定なんですね。
Mika Ueno
じゃあ見やすいですね。英語圏じゃなくても見れるってことね。
Nobuhiro Seki
そうそう。でもすごいダンスじゃなくて、
でもやっぱりかなりセットが大規模なんで、そこを使ってある程度踊ったり。
本当に真剣に踊るときはみんなの前では危ないから、
鏡張りの部屋みたいなとこがあったりして、
そこには入れないように黒子の人が入ったら黒子の人が入らないように立って、
観客の人はガラス越しに中で踊ってるのを見るとか。
でもそれはガラス越しに見てるんじゃなくて、部屋の中を見てるようなちゃんと設定になってるんで、
違和感はないんですよ。
ただ確かにそういうことやってくれると危なくないよねっていう感じになってて。
Mika Ueno
それ3人でバラバラで見て、メインストーリーは合わせると分かってくるみたいな感じですか?
それともメインストーリーはなんとなく関さんも分かっていて、
それぞれの枝葉というか、そういう部分が3人合わせるとより浮き上がってくるみたいな感じですか?
Nobuhiro Seki
それもちょっと話したんですけど、たぶんきっちりとしたストーリーはないと思うんですよ。
抽象的だと思うんですよ。
だから解釈が結構、言葉がない劇をやっていて、結構登場人物がいっぱいいて、いろんなストーリーが並行して起きてるんですね。
だから人物関係とかも結構追わなきゃいけないし、でもセリフがないからディテールは分かんないんですよ。
なんとなく演技で、この人はこういう状況なんだ、今とか。
なんだけど、話を答え合わせをすると、あれってこういうことなんじゃない?
いや、こういうことなんじゃない?とか言って、複数解釈できるような感じでもあるんですね。
だから、2回、3回、4回行ったら分かんないんだけど、もしかしたらきっちり全ストーリーを追っても答え合わせはできないかもね、みたいなことはちょっと話したんですよ。
多分、ある程度解釈の余地があるようなストーリー展開になってるんじゃないかな、みたいな。
Mika Ueno
いいですね、見方、見方というか聴衆、オーディエンスの方、オーディエンスって言っちゃいけないんだな、ゲスト側がいろいろと解釈できるような余地があるっていう。
いいですね。
Nobuhiro Seki
で、なんか結構広い会場だったんだけど、なんかあそこの場所使ってないよね、見たところもあったりして。
「Sleep No More」の魅力
Nobuhiro Seki
いろいろ行って、誰もそこで実際に演技とか見てないみたいなところがあったときに、あれって、でもその場所ってもう何年も何年も同じ公演でしか使ってないから、使ってない理由って何なんだろうとか、本当に使ってないのかとかですね。
もしかしたら、使ってないけど意味があるセットなんじゃないか。
それもまさに解釈をしようと思ったらできそうなところがあって。
Mika Ueno
きっとなんかありそうですね。
Nobuhiro Seki
そういう余地があるから面白くて、何回も見に行くんじゃないかしらってのは思ってましたね。
Mika Ueno
いやーきっとありそうだな、ここで何々があったとかね。
ネタバレかもしれないけど、こういう条件とかこんなことをするとここで何々が起きたとかね、きっとあるんでしょうね。
私の友達もSleep No More見に行ってるんですけど、イマーシブシアター一緒によく行くんですよ。
なんだけどやっぱね、別格って言ってたんですよね、ニューヨークのSleep No Moreは。
体験時間もそうだし、規模もそうだし、美しさとかいろんなものを含めてなんですけど、なんかいいなーと思って。
羨ましい。
Nobuhiro Seki
でもね、ブロードウェイの多分アクターの人が本当にこのぐらいの距離にいるわけじゃないですか。
場合によっては手を握られたりとか、その要は観客がたまに巻き込まれるんですよ。
だからそれはどういうシーンでどういうきっかけで巻き込まれるのかわからないんだけど、
そういう人もいて、観客っぽい人が別室にアクターと一緒に行っちゃったりとかしたりとかして、あれはどういうことなんだろうとか。
本当にそういう1回、2回、3回行ってれば確実に出会いがないようなのも隠されてるわけですよ。
つまり、突然1人だけこの場所にいきなり降ろされるとかもあって、
それって偶然そこに行かないとその体験できないじゃないですか。
それって下手すと何回行ってもそこにたどり着けないような。
そういう偶発的なものもいくつも用意されてるわけで。
Mika Ueno
チケットは1種類なんですか?
