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2023-01-26 2:03:11

#029 燃ゆる女の肖像 (Portrait de la jeune fille en feu)

⚠️このエピソードは「燃ゆる女の肖像 (Portrait de la jeune fille en feu)」のネタバレが含まれています

皆さんにお願いがあります。
まだこの映画見てなくてエピソード聴くのやめようとしてたら、一度映画観てから聴きに戻ってきてください(笑)
極端すぎるKanoとMarikoの感想について皆さんのご意見を切実にお待ちしています!!!!!!

【燃ゆる女の肖像 (Portrait de la jeune fille en feu) 考察トーク回】

💡今回はCharlieお休みです

◆◆◆ 作品情報 | フランス語練習してみた | Marikoの「けっ」| 何でKanoがこの作品を選んできたのか | MarikoのXY軸がバグった作品 | フランス映画の特徴って? | フィルター | 静寂 | お高くとまったフランスアート | 挑みたいKano | そんなエネルギー使えないMariko |
あっち側行ける人間かどうか | 人生のキリトリ | 正解がないから自分だけの物に | めちゃめちゃカッコいい事言ってるけど大丈夫? | Kanoはロマンチストなんだってば | 感情を代わりに体言 | アジアのエロとフランスのエロの違い | 説得されちゃったMariko | この映画はASMR!? | マリアンヌの視点 | KanoとMarikoの脳みそ違い過ぎて草w | じゃあちょっとわかりまちぇん | この映画のメッセージは? | ギリシア神話オルフェウス | Kano的おすすめの鑑賞法 | エロイーズが結婚を拒んだ理由 | 2人はいつ恋に落ちた? | やっぱKanoは女子 | 火の用心パーティ | 皆は一体どんな感想なのー! | おすすめの映画 ◆◆◆

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00:08
こんばんは。
こんばんは。
Wheel of Filmsは、同じ外語大出身の3人、
マリコ、カノ、ターリーが少し大人になって、全く違う境遇から、映画の紹介、感想、考察をしていく番組です。
番組を聞いて、次に見る映画や、あの映画の考察の参考にしてみてください。
今日の映画は、燃ゆる女の肖像です。
今回のエピソードは、作品のネタバレを含んでいます。
まだ見ていない方は、作品を鑑賞してから番組をご配置ください。
そして、Wheel of Filmsでは、各種SNSをやっています。
wheel__of__filmsで検索していただけると、インスタ、ツイッター、フェイスブック全部出てくるので、フォローよろしくお願いします。
お願いします。
あとは、アップルポッドキャストでお聞きの皆様は、正直な感想で結構ですので、レビュー書いていただけると、とっても嬉しいので、よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
お天板に書いていただいても構いません。
はい、構いませんので、私たちも映画の評価正直にやってますので、皆さんも正直にね、レビューを書いていただければと思いますよ。
そうです、そうです。
あと、ツイッターでは、ハッシュタグWOFレビューをつけて感想、意見等々募集してますので、そこでも正直な感想書いていただけると、とっても嬉しいです。
嬉しいね。
うん。
お願いします。
お願いします。
ということで、今日はチャーリーがお休みですね。
はい。
私とマリコでフレンチムービーやっていきたいと思います。
パチパチパチ。
イエーイ。
ということで、最近ちょっとね、外国語映画を増やしてきてます。
うん。
そうそう、今回は初フランス映画ですね。
まあ、もちろん私が持ってきた映画ですけど。
うん、もちろん彼女ちゃんだよね。
はい。
タイトルはですね、「燃ゆる女の肖像」で、現代がね、これちょっとGoogle翻訳で練習してきたから私。
おー、えらーい。
いや、と言っても、ただ発音確認しただけなんだけど、フランス語で、
まあでも、彼女発音うまいからね、基本大丈夫でしょう。
今、めちゃめちゃ適当にやったけど。
みたいな感じ。
03:00
まあ、あれだね、英語はPortrait of a Lady on Fireだから、それはそのままフランス語って感じですね。
うん、なるほど。
うん。
はい、制作年は2019年。
で、ジャンルはドラマ。
け。
すいません。いや、意外と新しいじゃないかと思って。
結構最近なのねって言いたかったでしょ。
なんで怖い、やめて。読まないで。
結構これ出たとき、SNSでもいっぱい見たし、
たぶんみんな結構、ネットフリックスとかですごい宣伝されたんじゃないかなと思うんですけど、
まあ、アカウントによると思うけどさ。
そうそう、結構話題になった映画なんですけど、作品時間は120分、2時間の映画で、
この映画の監督はね、女性監督なんですね。
ぽい。
セリーヌ・シアマさんっていう、ぽいよね。
フランスの監督さんが作った映画でして、
あんまり日本人は親しみないと思うけど、
一応有名な作品は、水の中のつぼみとか、
あとパリ13区とかその辺かなっていう感じですね。
私ちょっとどっちも、どっちもっていうか、この監督の作品、この映画しか見てないんだけど、
100本もこの監督が書いてますね。
早く私は本当はマリ子の感想聞きたいんだけど、
ちょっと我慢してザーッと、もう今日は作品情報ザーッと説明して、
たっぷり後で聞こうと思いますので、よろしくお願いします。
キャストが、マリアンの役がノエミ・メルランさんですね。
この人も、全体的にみんなすごいいっぱい映画出てて、
なんか代表作品があってっていうよりは、本当にフランスの女優さん達で、
そんな目立った代表作はなく、この監督と縁がある女優さん達っていう感じでしたね。
このマリアンの役の人は、一応パリ13区にも出ていて、
エロイーズ役のアデル・エネルさんは、水の中のつぼみにも出てて、
あとBPMっていうフランス映画にも出てるんだけど、
これは唯一私も見たことがあって、
この映画見た時、既視感があるな、この女優さんと思ったんだけど、
このBPMに出てたんですね。
06:00
ソフィー役、メイドさんのソフィー役はルアナ・バイラミさんで、
あのことっていう、最近結構話題になってる新しいフランス映画にも出てるみたい。
これも私気になってるんだよね、あのことみたいなって思ってるんだけど。
伯爵夫人がバレリア・ゴリノさん。
この人有名ぽい。
ぽいよね。
一応レインマンに出てるらしい。
私レインマンも見たことないからちょっとわかんないんだけどさ。
キャスト紹介はこんなもんかなと思いますね。
で、受賞歴が第72回カンヌ国際映画祭の脚本賞を取っていまして、
あともう一つがクイア・パルム賞っていうのを同じカンヌ国際映画祭で受賞してます。
女性監督でこの2冠取ったのは初めてとか書いてあったかな、確か。
らしいです。
で、このクイア・パルム賞っていうのが多分クイアってLGBTQプラスのことだよね。
そういうことなのか。
ネットフリックスとかでさ、クイア・アイとか、ドキュメンタリーとかあるじゃんね。
あれとかもクイアってそういうジェンダーマイノリティの人たちのことを総称してクイア。
私も詳しくないけど言うんだけど、
で、このカンヌの最高賞がパルムドールっていう賞だから、
それの多分LGBTQ部門の最高賞ってことで多分クイア・パルム賞ってものが受賞されてるんだと思います。
なるへそ丸。
なるへそ丸?
そうそうそう。
この賞の名前だけ見たときにさ、日本語でカタカナで見てるとクイアってピンとこないじゃんね。
そう、だから全然わかんなかった、見てるだけじゃ。
英語だとQ-U-E-E-Rかな?
かな?
多分ね、クイアみたいな感じだよね。
そうだ、Q-U-E-E-Rだ。
ちょっと詳しい説明を検索してください、私も詳しくないので、クイアの意味。
で、フィルマークスの評価が4.0、高いね。
でね、ロテントマトが高いんだよ、これはまた。
09:04
トマトメーターが97。
すごい。
で、オーディエンススコアが92%なの。
でも高いじゃん。
そうそうそう、いやなんか、私はこのトマトメーターが高いのは納得なのよ。
だけどオーディエンススコアもこんなに高くなると、なんか結構さ、カンヌの映画って賛否あるって。
そういう監督とか評論家の人たちにはすごく評価が高かったり、映画好きの人からは評価が高かったりするけど、
一般大衆受けしないというかさ、っていう映画が多いと思うんだけど、
これはオーディエンススコアも高くて私は嬉しくなりました。
高いね。
全体的に、世界の日本の評価も高めでございますね。
はい、で、いつものあらすじをじゃあ読みますね。
はい、漢字読めますか?
いやわかんない、今回もチェック。
これ毎回さ、読むってなった時に、あ、やべって毎回なるんだよね。絶対に。
いきます。
画家のマリアンヌはブルターニュの貴婦人から娘のエロイーズの見合いのための肖像画を頼まれる。
だがエロイーズ自身は結婚を拒んでいた。
身分を隠して近づき、古塔の屋敷でひそかに肖像画を完成させたマリアンヌは、真実を知ったエロイーズから絵の出来栄えを否定される。
描き直すと決めたマリアンヌに、意外にもモデルになると申し出るエロイーズ。
キャンバスを挟んで見つめ合い、美しい島を共に散策し、音楽や文学について語り合ううちに恋に落ちる二人。
約束の5日後、肖像画はあと一筆で完成となるが、それは別れを意味していった。
というのがあらすじですね。
あらすじ、なんか結構言っちゃうんだね、いろいろ。今読んで思ったけど。
そうだね。
でも、ドッキリな展開っていう目的の映画じゃなさそうだからかな。
まあ、私はなんとなく、結構言っちゃうんだねって自分で言いながらも、ここまで描いちゃう理由もなんとなくわかってる。
わかってるっていうか、自分的に理解はしてるんだけど。
そうね、どっから話そうかな。
でも一個だけ先に質問があるのが、なんでこの映画選んだの?今回。
かのが選んだじゃん。
いい質問ですね。
本当ですか?
いい質問ですね。
12:00
今回これ選んだ理由は、なんかまあ今回久々にまりこと二人の収録になる予定だったから、
何にしようかなって考えてて、他にもいっぱい候補が実は三つぐらいあった。
でも、まりこと一緒に二人で収録するとき、たまたまだけど毎回絶賛して終わる回が多かったから。
あー、たしかに。
だから、プラス結構初期の聖なる鹿殺しとかね、とかやったとき、あとジョーカーとかさ、やったときみたいに、
結構考察をする作品を最近取り上げてないなと思って。
みんなで感想を言い合うものばっかり扱ってるから、そろそろ考察したいなっていうのと、
まりこと意見が分かれる可能性がある作品を取り扱いたいなと思って、それ基準で考えてて。
プラス私が熱く語れるものにしようと思ったときに、とりあえずフランス映画を早く一回やりたかった。
そうだよね、だってずっと言ってたのに、なんだかんだやってなかったからね。
そう、ほかでもね、やりたい作品いっぱいあるんだけど、3人そろったときにどうしてもやりたい作品とかが多くて、
だからちょっととっといてるんだよね、ほかの作品は。
それをのぞいて、ちょうどいいフランス映画なんだろうなって考えたときに、今回これになりました。
へー、納得でございます。
納得でございますか?
