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心理師わたるんの働くを支えるチャンネルです。 今回の要約、寝る前に今日の良かったことを3つ思い出してみましょう。
みなさん1週間お疲れ様でした。公認心理師・臨床心理師のわたるんと申します。 このチャンネルでは、みなさんの週末のお時間を少ーしだけいただいて、就職や復職など
働くを支えてきた心理師である僕が、主に社会人の方々に役立つような カウンセリングの豆知識や心理師のあれこれなどについてお伝えしていきます。
みなさんのお仕事や対人関係などなど、いつもの生活を少しでも楽にしたり、 カウンセリング・メンタルケアをより身近に感じていただいたり、有名な時間を一緒に過ごせたりできれば嬉しいなぁと思っています。
よろしくお願いします。 今回のテーマは、「自尊心を育てるために」ということで、このテーマと冒頭でお伝えした要約が繋がるようなお話をしていければと思います。
まず初めに、みなさんは自分に自信がありますでしょうか? 僕は全くありません。いつも泣けなしの虚勢を張ってですね、冷静ぶって仕事をしています。
でも多分、ポッドキャストユーザー全員にアンケートを取ってもですね、「自信があるよ!」って答える人は過半数超えないんじゃないかなぁと思います。
やってみないとわかりませんけれども。 じゃあまずこの自信という概念について少し説明しますが、自信という言葉は自己肯定感とか自尊心とか他にもいろんな表現のされ方があります。
自己愛なんて言葉も真理の世界ではありますね。 実はこの自信の意味そのものを深めていこうとすると、ものすごくなんというか、ぬまるというか、トツボにはまるって感じになるんですね。
これは僕の知識の範囲からの意見なんですけれども、自信というのはとっつきやすい概念のようで表現できる言葉が多くてですね、
定義もそれぞれで実は結構曖昧なんですね。 一応自分の価値能力を信じることというのが辞書的な意味ではあるんですが、それを具体的に測定しようとしたり定義づけたりしようとするとなかなか難しいと。
心理学部の大学生が卒業論文のテーマに挙げて、後で悲鳴をあげる概念ナンバーワンなんじゃないかなと思います。
もちろん今のは僕の偏見ですけれども。 そんな学術的なことを考えなくてもですね、人は怒られ続けたりミスをし続けたら自信がなくなるのは当然のことですし、
逆に小さなことでも自分の目標を達成できたり、人から認められたりしたら自信がつくものっていうのは皆さん実感がありますよね。
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それでは、皆さんは最近自分ができたなぁと思ったことと、できなかったなぁと思ったことどっちが多いでしょうか。
多分ですけど、できなかったなぁ不十分だったなぁと思ったことの方が多いという人が大半なんじゃないかなと思います。
これはいろんな原因があるとは思うんですけれども、今回一つ厳選してあげるとすれば、自分が思い描く目標のハードルがもともと高いといったところはまずあるんじゃないかなと思います。
具体的に話すと、何かをはじめるときに最初から完璧を目指そうとする。 例えばダイエットで1週間で10キロ痩せるとか、そんな間の無理な目標を設定したりとかですね。
冷静に考えればそれ無理じゃんって思えるんですけれども、人間の脳みそだけで考えると割とよくあることみたいです。
皆さんもそういう経験どこかでありませんかね。
今の例、ストイックなのはとても良いことですし、それを良しとする価値観も社会にはなきにしもあらずです。
ただそれをそれこそ愚直にやり続けていると、一番自分の近くにいる自分が自分を認めてあげられなくて、どんどん自信がなくなっちゃうんですね。
客観的に見ればそこそこのところまでいけているのに、自分は自分がまだまだだと感じて元気がなくなっていくというような感じです。
なので、なんかもうちょい自分に自信つけたいなーって思う方がいたら、冒頭にお伝えした今日の良かったことを3つ思い出すをやってみるといいかもしれません。
そうすることで自分のできたことを逃さずに捉える癖がついて、自尊心を育てることができます。
ちなみにこれは、うつ病の治療トレーニングの一部としても採用されているようです。
その日の自分のできたこと、良かったことって意識しないとどんどん忘れていっちゃうんですよね。
逆に悪いことってなぜか残りやすいです。これは反数っていう概念とも関わっているんですが、その話はまた別の回でお話ししようと思います。
みなさん今回はいかがでしたでしょうか。難しいことと思いますが、自分のできたことを小さなことでも認めてあげることが、自分のそのままを受け入れる自信をつけることの一歩だと思います。
自信についての切り口は本当無限にあるんじゃないかなと思うくらい多いので、また違う視点からお話しできればなぁと思います。
では今回はここまで。ご視聴ありがとうございました。