演者とインタラクションがあるとか、触れられるとかってイマーシブならではと思うんですけど、チケット種類が分かれてるとかじゃなくて、全部同じ?
Nobuhiro Seki
そう。チケットは1種類しかなくて、ウェイティングバーで待てるテーブルが使えるチケットと使えないチケット。
Mika Ueno
使えないチケットと一緒なんだ。
Nobuhiro Seki
そうだけですね。
チケットによって入る時間も違います。
終わりの時間一緒なんですよ。
だから後ろで行けば行くほど見れる時間短くなるんですけど、
多分最初に行って最初から入ってる人と最後に入っての人って見れる時間が多分30分以上違うと思うんですよ。
最初からいる人は多分2時間半以上見れるんだけど、最後に入った人は多分1時間半くらいしか見れないという感じ。
最後のシーンがあってなんとなく終わったっぽくて、全員がなんとなく誘導されるとウェイティングバーに戻るんですよ。
チケットと時間の違い
Mika Ueno
で、それが終了というか終わり?
Nobuhiro Seki
終了なんですよ。
そうすると出口だけ一緒じゃないですか。そこからクロークに向かっていくから、そこだけ大循環みたいな感じなんですけど、急に200人くらいいるわけだから。
Mika Ueno
そんなにいるの?200人くらい?
Nobuhiro Seki
200人いる?200人はいないかな。でも100人はいると思いますね。
Mika Ueno
そういうね、ビル1棟だからね。
Nobuhiro Seki
だからそれやっぱりどうやって順番に入れるかとか、どうやって出すかとかっていうロジスティックスも結構考えないといけない感じですね。
Mika Ueno
そうですね。いやーそれ終わった後の感想戦めちゃくちゃ楽しそう。
Nobuhiro Seki
本当に出てすぐぐらいのところってあの辺オープンカフェがすごいいっぱいあるんで、今の時期は最高だったんですけど。
だからオープンカフェでお酒飲みながらそういう話をだらだらするみたいな感じで。
Mika Ueno
いいね、最高最高。
私の友達が行った時もSleep No Moreのファンがいっぱいいて、コミュニティが至る所にできてるんですって。
DISCORD上にサーバーもあって、そこに入ってるらしいんですけど、すごい濃いやり取りと感想といろんな情報、新作の情報を含めていろいろやり取りされてるみたいで。
楽しそうだなと思って。
Nobuhiro Seki
僕は今の話は完全にほぼ何の予習もない状況で行っただけだから、資料と感想、そうなんですけど。
あと一回ぐらい行ってみてもいいかなとも思いつつ、一回そういうコミュニティみたいなところでどんな話をされるか見てみたいなところもある感じですね。
Mika Ueno
もう一回行ったらまた違うところを追うだろうし、ストーリーが補完されていくだろうしね。
Nobuhiro Seki
でも結構長いじゃないですか。実際に3時間ぐらいコミットだから、普通のブロードウェイよりも長いぐらいですよね。
割と腰据えて行かないと途中で疲れちゃうしね、歩き回るのもすごく多いから。
Mika Ueno
そうね、フロアの上下運動がすごいですもんね。
Nobuhiro Seki
とにかく靴は動きやすい靴で来いとかすごい指示があって。
Mika Ueno
決してヒールでは行ってはならんと。
Nobuhiro Seki
そうそう。マスクをするからコンタクトレンズ超推奨ですと書いてあるんですよ。
Mika Ueno
そうですね。今映像無いから言うけど、関さんが見せてくれてるマスクってお面なんですよね、本当に。
Nobuhiro Seki
これ実際はどうしたかっていうと。
Mika Ueno
関さん、メガネどうしたの?