はい。
そう、なんかちょうどまあまあ話題性もそんなに薄れてない、ギリギリ薄れてないから、やるなら今かなと思って、この作品もね。
今作でだいたい見れるし、だから選んだのよ、これを。
なるほどね。
これは、私的にはもうほんとフランスらしいフランス映画だけど、結構モダンな感じも加わりつつの映画ですごく良作だと思っていて、
このフランス映画を語る上ですごくいいチョイスかなと個人的には思ってるんだけど、
どうよ、フランス映画。
まず、バックグラウンドを聞いてくれてる人に渡しておくと、
私普段フランス映画見なくて、
うんうん、そうだね。
で、フランス映画がこういう感じのものだなっていうの分からないで見たのね、今回。
15:01
だから、そういう状況で見てる私の意見なんだけど、
そもそもフランス映画といえばっていう特徴って何?逆に。
待って、好きか嫌いか教えてもらう前にその話になっちゃうぞ。
好きか嫌いか言えないんだけど、これ。
やっぱそういう感じか。
別に好きでもないんだけど、でもなんて言うんだろうな、
鹿みたいに、
鹿って言うの?鹿って。
すいません。
ねえなら鹿殺しね。
そう、鹿殺しみたいに変すぎる、気持ち悪いとも思わなかったんだよね。
いや、え?待って待って、
じゃあ、あれかもね、前情報がよくなかったのかもしれないけど、
多分私が好きってことは変な映画だと思って見た。
そう、そうなの。
やっぱそうだよね。
そう、変な映画かつ女子向きなのかなと思って見たの。
なるほど。
そう、っていう先入観があって見たけど、
好きか嫌いってシンプルで、シンプルに言い表せない映画だったのが、
ほぼ初めてというか、
なるほど、いやいやいや納得よ。
なんか今まで私好き、嫌い、嫌だ、だったじゃん。
うんうんうん。
でもそれが、初めてXY軸の微妙なところに。
おもしろいね。
フランス映画の特徴っていうのも教えてもらいたいし、
彼女が思うものでいいから。
その上で私の第一印象を言いたい。
なるほど、わかりました。
まず一つに、私変な映画しか見ない人じゃないですからね。
私が強烈に好きな映画は、確かに変な映画多いけど、
フランス映画は強烈に好きな映画のジャンルの一つなんですよ。
で、フランス映画は別に特徴としては、
変だからフランス映画っていうことではないですね。
マリコが思ってるような、ちょっとサイコスリラーみたいなのが特徴っていうことではなくて、
今日一応フランス映画の、私的に思うフランス映画のいいところっていうのをまとめてきたので、
それを聞いてもらったらいいかなと思います、まず。
聞きたい。
まず一つ目は、もう最初のシーンから、
もう良かったんだけど、私からしたらね。
フランス映画って結構全部じゃないけど、
ちょっと白みがかったフィルターっていうかさ、
それはわかる。
フィルターあるじゃない。
あれがまず私一つ好きなのね。
18:00
B612的なフィルターでしょ?
そうそう。
カメラアプリのね。
なんだろうな、ちょっとブラがかった、
ホワイトがかった感じのフィルター使ってる映画が、
フランス映画に限らず、まず私が一つ好きっていうのが一つと、
あのフィルターで、あの感じで始まる時点で、
もうこの映画だいたいいいわってちょっと思っちゃうぐらい。
ちょっとフィルム写真みたいな感じだよね。
そうそう。
あのフィルターがかった感じの映画が、
なんで私が好きかっていうと、
だいたいあのフィルターで撮ってる映画って、
次、私がフランス映画の良いところとしてあげるのが、
だいたいセットになっているからなんだけど、
それが静寂ですね。
なんだろう、余計な音楽とか、効果音とか、BGMとか、
基本的には使わない。
セリフも基本的には少ない。
で、あのシーンってした音がほとんどない中で、
進んでいくのが一つ、
フランス映画の全部じゃないけど、
特徴の一つであり、良さの一つであると私は思っていて、
だいたいあのフィルターで始まる映画は、
この静寂がセットになっていると私は思っている。
なるほど。
で、なんでその静寂がいいかというと、
セリフ以外から読み取る楽しさを与えてくれるからなので。
これもまたフランス映画の特徴の、
これが最大と言っていいかもしれないけど、特徴の一つなんだけど、
セリフが少なくって、
自分でその登場人物の感情とかを読み取る。
読み取らないと話がわからないみたいなのが一つ特徴だと思ってて、
私はこの手の読み取る系映画が大好きなのよ。
だから女性に人気なのかな?
女性に人気なの?これ。
違う違う、フランス映画ってあんまり、
私個人的に男性ですごい見るって人、まだ出会ったことないんだよね。
どうなんだろう?
私はね、
私、そもそもフランス映画が好きって一人は、あんまり周りで会ったことないからわかんないんだけど、
21:05
でも、もしかしたらあるかもしれない。
そのね、感情をひもといていくっていう楽しさがあって、
そのセリフが少ない代わりに、表情とか、しぐさとか、視線とか、息遣いとか、
あとファッションとかっていうこともあるよね。
あのブルックリーの時でも少し話したけど。
うん、そうだね。
なんかそういう、なんかまあ、
俳優陣たちの演技から、この展開を自分なりに読み取って解釈をして、
その映画を理解するっていうのが、もうアートと思ってて、
それを観客に求めてくるあたりがフランスって感じしない?
他のも、ちゃんと見てたらそう思うのかもしれないけど、わかんないな。
いや、なんかわかんないよ。
私の勝手なステレオタイプだけど、フランス人の。
なんかちょっとそういうアートとかでさ、ちょっと少しお高く止まってるっていうかさ、
これ別にわかんないんだったらいいわ、みたいなところある気がしない?フランスって。
あるのかね。
もう意味わかんない絵とか例えばさ、出てきて、これがアートですって言われて、
何この変な下手くそな絵。
もし観客が思ったとしたら、あなたはじゃあわからないんだったらいいです。
わからないままで帰っていただいて、みたいなさ。
確かに。あるわ。
これはこうこうこうで、こうだからこうやって美しく見えるんですよ、じゃなくて、
いや、切ないとか言ってませんから、あなたが受け取って、美しいと思わないんだったらそれで結構です、お帰りください、みたいなさ。
確かに、すごく独。
わかる?なんかそのフランスの文化というかさ、勝手だよ、めっちゃ勝手なことだけど、
そういうところが私はフランスにはあると思ってて、それが映画にも通ずると思ってるのね。
映画を作って、世に出して、これの良さとか、意味とか、わかんないんだったらいいです、見なくて、みたいな。
映画好きじゃなくていいですから、みたいな。
感じが、なんかフランス、みんなそうやって思ってるかは別として、DNAにそれが刻まれてて、
それがフランスの監督が作ると、必然的にそうなってくるみたいな、アート性。
なるほど。
そこが私は特徴だと思っている、フランス映画。
言いたいことはわかった。
ハリウッド映画とかは、いかに観客にわかりやすい展開とか、ナレーションとかセリフとかを入れるかがエンターテイメント性になってくるじゃんね。
24:02
誰でも見れる、誰でも楽しめるっていうほうが大事になってくると思うんだけど、全部じゃないけどね。
フランス映画は別に大衆系とかじゃなくて、フランスのこの文化わかんない人はいいですっていう感じで作ってる感じが、私は好きなのよ、そこが。
なるほど。
挑みたくなるの、私は。
なるほど。
これを、なんでこれがカンヌとかでいい評価をとるのか、私はこれをわかる人間なのかわからない人間なのかみたいな、一人でこれもシーソーゲームしてる感じよ。
そうなんだ。全然わかんない。カノって変なの。
フランス映画好きな人とか、こういうタイプのセリフ少ないのとかが好きな人は多分同じシーソーゲームしてると思う。
嘘だ。
いると思う。
そんなにね、何事にもシーソーゲームとか一人で頑張っちゃう人そんなにいないと思うよ。
あれ?
ごめん。
私とチャーリーがだいぶ少数派だった?
いや、チャーリーも確かに何も言わずに観察してるのかもしれないけど、そんなさ、勝負はしてなさそうじゃん。
違う、チャーリーはさ、好きな映画とか聞かれた時に勝手に一人でシーソーゲームしてるじゃん、だいぶ。
あー、そっちね。
そうそうそうそう。
いや、それはまだわかるよ。それはまだわかるよ。
でもカノのゲームは、自分と戦ってるというかわかる?
あ、そうだよ。自分との戦いだよ。
えー、エロ。
私そんなエネルギー使わないんだけど。
待って、感想。まさか褒められると思わなかったよ。
だから私、フランス人男性会わないんだ。
いや、そんな感じは読み取れないからさ。
あー、恋愛にも出してきてる?スノブ感。
全部口から出してくれるアメリカン最高じゃん。
だからさ、マダム・イン・ニューヨークでもさ、彼フランス人だったじゃん、相手。
だからあんなポエトリーな感じで説明してたんじゃない?君の瞳が美しいって。
あれの良さをわかるかわからないかみたいな。
何も言わないでじーって見つめられるシーンとかあったじゃん。
うん。
あれとかマジで無理。やられたら、何考えてるの?ってなる。
何考えてるんだろうからが楽しいんじゃないの?
全然楽しくない。
じゃあ、そうか。
私がいかにあっち側のわかる人間になれるか。
27:00
私は所詮こっち側の人間なのか、みたいな思想ゲームよ。
へー、わかる人、挙手してください。
何か気になる?
絶対いる、これ。絶対わかる人いる。
そうなんだ。
だから例えば美術館とかでもいいけどさ、
それこそさ、わかんない?ピカソとか、
当時は批判とかもきっとされたでしょ?
あれを素晴らしい何億円もするアートって、
気づける側の人間か、何これ?みたいな感じで、
美術館を去る人間か、どっちに自分がなれるかみたいなさ。
なるほど。
そうそう。
なるほどね。
美術館に出た後に、いい展覧会だったねって、
言えた方がちょっとかっこいいみたいなとこあるじゃん。
でも世の中には思ってなくても楽しんだふりをする、
多くの人間もいると思うから。
そうだね。
そんなにならないようにガチで考えたよ。
なるほど。
だから庭川アウトよ。
マジでよかった、この映画。
じゃあどこがよかったの?って説明して欲しいもん。
マジで寝かせたね。
別にいいんだけど。
でも、確かにそうやって聞いたらかっこいいわ。
そうそう、それでちゃんと説明できたらさ、
わーってならない。
もし意味わかんない映画を見て、
マジでこれいいんだよねって言ってて、
なんて言っていいか全然理解できないから、
じゃあ教えたよって言ったときに、
全然説明できなかったら、
まあね。
これいいって言ってたらかっこいいって思ってるから、
いいって言ってるんだろうなーって終わるじゃん。
じゃなくて、マジでこれのいいところは、
こことこことここで、
って言えたら本物じゃん。
まあね。
だからそれに慣れるかどうかよ、自分が。
なるほど。
自分で言ってて何言ってんだって感じだけど。
こんなの伝えることじゃないけど。
いや、でもそうやって楽しんでる人が、
もしかしたら本当にいるのかもね、
彼女だけじゃなくて。
いや、絶対いる。
だからなんかすごい賞を取ってて、
すごく評価されてる映画を見て、
私が理解できなかったとする、
それの映画の良さが。
そしたら、
私ってまだまだなんだなーって思うのよ。
感想として。
そうなんだ。
嘘、これの良さわかんなかったなーってなる。
そうなんだ。
もしかしたら5年後にこれを見たら、
理解できるかもしれない良さが、
とか思いながら見てる映画。
へー。
30:00
あと、まだフランス映画のいいところあるから、紹介していい?
