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2024-06-25 16:50

1354. ありえないオーロラ?全く違うメカニズムの発見が

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集英社連載最新回「宇宙ネタのテッパン「ブラックホール」の意外に知られてない本当の姿【ブラックホールの不思議/後編】」 を公開しました!

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ソース

https://note.com/ryuhokataoka/n/ncca35d735e91?sub_rt=share_pb

https://www.nipr.ac.jp/info2024/20240622.html

00:05
2024年6月25日、始まりました佐々木亮の宇宙話。 本日は、ありえないオーロラの仕組み。これ、これまで
オーロラってこうやって発生するんだよって説明してたじゃないですか。 それとは違うメカニズムで起きる
これ、太陽と地球つながっちゃった?みたいな、そんなお話ですね。 していこうと思っております。これ6月の22日にリリースが出た
サイエンスアドバンスというとこに掲載されたかなりインパクトの強い論文なので、ぜひぜひ皆さん楽しんで最後まで聞いて
いっていただけたらと思っております。 ということで改めまして始まりました佐々木亮の宇宙話。
このチャンネルでは1日10分宇宙時間をテーマに、天文学で博士号を取得した専門家の亮が毎日最新の宇宙トピックをお届けしております。
本日でエピソードが1354話目を迎えるということで、基本的には1話完結でお話ししておりますので気になる
トピック、気になるタイトルからぜひぜひ聞いていただけたら嬉しいです。 でですね、前回は
月の、土星の月でサーフィンできるのかっていうこの、なんかいかにもロマンチックなタイトルね。 いいタイトルつけたと思うんですよね僕。
ていうので、まあこう、空気の流れとかそういった地球以外の星での
現象、こちらについてお話ししておりますのでぜひぜひチェックしていただけたら嬉しいなと思っております。 でですね、毎日紹介している月例、また紹介していきましょうか。
本日6月の25日は前回の満月土曜日でしたので、そこから3日経った逆三日月って感じですね。
消えている部分がちょうど三日月に回答するみたいな、そんなイメージ。 でここからどんどんどんどんちっちゃくなっていって、次は7月の2週目ぐらいですかね。
1週目か、2週目ぐらいに新月になって、でまた満月に戻っていくというようなそんな加減の月が見える状態なので、
ぜひぜひ皆さん、梅雨の曇り空の隙間から月とか眺めたら眺めてみるといいんじゃないでしょうか。
そんな感じで、じゃあ早速今日の本題に行きましょうか。 今日は太陽フレアに近いところ、まあオーロラの話ですね、していきましょう。
みんな大好きな太陽の話です。 ということで今回はですね、サイエンスアドバンシーズっていうところに6月の22日に掲載された、
03:04
結構世界的にもインパクトのある論文を紹介していこうかなと思っております。 でこれ、もう研究者の方々がありえないとか、
なんかこう、ちょっと変、なんならとっても変みたいな、そんな表現をするオーロラで、まぁ一体どんなものだのか、こちら紹介していきたいと思います。
で今回紹介する発生したオーロラっていうのはですね、 なんと、発生したのが2022年の12月のお話です。
2022年の12月、しかも25日、クリスマスですね。 このタイミングで北極圏全体を覆うような緑色のオーロラが観測されたと。
北半球の高緯度全体のところが緑色のオーロラに包まれたと。 しかもこのオーロラが、
南半球ではほとんど見えなかった。 そしてこのオーロラ自体が緑色でのっぺりしたオーロラだった。
オーロラってみんななんか想像する形、今頭の中に浮かんでますか? オーロラ、頭の中に浮かんだものって、なんかこうちょっと虹色っぽい、
で光のカーテンみたいなので立体的で、でなおかつこう赤とか緑とか、なんかちょっと紫っぽい部分があったりとか、そういうのをイメージするんじゃないかなと思うんですね。
あれが一般的なオーロラ。 でどうやってそれが発生しているのか、今までのポッドキャスト聞いてくれてる人だったらなんとなくイメージつくんですけど、
太陽から飛んでくる太陽風と呼ばれるものが非常に重要。 そしてこの太陽風とかっていうのは、太陽フレアが発生した時により強まる。
より強まるから、この強くなった太陽風を受けて、地球の磁力線と
インタラクション、つまり相互作用みたいなのを起こして、で飛んできた太陽風が磁気圏で反応して捕まったものが地上に降ってきて、