Nobuhiro Seki
だから手で押さえながらだと一応大丈夫なんですよ。
くっつけるとメガネが押し付けられて見づらくなっちゃうんだけど、
Mika Ueno
お面を顔の前にただこうやってやって、手で持ってれば別にこれお面だけどできるし、
Nobuhiro Seki
このぐらいでやるって言うもんですね。
これだとちょっと完全にゲストとは分かりづらいって言ってこうやってね。
だから実際には僕もコンタクト持ってたんですけど、メガネなんとかなるやと思って、メガネで暮らしてたって感じ。
Mika Ueno
そうですね、ゲストではっきり分かるっていうのは。
そのお面つけてるだけでは世界観の演出になりますからね。
お面なんだね。
日本のやつは口元を覆う。
バンダナで覆うか、布のバンダネで覆うか、マスクをするかとかいろんなパターンがあるんですけど、
お面いいな、一人一人そういうのくれるんでしょ。
Nobuhiro Seki
そう、だからそういう意味で言うと一時全部コストかかってましたね。
Mika Ueno
ほんとですね。チケットちなみにいくらなんですか?
Nobuhiro Seki
ウェイティングバー付きで202ドル。
ウェイティングバーなしだと180ドルぐらいだったかな。
Mika Ueno
体験考えたら全然それぐらいの値段妥当だと思いますね。
Nobuhiro Seki
人件費的なものを考えたら、あれだけ近い距離でバンバンやってくれると考えると、
この値段で黒字出てるのかしらとか思っちゃいますけどね、ニューヨークの場所でやってるとか。
Mika Ueno
イマーシブシアター行くとほんと思いますよね、それ。
あの距離で、かつ1回の、例えばブロードウェイの舞台とか演劇の舞台とかなんですけど、
数百人、数千人で絶対入れられないから、イマーシブシアターって。
多くて100、200。会場が大きければ100、200で。
私よく行ってるやつの数十人だからね。
Nobuhiro Seki
会場大きいと当然そのコストもかかるしね。
ビル1棟借りてるみたいな状況になると。
これだけですごいね、ホテルとして1部屋300ドル、500ドル取れるようなところだから、
それを1人2回回しても180×2しかできないみたいな。
結構スタッフもいっぱいいるんですよ。
アクター以外にも黒子みたいな人結構いて、変な部屋に入っちゃったりしないようにとか、
アクターをサポートするような人とかも、大体ワンフロアに4,5人いると思いますね。
だからすごいスタッフの数なんですよね。
これ全部で大変だわとか思いながら見てましたけどね。
Mika Ueno
それでその柔軟にずっと続いてるってことは、回ってるから、
存続っていうかね、継続できるわけで。すごいですね。
Nobuhiro Seki
やっぱりリピートするようにできてるんでしょうね。
多分役者も変わるじゃないですか。
だからだんだんだんだん役者が好きとかね、
違う役者だったらどうなるかとかって、
だんだん見方ってブロードウェイとかもそうになっていくじゃないですか。
Mika Ueno
うん、なりますね。
Nobuhiro Seki
だから多分それでいつまで経っても終わらないっていうか、
もう終わる終わる詐欺も半年以上終わってないですからね。
Mika Ueno
いろんなイマーシブシアター最近行ってるんですけど、
行けば行くほど推しが増えるんですよ。
Mika Ueno
もう本当これ悩みで、嬉しい悩みなんですけど、
Mika Ueno
別のものに行ったらそこにいい演者さんもいるし、
いい演目だとまた行きたくなるし、演目も行きたくなるし、
同じ演目でもまた役者さんとか演者さんが変わっていくんで、
その演者さんによってキャラクターが微妙に変化していくじゃないですか。
それも面白いし、素敵な演者さんだとその人のファンになるしね。
Mika Ueno
行けば行くほど推し活ですよね、もう本当に。
Mika Ueno
深い。
インターネットとデジタルの違い
Nobuhiro Seki
Sleep No Moreはそういう意味で言うと、
インターネット系のテクノロジーが使われてないんですね。
Mika Ueno
そうなんだ。デジタル的な。
Nobuhiro Seki
iPhoneみたいな。
電話も持ち込まないでください。
持ち込むなら全部オフにして専用の黒いポジェットに入れて、
画面が光んないようにしてくださいとか、
スマートボタンを押したら画面消してくださいって言われてて、
体験が変わっちゃうから。
だからもう場所は完全にデジタルゼロっていう感じで、
結局音楽が流れてて音楽ぐらいしか使ってないじゃないですかね。
音楽、あと普通の全部セットですからね。
逆に日本のやつとかってデジタル的なものって活用してるケースあります?