うん、紹介して。
特にね、この映画もそうだったけど、
人生の切り取りってところがポイントで、
っていうのも、なんだろう、
その登場人物1人の長い長い人生の中の、
ごく一部を切り取って見せてもらってる、
みたいな感じの作り方が、
フランス映画の特徴の一つかなと思ってて。
この映画もマリアンヌの長い長い人生の中の、
たまたま情熱的な恋をした期間の切り取りを、
私たちは見せてもらってる。
みたいな感覚があって。
なんか綺麗に聞こえるね。
綺麗に聞こえるってどういうこと?
なんか、そういう風に見るべきかもって今思った。
そう、それを教えますよ。
だから、なんていうんだろう、
ドキュメンタリーまでは行かないんだけど、
限りなくリアルに近い。
だから、特に物語の中に奇象転結みたいな、
これがあって、こんなすごいことが起きて、
1回落ちて、みたいなさ、
エンターテイメント的な、
欲要は一切ないのよ、基本、フランス映画って。
そう、だから、そういうエンターテイメント性を求めてる人からしたら、
なんだこれ、みたいな、
一体何を私は見せられたの?みたいな、
この2時間何だったんだろう?みたいな、
多分なるんだけど、
でも、そこがフランス映画の逆にいいところで、
その、欲要はないけど、
限りなく私たちの生活、
私の人生とか、マリコの人生とか、
誰か1人の人生にフォーカスしたら、
こうなるよなっていう、
リアルに近い映像なんだよね、とっても。
なるほど。
なんか、すごく現実的で、
私の例えば、1週間を切り抜いたら、
きっと特に奇象転結なんてないのよ。
だけど、私には感情があって、
その中で悲しくなったり、怒ったり、楽しかったり、
っていうことがあるわけじゃん。
それを、マリアンヌバージョンで、
今回は見せてもらってるんだよね、私たちは。
なるほど。
そうやって聞くと、いいね。
おお。
だから、追体験してる気持ちになれるんだよね。
うん。
そうそうそう。
この映画もそうだったけど、
マリアンヌを追体験する感覚になれる映画。
33:02
うーん。
基本的にフランス映画って、
登場人物がいっぱい出てきたとしても、
1人の人の目線とか視点から、
描いてるっていうことが多くて、
それが私は楽しいんだよね、すごく。
その感情移入しやすいし。
で、プラスなんだろう、
これが私のお気に入りポイントなんだけど、
だから、ほんとセリフとかも少ないし、
じっくり見てないと、
すごい些細な仕草とか、表情とか、
そういうのから、自分でも読み取るしかないから、
理解はすごく難しいものが多かったりするし、
正直正解なんてないじゃない。
別に作中で説明がされないから。
その人がこの時にきっとこう思ったんだろうなーとか、
これは嫌だっただろうなーとか、
想像しながら見るんだけど、
でもそれが合ってるかなんて誰にも分からないし、
監督にしか分かんないし、
監督もそもそもの正解を知ってるかどうかも、
私たちも分かんないし、
なんだけど、だからこそ自分なりにめっちゃ頑張って、
理解したりとか考察したりとかして、
解釈した結果、
その映画がただの映画じゃなくて、
自分だけの世界でたった一つの作品になるんだよね。
自分解釈バージョン。
なんか、めちゃめちゃかっこいいこと言ってるけど大丈夫?
えー、待って、そんな?
うん、全くそんな風に見るものだと思ってなかったから、
結構びっくりなんだけど、
うわ、ほんと?
うん、だけど、なんかかっこいいこと言いすぎてて、
なんか聞いてる人がKANOのこと心配しそうって今思った。
待って、やばい、なんか痛いやつみたいになってた、今。
いや、なんか、ほんとに知らなくて、私フランス映画。
そんな風に考えると、すごいいいじゃんって今思っちゃって。
いや、いいでしょ?
そう、でも、KANOの口から出てきた全てのセリフが今なんか、
パーフェクトに組み合わされすぎてて、
なんか恥ずかしくなった。
知らん。
ロマンチックだった。
言ったじゃん、私ロマンチストだから。
だから、こういうところだよ。
そうそうそう。
映画見てるだけでロマンチストなんだね。
いや、別にこれがロマンチックって思ったことはなかったけど、
これロマンチックに値するんだって今言われて思ったけど。
値するよ。
36:00
あ、そうなの?
うん、でもなんか、あーなるほどねって今思った。
思ってくれた?
うん。
だから、本当、自分の強烈に好きな作品になる理由はこれよ。
で、あとは、日常でさ、
自分もいろいろ経験したり共感したりとかすることで、
うまく説明、言葉にするのは結構難しい。
自分の中のモヤモヤとかザワザワとか喜びとかって生きてたらあるじゃんね。
でも、それってこういうことなんだよって表現したりとか、
言葉にしたりとかって結構難しいじゃんね。
それが上手な人はさ、
例えば絵を描くことにそれを投石したりとか、
書くとかさ、いろいろアーティスティックなクリエイティブな能力がある人はそれにできるんだろうけど、
私はそれがないから、自分の中でずっとモヤモヤするだけで終わるんだけど、
それと似たような感情を、たまたまね、
同じような感情を描いている映画があると、
自分のこの複雑な感情を代わりに体現してくれた作品って思って、
ありがとうって気持ちになるのよ。
あ、そうそう、私が思っていることってこういうことなんだよねとか、
私が経験したのは。
そうなんだ。
わかるよ、この登場人物の何々さんの気持ち。
ありがとう、表現してくれて、みたいな気持ちになる。
全部じゃないけどね。
たまたますごく作品があったら、そういうふうにも思う。
そうなんだ。
今回の作品はそう思う部分あるの?
今回は私の体現映画ではないかな。
ではないんだ。
うん、けど自分の解釈はいろいろしてるかな。
あともう一つ大切なのは、
フランス映画のすごい野生的な性的表現が私はすごく好き。
もう全然隠してなくて、生のままっていう感じ?
そう、フランス映画って基本的に生気とか全部丸々出すのよ、映す。
ふざいくとかも描けないし、っていうのが大体で、
別にわざわざさ、ああいう例えばベッドシーンとかってさ、
他の映画だと上半身だけとか顔だけとかが映ってて行為をなしてる映像になるじゃん。
別にわざわざ映さなくてもいいじゃん、下半身とかって。
でもフランス映画はちゃんとそこ、ちゃんとっていうのもあれだけど、そこが映ってることがほぼほぼなんだよね。
なんで映してるんだろうね、そこも含めてアートなのかな。
39:05
で、それ私なりの解釈、説明していい?
うん、気になる。
この作品でもさ、脇にクリーム塗るシーンとかさ、結構オピロ芸にさ、表現されてたじゃん。
あそこすごい私的には、うわフランス映画だなって感じがして、好きだったんだけど。
なんかこれ、オールドボーイの時の収録にで、ちょっとエロについて話して、
マリコ聞いてないよね、たぶん。
オールドボーイ見てないから聞けてない。
ちょっと話したから、オールドボーイの回聞いてくれた人はちょっと伝わってると思うんだけど、
韓国映画とか日本の映画とかの、アジアのエロっていうのは、私それはそれですごく好きなのね。
オールドボーイの時にそのアジアのエロが好きだって話をしたんだけど、
アジアのエロは、あれはあれでいいんだけど、私は男の幻想とか憧れみたいなものを体現してるエロが多いと思うのね。
女の人がこんなにエロかったらいいなとか、こんな行為喜んでたらいいなみたいな、
ちょっとAV産業にさ、だいぶ影響されてるような表現が多いと私は感じてて、
それはそれで作品として私は好きなんだけど、
フランス映画の場合って、さっきも言ったように、その人の人生の一部を切り取ってるスタイルだから、
あくまで別にセックスとか、性的なふれあいとかも人生の一部なんだよね。
私たちはもちろんそういうことがあるじゃんね。
だから、フランス映画のエロって、さっきも言ったように野性的っていうのは、
エロチックな、感能的なみたいなのをやりたくて、エロとして提供したくて、表現してる。
2人のプライベートな空間を垣間見させてもらってるみたいな感覚が私。
だから、別にそういう幻想とか憧れとか、エンターテイメント、パフォーマンスとしてのエロじゃないから、
この映画の中でもそうだったけど、セックス中にするプレイとかが、2人しか本当だったら知り得ない。
別に他の人に知ってもらう必要もない、2人だけの行為みたいなのがなされてるんだよね。
だから、そこが野性的に映るんだと私は思ってて。
そういうプライベートなセクシュアリティって、パフォーマンスとしては別に良しとされないっていうか、見栄えとしていいかどうかは別だと思うのね。
42:08
だけど、2人にとっては大事な行為だったり、それがコミュニケーションだったりするわけじゃんね。
それを生活の一部として、私たちはたまたま映画の中で見たっていう感じだから、
そこに別にエンターテイメントとか見せるっていうことは考えられてないから、
わざわざ角度、いろんなカメラワークですごいセクシーな角度を考えて、
俳優さんとかじゃなくて、ただただそのセクスのシーンを映してるだけだから、下半身も映るのかなと。
なるほど。
っていう私の考察ね。
なるほど。でも納得だな。
納得する?
まあ、えー、でも納得。すぐ納得したくなかったけど、納得だな。
そう、アジアのエロは別なのよ。
そこも含めて納得。
そうそうそう、あれはあれでいいのよ。
AV産業とかに関しては、いろいろ私も言いたいことあるけど、
映画の中のエロとしては、アジアのエロは私は強烈に好きなんだけど、
フランス映画はフランス映画で、ちょっとこっちが見たときにさ、
なんかいけない、ごめんなさいみたいな気持ちになるセックスシーンが多い、フランス映画は。
逆に?
映るからってこと?
映るし、プライベートなものを見てしまった、見ちゃったみたいな感覚。
なるほどね。
なんかドキのエロ、エロティックなドキじゃなくて、
ごめんなさい、みたいなドキになる。
あー、たしかに、たしかに、言ってることわかる。
わかる?
この映画にはなかったけど、フランス映画のあるあるは、
だいたいどっかしらで、みんなクラブに行って踊り狂うっていうのがだいたい入ってることが多いよ。
へー、なんでだろうね。
わかんない。
クラブに行って踊るのよ、絶対1回は。
へー。
この映画はさ、時代背景が昔だからなかったけど、
そう、時代背景がたぶん近代だったら、近代、現代だったら、たぶん絶対1回ぐらい入るんだよ。
あったのかな?
そうそうそう。
まあ、そのへんが、思うフランス映画の良さと特徴かな。
うーん。
どうでしょう?
ちょっと、見方変わっちゃうかも、たしかに、そうやって聞いたら。
逆にさ、どんな見方したの?まりこは。
うーん、どんな見方って言われると、
45:05
なんか、どんな形で終始見たの?見終わった後とかどう感じたの?
あ、じゃあ、私の初めてちゃんとフランス映画を見た第一印象っていう感じで伝えさせてもらうけど、
うん。
この映画に関しては、
うん。
どんな映画、あらすじとか調べないで見始めて、
うん。
なんか、ASMRみたいだった。
あの、音が立体的に聞こえるやつ?
そう、絵の具混ぜるシーンとか。
あー、音が良かったってこと?
