オッサン同士の話
オッサン同士で喋った時に、そこのタガが外れる時あるやん。
さっきの森友さんの話やったら、「聞いてよ!」って言って、
あいつこれめんどくさいって言ってきてさ、俺が作ったやつであいつ楽してんのにさ、みたいなことを。
いわゆる居高屋トークよね。
いや、俺それがちょっと嫌やねん。飲みに行って仕事の話するの、僕嫌なんですよ。
ついついになっちゃうけどね。
そうね、主に会社の人と飲みに行ったりとかしたら、どうしても仕事の話とか、仕事哲学の話とかになりがちなんやけど、
俺それがめっちゃ嫌で、それは気付けてるな。ここでしなくてよくないって思っちゃう。
まあまあそうね。
だからその、わざとお酒の席で相談しに行くとかは別よ。
それじゃなくて普通に、「今日飲みに行こうや!」とか言って行く時に、
愚痴を聞くぐらいはいい。まあそれもちょっと嫌やけどな。
だいたい愚痴よ。愚痴か哲学か。
なんか時間もったいなくない?って思っちゃう。
まあね。
何かが解決したことがないんじゃない?そこで。
ないよ。
別に気が楽になるかって言うと、家帰ったら元に戻るやん。
全然別に、じゃあそれを吐き出したからって言うと、留院が下がったかって言うと全然下がらへんしさ。
そうやんか。もっとなんか面白いこととか考えたらいいのになっていう。
面白いとか楽しいとかって思うことを考えたりやったりしていった方がいいよね、30代。
ああ、でも意識的にした方がいいかも。
それはそう思うな。本当にね、そういうの忘れるんですよね。
忘れるね。
スーって流れてさ、もうほんま気づいたら38になってましたよ。
いや、ほんまにそうよ。
ほんまにいろいろ下の子に好かれないとか、上からも好かれるというよりは、この人に任せておけるよなとか、
そういうふうに思ってもらわないととかっていう、これはもうサラリーマンの悲しいさがなんですが。
まあね。
そういうふうに思ってしまうわけですね。
そういうことばっかり考えて38になっていると、やらせないですから。
そうだよな。
諦めるっていうのに慣れてくるから、自分が好きなもの、好きだったものですら、今の俺にはいらんよなって思っちゃう癖がつくんだよな。
例えば、俺が20歳の頃って、日産のスカイラインっていう車がめっちゃ好きだったんですよ。
絶対に俺はスカイラインにいつか乗るんだって思ってたんだけど、35歳過ぎてくると、いや、まあいらんなってなるのよ。
まあね、現実的じゃないからね。
でも、なんかそれがすごいあんまり良くはないんだろうなと最近思う。
別に気に捨てる必要はないからね。
自分でそれを所有するっていうのは何か理由つけて諦めてるわけ。
楽しみとか、例えばそれを持つ、所有するっていう夢みたいなものより、現実っていうところのレイトの方が多くなってるというか。
そうよ。あれよ、3匹の小豚よ。
え?
3匹の小豚ってあらすじ覚えてる?
覚えてる。
仕事の話を嫌う
お母ちゃんがあんたらもう家出て行きで、3匹の兄弟が別々の素材で家建てるやつ。
そうそうそうそう。
で、狼が吹き飛ばしたり壊したりしに来るやつだよね。
そうそうそうそう。
あれさ、まあ要はそういう堅実、真面目にやってる人がちゃんと認められるよみたいな教訓らしいんだけど。
そうだね。
そもそもあいつら何で家を追い出されたみたいな。それ分かる?
え?独立しなさいよってことでしょ?
それがさ、はっきりそこまで細かく覚えてない。で、その藁の家と木の家と石の家やんか。
レンガのね。
そうそうそう、レンガの家やんか。で、藁の家は狼がフッてやって吹き飛んだ。分かると。
木の家ってさ、吹き飛ばなくない?みたいな。
木の家どうして壊したんだっけな。燃えた?燃やされた?