Mika Ueno
活用ありますね。
イマーシブフォートのところは、
シアターじゃないけど脱出ゲーム系みたいなイマーシブエクスペリエンスがあって、
それはモバイルアプリっていうか、
ゲームをモチーフにしてるやつなんで、
手元にでっかいスマホをつけて脱出するっていう、
それはすごく使ってますね。
あとは、
ダンスカンパニーのDAZZLEがやってるイマーシブシアターは、
昔やってた演目ではデジタル演出的なものはありました。
今やってるやつは、
デジタルの演出というよりは、
オンライン配信をやってるんですけど、
オンライン配信がまた別の体験ができるようになってて、
現場でのイマーシブエクスペリエンスと、
オンラインで見てる人のイマーシブエクスペリエンスとが、
別のストーリーになってるんですよ。
もう一つストーリーが追加されるみたいな特別な演出になっていて、
それも投票して、
オンライン配信のカメラがどういう動きをするか、
この演者はここから先どうなるかっていう、
オンライン投票による選択の影響
Mika Ueno
ネットフリックスが分岐をしたときがあったじゃないですか、
選択肢を出してどういう風にエンティングが変わるかみたいな、
ああいう感じのをやってるんですよ。
それがオンラインで投票されたことが、
現場の人たちに作用することもあるし、
現場の人たちのゲストの動きがエンディングに作用することもあるし、
そんな複合的なことをやっててすごいんですよね。
だからバリバリITとかデジタル系の技術を使って、
テクノロジーでこれすごいでしょっていうのじゃないんだけど、
ちゃんと体験として、
ここにあるべきものが使われてるっていう使われ方をしていて、
すごいですね。
Nobuhiro Seki
今の話だとストリーミングとかソーシャルメディアを使ってるってことですね。
Mika Ueno
そうそうそうそう。
しかもその使い方が上手いですね、やっぱり。
安易にプロジェクションマッピングを使ってこうだとか、
そういうのじゃないんですよ、全然。
人の体験と感情を揺さぶるために、
これが必要だと思ったら使うっていうやり方で、
その技術とかそのサービスを、
ずっと肌感覚で使ってきた人たちが、
作り手側にいるんだなっていうのを、
すごい感じますね。
Nobuhiro Seki
ARを使ったりとかってのはないって感じですか?
Mika Ueno
今はなー、私言ってるやつはないですね、ARのやつは。
Nobuhiro Seki
結構大変ですからね、坂本龍一さんの、
Mika Ueno
KAGAMIかな?
Nobuhiro Seki
KAGAMIかな。
あれの時とかは、
Magic Leapを使ってやってたんですけど、
やっぱりすごい勢いで壊れるっていうか、
誤動作することがあって、
絶えずそのスタッフの人が、
変えてもらうときってやっぱり、
本人だけじゃなくて周りの人も、
すごい体験が損害されるんですね。
見てて音楽になってんのにわきで、
なんかこれは動かないんだとか、
ちょっと試してみてとかって、
ずっと喋ってるから、
すごい隣とかで起きると、
すごいうるさいんですね。
だからあんまり集中できないみたいなことがあって、
だからあれが本当にスタンドアロンで動いてちゃんと壊れなくなったりすれば、
少なくとも去年行ったときは、
すごい頻度で、
ちゃんと動かないっていう人がいっぱいいて、
たぶんね、
ぐるっと回って、
60人から80人くらいの人が同時に、
60人くらいかな?なんですけど、
60個回ると、
たぶん10個くらい、
そのスタッフの方が、
スタッフの方が、
スタッフの方が、
スタッフの方が、
デバイスの不具合とイマーシブシアター
Nobuhiro Seki
スタッフの方が、
全体、1時間もない公演の中で、
動かないとか、
とりあえずバッテリー切れとか、
見えませんとか、
そういうのが起きてて、
ちょっと不具合が多すぎる。
要するに、
エクスペリエンスとしては、
そのディストラクションが、
それだけあるうちはやっぱり、
イマーシブシアター的なやつは、
使えないなと思って見てましたけどね。
Mika Ueno
そうですね。
デバイス、
まだまだね、
繊細なものっていうか、
壊れる前提ですからね。
Nobuhiro Seki
そういう意味で言うと、
やっぱりスマホのアプリとかって、
そういうことあんまりないじゃないですか。
落ちたりすることがすごい少ないから、
そういう意味で言うと、
