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社長に聞くin WizBiz
本日の社長に聞くin WizBizは、株式会社ステムリム代表取締役社長 岡島正恒さまでいらっしゃいます。
経歴の方をまずはご紹介させていただきます。
東京理大学卒業後、隅友銀行にご入行。現在の三井隅友銀行でいらっしゃいます。
その後、隅友キャピタル証券、その後大和証券、SMBCに勤められ、
その後、メディシノバ子子役副社長に就任。その後、ステムリムさんの代表取締役社長にご就任され、
今年本年8月9日にマザズを上場を果たしていらっしゃいます。社長さまでいらっしゃいます。
岡島社長さまで、よろしくお願いいたします。
最初のご質問なんですが、ご出身はどちらでいらっしゃいますか?
出身は横浜ですね。
シティボーイって感じでいらっしゃいますか?
いやー、横浜って言ってもいろいろ広いんで、私の横浜は田舎の横浜ですね。
そうですね。小学校、中学校時代の思い出なんて、そういうのはあられましたか?
えーとですね、小学校、中学校の思い出っていうのは、特にこれっていうのはないんですけども、
ただあれですね、小学校の頃サッカーをやってたんですけども、
サッカーを普通にクラブ活動でやってて、ちょっとサボって空を見てたら、
UFOをみんな集団で目撃したという記憶が鮮明に残ってますね。
結構そのUFOを見るような体質というか、そんな感じでいらっしゃいますか?
いや、全くないんですけれども、その時はみんなで飛行機雲を眺めてたら、
UFOが突然、絵に描いたようなUFOがパッと現れて、それがですね、またパッと消えて、
で、別のところに現れてっていうのを、当時だからサッカーをやってた数十人が同時に目撃したというのが、
僕の中の小中学校の中の一番記憶に残っているものですかね。
ご経歴からすると理系で想像があったんですね。
ふわっとした話があんまり苦手かと思ったので、大変最初から大変驚く話なんですが、
なんか別にUFOを見たから人生が変わったってわけではないですか?
いや、全くないですね。話のネタとしては使ってますけれども、
そうですか。その後、高校は神奈川県内の高校でいらっしゃいましたか?
そうですね。高校も横浜です。
高校時代はどんなことをして過ごしたというか。
高校時代はですね、実は山岳部に入ってまして、山を登ってたんですけれども、
今はもう私身長190センチあって大柄なんですが、もちろん高校の時もですね、180センチ以上ありまして、
当時、高校2年生の時ですね、南アルプス重層といって夏休み1週間、山にずっと入りっぱなしになるわけですね。
日本で2番目に高い山が北岳という3000メートル級の山があるんですが、
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そこを目指している途中で1年生の後輩が全く身動きできなくなったわけです。
1週間山に入っているので、1人1人が30キロの荷物を背負っているんですね。
当時、私がやっぱり体力が一番あったということで、前と後ろにリックサックを2個背負って、
60キロの荷物を背負って山を歩いたというのが、やっぱり記憶ですかね。
別に山登ってて、よく登っててUFOもよく見たとか、そういうわけではございません。
UFOは見ませんでしたけど、ブロッケン現象というのをご存知ですか?
分からないです。
ブロッケン現象というのは、よく船乗りが見るんですけれども、
目の前に霧のスクリーンがあって、後ろに太陽があって、
そうすると実はこっちが手を振ると、こっちの霧のスクリーンに自分の影が映るんですね。
そこに五光が射したように光が出て、同じように手を鏡に映ったように振ってくれるという
ブロッケン現象を山の頂上で見たというのはあります。
非常に珍しいことなんですけども。
そういう体験をすごく積んでらっしゃる感じがします。
その2つだけですね。
その後、東京理科大を選ばれていらっしゃいました。
この東京理科大を選んだ理由というのは何かわかりますか?
特に理系を目指してて、受かったのが東京理科大学だったってことですかね。
自主的に選んだというより、もちろん早稲田の理工学部も受け、
慶応の理工学部も受け、受かったのは東京理科大学だったっていうところですかね。
あとは大変頭のいい方でいらっしゃるということでいらっしゃいますが、
その後、住友銀行を選ばれていらっしゃいまして、
これもちょっと理系から住友銀行ってそんなにいらっしゃらないのかなって感じなんですが、
いらっしゃるものなんですかね。
我々、ちょうど平成3年に銀行に入ってるんですけども、俗に言うバブル社員なんですね。
この頃に、金融機関が理科系を結構採用するようになりまして、
主な目的としてシステム要因として採用してたわけです。
私は実はシステムだけは絶対やりたくないと言ったところで、営業がやりたかったんですね。
営業をやらせてくれるんだったら住友銀行に入ってもいいというところで、
当時実は日本の金融機関っていうのは、
世界の中で収益的にはトップ10をすべて日本の金融機関が占めるというような状況で、
これ記憶が確かならば、当時世界で一番収益を上げてた会社が実は住友銀行だったんですよ。
格付けもスタンダード&プアズ、ムーディーズでAAAで一番儲かってる会社で給料も高くて、
どうせ働くんだったら給料の高い会社で働こうという非常にシンプルな発想でしたね。
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なるほど。でも住友銀行というと私のイメージは日本でトップクラスの営業がきつい、
ノルマのきつい会社ってイメージなんですが、そこで営業をやろうと思った理由は何かあられる?