そう、なんか、あれ?耳にいい感じじゃん、この映画って思って。
えー、なるほど。
あー、でも、そうだね、だからBGMとかがないから、物音とかがすごく強調される映画だったよね。
そう。で、さっき、かのが静寂って言ってた時に、
うん。
あー、納得だわ、ASMRって思ってて。
なるほど、いや、私も納得だわ。
そう、でも、鹿殺しの時は、パスタ食べてるシーンとかの音気持ち悪かったけど、これはすごく心地よかったんだよね。
うんうんうん。
だから、夜、キッズが寝てから見始めて、
うん。
一晩で見るつもりだったのに、心地よくなりすぎて寝落ちて。
あははは。
なるほど、素直なことね。
しっかり30分で寝て、で、次の日起きたら映画が終わってて、
なるほどね。
そう、で、またそこから見始めたんだけど、
でも、確かにスローだった。
うん、スローだった。
音の静かな感じと、生活の生々しい感じっていう意味では、今回初めて好きだったんだけど、
うーん。
あの、ドキュメンタリー好きだから。
うんうん。
だけど、かのがさっき言ってたように、気象転結がないから、
うん。
ちゃんと眠くなって、
眠くなってきちゃった?
はぁーって思いながら最後まで見てた。
あははは。
えー、二人の恋模様とかにはさ、なんかドキドキしたり悲しくなったり嬉しくなったりとかしなかったの?
いやー、ちょっと共感ポイントがなさすぎて。
いいね。
あ、そう。
うーん、どこに共感すんの?
だから、好きか嫌いかわかんないって言ったのは、
48:02
うん。
その映画の全体的な雰囲気として、美しいって意味ではすごく納得したのね。
うんうん。
その映像美だとか、
うん。
音だとか、その表情をゆっくり、長く撮ってるところとか、
うん。
あと、そのセックスシーンも全然気持ち悪くなく見られる。
うん。
良さがあるじゃん、ね。
うん。
っていう意味では良かったの。
なるほど。
けど、じゃあ結局何を見せたかったんだっていうのが、
なるほど。
フランス映画に慣れてない人の視点。
うん。
いや、私でも作品によっては、結局何が言いたかったのって、何を見せられたの私はってなること多いよ、やっぱり。
あー、そうなんだ。
だから感想としては、正解って言ったらあれだけど、すごく正常なリアクションだと思う。
あ、そうなんだ。
ただ、そのスローバーンな映画が、まりこが別にそんな興味ないだろうっていうのは予想してたんだけど、
うん。
なんか恋愛がこれはさ、すごく軸となるところだったから、
うん。
ラブロマンスとしてまりこが楽しめる部分があるかなってちょっと思ったんだけど、
そのラブロマンスを別にハラハラドキドキウキウキしなかったってことだよね。
え、かのしたの?
え、しなかったらこの映画何にするの?
いや、だからハラハラドキドキしなかったんだって。
えー、もうあの二人の恋愛に、はーって思うところなかったんだ。
うん。
え、じゃあなんかどんな気持ちであの二人の恋愛見てたの?マジで。
あー、大変だねーみたいな。
あー、何を見せてるんだーって思いながら、
もうまさにこれは彼女たちの人生の一部なんだなって、まさにそのままでよ。
なるほど。
だから何が言いたいとかっていう話じゃないのかな?
とか思いながら。
なるほど。
なんか頭の中で迷路を自分で作り上げていたら、最後終わってた。
うんうん。なんか次あれだよね。
いつ、いつ波が来るんだろうって。
ずっといつだいつだって待ち続けてたら映画終わったみたいな感じだよね、きっと。
まあ、波がないのはわかってたんだけど、
そうなんだ。
フランス映画だから。
うん。
でも、なんか終わった。
まあそうだよね。わかる。そういう意見の人が多いんだろうなっていうのはすごくわかる。
ただ、あのフランス映画、ビギナーにはすごくいいんじゃないかな、これ。
51:05
あ、そう、私もそう思う。だいぶわかりやすいよ、これ。
そう、だから、あ、かのめっちゃ考えてこれ選んだんだろうなって思った。
だから聞いたの?なんで選んだのって。
そう、なんかこれならまりこでも見られるだろうなっていう視点も含めて選んだんだろうなってすっごい感じた。
あ、そうそうそうそう。
だし世界的にもすごく、さっきのトマトメーター、トマトメーターとオーディエンススコアでも表れてたけどさ、
どっちも評価が良かったから、結構フランス映画、今まで見たことなかった人とか、慣れてない人も結構これを見たんだろうし、
で、評価がかつ良かったんだろうなと思ったから、
もうちょっとまりこが意外と良かったっていうことを私はね、予想してたんだけど、実は。
それでも、まああれだね、普通にフランス映画の感想になったってことだよね、これもね。
それがね、普通の感想ならそうなんだと思う。
なるほどな。
じゃあ、私が、この映画を私がどんな風に楽しんだかをちょっと説明、説明というか話していこうかな。
うん。
まず基本的に、この映画ってカメラワークがマリアンヌの視線になってるのは気づきました。
あー、なるほど。だからあんなカウトアップとか出てくるのか。
そうそうそう。あれが基本的には、ストーリーの描き方がマリアンヌ視点っていうだけではなくて、
もうカメラの視点、物理的な視点、視線もマリアンヌの視線になってるのよ、と私は感じた。
だから、序盤でさ、こっそり絵画を、肖像画を描かなきゃいけないから、いろいろさ、耳とか首筋とか髪の毛とか観察するじゃん、マリアンヌが。
その観察してる、まるで私がマリアンヌで彼女を観察してるかみたいなカメラワークが続くのよ。
うん。
そこも、すごい綿密だなって思って、すごく好きで、しかもその細部を見つめてる、観察してる感じがすごく、やっぱ女性監督っていうのもあるし、女性同士っていうのもあるし、
すごい繊細で妖艶な感じ。
で、エロイーズの透き通った白い肌をグーッと寄ってさ、私たちも見せられるわけじゃん。
で、マリアンヌの心の中の声で、耳の骨がなんちゃらとか言って、そこを私たちもさ、ああって思いながら。
54:04
いつの間にかさ、マリアンヌの観察の視線っていうか視点がさ、こっちでも備わってくるようになっててさ、
グーッとエロイーズにアップしていくカメラワーク。
マリアンヌの視線の時のカメラワークになったら、こっちもじーっとエロイーズを観察しちゃう、いつの間にか。
で、説明も入るからさ、髪の毛一本一本とか、血管とかまですごい見れちゃうし、
多分そういうのが観客にも見えるように演出してる感じがして、
本当にこっちも画家として観察してる追体験みたいなのができて、
で、あれがただの観察だったのがさ、だんだん恋心に変わっていくのが、
ああいう視点で見てると納得できてしまうようにできてるのよ。
そうなんだ。
そこ感じなかったんだよね、きっとね。
感じなかった。
そう、だってこの映画はもう多分、終始2人の視線がものすごいポイントなのよ。
なんとなく見たらマジで何にもわかんないんだけど、2人の視点に注目してると、
ああ、この時ドキドキしてるな、エロイーズとか、
この見つめられてる時、どう思ってたんだろうとか、
この視線は、この熱いまなざしは、もうすでに彼女に恋をしているのか、
それともその前なのかとか、考察が始まるわけですよ。
で、もうなんだろう、マリアンヌがさ、絵を描くために最初はじっと見つめて、
でもなんか、なんだこいつ、めっちゃ私のこと見てくるな、みたいな感じなわけよ、エロイーズ最初は。
だからファって見て、あ、やべ、見られた、みたいになって、
でもまた見なきゃ、ってなって、あ、また見られた、みたいな、なんだこいつ、みたいな、
2人の無言のやりとりとかがあるわけじゃん、最初に。
で、それがだんだんちょっといろんな会話をする中で仲良くなっていって、
で、自然と2人が、なんだこいつ、なんで見てんだ、じゃなくって、だんだん普通に見つめ合うようになってきて、
で、マリアンヌもきっと最初は観察だったのが、きっとじっくり見てるからこそ、
彼女の肌とか、きっとなんだろう、そういう顔立ちとか、いろんな細部を見て、
たぶん美しいなって思ったんだろうね、きっとって私は想像したんだけど、
観察が見つめるにだんだん変わっていくのよね。
で、だからピアノっていうかさ、あのピアノみたいなやつの名前わかんないけどさ、
57:05
2人で座って、マリアンヌに弾いてもらってるときとかも、
じーっと2人が至近でさ、熱い視線で見つかったりとかするじゃん。
で、そういうのを見てドキドキしなかった?
しなかった。
エロイズがさ、だって初めてモデルになったときにさ、こっち見てって、私を見てって言ってさ、
で、ちょっと視線をマリアンヌが落として、パッてエロイズの方を見た瞬間にさ、
エロイズがめっちゃこっちのことグッて見てたから、ハッてしてさ、ドキッてなった。
覚えてる。
そういうのとかあるじゃん。
ああいうのにグッとくるのよ。私みたいな人は。
じゃあ、それが語弊がないことを願うけど、私はめっちゃタイプのメンズだったらドキッとしたかも。
あー、なるほど。なるほどなー。
私、すっごいストレートだから、そのドキはね、男性が出てこないとね。
あー、いや、自分がドキッとするかじゃないのよ。
じゃなくて、パッて自分で私を見てって言っといて、実際にギッて見られたら、ハッてびっくりしたのとドキッてしたので、
あそこでなんか、ハート射抜かれてるマリアンヌを見て、そのマリアンヌの感情を思ったら、
うわー、なんて甘酸っぱいんだ、みたいな。超ドキドキしただろうな、マリアンヌ、こん時。みたいな。
もう、キャーってならない?
なりません。
いや、私もね、エロイズの視線に私がドキッとしてるわけじゃないのよ。
じゃなくて、もしも私がね、例えば、じゃあ相手がジュードローで、ジュードローがモデルで、
とかわかんない、ジュードローじゃなくても、自分が好きな人がモデルで、自分が画家という設定だとして、
はい、じゃあこっち見てって言って、絵の具カシャカシャってやって、パッて顔をあげたら、
ジュードローが、キューって私のことを厚い眼差しでグッて、こっちを見てるってなった時に、
はっ!ってドキッてするじゃん、きっと。っていう風に。
っていう風に重ねて考えるのよ。
なるほど。
じゃあそのワンシーンを見てる間に、私だったらこれがジュードローなんだな、みたいな、そんな想像まで何層も想像を重ねて見てるってこと?
その瞬間、今わかりやすくね、マリカに伝えるために言ったけど、
うん。
もうその瞬間に、瞬時に、もう何?疑似体験するのよ。
もし私がマリアーノだったら、ドキッてそれがするよなーって、キュンってするよなーって、その瞬間に思うって感じ。
1:00:05
ちょっと私、カノンみたいに頭働かないわ。
うそ?
