ManaのWebクリエイターカフェ。WebデザイナーでWebクリエイターボックスを運営しているManaです。
この番組では、Webコンテンツ制作で役立つ知識やノウハウ、キャリアのお話をしていきます。
今回のテーマは、スタートアップスタジオで働く面白さ、です。
スタートアップの会社は、スタートアップならではの大変さや面白みがあると思うんですが、
今日はその辺りをゲストの方に聞いてみたいと思います。
それでは、今回のゲストを紹介します。株式会社アルゴマティックの野田克紀さんです。
野田さん、簡単に自己紹介をお願いします。
よろしくお願いいたします。アルゴマティック株式会社の野田克紀と申します。
簡単にキャリアを含めて自己紹介をクイックにさせていただくと、
元々はWebというかUI、UXの会社のGoodpatchという会社で、
UXデザイン、UIデザイン、プロジェクトマネジメントみたいなことをしていました。
その後はTBSテレビというテレビ局でも、同様のデジタルデザイン、UXデザイン、デザインマネジメントみたいなことを経験しまして、
そのタイミングでちょうどクリエイター組織のISON HOLDINGSという別の会社を経営していたりもしたんですけど、
その会社がアルゴマティックにM&Aという形でジョインしまして、創業メンバーとして今CXOをやっております。
CXOを聞きなじめない方がいるかもしれないんですけれども、
チーフエクスペリエンスオフィサーの役でして、プロダクトデザインとかデザイン組織の構築、コープレートブランディングとか、
幅広く言うと一応会社を知ってもらうという意味でもエクスペリエンスだったりするので、広報活動みたいなこともしてたりします。
よろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
ではまずアルゴマティックの事業内容について聞いてみたいんですが、まだ創業して間もない1年未満の会社なんですよね。
そうですね。今創業は去年のちょうど4月なので、収録段階では8、9ヶ月ぐらいの会社です。
人数は今、正社員で内定込みで20名ほどになってきたのと、業務委託の方を含めると50、60ぐらいの組織になってきております。
なるほど、創業間もなくで結構な人数の希望になってますよね。
そうなんですよ。
それもともと何か違う会社があってからの創業という形なんですかね。
一応私たちの会社はDMMの子会社でして、もともとDMMから20億の投資を受けてできた会社なんですけれども、
複数領域のスタートアップで大体1つのプロダクトに特化して投資を全集中していくみたいなところが定石的かなとは思うんですけど、
私たちの会社はちょっと珍しくてスタートアップスタジオみたいな形で、複数領域の事業を同時進行で作っていくみたいな構想でそもそも作られていて、
それが故にちょっと成長スピードもスタートアップを複数同時に作っていくような動きなのでちょっと早めになってるみたいな感じです。
そうなんですね。その事業内容、実際にこういうのをやってるよっていうのはどんなものになるんでしょうか。
生成AI領域に関連特化したサービス会社でして、4人出してるので言うと2つ明確になるのがありまして、
1つ目はしごらくAIっていう、どちらかというと幅広いお客さんの方々に法人向けのチャットGPTをセキュアにハードル低く管理者も利用促進をしたりみたいな形で、
生成AIを活用しながら法人の生産性を高めていくみたいなサービスが1つSaaSである。これが創業1つ目のサービスです。
もう1つはLLM、チャットGPTっていうのがあったとしたら、チャットGPTの裏側にはGPTっていうAIのモデルがあるんですけれども、
そのモデル側を作りに行くLLMスタジオっていう事業がもう1つあります。
これもモデルを作りつつも、チャットGPTみたいなアプリケーションも同時にいろんな領域で領域を特化して作っていくみたいな事業が1つ、
今既に読み出しているものとしてはあります。
そこからもう3コメ、4コメ、5コメくらいは今大絶賛、ネリネリ中でしているみたいな感じです。
なるほど、分かりました。
生成AIを使ってチャットGPTとかのデザイン、組み合わせるってどういう風な形になるのかなっていうのはちょっと想像しづらいんですが、
実際どういった業務をされているんですかね?