スマホってかなり枯れてるなと思いましたけどね。
Mika Ueno
イマーシブシアターとかの、
あのダイナミズムと、
自分の感情に直接作用してくるじゃないですか。
演者が目の前にいるとか、
触ってくるとか、
自分が動いて、
その世界を実際に肌で空気感じるとかね。
あの興奮とかダイナミズムっていうのと、
そこに、
例えばデジタルレイヤーが合わさったときに、
ヘッドマウントディスプレイ、
あのデカいのをつけてますって言ったときに、
なんかまだ両立するには、
伝える難しさとイマーシブシアターの体験
Mika Ueno
ちょっとデバイスが大きすぎるっていうところはありますよね。
最近VRのゲームで、
ゾンビ系とか、
恐竜時代に行って、
探検するみたいなのやったんですけど、
ものすごいいっぱい機械つけるんで、
VRで全てを描きますって言うんだったら、
まだ没入っていうのはあるんですけど、
それを現実世界のとこにAR XRみたいな形で、
レイヤー重ねていって、
実際の演者、
実際の世界っていうのと一緒にしましょうって言ったときは、
まだまだなんか、
簡易なものじゃないかなと思います。
スリープノーモみたいなものとか、
日本でもやってるんですけど、
DAZZLEのものとか、
ああいうような体験と一緒にできるっていうのは、
もう少し技術側も進歩しなきゃいけないだろうし、
もうちょっと深く突っ込んでいかないと、
進化しなきゃいけないなと思いますね。
Nobuhiro Seki
ただ、Sleep No Moreで思ったのは、
VR的なものには対応できるなと思ったんですよ。
Sleep No More自身は、
演じてる人が結構踊ったりとか、
動きもアクションも結構あるんで、
体張ったアクションもあるんで、
やっぱりVRとは違うけど、
でもストーリーを体験するっていう意味で言うと、
やっぱりあれだけ動かなきゃいけないっていうことを考えるときに、
VRでやるっていうのもありかなっていうのはちょっと思ったのと、
実は会場に車椅子の人が1人いたんですよ。
車椅子の人がいて、車椅子の多分補助のスタッフの人がいるんだけど、
やっぱり走って移動もできないじゃないですか、車椅子の人はね。
あとはフロアの移動ができないじゃないですか。
車椅子のフロアにいるんですよ、見に来てる人がね。
だから、あの辺はもちろん全然リアルで近くに見えるっていうのはすごいいいけど、
やっぱり複数のフロアを動かなきゃいけない。
エレベーターも演出に使われてるから、普段エレベーターは乗れないんですね。
だからフロアは動けないんですよ。
多分最初決めたフロアに行ったら、
多分車椅子の人はそのフロアにいるしかないと思うんですけど、ほとんどね。
だからそういうのを考えるときに、
VRとかっていうのを、例えば1回現実を体験して、2回目以降はVRでやるみたいな。
なんかそういうその続きのやり方みたいなやつはちょっとあるかなと思いましたね。
Mika Ueno
うん、なるほどね。
Nobuhiro Seki
うん、全くやっぱり体験しないでVRだけでやると、なんかその空気感とかわかんないけど、
一度空気感とかをこう体験した後だったらVRでね、脳が補完してくれるっていうか、感じはしましたけどね。
だってこのフロアに行きたいんだけど、疲れて行けないとか、車椅子だから行けないとかっていうのがなくなるじゃないですか。
Mika Ueno
うん。
Nobuhiro Seki
っていうのはちょっと思いましたね。
だからその辺をうまくやると、よりさっきのソーシャルメディア使って投票によって場所を変えるっていうのとちょっと違うけど、
なんか続きを見るみたいなことはできるんじゃないかなと。
Mika Ueno
そうですね。
あと今、自分で話しててふと思ったんですけど、ゴーグルとかね、XRとかQuestとかVision Proとか、ああいうものに今固執して考えちゃったんですけど、
別にもっと技術たくさんあるわけで、被るっていうのじゃなくて、例えば3Dで見せるとか、人間が何もつけないで周りで技術が見せてあげるよっていうのはたくさんあって、
何回か前に話した、ディズニーが開発している動く床みたいな、ああいうような感じで体験をして、その場で動いていないんだけど動いているような感じで、周りの景色をデジタルで見せてあげるとか、
リアルな人の演技では絶対に見せられない、例えば過去の回想シーンとか、何かちょっとサイバーパンク的な見せ方とかっていうのもきっとできると思うし、