全然わかんない。
でも、だから、何だろう、ずっとただ何もセリフとかなくて、ただ2人が映ってるだけのシーンとかがいっぱいあると思うんだけど、
うん、あったあったあった。
そっから、この時この2人の中でどんな感情がグローイングしてるのか、こっちはきっとまだこうだな、こっちはもうこの時点で好きだな、とかが、
その表情とか、視線とか、息遣いでわかるのよ。
うん。
それを考えるのが楽しい。
そうなんだ。え、それは何度も見てるからできるの?それとも1回目って。
いや、1回目もそうやって見るのよ。
じゃあ、ちょっとわかりません。
わかりません。
でも、確かに2回目3回目の方がそうやって見るよ。最初よりはね。最初どういう展開にたどり着くか知らないからね、もちろん。
そう。
なるほどね。
そう。
なんかだから、今回見てフランス映画って何度も見る映画なのかなって思って、それも聞こうと思ったんだけど。
あ、それはあるかも。1回じゃ理解できないものが多い。
うん。
うん。1回目はあれこれ何見せられたんだ、タイって。
うん。
なにおい。
で、でも最後の終わり方とか、結末によって、この終わり方するってことは?って考察が始まって、もう1回見るって感じかな。
なるほど。
でも、この映画に関しては2人の恋模様だったから、で、どう考えても2人がだんだんお互いに惹かれていって、でも会わぬ恋っていう話ですごくわかりやすいから、読み取るところは何を読み取ったらいいんだろうって思う映画ではないと思うんだよね、私。
あ、じゃあ特にメッセージ性を見つけようとしちゃってたんだけど、そうじゃなくて、ただただ彼女たちの人生を一緒に見るっていう感じってこと?
あ、なるほど。メッセージ性ね。
そう、それを探しちゃってたの。
なるほど。えっとね、メッセージ性で言ったら、きっとこの映画は女性の性悪みたいな、ジェンダーギャップについてを結構テーマにしてるっぽいんだよね、監督的には。
なんかその辺のメッセージ性がある、メッセージ性で言えば。
女性画家っていうのは、だから男の人の名前とかじゃないと、自分の名前では絵を出展できないとかさ、
1:03:06
その作中でも、ヌードの絵を描くかっていう質問に対してさ、男の人の絵を描きませんって、なんでって言って、私は女性だからですって、私が女だから描けないんです、制約がありますっていうことを言ってたりとか、
あとは、私これ考察しきれてないんだけど、女性監督だからこそ、結構生理があったりとか中絶のシーンがあったりとか、すごい女性らしいトピックがたくさん散りばめられてたと思うんだけど、その辺がやっぱりメッセージ性としてはあるはず。
なんで私中絶のシーン入れたのかがわかんなくて、なんかまりこわかんないかなって聞こうと思ってたんだけど、あれも意味が多分あるはず。その時代のきっと中絶の問題とか、女性のさ、そういう性的な問題がきっとテーマになってるはず。
あと一つこれは大きな今日のトークテーマとして話そうと思っていたことなんだけど、そもそも、エロイーズが結婚をずっと拒んでた理由ってなんだと思う?っていうのをトピックにしたくて、
多分だけど、メッセージ性っていうところで言ったら、女性同士の恋愛が当時どれぐらい制限があったのかっていうところもやっぱり、メッセージ性としてテーマの一つなのかなと私は受け取っている。
女性に恋愛の自由がなかったこととか、もちろんあれ18世紀とかなのかな?ちょっといつの時代か調べてないからわかんないんだけど。
1700何年で書いてあったっけな?
だから18世紀ってことだよね。
そうだね。
確実に女性同士の恋愛に寛容な時代では絶対にないし、めっちゃクリスチャンの国だしね、フランスって当時から。
その辺もメッセージ性としてはあるんじゃないかと私は思っている。
だけどその辺のメッセージ性が受け取れなくても楽しめる映画だと同時に思っている、この映画に関しては。
その2人の視線とか、いつお互いを意識し始めたんだろう?みたいなところを考えるだけでめっちゃ楽しいし、
2人が燃え上がって愛おしく思い合ってる表情とか、でもかなわぬ恋ってことはお互いわかってるわけじゃん。
1:06:00
で、もうタイムリミットがあって、この絵を描きに来たわけだけど、あらすじでも書いてあったけど、
絵を描き終えるために来て、描き終えるために2人で協力してイチャイチャしてきたけど、
描き終えたら、イコールエロイーズは嫁に行ってしまう、イコール私たちは別れてしまうっていうこの切なさ。
どうしようもできないこの切なさの中。
この絵も消したいですっていうマリアンヌの言葉とかさ、がきゅーんとなるじゃん。
で、プラス、この映画の1つ大きなポイントは、またギリシャ神話が1個ぶっこまれてるっていうところ。
ソフィーと3人でさ、本を朗読する機会あるじゃん。
あそこでさ、オルフェウスの神話について朗読しててさ、
なんで奥さんに振り返るなって言われたのに、振り返っちゃうの?みたいなさ、朗読してた。
うん、ディスカッションしてたね。
そう、あれがまんま2人の恋愛に反映されてるのは気づいた。
気づかなかった。
最後の振り返ってって言ったときは気づいたけど、
そうそう、あれもそうだし、あそこでさ、エロイーズは、なんでそんな振り返んないでって言われたのに、
振り返るなんてひどいってソフィーが言ったときに、エロイーズは、愛ゆえの衝動で振り返ったのよって言うのよ。
で、そのあとにマリアンヌが、どこだったっけな、
そう、マリアンヌが、彼は我慢するより妻との思い出を選んだんだよって、だから振り返って最後、主人になったんだよとかって言うじゃん。
で、プラスマリアンヌとエロイーズが過ごす最後の夜に、エロイーズが新しい感情が生まれましたって言って、
何?って言ったらさ、後悔ですって言うじゃん。
で、そのときもマリアンヌは悔やむより思い出してって言うの。
だから最終的に二人は別れたときにね、マリアンヌはそれでも行ってほしくないって引き止めなかったじゃん。
引き止めてよみたいなことエロイーズが言うけど、嫌ですって言うんだよマリアンヌは。
なぜかって言ったら、それよりもエロイーズとの思い出を取ったんだよマリアンヌはみたいな。
なるほど。
思い出を取ったから、引き止めずに彼女を嫁に行かせたのよ。
で、最後にエロイーズが振り返ってって言ったのは、愛ゆえの衝動で振り返ってほしかったのよみたいな。
1:09:01
そうやって説明されたら、なんか今心がじんときた。
でしょ?で、しかも最後にミラノのオペラで会うじゃない。
もうあそこの最後のシーンとかも全部もう私もう泣けてくるもん。
最後あの展覧会みたいなところにさ、マリアンヌの絵が飾られてるじゃん。
あれもさ、そのオルフェの絵になってたの分かった?
え、気づかなかった。え、あの一緒に子供と描かれてた絵?
じゃなくて、その子供と描かれてた絵を見に行く前にさ、自分の作品を飾ってるのよ。
あそこの展覧会。
で、その絵が真っ白な、あのエロイーズが着てた真っ白なお土産のパジャマみたいなのと同じ服を着た、
オルフェの妻、名前忘れちゃったけど、
と、振り返ってしまったオルフェ。
うん、気がついた。思い出した。
で、オルフェは青い布みたいなのをまとってて、
だからあれは自分とエロイーズを重ねてるんだよね、そのオルフェの妻に、マリアンヌは。
だからその衣装とかもそういう風に反映されてて、
あそこでしかも、父上の作品素敵ですねって言われて、
父の名前で私が書きましたってあそこで打ち合ったりするのもメッセージ一つだと思うし、
ずっと作中に、マリアンヌはドレスずっとオレンジで、暖色のものを着てるんだよね。
そうだね。
で、エロイーズはずっと寒色、青とか緑を着てるんだけど、
最後の展覧会のときに、オルフェの絵を飾ってるときに、マリアンヌは青いドレス着てるのよ。
ね、なってたね。
だから自分に、たぶんあれは私はエロイーズをまとってるんだと解釈してる。
ずっと忘れてないんだと思う、おそらく。
で、からの28ページを見て、はーってならない。
え、あの28ページの絵、誰が書いたの?
いや、あれはわかんないんじゃない?誰が書いたか。
けど、たまたま同じ展覧会みたいなとこにあったってこと?
あ、たぶんそういうことだと思うよ。
そう、なんか、え、これ誰が書いたの?ってなっちゃって、私。
そこが問題じゃないと思う。
あ、そうなんだ。
じゃなくて、なんで28ページぺらってなってたかは意味わかる?
わかったけど、2人で絵を描いて思い出にしたところが28ページだったっていうのはわかったんだけど、
なんで同じ展覧会にいるの?って思って。
1:12:00
いや、そこは私もちょっとわかんないな。もしかしたらお父さんが書いてるのかもね。
お父さんの名前に出展したとか。
わかんない。たまたまたぶんあれは出展が一緒だったんだよ。
で、きっとたぶん同じ場所に飾られることを、もしかしたらエロイズの方はわかってたのかもしれないよね。
うーん、なんかそういうわからなくていいとこまで気になっちゃう感じわかる?このフランス語って。
何を考えたらいいかわかんなくなっちゃうぐらい。
なるほど。
そう、なんかそういうふうに思う人いると思うんだよね、たぶん。
あ、そうなんだ。でもそこはあんま重要じゃない。重要なのかもしれないけど、私はちょっとそこを理解してないわ。
それよりも、28ページをちゃんとあなた忘れてないよってぺろって、2人にだけわかるサインをね。
あのショックを起こすっていう、もうなんかもう切なさがもうわーってなるよね。
で、最後のシーンもさ、ピアノでマリアンノが弾いてて、続きは見るのでって言って、
本当に2人とも続きは見らんので、本物のオーケストラで聴いたわけじゃん、あの曲を。
もうそれとかはもう、もう胸がいっぱいになるよ、私はね。
まあ、言ってることはわかる。
そんなふうにして、この映画を私は一応見たんだけどね。
なるほど、なんかこういうふうに解説付きで見たいわ。
解説してあげたいわ、リアルタイムで。
なんかそのぐらい1人で見てても、なんかどこでどう頭を回したらいいのかわかんなかった。
なるほど、考えすぎちゃったのかもしれないね、もしかしたら。
かなあ、まあ素直に1夜目眠くなったけどね。
そうか。
昔トライしたフランス映画なんだか覚えてないんだけど、その時よりはすごい見やすい映画だったから、
全然嫌いじゃないなって思ったっていう感じ。
なるほどね。
なんかまだ希望があるなって思ったっていう感じ。
なるほど。
でも、シンプルに難しいことは考えないで、ただ2人の恋愛、いつどこで好きになったのかなとか、
もし私が、たとえばエロイズのことが好きだとしたら、こんなふうに見つめられたらドキドキしちゃうなとか、
このシチュエーションたまんないなみたいな感じで見るのがおすすめかな。
そしたらロマンチスト向けじゃん、やっぱり。
ロマンチスト向けなんかな?
ロマンチストじゃないと、そういう想像して楽しまないでしょ。
1:15:05
そういうこと?
だってロマンチックなものが好きな人って、私もこういうの経験してみたいっていう想像をするってことでしょ?
あー、確かに。
それがロマンチストなのか。
わかんない、そういうふうに思ってた。
とか何?
とか、この言葉私も言われたらドキッとするとかっていうのを、自分に当てはめられるってことでしょ?
そうそう、そうだよ。
私はそれができないの。
待って、じゃあさ、フランス映画じゃなくても、ラブロマンスとか見るとき、どんな気持ちで見てるわけ?
ラブロマンスは面白いから見てられるんだよ。
ラブコメじゃなくてラブロマンスだよ。
ラブロマンスも物によるよ、正直。
痛いほどロマンチックだと見てられないもん、私。
じゃあ、絶対プライドと偏見無理じゃん、まりこ。
そうなんだ。
私が大好きなラブロマンス。
ラブコメじゃなくて、そうか、ラブロマンスね。
そうそう、恋愛物語、ただの。
たった一つの恋とか見たことある?