これはですね、あんまりイメージが良くないんでどうかなと思うんですけど、
私大学1年生の時に実は中学生向けの教材のセールスっていうのを夏休みやった期間がありまして、
ここで偉い短期間で稼いだわけですね。
俗に言う飛び込み営業なわけです。知らない個人の家に飛び込んでって営業をやって、
それも元々営業ということで募集してたんではなくて、
フロムAだったかアルバイトニュースだったか忘れましたけども、学習アドバイザー募集みたいなのに引っかかりまして、
日給部合成で7000円から8000円以上みたいな振込で行ってみたら何のことはないセールスで、
ただし中学校のお子さんにちょっと勉強を教えながら教材をセールスするみたいなもので、
これが自分が営業にすごく向いてるんだなっていうのを気づかされた瞬間で、
どうせやるんだったら営業で最もきついところが最もある意味目立つところだから、
ここに飛び込んでみようという発想ですね。
東京理科大の学生の中で飛び込み営業のバイトした方は非常に少ないと思うんですけども、
周りの方々とずいぶん違うみたいな雰囲気にならなかったですか?
それはあったかもしれませんね。
とは言っても大学時代もそういった意味では仲間を集めてサークルを作ったり、
そういう活動をしてましたので、それがかえってよかったのかもしれませんね。
銀行時代はどんなことをして過ごしたという思い出はありますか?
銀行は最初みんな支店に配属されるんですけれども、支店に配属されて最初やっぱり営業に出されてですね、
それはある意味僕にとっては隅友銀行って看板をせよっての営業っていうのは何て楽なんだろうと、
ピンポンって鳴らしても隅友銀行ですとそこの支店のものですがって言ったらみんなドア開けてくれるわけですね。
これは飛び込み営業の教材のセールスに比べればぐんと楽だったんですけれども、
一緒に支店に配属になった同期はえらい苦労しまして、やっぱりそんな営業なんて普通はやったことないですから、
だいぶそれはめげてたようでしたけれども、そういった意味では最初の営業はすごく楽しくやってて、
その後そこの支店長がよかれと思って本店のシステム開発部ってところに移動させられたわけですね。
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これは私本位ではなかったわけです。転勤して早々の部長面談で、
僕はシステムやりたくなくてこの銀行に入ってきたんで転勤させてくれという話をしたら、
いやー岡島君、あなた転勤してきて早々そんなこと言うもんじゃないよという話があったんですが、
1年で移動させてくれまして、そこが証券部トレーニーというもので、
そこから自分の証券人生というか今につながる道が開けたというところではすごく大きな転勤になったんだと思います。
その後、住友キャプトル証券、大和証券と言ってらっしゃるんですが、証券側ではどんな業務をやられてらっしゃったんですか。
証券側ではまず証券部トレーニーというところで非常に勉強になったのは半年間証券部、半年間市場営業部というところで証券の企画をやったわけですね。
そこはデリバティブというのがオプションとかスワップというのがあるんですけれども、
こういうのを企画しているところで、ここで校内向けの社内向けの資金、デリバティブ、スキル、テキストというのを私は作ったんですね。
そういう実は理系の要素というのは、実はそういうデリバティブとかスワップとかオプションというのは基本が確率統計なんです。
たまたま自分がやってたのが確率統計だったんで、こういったところは非常に自分に適正があるなというところで、
隅友キャピタル証券に1年後に出るんですけれども、ここではやっぱりその技術を使って、当時担当してたのは事業会社を担当してまして、事業会社でさまざまなニーズがあるんですね。
自分のところが輸出の業務があって、こういう買わせのリスクをとってて、これを逆手にとったような運用商品がないかとかっていう相談を受けて、
これをオーダーメイドで会社さんのニーズに合わせたような仕組み裁とか、そういったものを作って販売してたっていうのが隅友キャピタル証券の業務ですね。
そのうちに実は山市証券がつぶれまして、次は大和証券が危ないっていうときに、実は大和証券の旧裁則で大和証券SMBCという合弁会社を作って、そこにお金を入れるというようなスキームができて、
できたての大和証券SMBCという合弁会社に合流したんですね。
ここからは事業法人部という証券会社の中では一番、ある意味花形の部署に配属になりまして、ここで事業会社をずっと担当することになったんですけれども、
私の中で記憶に残った案件っていうのが2つありまして、そのうちの1つが実はライブドア事件っていうのは、もう今から14年前に起こったんですけれども、
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そのときの富士テレビ日本放送の実は担当していたのが私で、買収防衛サイドをやったわけですね。