プログラムとか3Dとか使って。前USJ行った時も、私たち3人で行った時も、実際何もデバイスつけないけど、マリオのアトラクションであったじゃないですか、面白いやつとかね、ああいう使い方たくさんあるから、
ゴーグルじゃなくてもいっぱいできるなって思いました。そこにはいろいろコストとかいろいろあると思うんだけど。
Nobuhiro Seki
たぶんね、準備と同じ状況を絶えずメンテナンスするっていう、それは結構大変だと思うんですよね。
Mika Ueno
イマーシブフォート東京に行った時にね、リーダーの方が言ってたんですけど、例えばディズニーとかUSJみたいにアトラクションじゃないので、
メインの出し物が、人がやっている演目じゃないですか、だからアップデートとか修正っていうのがすごくやりやすいって言ってたんですよね。
アトラクションとかだと修理してここを改善してみたいな大事になっちゃうんだけど、お客さんとかのアンケートでここが見にくいとか、ここがこうあったらいいのにみたいなのもあったら、
人側で対応できて、それをより良い方向に変えていけるっていうのを言ったんで、ああなるほどなと思って。
DAZZLEの見ててもそうなんですよ、あれ1年以上ずっと上演してるんですけど、すごいいろんなレイヤーと謎解きとイマーシブの演劇と、
それからオンライン配信を楽しむための仕掛けとか、あとゲストがやることで結末が変わるっていろんな要素が入ってて、
これ多分アップデートで追加されてたんじゃないかなと思うぐらいなので、そういう修正とか改善っていうのはやりやすいんじゃないかなと思いましたね。
Nobuhiro Seki
そういう意味ではね、ゲームの世界に近づいてますよね。
Mika Ueno
そうですね。これマーケティングとか広報視点から見ると、この体験ものって伝えるのがめちゃくちゃ大変で、
前、今私が仕事してるエンハンスっていう会社のゲームとかメディアートの伝え方がすごい大変だと、
身体的感覚だからっていう話でも散々したと思うんですけど、イマーシブシアターとか行き始めるともっと大変で、
自分の主観とか体感だったりするし、ストーリーはそのまま伝えられないし、ネタバレになっちゃうのもなんだしね。
Mika Ueno
じゃあその感覚をこれが何とか何とかだっていうふうに言ったとしても、
Mika Ueno
いまいちピンとこないなぁみたいな感じだったりするんですよね。記事に写真入りで載せても。
だからね、この伝えるっていうのはすごく大変な時代になってるなっていうのをひしひし感じますよね。
Nobuhiro Seki
たぶん今ここで話してたSleep No Moreの体験をして、それでも何となく伝わってるなと思うのは、
イマーシブシアター体験をしてるからですね。
Mika Ueno
してるからですよね。そうなんですよね。
イマーシブシアターの体験のハードル
Nobuhiro Seki
だからゼロイチのところがやっぱり、0から1のところは体験しないとわからないし、
Mika Ueno
そうですね。
Nobuhiro Seki
その割にその体験のためのイニシャルコストは結構高いじゃないですか。
Mika Ueno
心理的なハードルもあるしね。
Nobuhiro Seki
よくわからないものにいきなりコストかけて、面白いかどうか本当にわからないじゃないですか。
僕のケースとかも前回の時に30分ずっとほぼ洗脳ですよね。
Mika Ueno
そうですね。
Mika Ueno
オタク話で洗脳したみたいな。
Nobuhiro Seki
あそこまで言われると、体験してないことがむしろ自分とってマイナスに思うから、
チャンスがあったらいかなきゃいかなきゃっていうモードに変わってて、
やっぱりそういう意味で言うと、やっぱり口コミってこういう時に効果発揮するなって思いますよね。
体験してる人はその人に合わせていろんな方法で説明するっていう。
マーケティングみたいに確実的な方法で説明するんじゃなくて。
Mika Ueno
そうですね。距離が近い人とかよく話す人とか信頼してる人とか、
そういう人たちから聞くと一番入ってきやすかったりするじゃないですか。
Mika Ueno
全然知らない人よりも。
それもあるかもしれないですね。
最近ね、イマーシブっていう言葉がめちゃめちゃ多分世界的にすごい使われるじゃないですか。
この間聞いて笑っちゃったんだけど、
Mika Ueno
富士急ハイランドにある戦慄の閉鎖病棟って知ってます?戦慄の廃病棟?