ない。
それだと、リリー・コリンズが超幼馴染だった、ほぼ人生すべてお互い知ってますみたいな人と、
好きになるか嫌いになるかみたいな、超現実的なラブロマンスだったのね。
だから、それはすごい好きだった。
それは好きなんだ。
そう。
展開としては変わんないじゃん、こっちと。
これも別に、この映画も気持ち悪いとか甘すぎとは思わなかったよ。
けど、別に、何かに当てはめて想像するっていうこと自体、私少ないから、
そうか。
ご存知の通り。
だから実体験で経験したものが被ると喜ぶわけじゃん。
そうだよね。
そう。だから、あまり心が一緒についていかなかった。
頭で見てたって感じ。
でも今話してて思ったんだけどさ、もちろん私と同じような感じで見る人もたくさんいるとは思うんだけど、
私でもなくて、まりこでもない人たぶんいるじゃん。
この映画が好きだけど、私みたいな見方はしてない人。
どうやって楽しんでるんだろう、その人って今すっごく気になった。
そうだね。
私はこの感情を読み取るっていうところに面白みを感じてるから、
1:18:05
逆にこのお話の展開で、特に感情を読み取る必要もないお話、
逆にセリフめっちゃ多くてさ、全部説明されちゃったりとかしたら、たぶん好きじゃないんだよ。
その脚本は一緒で。
でも別に感情を読み取るのが楽しいって思ってないけど、
この映画好きっていう人いたら、まじでどんなふうに見るのか超気になる。
確かに。でも映像美はすごくあったけどね。
映像美しかったよね。
マリアンヌ可愛すぎたしな。
エロイーズよりマリアンヌが可愛かった。
でしょ?私もマリアンヌ可愛すぎてさ、食べたいって思ったもん。
食べたくなる顔してるよね、あの人。
なんか顔がちっちゃくて、ザ女優さんって感じ。
ザ女優って感じでさ、動物みたいな顔してるじゃん。
うわー食べたいと思った。
すっごい可愛いなと思った。全然食べたいとは思わなかったけど。
本当綺麗だったよね。
うん、綺麗だった。
だし、エロイーズのツンデレな感じもそこに惹かれたんだろうな、マリアンヌはって思ってたよ、私は。
そうなんだ。彼はツンデレだからね。
私ツンデレかな?
わかんないけど、彼氏にはツンデレじゃないの?知らない?
ここで話す話じゃない、絶対に。
すいません、イメージでした。
ツンデレじゃないです。
あ、そうなんだ。
ツンデレじゃないよ、全然。
そうだよ、そんな感じで、私はもう、ドキドキ、うはうはしちゃう映画なんだよな、これは。
特にわかりやすかったし、ギリシャ神話の伏線もたまらなかったし、私的には。
でも、そんな状況で、私がぽーっと見ながら、なんで結婚嫌だったのかなって、エロイーズについては私も考えたんだけど、
マリアンヌと恋中になって、これが恋人たちの感じる感情なんですか?みたいに聞くシーンあるじゃん。
だから、今まで、こういう情熱的な恋とか、人を好きになるってことを経験しないでここまで来てて、
これからお見合いで会う人と、どんな気持ちになれるのかっていう人も知らなかったから、結婚したくなかったのかなって、勝手に思ったんだけど。
1:21:07
でも、マリアンヌに会う前からさ、結婚をずっと拒んでたじゃん。
だから、まだ私、恋ってわからない。何?人を好きになるって何?っていう気持ちだったのかなって。
なるほどね。何もわかんない人に肖像画だけで、そんな恋に落ちるなんて、みたいなね。
そうそう、初めて情熱的な恋とか、愛情みたいなものを経験して、諦めがついたのかなっていうか。
諦めがついた?どっちの諦め?
こういうふうに、私も人と恋に落ちることができるんだ。
だから、もしかしたら、ミラノの結婚相手も頑張れば恋に落ちることができるのかもってこと?
だから、この世の中、今の状況で、マリアンヌと結婚することはできないし、
でも、こういう感情を経験することができた。
まあ、進んでみるか、みたいになったのかなって。
自分の中にも、こういう感情があるってことがわかったみたいなことね。
なるほどね。
カノは?
いや、私はそもそも、ただただ結婚したくなかったのか、
それとも、自分の恋愛対象が女だってわかってたから、拒んでたのか、どっちなんだろうなっていう単純な考察だった。
恋愛対象、女ってわかってたのかな?
たぶん、わかってないよね。
わかってなかった気がする。
そもそも、恋愛してなさそうな感じだったもんね。
だって、散歩禁止だったんでしょ?やばいじゃん。
まあ、たしかに。
たしかに、ずっと修道院にいたしね。
でもさ、ずっと修道院にいたってことは、ずっと周りみんなさ、シスターたちだけだったってことでしょ?
たしかに。
だから、もしかしたら、そのさ、だって、同性愛っていうものをさ、口に出せない時代だったかもしれないじゃん。
ちょっと調べきれてないけど。
だとしたら、男の人と見合いさせられるってなったらさ、もう絶対にその人と恋愛できないことなんて明白じゃん。
ってなったら、まあ拒むのかなって。
なるほど。
別に女の人が好きだって気づいてないとしても、ずっと修道院で女の中で過ごしてたらさ、
女子校でカップルができるのと一緒でさ、
そういう感情が女に芽生えるってことがさ、多分違和感ではない可能性もあるじゃん。
まあ修道院だからちょっとわかんないけど、その辺も。
修道院ってでも恋愛禁止じゃない?
そうそうそう、だから。
だから余計かな。
そう、抑圧されたらわかんないじゃん。
そう、だからどういう理由で拒んでたんだろうなーって。
そうだね。
1:24:00
きっとあの時代さ、性略結婚とかさ、
そういう肖像が出じゃないと結婚できないっていう、
その親が決めた結婚相手と結婚するっていうのが多分普通だったと思うんだ。
その中で拒否してた理由って何なんだろうなーってちょっとふと思ったっていう感じかな。
そうだね。
だからそのエロイーズの目覚め、恋心という目覚めが、
どこまでの範囲で目覚めだったのかなーってちょっと気になった。
そうだね。
確かに。
そうそうそう。
そんなこと考えてみてます、私は。
なるほどね。
でも結婚なんで嫌なんだろうっていうのは私も気になった。
なんでお姉ちゃん、許してって言って死んじゃったんだろうっていうのも思ったし。
そうだよね。
その辺を考察する意味があるのかわかんない映画ではあるけど、
もしかしたら考えすぎかもしれないけどね。
あとさ、なんで忠実の描写入れたんだろうっていうのが私すごく気になってるんだよね。
あれもやっぱ時代背景の何かなのかな。
現実を見せたかったのかな。
すごくあれの意味は何だったんだろうって、できる限り私何も情報入れないで今日来たからさ。
でもソフィーの忠実の相手って別に奥さんの旦那さんとかじゃないでしょ?
いやー違うと思う違うと思う。
そうだよね。
そこも問題なのかな、もしかしたら当時のとか。
いろいろ考えが巡ってしまったんですけど。
マリコ的にはさ、2人はいつ恋に落ちたと思う?お互い。
そもそもマリアンヌが女性を好きになれるっていうことを自分で気づいてたのか気づいてなかったのかわからないけど、
初めは結構さ、お互いに冷たく接してたじゃん。
エロイーゼも全然笑わないし、外に出るためについてくるなら仕方ないぐらいの感じの人で、
マリアンヌもお母さんに画家って言うなって言われてる気持ちを壁にして接してた感じがあったから、
私は画家ですって最後1枚目を書き終えた時に言うんじゃんね。
あの時にはすでにマリアンヌは好きだったと思うの。
そうだね。
どっちもだよ。
ってことはやっぱり、いつってよりも観察に観察を重ねすぎて恋をしたって思っちゃう。
1:27:06
そうそう、だからそうだよね。
私はもうピアノ、タバコあるって聞きに来てさ、ピアノ2人で聞く時点では、もうエロイーゼは確実にもう好きになってると思う。私はね。
そうなんだ。なんで?
もうピアノ弾いてるマリアンヌを見つめるエロイーゼの視線が絶対恋してる視線だったから。
そうなんだ。
私はもう絶対あの熱い視線はそう。
で、わんちゃんあそこはマリアンヌまだ確信してない可能性、わんちゃんあるかなと思って。
でも絶対にもう、彼女が確信したのは、モデルやってもらうことになって、私を見てって言ってパッて見て、ドキッとした時にはもう完全に心を奪われてるな、マリアンヌはっていう。
そうだね。それは同意。
でも私、あなたをかきに引きましたって打ち明けるシーンめっちゃ好きでさ、あそこのね、2人の感情がなんかすれ違う感情が、私的にはもうなんか手に取るようにわかって、超せつなかったの。
そうなんだ。彼女もよくすれ違ってるもんね、とか言って。
何それ。
いやなんか、なんていうの、それまでの家庭をね、あれしたらマリアンヌはさ、もう恋しちゃったから、心苦しくて打ち明けたいって気持ちにさ、恋してなくても親密になったからこそ、打ち明けたいって気持ちになったわけじゃん。
それでエロイーズは、たぶん、すごいあの人、私のこと見つめてるな、めっちゃ見てくるな、みたいな。
すごい、ミラノのこともいいですよって言ってくれて、なんかいい人だな、みたいな。
あの人、私のこと好きなのかな、みたいな感じだったと思うんだ。
私も好きかも、みたいな。
っていう時に、実はあなたを書きに来ましたって言われて、だからエロイーズはさ、だから私のこと見てたんですねって言うじゃん。
だからミラノも賞賛したんですねって。
もうその時の、で、めっちゃ怒ってるじゃんね、あの時エロイーズ。
その、ちょっと気持ちをもてあそばれたと思って怒ってるじゃん。
で、あれは恋心ゆえに、ちょっとさ、やっぱ恋してるからこそ、なんか向こうも好きなのかなって思ってたのに、違うってわかったから、
1:30:02
むってしてるじゃん、エロイーズは。
だけど、そんな向こうにも恋心が芽生えてることなんて知りもしないマリアンヌはさ、心苦しくなって打ち明けたけど、
打ち明けたら、向こうがどう考えても、もうやべえ怒ってるみたいな感じになってるじゃん。
で、でも、あの時にもうすでにマリアンヌもエロイーズのこと好きじゃん。
だから、この真実を伝えてしまったことによって、向こうを裏切ることになってしまって、
本当はこんなに好きだから打ち明けたのに、向こうからしたらただの、なんか騙したやつみたいな感じになって、
怒るの当然だけど、怒って、うわ、これで心が離れちゃったかも、嫌われたかも私、みたいな表情してるんだよね。
で、その、いや違うんだよ、二人ともって、私たちからしたらさ、お互いがお互いの気持ち知らないからさ、すれ違うじゃん。
でも、本当は二人ともお互い好きなんだぞって言いたくなる、あのすれ違ってる二人のなんとも言えない表情がたまらなくよかった。
そうなんだ、母じゃん、もう。
そうなんだ。
そう、そういうのが全部、もうなんか、二人の本当なんか心の中を、なんか考えれば考えるほど切なくて。
え、ちょっとでもこれ、男性、チャーリーにも聞きたかった、私がすごく男性のような気がする。
いやー、まあありえる。
なんかさっきから聞こえてくることがすごい全部乙女チックで。
やっぱ彼女って女子なんだなって思う。
えー、もうなんか、いやなんかこれを自分が、自分の生活に反映したいかしたくないか別よ、また。
いや、わかってるわかってるよ。
うん。
ただその観察の仕方とか、
あー、まあそうだね。
切ないって思う繊細な小さい部分とか。
えー、切ないと思わないんだ、これ見て。
最後のシーンは切ないと思ったよ。
うん。
本当に、なんか彼女は私を見ることはなかったみたいになってさ、
うん。
エロイーズすごい泣いてるじゃん。
うん。
あそことかすごい切なかったけど、
うん。
なんだろう、彼女がピックアップするワンシーンの中のさらにワンテイクみたいな。
うん。
そういう細かい部分を見るのってやっぱり女性だと思うんだよね。
あー、そうなのかな。
だから、チャーリーの意見が聞きたい。
そうね。
うん。
いや、チャーリーだけと言わず、私マジでいろんな人の意見をこれに関しては超聞きたいけどね。
そう。
そう、本当にフランス映画、私も僕も好きなんですっていう人、会ったことなくてほぼ。
1:33:05
うん。
どういう風に楽しんで見てるのか、私も知らないんだよね。
うん。
だから、これが私が超乙女なのかさえも、私はあんまピンときてないけど。
うん。
ただ、ジャンルック・ゴダールとかもそうだけど、フランスのね、有名な監督。
うん。
結構、男女のすれ違いみたいなのとか、男女の差みたいなのを描いてるものが結構多いんだけど、
すごく女性側の気持ちは手に取るようにわかるから、毎回。
うん。
でも、これきっと男性はなんで女性がこんな態度とってるのかわかんないんだろうな、みたいな映画多いから。
フランス映画だと?
