2023-06-16 11:54

#133 ゆるい職場に甘んじるな

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(過去放送)ゆるブラック企業に要注意
https://stand.fm/episodes/6325da6f7ddf8822fff46a59

(参考図書)
ゆるい職場-若者の不安の知られざる理由 (中公新書ラクレ 781) https://amzn.asia/d/jaTVmNJ
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https://stand.fm/channels/6216f60462fdf0d800323b94
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こんにちは、わかまろです。今日は、日本にゆるい職場が増えていて、それを不安視する若者の転職が増えているという話から、そこから私たち3,40代が考えるべきことについて、ちょっと考えてみましたので、お話をしたいなと思います。
以前もですね、ゆるブラック企業というタイトルで放送してますので、リンクを貼っておきますので、ご興味がある方は、もしよかったらそちらも聞いていただけると幸いです。
今日参考にした本が、古谷翔人さんというですね、リクルートワークス研究所の方が書かれた、ゆるい職場という本になります。
この本によると、まず日本には構造的にゆるい職場が増えていて、それをゆるいと感じる若手が増えているんじゃなかろうかという話がまずあるんですね。
リクルートワークス研究所が2022年に実施した調査の中で、大手企業の入社1年目から3年目の人に、現在の職場をゆるいと感じますかどうですかって聞いた説明があるそうです。
結果としては当てはまるが8.4%、どちらかといえば当てはまるというのが28.8%で、合わせて36%の新入社員の方が職場がゆるいと答えている結果があるんですね。
なんでこういった結果が生じたのかというと、構造的に背景があるかなというふうに思ってまして、
まず2015年に若者雇用促進法が施行されて、新入社を募集する企業に対して、残業の時間の平均とか、有給休暇の取得日数とか、早期離職率とかといった情報の提供というのが事実より見付けられました。
その後に2019年には働き方改革がすごく話題になりましたよね。
あと2022年にパワハラ防止法が制定されたり、構造的に過去と比べるとストレスの少ない職場というのが増える要因ができているんじゃないかなと思います。
古谷さんという著書の方が、最近20社程度の大手企業の新入社員の方に仕事についてインタビューを実施したところ、新入社員の方が、なんと正直で結構余力がありますみたいな、社会人ってこんなもんだと思ったとか、学生時代に近づくて片透かしですねというコメントをされていたそうです。
上司のことには何も言及がなかったので、上司のことに聞いてみると、叱られたことは一度もなく、理不尽なことも言われたことはありませんということで、不覚は高くもなく、理不尽さもない、叱られなくて居心地がいい。
なので、つまりいい会社ですよね。居やすい会社というのが増えてきているんじゃないかというのが古谷さんの体感でもあって、これをこの本の中では緩い職場というふうに呼んでいます。
03:05
一見そんな働きやすい緩い職場、ホワイトな職場ですよね。なんですけれども、なんで若者が会社を辞めるのかという話です。
それは一つのことに集約されまして、なぜ辞めるのか、それは不安感があるからなんですよね。何が不安かというと、自分は別の会社や部署で通用しなくなるんじゃないかと感じているとか、
この職場にいると転職できなくなるんじゃないか、ここでしか生きられない人材になっちゃうんじゃないかというふうに不安を抱えているというのが、新入社員のアンケートに回答した方のよく半数がそういうふうに思っているという結果が出たそうです。
そういった緩い職場、職場を緩いと感じている方は離職傾向が強いということもわかっていて、職場を緩いと感じている方のうち約60%弱の方が、ごく短い期間しか会社にはい続けないつもりであり、
そういった過去は、転職をするにあたって不満をもとに転職する不満型転職と言われていたものが、最近はその不安をもとに転職する不安型転職というのが増えているというのは、この本で言われていました。
若者に成長実感を感じてもらうための負荷というのはどうやってかけたらいいのかということなんですけれども、
この本で書いてあった負荷というのが3つあると、例えば量的な負荷、一つ目は量的な負荷、残業時間が多いとか、人間関係の負荷、これは上司から怒られるとか、職場の関係で嫌なことをされるとか、人間関係の負荷、最後が質的な負荷といって、成長実感を得るために大事なのは一番最後の質的な負荷だけであると断言されているんですね。
これは当たり前ですよね。あんまり労働時間が長くてもやっぱり生産性のない職場だなと思われてしまいますし、人間関係の悩みってすごく無駄なものというか、変に怒られるとか、変に理不尽なことをされるとか、そういうところに今の若手の方たち、すごく敏感にもなっていると思いますので、そこが成長実感につながるというのは考えづらい。
なので、質的な負荷というのを量的なもの、量的な負荷と人間関係の負荷を上げずに質的な負荷だけ上げるというのが今の職場に求められているんですよという話がありました。
この一連の話はですね、私も採用の仕事をして長いことやってきてますので、結構現場で感じてきた感覚とすごく近しいですし、私の会社もちょっと緩い職場になりつつあるんじゃなかろうかと思っているところというのはありました。