Nobuhiro Seki
お化け屋敷みたいなやつ?
Mika Ueno
そうそうそうそう。ものすごい再現度で、匂いまで病院の匂いで、
あれ一回通過するのに30分くらいかかるらしいんですけど、
Mika Ueno
そこが究極のイマーシブみたいな感じで、
イマーシブって言葉を使ったプロモーションというか広告を出してたんですよ。
イマーシブの広まりと使われ方
Mika Ueno
それを見た時に、なるほど、あなた方は確かに元祖ですと思っちゃったんですよね。
今イマーシブって言葉を使わなくても、これいつからやってるんだろうと思ったら19年前からやってるらしくて。
確かに戦慄の廃病棟はこれこそイマーシブだよなと思いましたね。
だからもう先駆者はもういたと、富士急ハイランドに。笑っちゃった。
Nobuhiro Seki
でもイマーシブ本当に流行ってるのは、僕も昨日偶然日経の記事を見てたら、
上半期の流行った言葉みたいなやつがあるじゃないですか。
大関かなんかだったんですよ。横綱ではなくて、大関が西か東か忘れましたけど、どっちかがイマーシブなんですよ。
だからやっぱりこの半年すごい使われたってことなんだろうなと思って。
Mika Ueno
イマーシブフォート東京の影響もあるのかもしれないな。
Nobuhiro Seki
多分そうなんじゃないですかね。
Mika Ueno
大規模でやってるとやっぱり目に引くし、でもやっぱりイマーシブってそこにドボーンと入って、
自分の視聴体験とかコンテンツの消費体験が全く違うから、今までと。
Mika Ueno
それじゃない、ただイマーシブって言葉を借りてるだけのやつがやっぱり散見されるので、
それはあれって思っちゃったりするんですけどね。
某ビールメーカーが銀座に出展してるんですけど、そこでビールエクスペリエンスとかって言って、
自分の工場で缶ビールが作られていく過程を映像で見るんだけど、
それはイマーシブエクスペリエンスとかって言ってて、それはイマーシブなのかと思ったやつがあるんだけど。
Nobuhiro Seki
それは単に映像見てるだけじゃないの?
Mika Ueno
映像見てるだけじゃなくて、別に缶ビールになりたいわけじゃないぞと思ったんだけど。
Nobuhiro Seki
イマーシブっていうも、英語だから逆に何でもあるみたいになっちゃいますよね。
なんとなくこんな感じのものっていうのが。
Mika Ueno
あとGoogleマップのイマーシブビューって名前になってましたけど、
あれはイマーシブっていうか鳥瞰図じゃないの?とか思うし。
Nobuhiro Seki
VRとかであの辺が一通り、でも皆さん使ってるからイマーシブって言葉が入りやすくなってる。
Mika Ueno
うん、そうなんでしょうね。
Nobuhiro Seki
なんて話をしたら気づいたら結構。
Mika Ueno
また、イマーシブでオタク回第2回目でしたね。
Mika Ueno
Sleep No More体験記。
Nobuhiro Seki
2人で話すと同じネタを深く話して長くなるっていう傾向にあることが。
Mika Ueno
いやー私は大変満足ですよ。こういうイマーシブシアターについて。
Mika Ueno
まだ行けてないからね。
Nobuhiro Seki
早く来ないとダメですよ。
Mika Ueno
本当ですね。7月、あと1ヶ月しかないじゃん。
Nobuhiro Seki
ということで。
Mika Ueno
日本でもイマーシブシアターいっぱいあるので、ぜひ興味持たれた方は行ってみてはいかがでしょうか。
Nobuhiro Seki
後でリンクをつけておきます。
Mika Ueno
そうしましょう。
37:44

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