そうそうそうそう。
うん。
だから、私はもう限りなく女子だと思う、その辺の脳みそはね。
なるほどね。
うん。
ちょっとこれ、いろんな人の意見探そう。
ね、聞きたい。
私ももう、この収録するまでは見ないようにしようって思ってたから、収録終わったらちょっとレビュー見たいと思ってる。
うんうん。
そう、私もね、レビュー見ないようにしてきたのね。
うんうんうんうん。
この、自分のスタンスをこのまま持ってってからにしようと思って。
うんうんうんうん。
でも、今解禁したから、すごい気になる。
ね、気になるよね。
うん、すっごい気になる。
さっきちょっとマリコが言ったけど、そのラストシーンが結構なんか、世間的にもこう考察の対象になってるっぽいんですよ。
ああ、そうなんだ。
そう、エロイーズはこっちを見なかったっていうのがどういう意味なの、みたいな。
その最後ずっとエロイーズのアップで終わるの何?みたいな考察対象になってるんだけど、
マリコはあそこのシーンを見て、なんか思うところとか、こういうことだったのかな、みたいなのはありますか?
私は、諦めらんないんだなって思った。
ああ、なるほど。
うん。
なるほどね。
シンプルにやっぱり一番好きなのはマリアンヌなんだなって。
いや、そうだろうね。
でも、もう無理じゃん。
子供も作ったしね。
でも、お互いにまだここを見らんのに、あれを聞きに来ているなんて、希望を持ちたくなっちゃうじゃんね。
マリアンヌからしたら?
エロイーズからしたら、本当はマリアンヌのことももっとじっと見たいし、本当は一緒に見たいし。
それが、目の前にいるのにかなわないって、一番つらいじゃん。
うん。
1:36:00
なんか、相手が死んじゃったときのように切ないというか、悲しいというか。
うんうんうんうんうん。
そういうふうに感じた。
なるほどね。
カノは?
いや、私はなんか、もうちょっと違う視点で見ちゃったんだけど、諦められてないのはもちろんだし、
どう考えてもマリアンヌとの恋は大恋愛だっただろうから。
すいません、なんか、外でパーティー。
パーティーじゃない。日の用心。
すいません。
日の用心パーティーかと思った。
外でパーティーって書いてある。
いや、もう、日の用心って言ってたよ。
日の用心って言ったの?
そうそう、って言ってたよ。パン、パンって。
よく聞いてたね。
いや、めっちゃ聞こえたよ。
あ、そう?
うん。びっくりした、私なんか。
マリコ、なんかすごいさ、3人ぐらい重なった声で、わーみたいなの言うからさ、
マリコなんか呪われたかと思って今、めっちゃびびったわ。怖かった、今。
みなさん、火事には気をつけましょうね。
気をつけましょう。
私は、大恋愛だっただろうから、諦められてないっていうのは、当然のごとくって感じだったのね。
で、あれは、最後は、カメラワーク的には完全に、マリアンヌのあれこそ視線だったと私は捉えてて。
あ、そうなんだ。
そう、たぶんマリアンヌはエロイーズを見つけた瞬間に、はーってなってじーっと見てたと思うんだよ。
きっとこっち振り返ってって思いながら、私を見てって思いながら、たぶんじーっとすごい強い視線を送ってたんだと思うのね。
で、たぶんエロイーズもそれに気づいてて、その視線びっしり感じてたと思うんだ、あの左側の頬に。
で、だからさ、カメラもぐーってゆっくり寄ってっててさ、で、でも固くなりその方を見ないようにしてたじゃん。
で、どんどんお泣きになってた。
そう、で、だから最初は、やべ、見られてる、いる、マリアンヌがって思って、平然をよそおうとしてたけど、
ずーっとたぶんマリアンヌが絶対に視線をそろわさず、こっちをずーっと見て、熱い視線をきっと送ってて、
でもこれ見てしまったら、私はもう今まで子供もできて、旦那との新しい生活が始まって、きっと気持ちを切り替えて頑張ってさ、ミラノで生活をしているはず。
1:39:01
なんとか心を保って、マリアンヌのことはきっと片隅においてね。
で、でも、今マリアンヌを見てしまったら、目があってしまったら、すべてが崩れ落ちてしまうから、見れないっていうシーンだと、私は解釈してる。
ほら、女性だ。
女性なの?
だって、今の私のさ、どう思ったっていう、私の回答さ、ただの状況説明だったじゃん、私が予想した。
あ、そうね。
でも、カノは、この一個一個の感情の流れを全部説明してたじゃん。
そう、そうだね。
それ。
それがだって大事な映画じゃないって思うから。
確かに。
それが私できないのかな。
でも、あれだね、女性監督だから、もしかしたらこの映画に関しては、そういうふうに私みたいな女性目線で見ると、より一層楽しい視点かもしれないね。
多分、監督もそういうふうに意図して作ってる可能性が高いと、私は思う。
女性だしね。
カップルで見たら、すごい意見が分かれそうな映画だからこそ、カップルで見てほしい、そしたら。
うんうんうん。私もそう思うよ。
すごい男女でだいぶ視点が変わると思う。
もう、この考察の仕方自体が女のうなのか、私は。
私は感じたけど、今は私と彼の両極端だから、他の人の意見が欲しい。
そうだね。
チャーリーもこれ一応見るって言ってたから。
個人的にちょっと後で感想聞いとこう。
ただ、この映画長回しめっちゃ使いまくるから、基本ワンカットの映画だから、
チャーリー監督からしたら、長回し追加ポイントもらえるかもしれないね。
監督としては、良いスコアをくださると思う。
くださる。
私がチャーリーのレビューで気になるのは、気持ちが乗るところがあるかどうかが気になる。
いやー、ないだろうな。
ないかな、やっぱり。
いやー、チャーリーはないんだろうな。
でも逆にさ、彼男性だから、こんな綺麗な女性2人ずっと見てたらさ、美しいって思う部分ではすごい納得しそう。
そうかな、気になるね。
共感って、そうだろうね。
共感はたぶんしないと思うな、チャーリーは。
そんな気がするよね。
私、もうちょっとチャーリーロマンチストかなって予想してたんだけど、収録していくうちに意外とそうでもないかもって分かってきたから。
1:42:00
私ね、チャーリーとちょっと似てるかもって思う部分もあるんだよね。
そうよ、私もそれは。
似てるっていうか、かぶる。
第4の意見、必要だね。
このリスナーの皆様の意見も聞きたいから、どうにかSNSでリアクションしてほしいな。
この映画に関しては、普段映画を見たことある人しか私たちのエピソード聞きに来ないと思うんだけど、
あまりにも人の意見が気になりすぎて、ぜひ映画を見て戻ってきてほしい。
そういうこと?
わざわざ映画を見てほしい。
わざわざ映画を見てほしいってことね。
じゃあちょっと概要欄に書いとこう。
お願いします。
お願いしますってここで言ってもしょうがないんだけどね。
そうなんだよね。
見て戻ってきてくださった方はありがとうございます。
ほんと。
ここまで聞いてもらって。
で、その足でそのままSNSで、できればTwitterのWOFレビューで書いてください。
でも、なんで私がフランス映画を好きか、この作品も楽しんだかってことは、よくわかってもらえたでしょうかね。
うん、よくわかったし、そういうふうに見るんだって、ちょっといい勉強になった。
これを踏まえた上で、次もう1回フランス映画挑戦そのうちしたいと思う。
うん、したいしたい。
こういう見方するっていうのをわかった上で見たら、感じ方が変わるのか。
それとも、それで見てもマリコはマリコなのか。
うん、マリコはマリコなのか。
そうそう、それも気になる。
うん、そうだね。
私もさ、ファンタビとかの楽しい見方わかんなかったけど、映画館で見たらわかったりしたし、
もしかしたら、マリコも楽しみ方が改化するかもしれないよね。
そうだね。
うん。
ちょっとほんとに結構、えーそうなんだって思ったから、見方が違いすぎて。
うんうんうんうん。
よかったわ、やってみて。
ね、私も話してて楽しかったよ。
うん、楽しかったわ。
そう、私の好きをやっぱね、公表できるのは、まあ誰得って感じだけど、やっぱ楽しいね。
うん、なんかさ、2人でやったクレイジースチューピットラブ、えっと、ラバゲインのときより、ちゃんと英語の話できたね。
久々にでもさ、ちゃんと真面目に私、英語語った気がするわ。
あ、ほんと。
うん、なんか最近結構、なんだろう、もうちょっとラフに、なんか普通に好きなシーンとかの話ばっかり、感想って感じでしてたけど、
ちゃんと、なんで私がこの映画好きかとか、魅力みたいなのを、なんかね、鹿殺し以来に熱弁できてよかったわ。
1:45:08
よかった、私も聞いてて楽しかった。
あ、よかった。
うん、ほんとに。
今回はね、まじで予測。
予測なに?
予測できなかったからさ、どんな収録になるか。
うん。
マリコの反応がほんとにわかんなかったから。
そう、でも楽しい回になったわと思って。
うん、楽しかった。
え、なになに、マリコは何言おうとしたの?