僕は複数領域のCXを横断的に見ているみたいな形でして、
中長期で捉えると僕のミッションとしてはスタートアップスタジオなので、
それぞれに1人目デザイナーとか2人目デザイナーみたいな人が入ってくださってチームを作っていくっていうのが、
中長期で見た時の一番大事な組織作りみたいなところが仕事なんですけど、
当時そんなにデザイナーの方すぐ採用できたりするわけではなかったりもするので、
僕が実際のユーザーインターフェースの部分の設計に入って、
副業フリーランスのパートナーの方々を呼んできて一緒にコラボレーションして、
UIデザインもしますし、時にはユーザーインタビューもしますしみたいな形で、
中の事業を作っているエンジニアとかビジネスサイトの方々とコラボレーションしながら、
いいUIを届けるっていうところがまず一つと、
別軸でプロダクトを作るっていうの以外でも広げるコミュニケーションデザイン部分も重要でして、
そっちの部分も横断的にコミュニケーションデザイナーと一緒に、
簡単に言うとバーバーナー作ったりLP作ったり、
ブランディングの部分もいろいろディレクションしてるみたいな働きをしてます。
本当に何でも幅広くやってる感じですよね。
そうです。今もう一人目のフルタイムデザイナーみたいな形でもあるので、
もう会社のデザインに関わるものは全部一旦僕が入り込んでいってるみたいな形です。
わかりました。ちょっとじゃあお話前後しちゃうんですが、
野田さんについてですね、より深く聞いてみたいと思います。
インタビューするにあたってですね、
インサイドアルゴマティックっていうスポッティファイの音声番組をされてますよね。
してます。
そちらのインタビューをちょっと拝聴したいんですが。
すみません、ありがとうございます。
もともとのデザインと触れ合ったというか、興味を持ったきっかけはピクサーにあったと。
カーズですかね。
そうなんです。ピクサー映画がもともと大好きで、
すごい昔から親が好きだったのか、ビデオの時代から何回も何回も見せられてたんですけど、
どっかのタイミングでこれ人が作ってるのすごいなって思ったタイミングがあって、
お客さん側から制作者側に目が行ったタイミングがあって、
クリエイティブ業界ってやっぱり人の心を動かすし、
僕はそれがきっかけでデザイナーになったりしてるので、
一つのデザインとかクリエイティブがもたらす影響みたいなところに急に感動するタイミングが高校生の時にあって、
そこからそっち寄りの仕事をし始めたいなって若干思い始めたみたいなきっかけなんです。
そうだったんですね。ファンタジーが現実になった瞬間がどっかしらにあったと。
そうです。
そういった経験があったら、それを実現したいなって思ったら、
自分で調べていきますよね。どんどんどういう仕事があるんだろうとか、
そういったタイミングがあったってことなんですね。
そうです。
CGとかに興味を持った方って、だいたいプログラミングとか、
CGデザイナーになる方が多いのかなと思ったんですが、
そうじゃなくて、マーケティングとか経営の方に行ったとインタビューで聞いたんですが、
それは何かあったんですかね。
実は最初は、どちらかというとおっしゃってくださったように技術とか、
そっちの方面に興味があったので、理系の工学部の情報技術とか、
画像技術とか動画技術みたいな方を勉強する学科に行って、
技術寄りのことをやりたいなと思って入ってたんですけど、
いろいろ勉強していく中で、どっちかというと、
FIXERの裏側のアニメーション技術というよりかは、
ストーリー性とかそっちの方に興味あるかもというか、
やっていきたいかもっていう転機が大学時代にありまして、
なので理系の大学生ってみんな大学院に行ってみたいなのが普通なんですけど、
そこで大学3年くらいにガラッと帰って、
ストーリーテリングとか、ちょっとそこに当時だと近かったマーケティング領域とかを
突き詰めて勉強していくと、経営とかデザイン志向みたいなのに出会って、
そういうデザインを、FIXERってたまたまそういう、
もはやデザイン志向って言ってないんですけど、
そのクリエイティブありきの経営みたいなのがなされているっていうところに
一周回って気づいて、そういう会社を作る側に回りたいというか、
ざっくり言うとデザインかける経営者みたいなところが
その行くべき道なのかもしれないなみたいなのを、
もともとは技術だったんですけど、一周回ってたどり着いたみたいな感じです。
なるほど。そのFIXERを見て、面白いなとか素敵だなって思ったら、
その体験を提供したいと、そちらの方に一周回って戻ってきたって感じなんですね。
なるほど、わかりました。
じゃあ、興味を持ってやってみようってなったとしても、
そこからまた年月が経っているかと思うんですが、
その間は何をされてたんですかね?
一番最初は学生時代にマーケティング領域みたいなところが一番取っ掛かりやすかったので、
マーケティング領域の学生インターンみたいなのを探してました。
そこで、もともとは今、割と有名なオレンジのWeblioっていう英語の辞書あると思うんですけど、