そう、なんか燃やしたってなるよな。その辺曖昧やなと思って、俺一回調べたんですよ、原作を。
んなら、そもそもお家が著しく貧乏で。
豚さんのご実家が。
母さんが3匹の小豚を養うのは無理やから出ていけと。
なかなか世知辛いね。
で、出ていって。で、藁の家を建てた。で、狼が来てファーって吹き飛ばすやん。その後狼はその豚食べちゃうんだよね。
で、次木の家行ってどうしたかっていうと、除草をつけて体当たりして壊すっていう。
そうやったな。なんで火つけたんやろ、俺頭の中で。
木やから燃えるからっていう。
あれなんやろね。で、2頭目の豚ちゃんも食べられちゃうわけ。
で、最後よ。その煉瓦の家はもう何をしても無理やってなって。
で、最終的に狼は煙突から侵入しようとするの。
あー、そうだったそうだった。
じゃ、豚はそれをもう知っててよ。
もうグラグラ熱湯沸かしてるわけ。
人生の進行
で、そこに狼落ちてきてそのまま煮て食うっていう。
だから登場人物で生き残るの豚1匹や。
しっかりした。
そう。もうその兄弟諸共食べちゃうわけよ。
で、その後ずっと幸せに暮らしましたって終わんねんけど。
え?何の話し方?3匹の小豚?
30代の答え合わせをザックバラに。
いや、じゃないと思う。
どっから来た?あれ?どっから来た?3匹の小豚。全然元顔。
でも30代の答え合わせなんて、僕たちが答えを持ち合わせてはないですから。
なんか標準的な30代じゃないからな、ここがな。
僕、ポッドキャストとかやってる時点で標準型ではないよ。
そうなんだよな。
別に20代がこうでした、こうあるべきでしょうとか。
30代はこういう気持ちに変化していきますよとか。
じゃあ40代はこうだとか。
別にパッケージしていく必要は絶対ないと思っているよ。
したがるんだけどね。
なんとなくするけど、別にそれはさ、人それそれって言ったら言葉軽いけど、実際そうじゃん。
まあそうよ。
しゅうさんみたいに20代で気づきが早い方もいらっしゃる。
僕たちが20代の時はそんな自分がこういう人間だとかさ、はっきりとは分かっていなかったから。
なかったね。
なかったよ、そんな。
そうやわ。
僕とうとう新情報が解禁できるんですけど、僕今家建ててるんですよ。
していいんですか、それ。
良くなったんですよ、これが。
あ、そう。
家建ててるというか、建てようとしてるんですよ。
はいはい、状況が一変して。
この話はまたどっかの回で詳しくあらましを話せればなと思うんですけど、
今そのハウスメーカーさんに奥さんと一緒に定期的に行ってるんですけど、
今相手をしてくれてる担当の方がすっごいしっかりしてて、落ち着いて張って、男の人なんですけど、
ふとした時にさ、「おいくつなんですか?」って聞いたの。
で、俺は同い年かちょっと下ぐらいかなと思った。
34、5とか。
24ですって言われてさ。
バカ。
俺3回聞き直したもん。
24ですか?って。
すごいね。
言ってませんでしたっけ?って言われて。
いやー、でもあるあるあるよ。
特にやっぱり取引先じゃないけど、そういう社外の方って、しっかりして見えるよね。
本当に実際そうしっかりしてらっしゃるんですよ、本当に。
そうやね。
そう。
比べてみたいなと思って。
僕がタイムマシンに乗って25の僕とね、全然他人同士でお話ししたら、
あら25やのにしっかりしてってなるかもしれないからさ。
そうかもしれへんよ、それは。
だってその時はその時でベストだったんだもん、多分。
そうやね、そうやね。
だから案外今この年齢で24歳の超しっかりしてる人と喋ると、すごいびっくりするけど。
いや、たじたじになるもん、ほんまに。
どうなってしまうこの先って思ってる人。
そう、わかる。
そうやね。
いやー、でもあのチンさんを目指さないとよ。
ポッドキャスターとしては大先輩ですからね、本当に。
そうですよ。
だってもう5年目とかでしょ?
すごいよね。
どうなっていくんでしょうね、この番組は。
あ、わくわくラジオでしょうか。
わくわくラジオはどう変わんないんですかね。
でも5年くらいやってやっとやったなっていう感じかもよ。
5年やったらやったなって感じすると思うわ、さすがに。
今だって3年なってないんでしょ?
なってないね。
9月で3年でしょ?
だから言って、体感としてはすっげー長いことやってるなと思ってるけど、
大したことないと思ってるよ。
そうね。
喋ってる内容もね、そんなに刺さるような何かを発信してるわけでもないから。
いや、ほんまで。ほんまよ。