もう忘れちゃった。
ねえ、絶対そうだろうなって思った。絶対そうだろうなって思った。
じゃあ、次から私先に言うわ。
そう、だから意外だなって思ったの、今私に譲ってくれたのが。
あ、私先行くってなったの、今。
いや、だってそれも考えてないから。
自分がすぐ忘れちゃうってこと知らないから。
あ、そっか。
そう、だから次から無理にしてください。
わかりました、先どうぞって言うね。
そうそう、いや、マリコって言って。
わかった。
うーん、恥ずかしい。
いや、でもさ、今この話をしてたらさ、おすすめの絵が今日持ってきたやつあるんだけどさ。
うん、気になる。私おすすめの絵がないよ。
いや、そうだよね。
いや、なんかさ、マリコのこのリアクションを聞いたら、なんかもうちょっと違うのがある気がしてきて。
あ、そう。
いや、まあね、この絵がさ、すごい評価、いろんな評論家とか監督とかにすごく評価された映画なんだけども。
カンヌも撮ってるしさ、脚本賞をね。
で、その中でグザビエ・ドランっていう映画監督がいて、私がたぶん一番ぐらいに好きな監督なんだけど、
そのグザビエ・ドランがこんなにも繊細な作品は見たことないって評価してる映画でもあるのね、この思える女の肖像っていうのが。
そう、だからこのドラン映画を私は一本紹介しようと思ってるのね、今日。
この映画が好きだったら、もう一本こっち見てほしいっていうのをまず紹介しようと思う。
が、グザビエ・ドランの胸騒ぎの恋人っていう映画です。
おもしろいジャケット。
そう、真っ赤なジャケットに顔が写ってると思うんだっけ、これが監督のグザビエ・ドランです。
そう、彼は監督もするし、自分で出演することもある監督なんだよね。
1:48:05
作品によっては一切出ないのもあるし、自分で主演やったりもする。
で、この胸騒ぎの恋人は自分が主演で演じてもいる人なんだけど、
この監督ね、ゲイなんだよね。
だから、基本的には題材がLGBTQに値するものになりますね、基本的には。
で、その点でも共通点が必要、この映画にもある。
だけど、私はあんまり男同士の恋愛映画とか、レズビアン映画とかって言われること多いと思うんだけど、
私はそういう性はあまり関係ないと思ってて、
別にレズビアン映画見たくて見るみたいなの、ちょっと違うなって思ってるのね。
そうだね。
じゃなくて、たまたまその人たちがピックアップされた題材が女同士だったっていうだけであって、
2人の恋愛だから、そういう見方は違うなって思ってるんだけど、
一応、そういうLGBTQ作品としてくくられるのはくくられるんだよね、ドラマ映画も。
で、胸騒ぎの恋人は、あらすじを言うと、
1人の男の子に、主人公の男の子と、主人公の男の子の友達の女の子。
2人の男女が、1人の男を取り合うっていう、ただそれだけの映画なの。
で、それぞれ男の子の方は、けっこう奥手だったりとかして、
男の子は男の子なりのアプローチをするのよ。
で、女の子の方は、けっこうちょっとうざい女だったりするのね。
でも、女の子の方もがんばってアプローチをしてて、
でも、その2人も友達同士だから、2人でいろいろけんせいしあって、
お互いをさぐりあったりとかしながら、2人で取り合うのよ。
ただ、その取り合う様子を見せられるだけっていうあらすじとしてはね。
これもフランス映画って、一応フランス映画はフランス映画なのかな。
言語はフランス語なんだけど、グザビアドラン自体がカナダ人で、
1:51:01
カナダのフランス語圏、ケベクかな?の人だから、全部フランス語で作られてるんだけど、
だから、フランス映画ってくくれるかどうか、ちょっとびびょうなところではあるんだけど、
雰囲気としては、もうゴリゴリのフランス映画なので、
特に気象転結とかないです。これも。
ただ、その中に、どうやって一人の男の子を取り合うか、
どうやって2人がそれぞれアプローチしたりとか、
彼に恋心を寄せる様子とかが、それもセリフなしで、
セリフ以外のところで読み取るような感じになっていて、
ドラマの映画って、基本的にすごくおしゃれなんですよ、映像が。
その中のファッションも全部おしゃれだし、音楽もすごくこだわってるし、
だから、その登場人物たちのファッションとかも見てるだけですごく楽しい。
目でも楽しい映画で、さっきまりこが言ってた映像美じゃないけど、
このホイール女の肖像も見てたらすごく色とか美しいなって思える映画だと思うんだけど、
こっちの胸騒ぎの恋人もすごく目にいい、映像がかわいい感じの映画になってて、
恋する相手の男の子がかわいらしい男の子なのよ、王子さまフェイスで。
そいつがずるいの、とっても。すごく2人をたぶらかすのよ。
それで2人が揺れる感じとか、三角関係じゃないけど、
その3人の友情と恋愛というのを自分なりに読み取って、
最後、どういうふうにその恋が結末を迎えるのかっていうところも楽しみにしつつ、
すごくわかりやすい展開。展開というか、このホイール女の肖像と同じで、
特にすごく頭を凝らすようなことはないし、
シンプルだから、あんまついていけないってこともないと思う。
けど、自分なりにいろいろ解釈して、楽しむことができる作品なので、ぜひ見てほしい。
恋は盲目とか言うけど、恋してるとすごく相手が美化して見えたりとかするじゃん。
そのフィルターがかかって。それとかを映像で表現してくれたりとかするのよ、ドランって。
それもまたかわいいのよ。恋してる彼らが見てる男の子が、
1:54:00
どういうふうに彼らに見えてるかみたいな、すごいかわいく演出されてたりとかするのがすごくいい。
これもぜひ見てほしいですね。
かわいらしいモーメントは見たいから。いいね。
そう、まりこがたぶん目で、かわいいってなる感じの映像は多いはず、この監督。
グッドポイントをもってきました。
そうなんですよ。
もうひとつ、前に一回ちょっとやろうとした作品ね、今後何かのきっかけがあったらやりたくて、
これを解説した後に、これ見てみて、この視点で試してみてっていう映画をもう一本紹介します。
それも同じドランの作品で、私はロランスっていう映画です。
この映画も本当によくて、あらすじとしては、男女のカップルがいるの、主人公の2人のね、
すごい長い付き合いのカップルなんだけど、ある日、彼氏のほうが、
実は自分は女になりたいって告白される。
女装とかをして、自分は男として生きていくんじゃなくて、女として生きていきたいっていうことを告白されるんだよね。
それを、ずっと付き合ってた彼女は、どういうふうに受け止めて、どういうふうにその後、彼と向き合っていくのかっていうのがあらすじです。
なるほど、カノらしいわ。
これも、本当それもいろいろ感情がね、説明されない感情がいっぱい渦巻いてる映画で、
すごく私の今日説明した視点で見ると、すごく考察のしがいがあるし、
彼女のほうと、彼氏のほうと、どんな思いでいるのかっていうのを、考えただけで涙が出ちゃう、せつないお話。
彼氏役のほうがね、私が好きな俳優さんで、メルヴィル・プポって言うんだけど、ブローク・イングリッシュの白い帽子かぶった、私がかっこいいって言った人が彼氏役です。
なるほど、だから余計好きなんじゃない?
でもね、このときはそんなかっこよくない。
1:57:00
そうなんだ。
塗装したりとかもするしね、男らしいところが、この映画の中ではあんまり出てこないから、かっこいいって感じではないけど、
でも、そうそう、その人が出ていて、こっちもおしゃれ、とにかく、色使いが本当にすばらしくて、
私はロランスのジャケットを見てくれたらわかるんだけど、空中にバーって色んなカラフルな60年代みたいなポップな色の服がバーって舞ってる写真が出てくると思うんだけど、
そういうおしゃれな色使いの描写がたくさん出てくるし、
さっきの胸騒ぎの恋人の方は、美化して見える恋の相手の見え方をポップに可愛く表現したって言ってたけど、
こっちでは、主人公の彼女の方の感情、
例えば、めっちゃ涙が、せつなくてワーって泣くっていうシーンとかを、
確かに本当にこんぐらい泣いてる気持ちだよなって思わせるような、ものすごい、
いろんなものとかを使って、大げさに描いてくれてて、
それが全部、感情を体現してくれてるっていうか、
共感しづらい人でもわかりやすいってこと?
そうだね、だいぶわかりやすく、それは描かれてる。
本当は心の中では、こんぐらいのことが起きてるみたいな。
例えば、めちゃめちゃ悲しいことがあって、
郵便局とかに、例えばいて、今はここでは泣けない、全然泣けないけど、
心の中では、どしゃぶりで泣いてるみたいな時とかあるじゃん。
それを表情では、スクリーンの中に映ってる主人公の女の子は、そのままなんだけど、
その彼女の心の中で、いったいどんな感情が湧き出てるのかっていうのを、映像で代わりに表現したりするのね。
これは見てもらわないとわかんないんだけど、
そういうちょっと面白い演出とか、おしゃれな演出が多くて、
でも、考察が広がる映画で、
こっちはちょっと感情を読み取るのが、さっき紹介したほうよりも、ちょっと難しいかも。
なんか、なんも考えてないと、ほんと何見せられてたんだ、これは。で、また終わっちゃう。
2:00:03
から、じっくりいろんなことを考えながら見てほしいのは、こっち。
なるほど。
そう、むなさぎの恋人のほうは、わりと設定はわかりやすい。
だから、そんなじっくり考えなくても、ついてはいけるって感じかな。
なるほどね。
で、どっちもめちゃめちゃ映像見てて楽しいので、
それだけでも見る価値はあるかなと思います。
どちらも。
どっちかはじめに、フランス映画復習を兼ねて見てみるね。
見てみてください。
そのうち、ドラン作品はしっかり扱いたいと思うので。
ていうか、ドランさんはさ、すごい意外だけど、イットに出てるらしいよ。
あー、なんかそうらしいね。
そうなんだ。
私もイット見てないから、ちょっとわかんないんだけどさ。
ドランかっこいいんだよね、そして。
そうなんだ。
イケメンなのよ、めちゃめちゃ。
なんか、アイドル性がある。で、たぶん私と同い年ぐらい。
マリコと同い年ぐらい。
めっちゃ若い監督なんだよね。
あ、ほんとだ。イケメンさんだね。
そう、イケメンなのよ。
ほんとだ、なんか、ティピカル・グッド・ルッキング・ガイって感じ。
そうそう、そうなのよ。
で、かわいいんだ、このドランが。かわいらしいの、演技してるのが。
たしかに、かわいい顔してる。パピー系の顔してる。
あ、そうそうそうそう。
だから、演技しててもさ、ちょっとドランがもじもじしてたりとかする演技とか、かわいいのよね。
だから、この人の撮る映画は全部ね、こういう私みたいな視点で見ないと、ちょっとつまんないかも、みたいなやつばっかりだけど。
この2つは、わりと見やすいものだと思うので、中でも。
ぜひ、特にね、私はロランスは、私ほんとに好き。
そうなんだ。
もう、思い出すだけで涙が出る。
それ、前も言ってたよね。私、途中までしかまだ見てないんだけどさ。
そうそうそうそう。ほんとに。だから、最後まで見て、ぜひ。
うん、よかった。
そんな感じです。
ありがとうございます。
ありがとうございました。
今日はたっぷり話せました。
うん、楽しかったね。
うん、ぜひね、みなさんの感想お待ちしておりますので。
はい。
で、まりこと同じ感情になった方は、私のおすすめした2作品、とりあえず一回見てみてください。
むなさあぎの恋人と私はロランスですね。
はい。
はい。じゃあ、今日はこのへんで終わりにしますかね。
2:03:04
そうですね。
はい。では、またねー。
またねー。
ばいばーい。
02:03:11

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