そこでオーロラが発生するみたいな。ざっくり言うとそういうイメージだったし、 オーロラってどうやって発生するんですかって詳しい人だったりに聞くと、
だいたいこの回答が返ってきます。 一般的にはこれがもうメカニズムのすべてだし、なんか昔とかはね、
とかあんまり知らない人とかはオーロラっていうのは、太陽から飛び出た電子がそのまま地球の大気にぶつかって光る、みたいな説明の仕方をしてたらしいんですけど、
まあそういうことではなくて、一回こう磁気みたいなのを挟んだりするわけですよ。
06:03
だからそこの、なんかこう上空での相互作用っていうステップが、 オーロラが発生する時点では非常に重要であった。
でそしてその結果、 ひらひらと光るカーテンみたいなものが北極圏みたいな、そういう北の方だったり南の方だったりで見えるようになっていた。
そんな状態だったんですね。 ただ今回この2022年のクリスマスに起こった事例が、このメカニズムとは全く違うメカニズムで発生した、
かなり変なオーロラだったっていうところ。それがまず色に出てるんですね。 色と形状。緑色で光る。そして、
のっぺりしている。で、一体これどういう状態なのかっていうところですね。 これについて研究、どんどんどんどん進めていって、その解明をしてあげる。
ということをしてあげたら、一体どんなことがわかったかっていうと、 これ簡単に言うと、太陽の表面から出ている磁力線。
まあなんかの磁気の、なんて言うんだろうな、こう、
地球、例えばじゃあ一回地球に戻ってみましょうか。地球自体がでっかい磁石です、みたいな、教科書の表現って見たことないですか。
で、それのおかげでコンパスを使うことで、僕たちはどっちが北でどっちが南かわかるみたいな。
なぜなら、地球全体が一つの大きい磁石みたいになっているから、それに引っ張られて、方位磁石っていうのが役に立つっていう、そんなイメージですね。
で、あれって、磁力線と呼ばれるものが宇宙空間にバーって伸びてる。
あの、砂鉄、磁石と砂鉄使って、砂鉄でこう、磁石のこう、力の与えられている領域とか見ると、なんかこう、輪っかみたいな線みたいなのがバーって紙の上に出てきたの覚えてませんか。
あれみたいなのが宇宙空間に広がってるんですよ。
で、あれが宇宙空間に広がっていて、で、それに加えて、で、あれが太陽の表面でも発生していると。
つまり、太陽からも磁力線っていうのはグニーンて伸びていて、で、その宇宙全体に広がっている。
で、しかもそれがちょっと不安定だったりして、ちょっと遠くまでその磁力線の足が伸びたりするんですね。
そんな磁力線の足っていうのが、地球までたどり着いて、で、そこを通ってきた電子たちが地球の帯域にぶつかって、今回のオーロラを発生させたっていう、そういうイメージらしいんですね。
難しいけど、とにかく伝えたいのは、これまで常識だと思われていた、そのオーロラの出来方っていうのとは違うメカニズムのレアなものですけど、
発見されたっていう、そういう研究ですね。で、これ、ん?って思う人。
09:04
じゃあ、今までの太陽風の話とかとどう違うんだろうっていうところで言うと、太陽からは、その磁力線に沿って危険な電子ビームっていうのがバーって飛んでたんですよ。
普段からね。この電子ビームが地球の帯域に当たる、地球に届くっていう話になると、
地球に届いて、地球の帯域にぶつかって、オーロラを発生させるってなるはずなんですが、この危険な電子ビームっていうのが、
ある要素によって、地球には届かないようになっていた。で、この届かない要因っていうのが何かっていうと、
最初に紹介した太陽風なんですね。つまり、太陽風が、普段から太陽からどんどんものが吹いてきている。
その状態プラス、フレアとか発生すると、さらに風が強くなる。
ただ、この2022年の12月25日には、この太陽風がほとんどなくなっちゃうみたいな、消失するっていうめちゃめちゃレアな現象が発生したんですよ。
で、だから、太陽から吹いている風が止んで、いつもだったらその太陽風がかき消してくれていた、危険なビームが直で地球に飛んできてしまった。
で、直で飛んできちゃったから、今回、今まで見たことないような形のオーロラが発生して、今までと違うメカニズムのオーロラの発光の仕方っていうのが発見されたっていう、そういう順番なんですね。
いやでも、なんかすごいですよね。
実際のオーロラを観測して、なんかあれ?なんかのっぺりとしたオーロラ見えてるぞみたいな。一体何なんだこれは?ってなってから、今まであんまり知られていなかったメカニズムまで着地できるっていうのもすごいし、
やっぱここが整理されたことで、これからのオーロラ研究のやり方っていうのがやっぱ変わってくる。
だからこそ、このインパクトが見込まれて、サイエンスアドバンシーズにアクセプトされたっていうイメージかなと思っているので、これからの太陽研究では無視できない要素になってくると思います。
これね、かなりマニアックなこのメカニズムだからこそ、もしかしたらあんまり知られないし、これからまだ注目されにくいかもしれません。