この緩い職場が不安になって転職する若者が増えているというファクトから私が感じたことが2つありまして、まず1つ目がアラサーアラフォー世代、私のような中堅社員の若手に対する責任というのを1つ考えました。
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その若手社員の方っていうのは、これから私たちってリスナーの方が何歳なのかはちょっとわからないですけれども、私が今37歳なので私よりはだいぶ日本の将来、社会に貢献してくれる存在ですよね。
なのでその将来を担う若手の方々に緩いな、成長できないなと感じさせてしまう職場を作っているのは、その職場の組織上でいくと上に当たる人たちなので私も管理職として責任がある、質的に高い仕事を作っていかなければいけない、
その質的負荷を高めていかなければいけないという責任があるなと思いますし、仮に管理職じゃなかったとしても、アラサーアラフォー世代として質的に高い仕事をして自分が成長していく姿っていうのを新卒含め若手社員の方々に見せていく責任っていうのが中堅社員以上の先輩社員にはあるんじゃないかなと思います。
先輩が色々と質的に低い仕事をしている職場で自分も成長できるイメージってあんまり持てないですよね。なので、もし職場の負荷が高いと感じてたときに、それが量や人間関係の負荷ではなくて、ちゃんと質的な負荷が自分に対しても後輩に対しても部下に対してもかかっているのかどうかっていうのは、中堅社員以上の責任として考えながら仕事をしなきゃいけないんじゃないかなと思います。
で、あともう一つがですね、自分自身も不安を感じるべきだっていうことなんですよね。で、この何が起こるかわからない変化の目まぐるしいこの時代にどうやったって安泰っていうのはないわけです。どんなに今大手企業に勤めていたって安定安泰っていうのはありえないですよね。
で、今そうやって新卒の方で職場を緩いと感じて不安に感じている方が増えている中、中堅以上の社員っていうのは年齢的には若手の方と比べたら転職市場では不利なわけですから、より一層自分が今の職場でその成長して出席に高い仕事ができているのかどうかっていうのは、
悲観的に不安感を持ってみた方がいいんだろうなっていうのは思います。で、不安感を持つっていうのは結構ネガティブに表現される、その不安を消そうとか不安を持たずに生きようとか言われることもありますけど、私はそうは思わなくてですね。
不安な気持ちっていうのは人を前向きな行動に突き動かしてくれる原動力にもなったりするわけです。なので健全な不安感、自分の将来に対する不安感を持ってその自分も行動したり考えを変えていくっていうのはすごく大事なんじゃないかなというふうに思います。
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じゃあゆるい職場に不安感を持って、じゃあどんな行動を起こすのかっていうことなんですけども、例えばそれこそ副業をしてみるっていうのは一つですよね。自分が会社の名刺を捨てた中で自分の看板だけでどれだけやっていけるのかっていうのをやってみると。
ただその副業をいきなり始めるのはハードルが高いということであれば、例えばその転職エージェントとかに一回履歴書を持って行ってみるっていうのも一つなんじゃないかなと思います。
大抵の転職相談っていうのは無料でできますから、一回行ってみて自分にはどんな案件がやってくるのか、どんな職場であれば面接に進んで交換職を得られそうなのか、そもそも自分は市場から受け入れられるキャリアを持っているのか、自分の年収が今高すぎなんじゃなかろうかとか、そこら辺をチェックしてみる気軽な手段としてエージェントに行ってみるのは一ついいのじゃないかなと思います。
別に転職エージェントに行っても別にいいところがなければ転職しなければいいわけで、自分の市場調査チェックという意味で、そういった転職エージェントを活用してみるのもいいんじゃないかなというふうに思ったりしました。
ということで、今日も最後まで聞いていただいてありがとうございました。皆さんはこのゆるい職場に不安感を覚える若者についてどう思われましたでしょうか。
実際に今不安を感じているという方も多いんじゃないかなというふうに思います。ここからは余談なんですけれども、前回の放送で韓国ドラマにハマっているっていうお話をさせていただいたんですけども、
韓国のドラマを見ていると、俳優さんがめちゃくちゃお肌が綺麗っていうことにびっくりするんですよね。
女性は言い難いぐらいのお人形さんのような、陶器のようなツルンとした真っ白なお肌をされていて、男性もすごくお肌が綺麗なんですよ。
これ何なのかなと思って、食べ物なのか化粧品なのか、美容医療も発達されていますので、お肌のケアを適切にしているのかなとかちょっといろいろ考えたんですけど、
友人から韓国コスメって結構いいよみたいなのを教えてもらって、Qoo10っていうサイトでいくつか美容液とか化粧水とか買ってみました。
まだ使ってないので効果はちょっとわからないんですけども、韓国物のコスメって安いんだけれども、パッケージがすごく可愛かったりオシャレだったりして選ぶのもすごく楽しかったので、
ちょっと今その化粧化粧品とかですね、いいの見つかってないっていう方は、ちょっと日本のものだけでなくて韓国ものもちょっと見てみると、ちょっとした楽しみ、面白さがあるかもしれません。
ということで、今日も最後まで聞いていただいてありがとうございました。また次回も聞いていただけると幸いです。
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