00:01
心理師わたるんの働くをカウンセリングするチャンネルです。 今回の予約
A転、昇進、結婚、出産、進学などなど、自分にとってポジティブな出来事もストレスになります。 そろそろ来年度の自分が見えてきそうな時期、ストレスにも備えましょう。
皆さん1週間お疲れ様でした。 公認心理師・臨床心理師のわたるんと申します。
このチャンネルでは、皆さんの週末の時間を少しだけいただいて、就職や復職など働くのサポートをしてきたカウンセラーが、主に社会人の方々に役立つようなカウンセリングの豆知識諸々を簡単にお伝えしていきます。
皆さんのお仕事や対人関係など、いつもの生活を少しでも楽にしたり、カウンセリングをより身近に感じていただいたり、緩めな時間を一緒に過ごしたりできれば嬉しいなと思います。
よろしくお願いします。 今回はストレスの話2つ目ということで、ライフイベントストレスについて解説をしていきます。
簡単に言うと本当に要約の通りなんですが、自分にとってポジティブな出来事も十分なストレスになるんですよ、という話です。
早いことにもう少ししたら来年度、2023年度が始まりますね。 仕事では来年度の準備とか引き継ぎを意識する方も増えているんじゃないでしょうか。
こういう年度変わりの時期は移動とか立場が変わるイベントがありますね。 広角とか嫌な部署に移動とか、そういうネガティブなこともあるかもしれませんが、逆に昇格や希望していた部署の移動とか、ポジティブなことも起こり得ます。
この人生の中で割と大きく自分の状況が変わりそうなイベントをライフイベントと言います。 さっきは仕事のことで限定しましたが、他にはネガティブな出来事だったら、家族や友達など近しい人の私別や利別、
ポジティブと捉えられる可能性の高い出来事だったら、結婚や妊娠、引っ越しなどが挙げられます。 このライフイベント、ネガティブな出来事は、そりゃストレスだろうなぁと思うと思うんですが、
実はポジティブな出来事もストレスになり得るんですね。 これですね、少し古いんですが、1988年に勤労者、働いている方ですね、
のストレスの強度をリスト化、数値化した尺度があって、そこから抜粋してお話ししています。 詳細は概要欄にURLを貼っておきます。
実際にその尺度を考えた先生方の論文ですね。 それでこのリストに先ほどお話しした、転職、結婚、妊娠、引っ越し、昇進、個人的成功とか、割とポジティブ目なもののストレスとして上がっているんですね。
03:10
人って環境が変わること自体がストレスでもあるので、それがたとえポジティブなものでも、その環境になれるまでには、やっぱりストレスがかかるものと思います。
ただ、ポジティブな環境変化がストレスになってるんだよねーって、ちょっと周りには言いづらいんじゃないかなと思います。
いやー、何々のリーダーやるの大変だーっていうの、ちょっとなんか嫌味言ってるような気がして、気が引ける人もいるんじゃないでしょうか。
さらに言うと、せっかく昇進したんだからとか、上司の期待があってポジションが変わったんだからとか、これから親になるんだからお腹の子のためにとか、
ポジティブなことだけに自分をこぶしようとして無理をする方もいるんじゃないかと思います。
これはもちろんモチベーションになり得ますが、前回お話しした通り過度なストレスは心身に毒です。
あまりご自身を追い詰めないことをお勧めします。 自分が期待したパフォーマンスを自分が発揮できなかった時に、せっかく99になったのにと自分を責めることになると本当にしんどいからなんですね。
むしろ新しい環境とか立場で最初から高いパフォーマンスを発揮できる方が稀かと思います。
業務も違うし、評価されるポイントも多分違うし、求められるキャラクターも今までと違うっていうこともあるかもしれないですね。
少しずつ慣らしていくことが基地かと思います。 これ環境が変わった友達とかにはそう思えるんですけど、なかなか自分にはそう思えないものですよね。
自分のことは一歩引いてみづらいというのが人間の難儀なところかなと思います。 さて、そろそろまとめに入りますが、これからポジティブな環境変化があったときは、まず精一杯嬉しくなって、その後そこそこに自分を追い詰めてあげて、少しずつ新しい環境になれる準備をしてみてください。
これから変化の時期に入りますが、お互いぼちぼち乗り切っていきましょう。 では今回はここまで。ご視聴ありがとうございました。