なので、宇宙話聞いてるみんなにはラッキーだったなと思って。これ結構、やっぱマニアックな情報を知れるってポッドキャストの嬉しさでもあるじゃないですか。
だから、この情報はどっか頭の片隅に入れといて、なんかオーロラの話になった時に、でもね、みたいな、普通の太陽風以外にもオーロラの発生の仕方ってあるんだよみたいな話をしてみると、
めちゃめちゃ詳しい人とかがどっかにいたら、お前わかってんじゃんみたいになるかもしれません。
12:02
ただ、基本的にはほとんどみんな知らない現象になっちゃうので、そのあたりはちょっと披露する場所だけお気をつけください。
ということで、今回はありえないオーロラの出来方、そんなお話をさせていただきました。ちょっと難しかったと思うので、ぜひですね。
難しかったなって思ったら、この研究の共同研究者にもなっている、極知研の片岡隆法さんという方がいらっしゃるんですけど、
この方の書いたノートがめちゃめちゃわかりやすいので、概要欄に貼っておきますね。
ぜひこちらも覗いてみてもらえると、本当に気になった方は超いいかなと思っておりますので、ぜひぜひチェックしてみてください。
ということで、次回どんなお話ししようかなと思うんですけど、オーロラに続いてもう1回明日もオーロラの話しようかなと思っています。
5月に超巨大なオーロラ発生したじゃないですか。もうなんか日本中あらゆるところで見れるみたいな、そんな話があったと思います。
でまぁそういった、ああいう研究につながっていきそうな大規模な日本全体で見えたこのオーロラの話、特に北海道で見えたオーロラが一体どういうものなのか。
これをシチズンサイエンス、市民科学っていう一般の人も巻き込んだ科学の論文が出てまいりましたので、こちらをご紹介させていただきたいと思っております。
オーロラ好きな方、オーロラいつか見たいなぁと思っている方はぜひぜひ明日もチェックしてみてください。
ということでアフタートーク行きましょうか。
ということですね、いいですね。なんかオーロラ僕も見てみたいなぁと思って、 正直この間の大規模なオーロラ発生してた時が
見時だったんじゃないかなぁと、死ぬ気で探しに行くべきだったのかなぁと思うので、まぁでも太陽の活動とかが予測できるようになってきた
昨今ではですね、オーロラはレアイベントではなくて予想されたタイミングで見に行く、なんか
予定されたプロジェクションマッピング見に行くみたいなね、そんな感じの現象にもなってきているかなぁと思ってるんで、
いつか見に行こうかなと思います。 見たことあるよっていう方はぜひぜひ教えてほしいですね。
で、そう今日は月曜日なんですけども、月曜日から今日めちゃめちゃ疲労が溜まってて、なんか嫌ですよね、月曜のポッドキャストからこんな聞くの。
やっぱ子育てって大変なんですね。 あの1ヶ月経ってさらに実感しています。
そして世の中の子育てをされている方、マジですごい。 で、しかもその間もなんかめっちゃ仕事をはかどってる人とかいるじゃないですか。
時間の使い方が多分すごい上手いんだろうなぁと思って、 あの3時間おきの授乳とか、僕夜とかを担当してるんですけど、担当って言い方もないんですね。
15:08
まあいろいろ家同士であると思っていただければ良くて、 それの間2時間とかをめっちゃ有効活用できるかって言うとやっぱなんかムズいんですよ。
どのまとまった作業をしようみたいな。2時間で終わるかなこれみたいな。 2時間で終わんない作業を抱えてるのもいけないんだと思うんですけど、
まあそんな感じでパツパツになっております。 困ってる。特に
連載、やばい!やんないと!と思ってリズムつかめてたはずなんですけど、 昨日今日でちょっと若干崩れてて困ってますね。
けどまあとにかくやっていきたいなと思ってるので、ぜひ皆さんの手元に連載が無事届いたら良かったなと思ってください。
今週の金曜日最新エピソード公開されます。 いつも概要欄に周囲者のウェブメディア読みたいね。
こちら掲載しておりますので、まだ見たことないよっていう方は是非是非頑張って 連載しておりますので楽しんでいただけたらと思っております。よろしくお願い致します。
ということで今回は以上にしていきたいとおもいます。今回の話も面白いなと思ったらお手元の podcast アプリでフォロー、フォローボタンの近くにある星マークこちらでレビューいただけたら嬉しいです。
番組の感想や宇宙に関する質問についてはツイッターのハッシュタグ宇宙話 またスポティファイの q & a コーナー概要欄のお便りフォーム
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それではまた明日お会いしましょう。さようなら。
16:50

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