これは非常に本当に3ヶ月ぐらいは土日も含めて家にほとんど帰れないような状況が続いたんですが、これは自分の中ですごく財産にもなっている案件です。
それ以外に、メディシノバという会社をご紹介いただきましたが、ここはアメリカのカリフォルニアにあるバイオベンチャーなんですけれども、日本人が創業しましたと。
本来であればアメリカのバイオベンチャーなんで、ナスダックに上場すればいいんですけれども、当時は日本がバイオブームになってたんで、経営者が日本人だっていうこともあって、日本に上場したいという話があって、こんな話は誰もやったことないんですね。
こういった誰もやったことないものにチャレンジするというのが結構自分の中では好きな話で、これを担当してアメリカの会社を本国に上場しない状態で日本の株式市場に上場した第一号というのをやらせていただいて、
その後、今度はその会社がナスダックにも逆上陸するというところで、そのときに一緒にやろうということで誘われてメディシノバに入っているんですけれども、ずいぶん長くしゃべっちゃいましたが、そんな流れです。
なるほど。お聞きするとやっぱり理系の経営工学科出身でいらっしゃるので、デリバティブのほうが専門分野ですので、それが生きてそのまま証券のほうに移ったという感じでいらっしゃったということですね。
はい。
当時デリバティブは多分流行りでしたね。
流行りでしたね。
そんな感じでいらっしゃいましたね。
その後はそうすると、いわゆる上場に関しての、ある意味順々押されたのは大和証券、SMBCBというのが。
はい、そうですね。
経営者を応援する。社長の孤独力、番外編。
本日の社長の孤独力番外編は、資産運用をしたい、やりたければ個人のお金でやれというテーマでございます。
資産運用をしたいというふうに考える社長さんは、全うちゃ全うでございます。
社長様のほうから株式をやっているとかしていらっしゃると思います。
そのときの注意事点としては、私としてはぜひ資産運用はご自由にさせていただいていいんじゃないかなというふうに思っています。
株式であっても、それこそ不動産であっても、今東京や沖縄だったら不動産は大変うまく運用できると思いますので、そういうのはあり得るんじゃないかなと思います。
もちろんフィリピンやミャンマーやいろんなところでやっていらっしゃる方もいらっしゃいますので、そういうふうには思います。
しかしながらそれをやっぱり会社としてやるのは、私はちょっと違うんじゃないかなと思います。
やっぱり個人でやるべきじゃないかなというふうに思っています。
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私は昔100年以上続く企業の研究をして、いろんな本を読みなさったときに書いてあったところで、本業に集中しろという架空がある企業が100年、200年、300年継続しているケースが非常に多いようです。
そういうことを考えると、いわゆるバブルの頃に資産運用などして潰れた企業も数多くいるということを見ると、やっぱり本業に集中することが会社は重要なのかなと。
ですので、個人でビットコインでも不動産でも株でも個人でFXでも個人でやるのは大変いいんじゃないかなと思います。
一方で会社でやるのはちょっと違うんじゃないかと、こういうふうに思っている次第です。
ですので、資産運用をしたければぜひやっていただいて構いませんが、会社でやるのはやめたほうがいいんじゃないかと思います。
私自身も結構ビットコインもやりますし、私自身は資産運用をもちろん大きくやったことはございませんが、小さくしかやれませんが、失敗したことは割と少ないと思います。
昔はブラジルレアルだって米国債で儲けたりとかそんなこともありました。
今はブラジルレアルがちょっとやばいかもしれませんけれども、また時期が来たらよくなるかもしれませんが、そんなので儲けたこともございますので。
私は遊び程度というか、多少個人としてやるという分にはいいんじゃないかなと思っておりますので、ぜひ個人で儲けていただければというふうに思っています。
本日の社長の孤独力番外編はここまで。また来週。
本日も社長に聞くインウィズビズをお聞きくださり誠にありがとうございました。
この番組は2017年1月から毎週配信を続けております。
これまでにたくさんの成功社長、成功経営者のインタビューをお届けしてまいりました。
その内容はすべてテキスト化いたしまして、私どもウィズビズが運営するウェブサイト、経営ノートでも閲覧いただけるようにしております。
音声だけでなく文字で読み返すことで新たな発見や気づきがあり、
皆さんの会社経営に役立つヒントがきっと見つかるのではないかと思いまして、サイトの方にもさせていただいています。
ぜひネット検索で経営ノートスペース社長インタビューと入力いただき、経営ノートのサイトをご覧になっていただければというふうに思っております。
本日の社長に聞くインウィズビズはここまで。また来週。